博麗大結界が壊れたあの日から~東京project~ 作:冬希
1 夕暮れ 2 人生の終焉が近い
…なおさらわからなくなりました
PM6:00 紅く染まっている雲はあの紅霧異変を思いだす
「小町。ちゃんとサボらず働いてますか?」
「はい…四季様」
映姫たちがやってきていた。
小傘、ヤマメ、大妖精、響子と、序盤ボスを引き連れて。
でもしっかり者が多く、リーダーが例の裁判長なのでしっかり暮らせていた…っぽい。
「ほらほら四季様行きましょうよ~」小町も嬉しそうである。
「あ、ちょ、小町?ちゃんとやってるんですか?」
「やってますよ~、なんならあの白黒に聞いてください」
「いえ、そういうのはしっかり嘘をつかないと信頼が出来る人に聞かないといけません」
「え?私信頼されてない?」
魔理沙は肩を落とす
「まったく…誰が異変解決してると思ってんだ…」
「え?霊夢じゃないんですか?小町」
「いえ…私も霊夢だと思ってまし…」「扱いひでぇなオイ!」
魔理沙も異変解決には同行しているが、たいてい霊夢が暴力的に裁定するので影が異常なまでに薄かった
「ああもう異変解決にはいかないz…」
「ふてくされないでください。一応あなたも貢献していることは知っています」
「一応ってなんだ一応って?じゃあ幻想○華鏡とかを見てみな!しっかり私も活躍しているぜ?」
「それはあくまでも外の世界の産物でs…」「もういいわ!」
正直小町は白黒でも紅白でも異変が解決されてれば良かった。
でもそれ言ったら30分は説教くらうので黙っていた。
小町も少しずつ賢くなっていた
「ほら、四季様行きましょう」
「もう、少しだけですよ?」
本当によくわからないペアである
…いや、映姫が素直じゃないだけか
ちょうどその頃、とある桃色の亡霊…西行寺幽々子たちが動きだしていた。
秋姉妹、美鈴を連れて祭にやってきた。
「ゆ、幽々子様!」
藍や橙と一緒に来ていた妖夢は早々と反応し、空気を斬るように素早く幽々子のもとへ向かった
「大丈夫でしたか?」
「ええ。そんなことより妖夢。食べるわよ」
幽々子の目は光り、ガッツポーズをしていた。
「この時のために働いてたんだからね」
というと、一万円札三枚を取り出した
「幽々子様?そんな大金どうやって…」
「あ、『時間内に食べ切れたら…』ってやつで…」「察しました」
もう幽々子はそれだけで食えていけそうな気がした。
「そしたらね、大食い女王目指さないかって、スカウトが来たのよ」
「え…幽々子様が…?」
「ええ。なんでもそこの店の挑戦メニューっていうのを食べ切れたのが私が一番最初だったらしくて」
妖夢のみならず、その話を聞いていた周囲の人まで唖然としていた。
「幽々子様…良かったですね。一番の適職を獲得して」
「うふふ、これからは食事には困らないわ。それより妖夢、行きましょう」
「はい。幽々子様」
といい、幽々子達は賑わいの中に潜っていった。
そして、そこの屋台に並ぶ
前ではすでに映姫と小町が買い終わり、列を抜けていた
「あー、四季様メロンのかき氷ですか、かわいいですね」
「あなたがどうしても…っていうから買ったんですよ?」
「いやー、もう四季様が…」
小町はもう顔面真っ赤である。
そして、そんな状況で幻想郷のみんなの元へむかう。
当然、吹き出す人もいた。
「小町がどうしてもっていうから買っただけですからねー!」
そんな馬鹿ペアを見送った屋台の店員さんに、またもや災難が降りかかる
「えーじゃあ…焼きそばを1“セット”」
と、焼きそばを指差す。
「え、あの…?お客さん?単位間違えてないかい?」
「え?私は間違えてないわよ」
「は、はい」
20個の焼きそばを一セットとして置いてある店で、まさかセット単位での注文が入るとは予想してなかった
店員さんは急きょゴミ袋を取り出し、詰め込んでいった。
裏では急ピッチで
「おい、材料の追加を頼む。」
「はい、すぐ買ってきます」
時間はまだ6時20分。それなのにもう半分もなくなってるいるという緊急事態に陥った。
もちろん、こんな事態は初めてである「本当に、今年は変なお客さんが多いねえ」
これはもちろん、小町たちも例外ではない
「え、えーと6000円になります」
(普通、祭りで一回の買い物に5000円以上使うことはない。)
と店員は思っていただけに、まさか札入れに両替目的意外の万札が入るとは予想もしていなかった
20個もの焼きそばを大きなゴミ袋に入れ、サンタクロースのように妖夢が抱えていた。
その光景は見るものを圧倒した。
祭り会場にサンタクロースを見るとは思ってもいなかった。
でも、幻想郷のみんなは驚きはしなかった。
いつものことであるから。
そして、幽々子悠々食べだした
「う~ん、美味しい♪」
幽々子の笑顔は、久しぶりに満開となった。
幽々子様スカウト記念回です
ひょっとしたら予選会をくぐり抜けてテレビに出るのもそう遠くはないかもですね