博麗大結界が壊れたあの日から~東京project~   作:冬希

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今回は短編小説みたいなものとなります。

にとりたちは一切でません。

なお、いの旧字体(wi)は出せません。
ご了承ください。


46話 いたずら心と三妖精

ある日のこと。

「ああっ!」

三妖精のリーダー格的存在、サニーミルクは立ち上がる

「なによ、いきなり…」

それをぼんやりコーヒーをのみながら眺めるのはルナチャイルドである

「あら、なにか思いついたのかしら?」と、そこで家事をしていたスターサファイア

「あら、その顔はなにか思いついたようね」

と、因幡ていが言う。

「最近、バイトとかいう、固っ苦しいやつばっかで、ほんっと嫌になるわ」

と、無駄に虚勢を張ったサニーが言った

「だから何よ。休日だからこそ体をやすめるのでしょ?」

スターは言った。

「私、思いついちゃった…」

不適な笑みを浮かべ、三人に耳打ちをした

「なるほど、面白そうね」

ルナは賛成

「あなたがそういうなら…」

スターはとりあえず賛成

「それは面白そうね」

ていも賛成。満場一致の賛成となった

「さあ、いくわ! 久しぶりのいたずらよ!心してかかろう!」

今回はしっかり威勢を張った。

 

三妖精はもともと、迷いの森に迷った人間を、スターサファイアの「物をさぐる能力」で探し出し、ルナの「消音の能力」で近づき、サニーの「光の屈折を操る能力」で、人を迷わせるのが仕事。

一方、ていは落とし穴や嘘で人を陥れる。

どちらも、人間に対するいたずらであったが、今回は人間には危害を与えない。

というか与えられない。

能力が使えないからである。

 

さて、場所につく。

ここは、どこにでもあるような神社である。

「うふふ、久しぶりのいたずらね。力が入るわ」

 

神社には珍しく、「木の狛犬」がいる。

どうやら住職さんが木彫りかなんかで、狛犬が無くて、仕方なく作った。

という、珍しい狛犬なだけに、意外な三鷹の名所となっていた。

 

「ふふふ。ついたわ」

サニーミルクは立ち止まった

「今回の狙い目は、あれね。狛犬」

と、ていは木の物珍しい狛犬を指差した。

「ええ。さて、早速やりましょ」

サニーは嬉しそうな顔で木の狛犬へ向かう

「ちょっと待ちなさい」

スターはサニーの洋服をつかむ

「なによ。今更止めようっていったって聞かないからね!」

サニーはそういい、ほどこうとする

「人の前でするつもりなの?」

ルナは言った。

「あ、能力使えないんだった」

サニーミルクはそういって、立ち止まった。

「どうしよう…」

サニーは初めて困った顔をする。

そこには、最大の敵がいた。

それはまさしく、住職さんである。

住職さんは掃除をしていた。

「…しかたないわ、一回裏手に回りましょう」

ルナは落ち着いて話す

「ええ。そうね」

スター、てい、サニーも賛成。とりあえず神社の裏手に回ることに

 

「これは予想外の難敵ね…」

ていはそういった。

落とし穴で落としても駄目。

なんなら、嘘でなんとか誘い出したいが知り合いでもないので無理である。

ただ一つの利点をあげれば、人間となったが、一同容姿は幼いため、小学生程度の子供に見えること。

これを上手く利用したい。

ターゲットはある程度軽いため、持ち上げるのは三人でも容易なはず。

ていは、長い時間住職さんを誘い出す嘘を考えていた。

 

「住職さん、出て行ったわよ」

これは思いがけないチャンスである。

「住職さん、甘いわ!」

と、またも威勢を張ったサニーは表に出てくる。

 

「ささ、三人ともせーの!」

と、狛犬を持ち上げる。

「「「「わっせ、わっせ」」」」

と回転する

「「「「せーの!」」」」

狛犬を置く。

四人は、鳥居に立って、狛犬を見る。

そこには、同じ向きを向いた狛犬がある。

「完成ね!」

と、サニーは嬉しそうに三人を連れてく。

こんな小さいいたずらだが、久しぶりとだけあって、四人は満足であった。

ふと、そこへ二人の女が来る

「あれ?みたことある人だな」

ルナは斜め上を向いた

 

その二人とは、神奈子と諏訪子である。

ちょうどこの神社が有名であると知り、みにきたところである。

「神奈子神奈子、ここの神社の狛犬…おかしくない?」

いつもなら向かいあってる狛犬が、同じ向きを向いている風景がそこにはある。

「誰かのいたずらかしら?まったく、縁起でない!」

諏訪子は怒って狛犬を戻そうとする。

このとき、裏手でドキドキしている知り合いがいるとも知らずに。

 

「待つんだ諏訪子」

神奈子はそれを止める。

「なによ、神奈子」

ちょうど狛犬を持ち上げようとしていた

「絶対にそうなった理由があるはずだ」

神奈子はこの狛犬の配置は正しいと言い張る。

確かに理由はあるが、戻すのが正しいとも知らず。

「元神様として、そういったのは私は好きだ」

「うふ、神奈子らしいね」

と、持つ手を狛犬から離した。

「さて、ここの人にそうなった理由を聞いてみようか」

と、神奈子はお賽銭箱の前に立つ。

「巫女さんいますかー!?」

ーー返事は聞こえない。

「…どうやらお出かけ中のようだな。待とう。諏訪子」

と、神奈子はそばの椅子に座った

「そうね」

諏訪子はすぐ隣に座った。

 

「…あれ、昔山に住み着いた神様よね?」

サニーは聞いた

「ええ。確か神奈子さんと諏訪子さんね」

と、スターは言った

「あれは私たちの勝ちのようね」

ていはガッツポーズをした

「来たわ!隠れて!」

入り口には住職さんが来ていた

 

「一つ聞いていいですか?」

諏訪子は、そこの住職さんに聞いた。

「ここの狛犬は同じ方向を向いてますが、なにか意味があるんですか?」

住職さんは唖然とする。

「…まったく、狛犬にいたずらしたのは誰じゃ!」

と突然怒り、狛犬を元の向きに戻し、神社の中へ入っていってしまった

「…神奈子?」

神奈子は動かなかった。

 

そのころ、三妖精+ていは、裏の石の壁を乗り越え、走って帰途につく。

 

~家の中~

「やったわね!成功よ!」

サニーはまたも威勢を張って言った。

「…あれでよかったのかしら?」

ルナとスターは何かを感じていた。

 




今回はいたずらです。



※木の狛犬はありません※

次回もお楽しみに。
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