博麗大結界が壊れたあの日から~東京project~   作:冬希

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題名のネタ切れが激しいです

今回はいつもより長くしてみました


44話 夏の海辺に~勝負~

PM3:00頃、熱い空気が一部の海上を漂う

 

「それでは試合開始します!」

というと、パチュリーは思いっきりボールをぶん投げた

そのボールは宙を舞う

「…パチュリー、あんなたま誰も取れないぜ」

そのボールは宙を舞った挙げ句後方に飛んだ

「しょうがないなあ」

とにとりが言い、沖に流れようとするボールを捕まえに向かった

 

「今度はちゃんとやってくれよ?」

にとりはしっかりとボールを渡す

「ええ。頑張るわ」

もともと体術が苦手なパチュリーには高くあげるというより、コントロールを重視して投げてみた。

放ったボールはそれほどあがらなかった。

「…?」

そこで雛はある間違いに気付く

「バレーボールって、ジャンプボールじゃないわよ…?」

「え?」

周りが一瞬硬直する。

それもそうだ。取った方がほぼ確実に先取点である。

海上ならなおさらそうである

最終的にはじゃんけんで決めることとなった

 

~TAKE2~

 

「ほ~ら、いくわよ~」

雛がサーバーとなった

雛がサーブしたボールは高く上がる。

ギリギリ線を超える超えないの距離である。

「魔理沙。入るわよ。構えて」

アリスは即座に判断

「おう、いくぜえ!ドラゴンメテオ!」

というと、水中に潜った

水中に潜って、地面に足をつく

そこから勢いよく飛び出し、ドラゴンメテオを再現する

水中に足が着いた時、全体重を乗せ、飛び跳ねる

「いくぜえ」

心でそう叫ぶ

水中から勢いよく飛び出し、そこからめいっぱいの力でボールを叩き込む

勢いのついたボールがにとひなチームを襲う

チャポーン

その音はなんだか勢いとは逆に、あっけない。

「魔理沙チーム。0-1 サーバー、アリス」

そういうと、アリスはボールを受け取った

「いい?こういうのは確実に取りにくい球を放つのよ」

といい、やさしく放たれたボールはチャンスボールとなり、敵陣に向かう

「へへ、ありがとさん」

というと、ボールを真上に上げ

「雛、ボール来たよ」

正確にはちょっと前。雛は精一杯腕を伸ばし、ボールに届くよう願った

 

「…届いた!」

なんとか水上に着地しなかったビーチボールは、雛がすくい上げたのをにとりが敵陣に送り返した。

そのボールは都合よく…

 

チャポーン

魔理沙とアリスは突っ立っていた。

正確には動けなかった

ボールを拾おうとした瞬間に波が襲ってきたため、うまくボールの着地点に移動できなかった

「にとひなチーム。1-1 サーバーは雛」

「しまったぜ…波を忘れてた」

「いいえ、次からは気をつけましょう」

意外に動揺しといた魔理沙を制し、アリスは落ち着いた表情で位置につく

「いい?相手も同じ状況。こんなことで動揺してたら勝てないからね!」

アリスの激励が飛び出す

「ああ。わかったぜ」

 

「雛、ボールの着地の少し前に波が来るように調整しよう」

にとりは波を利用しようとする

「ええ。同じ気持ちよ」

といっても、高さを調整できるほど運がないし、どのタイミングでボールが落ちるかわからない

結果。運である

とりあえず雛はボールをサーブした

今度は狙い通りいかず、波が来たその後にボールは魔理沙たちに向かう

「おい、アリス、風だ。流されてるぜ!」

そのボールは、幸運にも、不運にも空中での滞空時に風に流された

「残念だったわね」

アリスはそうつぶやいた

「リモートサクリファイズ!」

と、叫んだアリスの周囲には人形があるわけがない。

ただの演習に過ぎなかった

アリスも辛うじてボールを魔理沙に送った。

水が邪魔で思うようにいかない。

そのはずなのに、うまくボールは魔理沙のもとへ

「ふん、ナイスな犠牲だぜ」

「犠牲を無駄にするかしないかはあなたにかかってるわ」

アリスが珍しく冷静に、燃えていた

それは魔理沙にも伝わったのか

「邪恋 実りやすいマスタースパーク!」

といい、強く弾き返す

タイミングまで計算されていたボールは魔理沙にナイスボールとして送られ、最大限のスマッシュをぶち込ませた

…マスタースパークは放たれないが。

 

「魔理沙チーム!1-2 サーブは雛!」

「雛。相手も本気だからこちらも本気でいこう」

あたかも今までが本気でなかったかのような話である

「ええ。わかったわ」

雛の目の色が変わった…

「流刑人形」

そう、落ち着いて雛はいい、サーブした

いたって普通のサーブであるが、わざわざスペルカードの名を言ってスペルカード戦の雰囲気を醸し出していた

 

その流刑人形にも、アリスは落ち着いていた。

波、風はなく、魔理沙にボールは渡る

「任せなさい」

そういうと、アリスは魔理沙の変わりにボールを受けようとする

「首吊り蓬莱人形」

バレーに首吊り要素はないが、そのスペルは彼女の奥義的なスペルである。

ーーそれが、彼女の奥義を示していた

 

アリスは普通にボールを打ちにいく。

そこまでは普通だが、瞬間、右手を切り返し、ボールの下っ腹をえぐるようにした

 

