博麗大結界が壊れたあの日から~東京project~   作:冬希

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黄昏→宵闇→大食い。

こう来るのを予想していた人はいたでしょうか。
今回は(も)幽々子特別回です



祝30話(番外とか除く)参照5000。感謝します。


30話 祭り~大食い~

PM7:00 宵闇の色に染まっていた雲はもう、ほとんど空の色と同化していった。相変わらず屋台の明かりは激しく目立つ。

ただ、休憩時間は終わったのに踊りは再開されない。

そして、本部に招集を喰らった幽々子は、食べかけの焼きそばを食べつつ、残り5つとなった焼きそばを袋にいれ、妖夢にもたせていた。

現実世界にやってきても主従は変わんない様子である。

 

のんびりと本部に来ると、目の前の机には箱が置かれていた。

 

「あなたが巷で有名な西行寺さんですね?」

唐突に有名になったことを知らされ、妖夢はびっくりした。

(これって、さっき食べきったらどうこうってやつが原因か?)

ととりあえず結論づけておいた。

「ええ」

「あのですね、実はこのアイス配布は昨日もする予定でしたが、こちら側の取り寄せミスにより、できませんでした。だからアイスが大量に余りましたので食べてくれませんか?」

「はい!」

幽々子の瞳はまたもや輝いた。

「ちょ、いくらなんでも幽々子様とはいえどもお腹壊しますよ?」

「大丈夫だ 問題ない」

「ここでイー○○クですか!?」

というと、その場の椅子に座り、躊躇せずに箱を開け、食べ始めた。

幽々子にとって、腹を壊すことなんてどうでもよかった。

今、食べる幸せを噛みしめる。

これが幽々子にとっての最大の幸せである。

お腹を壊すなんて二の次である

 

また、先を読むのは剣士だった妖夢にとってはたやすいことである。

ここでも先は容易に読むことができた

「すみません。幽々子様。一回退きます」

「行ってらっしゃ~い」

というと、外のコンビニに向かった。

公園の前にコンビニ。ああなんと都合の良い。

そこで、急いでカップラーメンを購入し、お湯を注ぎ、そのままこぼさぬ様に急いで祭り会場へ戻る。

「幽々子様?冷たいものの食べ過ぎはよくありません。一旦暖かいものをお食べください」

といい、必死こいて持ってきたカップラーメンと箸を差し出す。

「ああ、ありがとうよ~む」

もう完全に緩んでいた。

今の幽々子が「完全なる墨染の桜」や「反魂蝶」や「西行寺無余涅槃」を繰り出しても誰だって避けれる弾幕になるだろう

(今の幽々子様のお腹を助けられるものはこれしかない)

と妖夢は慌ててカップラーメンを買ってきたのだった。

その光景は見るものを圧倒した。

それと同時に妖夢はまたもやコンビニに駆け込む。

 

カップラーメンをありえない速度で食べきった幽々子はまたもアイスにてを掛ける。

カップラーメンの汁でさえ、アイスを食べつつ口を冷やし、速攻で飲み干してしまった

もはや妖夢はコンビニと幽々子様の往復走状態に。

徐々に周囲の人は足をとめ始めている。

その中には紅魔組に地霊組、そして永遠亭組まで来ていた。

「すみません!道を空けて下さい!火傷しますよ?」

カップラーメンをもった妖夢には人ごみは完全なる障害である。

そしてさっとカップラーメンを差し出す。

「あら妖夢。ありがとう」

というと、またもカップラーメンに手をかける。

さっきとは違う味なのは妖夢のちょっとした気遣いである

「あら、美味しいわね。カレー味ね。今度買わないと」

ちょっとした愚痴をこぼすあたり、余裕が伺える。

さっきも焼きそば15こ食い尽くしたというのに、なんという胃袋。

「こいつはバケモンだ…」

という声がちらほら。

カップラーメンを二つ食い終わる頃にはすでにアイスの空箱ひとつが出来上がる。

「ふう~、甘いの食べ飽きちゃった~」

「は、はい!幽々子様」

「ちょっと待って妖夢」

「はい」

「1000円で辛いのありったけ。残りは報酬よ。自由に使いなさい」

といい、幽々子は自分の懐から2枚の紙っぺらをだす

「あ、ありがとうございます!」

このかけ声とともに、またもコンビニに駆け出す妖夢を幽々子は手を振って見送った

「ありがとう。美味しかったわ」

と言い残し、席を立った。

立ち去る幽々子を見て、拍手をする人さえいた。

「お嬢様。これっていずれこの祭りの行事になりそうですね」

「ええ。あり得るわ。『大食い女王、ゲスト 西行寺幽々子』なんてね」

「本当ですわね」

幽々子は公園の入り口で妖夢の帰りを待つ。

いつしか止まっていた踊りは再開し、再び賑わいを取り戻した。

 

「あ、よ~む~、こっちこっち~」

またもや最大級に緩んだ顔で妖夢を誘導する。

夜とはいえ、夏である

汗が大分出てきた。

そして、辛い菓子がいろいろと入っている袋から取り出すと、すぐさま袋をあけ、袋から口への食べ物の輸送が再スタートした。




今回の主人公は幽々子です。

いまんところ話の単独主人公になったのは
にとり、魔理沙、小町、輝夜、咲夜、幽々子、(紫)でしょうか
もしこれ以外に単独主人公にして欲しいキャラクターがいれば言ってください
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