博麗大結界が壊れたあの日から~東京project~ 作:冬希
最近、更新頻度を下げております
リアルでも忙しくなってきました
咲夜たちは見つけた。
見慣れていた、紅白の人間を。
「あら、お久しぶりね。咲夜、レミリア、フラン」
「あらら。霊夢たち。死んだかと思ってたわ」
「うふふ。それは心外ですわ。単に私たちは用事があって、遠出してただけなのよ?」
「ええ。あんたんとこの式神が心配してたわよ」
「まあ無断でスキマを切ったんですもの。当然でしょうね」
「まあその後こっぴどく怒られたと」
「ええ。正解よ。まあ連絡を忘れていただけだけどね」
「いつもサボってるんだし、言うのが面倒くさかっただけじゃないの?」
「お嬢様、口が過ぎてますよ」
「咲夜。見てみ?紫の顔を。あれは図星だわ」
「あらら。あんた関わり無かったのによくわかったわね」
「図星かい!ってかあんたのせいで死んだと思われてたのね…私」
「こういう経験もたまにはいいじゃない?霊夢。一度は心配されてみたいものですわ」
いつもなら一発転生かましているころだがそれができないので影で手を強く握った
「それにしてもあなたたちの挑戦的な目つき、気に入ったわ」
「なに言ってんのゆか…」
別にレミリアたちはそんな目つきはしていない。
挑戦的なのはどちらかというと口である
今回は口は目より物をいった。
「…いいわ。射撃で対戦しましょう」
「お嬢さ…」
「うふふ、この二人を軽くあしらってやるわよ。咲夜」
これはレミリアの本気のめつきである。
「受けてたたせてもらうわ。霊夢。いくわよ」
「なんであんたたちの戦いに参入しなくちゃならないのよ。あんたたちで勝手にやってればいいでしょ?」
「いえ、これはペア戦よ」
「誰がそうい…」「妖怪の賢者である私よ?」
「あんたが妖怪の賢者であろうと、私は人間だから関係ないわ」
「じゃああの本気のメイドを見て何とも思わないわけ?」
「ええ。思わないわ」
「じゃあ私たちはあの吸血鬼たちに負けることになるけど?それでもいいの?苦杯を喫してもいいの?」
「…仕方ないわね」
「そうこなくっちゃ霊夢ちゃん!」
また転生をぶち込みたくなったが唇を噛んで我慢した。
「あなた、唇から血がでてるわよ」
「誰のせいなのよ…まったく」
紫の自由奔放な性格も相変わらずである。
勝負スタートである。
第一戦は霊夢VS咲夜。どちらも半ば強制で、第二戦の前戯他ない。
ルールは単純。得点制。
それぞれの商品で、落ちにくそうなものほど落とした時の得点が高くなる。
弾数は300円の8弾。
もちろん、賭けで全部つぎこんで得点の高いのを狙うのもよし、外す覚悟ももって、小さいのを倒して数で勝負するか。
自由である。
二人はどちらが勝っても何にもならないので、正直どうでもよかった。
ならいっそ、わざと引き分けて後のペアに勝負をつけさせても良い。
で、確実に引き分けるには「お互いに落とさない&倒さない」という、究極の手段があるが、これではもはや金の無駄。
よって、とりあえずやることに。
「あーもうめんどうくさいわね。ホーミングアミュレットさえ仕込めれば…」
相手をホーミングする例のアレでかるが、当然できない。
となりではすでに咲夜がやっていた。
「やるか…」
霊夢はいままで異変の犯人だと思わしきやつには暴力的に裁定してきたので、今回もとりあえず目についたものを狙うことに。
「じゃあ、あれらにきーめた!」
というと、サブマシンガンのごとく連射し、そこの箱を4発ぐらいで倒した。
残りは同じやつをまた連射して倒す。
あれは事前に3点と決められていた。
一方、咲夜はというと瀟洒に狙いを定め、瀟洒に発射。弾は狙った場所に当たる
まさしく瀟洒な点を除けば射的の理想的なフォームである。
結局、3点と4点。
合計7点と、霊夢チームより一点リードである。
「うふふ。私の優雅な射撃を見てなさい」
この自信はどっからくるんだか…
紫は優雅に指定位置へ立ち、優雅に300円をうけとり、優雅に弾をもらい、優雅に弾をつめこむ。
優雅に狙いを定めた。
ここまでは少々優雅なとこを除けば基本中の基本である。
風でスカートが揺れ、それとほぼ同時に弾を発射した。
5発。サブマシンガン方式で。
少々優雅なとこを除けば霊夢とやってることはおなじである。
狙ったのは逆さまペットボトルが2本。縦に並んでいる。下には固定している板。厚さはおよそ1cm。バランス的にはみた感じ弱いが、一発ではまず動かないので、5発連射し、狙い通り倒れさせた。
「こういうのも頭脳戦よ。霊夢」
「あんたからそんな言葉がきけるとは思わなかったわ」
残りの3発で霊夢と同じやつを倒し、紫は8点。
足して14点である。
「最後は私ね」
と、レミリアは弾とお金を交換し、弾をセットし、構える。
言うまでもなく、その行為それぞれに、カリスマが備わっている。
「私はあれよ」
と、銃の先をやや大きい箱に向ける。
それに向かって、躊躇なく全弾発射した。その行為は店員さん含め、それを見ていた4人を凍らせた。
その箱は徐々に後退し、落ちたのは確かだ。
だが、1発ぐらい倒れたあとに無駄に発射されたのも見逃していない。
そのあたりも「レミリア」だからこそ出来ることなのだろうか
「で、咲夜。あれは何点?」
「はぁ。お嬢様。あれは6点ですよ」
その一瞬、レミリアたちは黙ってしまった。
咲夜の7点、レミリアの6点。何回足そうとも13点。霊夢たちには1点差で負けている。
「うふふ。今回は負けたわ。だが次は勝つわよ。行きましょう。咲夜」
「すみません。私の力が足りずにお嬢様まで負かせてしまって…」
「次は金魚すくいで勝負よ。咲夜、練習しておきなさい」
「はい。お嬢様」
「お姉ちゃん、私もやるー!」
「ええ。次はフランにもやらせてあげるわよ」
この会話を聞いた霊夢たちは…
「金魚すくいの場所には近づかないようにしないといけないわね。いい?紫」
「えー?なかなか面白いじゃない。勝負するの」
「勝負するのはいいけど私を巻き込まないでちょうだい!」
「…仕方ないわね。次は藍と橙を連れてきましょ」
最初からそうしてほしかった
霊夢はそう思うのであった。
今回はいつもより長めに。
でもレミリアと霊夢のやりとりも書いてて面白いですね(笑)