そのボールは不思議な回転をし、雛に向かった

「雛!ボール来たよ」

にとりは見ればわかることをわざわざ伝えた。

「あら、これが奥義かしら、それなら目一杯叩かせて貰いますわ」

 

雛は力強くボールを叩く

「…ありゃ?」

すると、ボールは突如大きく曲がる。

そのボールは、雛の腕の外側をかすり、海に落ちていった。

 

「魔理沙チーム!1-3 サーバーは雛」

「雛、気を取り直そう」

「…ええ。そうよね。ここで負けていたら勝てないわ」

二度気合いを入れ直す。

 

「大鐘婆の火」

とりあえず言い放ったスペル名とボールは、今回はしっかりと波とのタイミングがあっていた

ボールの位置を予想し、落ちた場所に移動する

その一連の行為を早く済ませるのが、あの奥義の必要条件であることは、見て取ることが出来た

なら、そのタイミングを狙って撃てばいい話である

 

「そこが弱点は正解よ。でも、あなたたちは毎回狙ってタイミングを合わせられるのかしら?」

と、魔理沙にボールを回す

例によって、正確なボールである。

 

「ナイスだぜ」

といい、今回はスペルを詠唱せずに打ち返した

「残念だったね。わかったよ、それのやり方は」

というと、アリスとほぼ同じことをした

そのボールはしっかりと回転をし、くねっと曲がって水上につく。

「種は回転だね。下っ腹をえぐることで、サッカーのバナナシュートのような回転が産まれる だからあのような曲がり方をする。そうでしょ?アリス」

結構こうみえて回転にも詳しいにとりである。

「回転するボールは、あれににてるのさ」

「にとひなチーム!2-3 サーバーは魔理沙」

 

パチュリーは居場所でサーバーを決めているので、今度は魔理沙がサーバーとなった。

 

魔理沙に当然、そんな小細工はできず、普通にボールを送る

「回転するあれに似ている。そう、あれのは…」

にとりはボールの着水点へ、泳いでいく。波もかいくぐれるうえ、早く移動できる手段であるが、素早く反応できない弱点がある。

が、今回は力強く放ったため、十分間に合う

「スピン ザ セファリック プレート」

といい、アリスの技を完全再現する

 

 

当然のごとく、ボールは大きく曲がる。

それを読んでいたとしても、えぐる場所の微妙な違いで着水点は読むことができない。

そのまま点の取り合いとなっていく。

 

「魔理沙チーム!9-9 サーバーはにとり!」

なんどかお互いのミスもあり、最終的には同点。残りは2点ずつとなる。

みんながみんな、この技を連発してしまっては楽しみがない

ここで、二人協力するような、「合体スペルカード」を見せて欲しい

と、パチュリーは内心感じていた

 

最後の最後。10-10である。

サーバーは雛。

「これ、やってみる価値はあるわね」回転には回転で対抗する。

そして、回転は雛の専売特許である

そう思いながらボールを高く上げる。

 

そのとき、なにを感じたのか、高く飛び上がる

そして、ボールが落ちてくる直前に、雛自信が回転しながらボールの前側を強くかする

「飛翔毘沙門天」

そうつぶやき、回転するボールを相手に送る

「…それ、雛じゃなくて橙のスペルでしょ?」

にとりは思った。

 

そのボールが落ちてくる瞬間である。アリスはボールを真上に放つ。

このボールは、あの「首吊り蓬莱人形」対策の技である。

でも、回転を吸収するように、真上にあげるのは楽な作業。

「いくよ、魔理沙!」

「ああ、アリス。失礼するぜ」

このかけ声とともに、アリスは水中にしゃがむ。

そして、魔理沙はアリスの方に乗っかる。

そして、勢いよく立つと同時に、魔理沙は大きくジャンプした

「これがマリス砲だぜ!」

空中で大きくボールを押した。

魔理沙はそのまま背中から水中にダイブした。

 

そのときパチュリーは考えていた

「せめて能力が使えれば…」

雛の厄を溜め込む能力、魔理沙の魔法を使う能力は使えないとしても、

にとりの水を操る能力と、アリスの人形を使う能力。

これは、敵どうしとすれば、絶対に面白くなる。

 

そう感じさせた試合であった。

 

「魔理沙チーム!10-11 よって、魔理沙チームの勝ち!」

試合は魔理沙たちが勝った。

が、本当の勝者はアリスである

そう感じた魔理沙であった。

 

「なんだ?最後の玉は」

にとりは立ち往生していた

「説明は簡単よ。にとり。ボールは軽いから、空気中を勢いよく進む推進力が放たれた最初はあったけど、途中で急激に衰え、結果垂直に落ちてきた。それだけよ」

雛は冷静に説明した。

もちろん、このことは冷静に説明しなくてもわかる。

 

「ミスディレクション」

パチュリーはそう言い放つ

ミスディレクションは手品氏がやる視線誘導のことである

「あれだけ大胆なことをされては、誘導されてしまうのもしょうがないわ」

パチュリーはそう言った

「さすがね。正解よ。あの技は別に強くおすだけでよかったの。最初の乗っかったやつは単なる伏線よ」

ちゃんと仕込まれていた罠であった

「さすがだね。負けたよ」

にとりはそういい、握手を求める

「ああ。良い勝負だった」

この一言で、試合をした二人組、それぞれと握手をし、試合終了とした。




いつもの倍にしてみました。

やはり重くなりますね(笑)

ちなみに、あくまでもボールの動きは想像成分で出来ているのでそう動くとも限りません。

次回はようやく帰宅編、おそらく海編終了です
お楽しみに
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