博麗大結界が壊れたあの日から~東京project~   作:冬希

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お食事会も無事終わり、家に帰ったご一行。

もうあんなことがあったのでへとへとであったみんなは、家に帰るともうすぐ寝てしまった

その翌日の朝のお話です。


6話 小町のシャワー奮闘記

二日目 AM7:53

 

一番早く起きたのは昼寝をし過ぎて昨晩寝れなかった小野塚小町であった。

「あー暇だなあ。」

暇を持て余す小町の目にふととまったのは…

 

テレビであった。

 

「そうそう、これテレビっていうんだよねえ!」

と寝ているみんなをかき分け、テレビをつける。

 

「今日の天気をお伝えします。本日は全国的に晴れるでしょう 」

 

「う~ん、つまらないなあ」

 

ふと思いだす。

 

「そういえばあたい、みんな昨日帰ってすぐ寝たからお風呂はいってないや。」

と、すぐさまシャワーのとこへ行った。

 

 

「ここがシャワー室か。」

 

シャワー室にはタオルがある。

 

どうやら、使ったら洗ってこの乾燥機にいれて乾かしてここにかけるらしい。

バスタオルはシャワー室に一つずつ、乾燥機は一台。

 

とりあえずさっさと風呂に入ることにした。

 

ここのシャワーはコインシャワーで、一回のシャワーで50円使う。

 

小町は50円を入れる。

 

服を脱ぎ捨て、さっさと風呂に入った。

 

「おっ、これが水の出るやつだな。」

ど蛇口をひねったとたん…

 

「ちべたっ!」

どうやら水だった。

 

「やだねえ、何のトラップだよこれ…あ、いや、ここに温度調整の蛇口があるじゃない。」

 

それをひねり、もう一度水を出す。

 

「ちべた!」

本日二度目の言葉である。

 

「これ?効き目なし?」

 

誰もいないシャワー室。小町の声だけが虚しく響く。

 

すると、徐々にあったかくなってくるのを感じた。

 

「ほっ。やっとあったかく…いや、あち!」

 

すかさず温度を見た。

 

「45℃。あちゃーひねりすぎたね。あたいにはこれぐらいかな?」

 

と、38℃あたりの温度までひねり直す。

でもすぐには当たらない。当たれない。さっきのがトラウマである

 

「ふ~やっと和める。これは気持ちいいね~」

 

お湯の気持ちよさに半分意識は飛んでいた。

 

だが、それもすぐに戻ってきた。

 

「あー…?シャワー止まったよ?」

 

びしょびしょの体。まだ体は洗っていない。

 

体を軽く拭き、さっき50円入れたとこの説明をよく読む

 

1回のシャワーは5分です。

 

「あーもう早くいってよ!」

 

また小町の声は響いた。洋服から50円玉を取り出し、もう一度シャワーを浴びる。

 

今回はいきなりは浴びない。

さっきのトラップに引っかからないよう、水に触れて温度確認をする。

 

「大丈夫なようね。」

 

と、今回は前回の敗戦を踏まえ、さっさと体を洗う。

 

「もうやることはやったわ。」

 

泡だらけの体で勝利を確信した。

 

もちろん、シャワーは出していない。

そして、もう一度蛇口を捻る。

 

…出ない。

 

「…ま、まさか…」

泡だらけの背中に、一筋の道ができる。

もう一度別の蛇口を捻る。

 

すると水は出た。

どうやら温度調節の蛇口と水を出す蛇口を間違えていたと、自己解析。

 

すると、ひとりでに水は冷たくなっていく

「ちべた!」

 

本日三回目。二度あることは三度ある。

「あ、温度のところ戻すの忘れてた。あはは…」

 

これは自らのトラップに自らがかかったわけだ。

 

水が再度あったかくなったのを確認し、もう一度浴びた。

 

もう戦いは終わった…

 

といわんばかりに、シャワーの時間が終わるまでほげーっと水を浴び続けるその姿は、あたかも長き戦いから帰ってきた勇者のようだった

 

 

 

タオルで体を拭き、洋服を着たらもうあとはタオルを乾燥機にいれるだけだ。

ちゃんと説明書き通りにやればトラップなどは回避できる。

 

 

「…出来たか?」

乾燥機はただしく回っている。あとは数分待つだけだ。

 

 

 

そして数分たつと、

「ピー、ピー、ピー」

 

「お、終わったようだ。」

 

しっかりと乾燥してある。

「ふん、この勝負!もらった」

 

あとはタオルをそこにかければ終わりである。

 

「かかった…勝った…!」

 

何に勝ったにせよ、ただタオルを乾燥機にいれ、取り出し、かけただけであるが、小町にとっては大きな勝ちなのだ。

 

小町が自分の部屋に戻る頃にはみんなはおきていた。

 

「あれ?小町どこいってたの?」

にとりは聞く。

「あー、ちょっと。風呂場に。」

「そういえばそうだ、さっきからなんか『ちべた!』とかいう言葉が下から響いてたんだけど、知らないか?」

 

それはさっき孤軍奮闘していた小町の声である、

 

 

「し、知らないよ、あたいお風呂に入ってたから。」

何故か隠してしまった。

「ここのマンション、なんかあるのかしら…」

と、元厄神までそう言った。

 

この出来事は、小町だけの秘密となった。

 

 

後日、この声はマンションの住民からは「シャワー奮闘事件」と呼ばれるようになった。




オール小町です。どこかぬけていますね。

こんな経験ありません?

風呂入ろうとして、水を浴びたら冷水が出て来てこうなること

私はよくありました。

ちなみに、小町が今回の主人公なので、霊夢たちはお休みです。
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