博麗大結界が壊れたあの日から~東京project~ 作:冬希
今回はにとりとあの人の運命的(?)な再開です。
なんとかかんとかマンションを借りることのできた御一行。
風は北よりに変わり、急に薄暗くなってきた。
「なあにとり、外暗くないか?」
「確かにねえ。少し涼しくなってきた。」
季節は夏である。涼をとるために窓をあけていたため、風が変わったのはすぐわかった
でも、この異変にも関わらず小町は未だに寝ている。
「ちょっと飲み物を買ってくるね。」
「ああ。気をつけるんだぜ」
「ああ。わかった。」
にとりは涼しい風が吹く外へ歩きだした。
道路に出て、自動販売機と言われるらしいものを探そうとうろうろしてみる。
「このあたり、マンションが多いなあ。」
どうやら、団地と呼ばれる場所らしい。
「おっ、あそこにあんじゃ~ん」とにとりは笑って駆け出した。
初めてみる自動販売機。発明家であり、機械大好きなにとりにとっては分解したくなる代物だ。
「ほんじゃ、早速…」
と財布…じゃなくてパケットにあったドライバーを出した。
鼻歌を歌いながらその手はいじれそうな場所を探す。
「ひゅい!?」
我に帰る。ジュースを買うために来たのに、いつもの癖でついつい自動販売機を分解しようとしていた。
「危ない危ない。危うくいつもの癖で分解しちゃうとこだった…えへへ。」
と、今度はしっかりお金をだして、自動販売機に入れた。
「100円?おお!ここに表示されるのか!すごい…」
自動販売機の前で妙に興奮している。
まるで、自動販売機の前やおつりのところをみて、お金を見つけてはしゃいでる子供のように。
その光景をまじまじみている人がいた。
「ふふふ~すごいな~外の世界の技術って~…?」
にとりはその少女…鍵山雛らしき人の前でにやけながら立ち止まった。
「あなた、雛に似てr…」
「雛です!か き や ま ひ なです!」
するとにとりはまたも工具をだして、背中に回る。
そして、背中の真ん中あたりをドライバーゴリゴリした
「いった~い!」と雛は前へ一回、二回、三回、四回飛んでくるっと回った
「あー、本物だねー!」
「どーいう見分け方よ!」
「いやー、本物だったら飛び上がって回転するかなって…でも、本物の雛だねー!」
「まったく…でも、変わらないにとりで良かったよ」
決してMではない。が、今回は満面の笑みで笑った。
「ところで雛は住む宛あんの?」
「いや…ないわね」
「じゃぁさ、うちきなよ!」
「ええ!?でも…」
「大丈夫!四人でもなんとかなるって!」
と、言われるがままに連れて行った。
これを人々は「拉致 誘拐」というが、こんなことはつゆ知らず、雛を連れてった。
そしてマンションに入る。
雛も抵抗はやめて、にとりに言われるがままについていく。
「ただいまー!」
元気に帰ってきた。
「おう、おかえり。…?後ろの人は…どこかで見たような…」
「雛だよ。鍵山雛。住む場所がなくてうろちょろしてたからとっつかまえてきた。」
「いや、少し違う…」
そんな雛のツッコミが聞こえてないのか無視したのか魔理沙は
「じゃあ、決まりだな。雛の外の世界での住み場はここだ!」
「やったー!」
なぜかにとりが喜ぶ。
「え…いいの?」
雛は遠慮がちにいう。
「いまはみんな同じ状況だからな、みんな固まってたほうがいいと思うぜ。となりにはアリスとお空と妹紅もいるし。ここでぐーすか寝ている小町も、お話が大好きだからな。きっと歓迎するぜ?」
「で、ではこれからよろしく!」
雛は元気になり、上がった
「ああ。よろしくだぜ。」
「やったね雛!」
「うん。ありがとう。」
隣にも聞こえるような声で喜びを分かち合った三人のなかで、いまだに小町は寝ていた。
外は時々白く光っていた。
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霊夢はようやく現実を理解した。
「ほら、わかったでしょう?ついに壊れたのよ。結界が。」
「で、私たちはどうするの?永遠にここで過ごすの?」
霊夢は聞いた。
「いえ、結界を修理するわ。」
「でも私は能力とか使えないし…」
「私は能力を使えるわ。だから、かなり時間がかかるけど修理はできるわよ。」
「時間がかかるって…どれぐらい?」
「まあ壊れ具合にもよるけど、まあ年単位は覚悟しなさい。」
年単位。この言葉を聞き、霊夢は落胆した。
今回はにとりのベストフレンド、鍵山雛を登場させてみました。
にとひなは正義ですからねw
現実でやったら本文通り、拉致誘拐でお縄ですから注意です。