博麗大結界が壊れたあの日から~東京project~   作:冬希

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帰宅編です。

最近、2000文字を越えるようにしております。
なんか一話一話が短すぎた気がしたので


45話 夏の海辺に~帰宅~

PM4:00。熱戦から帰ってきた一行。

「あらら、お帰りなさい」

小町はねっころがりながら言った

「あら、あなたはもう着替えたの?」

小町は既に私服に着替えている。

「ああ。もう4時だ。これ以上長居したら明日からに響くだろ?」

というと、みんなのバッグを椅子の後ろからみんなに渡し始める

「ちょっとまって、いまびしょびしょよ?汚いし」

アリスはそういうとこには几帳面である。

「それならむこうに洗う場所があるから、そこで洗ってきな」

時間はまだ少し早いため、洗う場所には目を引くような行列はない。

「…ええそうね、早くいきましょう」

パチュリーはみんなを誘導し、洗う場所へ行った。

 

 

到着した。そこにあったのは腰ぐらいの高さの蛇口が列を連ねている風景。

「…やりにくいぜ」

と、蛇口の下に頭を配置。

そのまま蛇口をひねった

「冷たっ!!」

という声と低く鈍い音。

それを聞いた直後に魔理沙は頭を抱えてしゃがんでいた

「いたいぜ…まったく…」

突然の出来事に、笑いをこらえつつ、他のみんなも蛇口を捻る。

「あーたしかに冷たいわね」

と、手首に水を当てる。

「おいお前ら、そうやって水温を確かめるのは卑怯だぜ?」

魔理沙は頭を水で冷やしている。

洗っているのではない。

「卑怯と言われてもねー」

にとりは返事に困る

「まあ、常識というか…」

雛はそう続けた

「とりあえず、あんたの二の舞になんかなりたくないってことね」

パチュリーはばっさり切り落とす

「なんかひどくね?」

頭を冷やし終わった魔理沙は冷たいのをぐっとこらえて体についた海水を落とす。

それをみて、他のみんなも身をかがめて水を浴びる。

 

浴び終わり、体についた汚れなどを落としきったみんなはある問題に気づく

「ねえ、どうやって向こうに戻るの?」

戻るには当然ながら、砂の上を、足の横や上部分を思いっきり晒しているビーチサンダルで歩かなければならない。

元の場所に戻るというミッションを成功させるには、再びきたなくなるのを我慢して出撃するか、ある程度乾燥するのをまつかのどちらかである。

「…仕方ないわ。もういきましょう」

アリスは決心した。

多少の汚れは仕方ない。

タオルで拭けばよい。

どのみち、体を拭くのにタオルを使う。

そう割り切って砂浜に繰り出した。

 

 

着く頃には砂がまあまあついていた。

「どこで着替えるんだ?」

小町に聞いた。

「あそこの更衣室だな」

指差した先は、さっき洗った水道の少し先

「また戻るのかー!」

悲痛にも聞こえる叫びは海をも切り裂いたかとも思えた

 

~少女着替え中 覗き見厳禁~

 

「よし、じゃああとは帰るだけだな!」

いつもの服に着替え、荷物を片付ける。

今朝来た道を戻り、駅に向かう。

まだ日は道を照らし続ける。

そんな中、彼女たちは駅に向かった

 

PM4:40 由比ヶ浜St.

「切符の買い方は大丈夫かい?」

にとりはみんなに聞く

「ああ。大丈夫だ」

ただ魔理沙だけ、頭のたんこぶを気にしていた

4:48発鎌倉行き 4:52 鎌倉

ここでJR横須賀線に乗り換える。

もう慣れたのか、みんなはちゃんと切符を買うことができた。

 

5:08発 小金井行き 

「毎度ご乗車ありがとうございます。 この電車は湘南新宿ライン、宇都宮線直通、小金井行きです。途中、大船17:15 横浜17:32 新宿18:04 大宮18:36 終点小金井には19:41の到着となります。次は北鎌倉です」

 

「おっ、新宿までいってくれるんだ」魔理沙は言った。

今回は近い位置で座ることができた。約一時間である。

そこから先、にとりを除くみんなは眠りについていた。

「電車かあ」

にとりの興味は尽きることはない

 

電車は走りつづけた。

夕暮れが照らす街を。

 

大崎手前。ふとにとりは思う

「技術の粋を集めたのが、ここなのか。そんななかでしばらく暮らしていくのか」

期待も不安も入り混じった、深いため息をつきつつそう呟いた。

新宿が近くなり、みんなを起こした。

「いてっ!」

魔理沙は飛び上がりそうになる

「あ、ごめんたんこぶ忘れてた」

「にとり、わざとだろ?」

「い、いやそんな訳じゃ…」

元気そうでなによりである。

 

18:04新宿着。

 

「あーまだたんこぶ痛むぜ」

と、魔理沙は愚痴りながら何故か先頭を歩いている

「お、これで飲み物でも買おう!」

と、自動販売機を見るやいなや、即突っ込んで行った。

「あら、あなたは随分洒落たものを飲むのね」

アリスは魔理沙の持っているものを指指す。

「これか?微糖のコーヒーだぜ」

「わかってるわそんなの」

魔理沙のことだからスカッとくるものでも飲むのかとアリスは思っていた。

彼女たちは、今朝みた案内看板と同じ色の看板をなんとか見つけ、ホームに立った。

「特別快速、大月経由河口湖行きこれでいいのか?」

と、発射案内を見て聞いた

「私にいわないでよ」

バチュリーは眠そうに言った

「あ、三鷹ってあったから大丈夫だぜ」

そのあと、停車駅案内があり、運良く停車駅を知ることができた。

18:22発 中央線特別快速、富士急行直通河口湖行き

 

 

中野駅。

「あ、私これ捨ててくるぜ」

飲み干した缶を持って言った

「ちょっと、危ないよ?」

にとりが引き留める

「大丈夫だって」

と、半ば強引に説得し、ホームへ降り立った。

「ゴミ箱どこだ?…あったぜ!」

ゴミ箱を見つけたと同時に発射ベルがなる

「よいしょっと」

狙いを定めて放った缶はギリギリでゴミ箱に入る。

そして、入って来たドアに戻る

 

その時ーー

運命のベルは、高く鳴り響いた

「え」

目の前で閉まったドアの内側には、笑みを浮かべる五人がいた

「おいこら、置いてくなあ!」

無情に電車は走り出す。

止まることのない電車は、あっという間に駅構内を抜け、魔理沙はぼけっとその後ろ姿をぼんやり眺めるほかなかった。

 

魔理沙は次にやってきた快速にのり、三鷹へ向かう。

荻窪、吉祥寺と過ぎた電車は三鷹に到着した。

 

「…みんな、久しぶりだぜ」

駅の改札口前でみんなは待ちぼうけとしていた。

「…すまないんだぜ」

後頭部を掻きながら、少々笑顔で謝った

「…魔理沙らしさは変わんないわね…」

と、誰かがつぶやき帰途につくのであった。

魔理沙のたんこぶは鈍く痛み続けた。




今回は魔理沙がひどい目にあってますね(笑)

どちらも私の実話をもとにしました。

次回からは数話小話を挟んで第4章へ入ります。
お楽しみに。
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