不遇=弱いって誰が決めた?   作:よく酔うエンジン

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今日はちょっと短いです…原作キャラも直接的には出てこないし…まあどうぞ!




”神立武治”という男(現段階まで判明している設定集)

「ただいま…」

 

 

 僕は、迅さんから彼女の件を問い詰めた後、何も起きずに別れた。

 …何も起きてないからな?膝から崩れ落ちてガチ泣きとかしていないからな?悲しくなってコンビニで熱々の焼き鳥買ってヤケ喰いして気を紛らわしたりとかしてないからな…?

で、とりあえずあの後、“真っ直ぐ”、“何事もなく”家に帰ってきた。いいか?まーっすぐちゃんと帰ってきたからな?勘違いするなよ?

 

 

「おかえりー…もうご飯できてるよ?どこで道草食ってたの?」

 

「え…ああ、いや…普通にボーダーで用事があってだな…」

 

 

 嘘ではない。迅さんから未来について聞くのは、別にボーダーで遅くなったから…と言う理由も通じるだろう?

 今、僕に話しかけてきてくれた人は、僕の妹である“神立希和”である。僕の2歳年下の少女で、昔はすごい可愛くてブラコンな子だったのだが、今ではもう完全に冷たくなってしまった。

 

 

「あっそ…もう、ご飯私遅くて食べちゃったから…そこに置いてあるから自分で食べてね」

 

「りょーかい」

 

 

まあ、もう冷たいのには慣れてしまったが…

 

 

「…あれ?他のみんなは?おばあちゃんとかいないの?」

 

「二人とももう寝てる。あんたが遅すぎただけ」

 

「…すまんて、もう」

 

 

 …僕らの家には、もう両親はいない。

 侵攻の時には、もう二人ともいなくなっていた。家系の大黒柱を失ってから、僕らは働かざるを得なくなった…いや、祖父母がネットビジネスとかで多少稼いだこともあって、別に僕らが働かなくても生きることはできるのだが、やはり家族に贅沢させたいと思って、侵攻が終わってから僕は働き始めた。

 前にも言ったが、新聞配達やら郵便配達とか、そう言うところから始めており、軌道に乗ってきた辺りで僕はあの日の夜に急に迅さんに会って、“ボーダーに戻ってこい”って言われた。

 

 その時にも色々あったのだが…まあ、それは別に聞きたくないだろうし、今は話さないでおく。

 

 

「明日、希和って確か仕事あるんじゃなかったか?早めに寝た方がいいぞ?」

 

「は?何で私のスケジュール知っているの?」

 

「前に呟いてるの覚えてただけ」

 

「何それ…きっも…」

 

 

 そう言って、希和がリビングから出ていって個室に向かって行ってしまった。

 彼女も、12歳と言う若い青春の大事な時期を費やして職に就いている。確かモデルだったっけか…なんか小佐野と同じ事務所らしいけど詳しくは知らん。調べたらキモがるだろうしな…いや、表面上はもう十分嫌われてるけども。

 

 ああは言ってはいるものの、彼女も本質はとても優しい少女だ…自分が働いているところを見て、あいつの学費やら何やらを稼いでいる事実を知った際は、自分も働くなんて迷わずに言い出せる子だから。まあ、冷たくされると色々心的には辛く感じるものはあるけども。

 て言うか、ボーダーの人たちも含めてそうだが、僕と何らか関わりが深い人は全員いい人が多い。家族だの…友達だの…同僚だの…色々、その関わりが深い人っていうのはいる。みんな、とても優しくて、自分にもったいないなって思う。優しさが体に染み込んでくるようで、嬉しいけど、どこか申し訳なくなってしまう。

 

 

「…にしても…最悪の未来…なあ…」

 

 

 正直、僕が高校卒業しても彼女ができないとかいうクソ未来がほぼ確定している方が悲しかったが、そんなこと迅さんが言っていた最悪の未来に比べればそんな大層な話題じゃない。

 あの後、帰り道に少し頭を落ち着けて考えてみたものの、やはり実感が全く湧かない。急に攻めてくるなんて言われても、正直何をすればいいのかわからない。

 僕が言った、優しい人が、みんな死ぬ…そんな未来が本当にあるのだろうか。想像がつかない…とは言えない。一年前のあの日に、事実大切な人を失っている…いや、それよりももっと前に失っているのだから。

 

 やはり、気になるのは人との“繋がり”…まあ、友達増やせって言っていた迅さんの言葉だ。

 友達がどうこうなんて、そう簡単に侵攻の結果に影響を与えるなんて想像がまず出来ない。て言うか、多分だけど、迅さんは、ぼんやりとしか“未来が見えていない”と言っていたが、多分迅さんの発言的に、本当はある程度見えていると思う。

 

 理由は、僕にだけ侵攻についての情報を流すなんてピンポイントな指示ができたからだ。明らかにおかしいと思う。何で未来がはっきりしていないのにそんなピンポイントに指示が出せるんだ…っていう。まあ、迅さんに問い詰めてもどうせはぐらかせるだけだろうし、もう既に迅さんの手のひらの上なんだろう…

 

 だが、そうなるとますます友達どうこうが気になる…ピンポイントな指示の次は、めちゃくちゃ曖昧に友達増やすべき…とか、訳がわからなくなってきた。

 

 …正直、友達増やせなんて急に言われても、どうすればいいのかよくわからない…迅さんは、あの後“気にしないでいつも通りに過ごせ”みたいなこと言っていたけど、余計に気になってしまう。

 

 

(はあ…どこまで貴方の読み通り何ですか…?迅さん…)

 

 

 僕は、頭を抱えてしまった。

 

 “死”というものは、本当に突然現れる。運命によって、もう決まっていることなのか、それとも人為的に回避できるのか、それはわからない。それでもいつか“死”というのは誰にでも必ずやってくる。身構えているときに“死”は来ない。本当に唐突にやってくる。

 あの侵攻なんて特に顕著だったと思う。平和ボケしていたこの街の市民は、みんな意図せぬ襲来に大切なものを奪われていった。“死”という形を特に顕著に。

 

 人という生き物は弱い。大切なものを失えば、どんなに強い人間だろうと一気に“弱く”なってしまう。“弱く”なってしまった人間は、その“弱み”を様々な形に変える。ある者は憎しみによる復讐心へ、ある者は不安による恐怖へと…

 

 大切なものを失った人間は、もう2度と今までと同じように生活できないだろう。表面上はできても、その心にはそういった大きな翳りがあるはずだ。そうなった人間のことを世間はどう思うだろうか。きっと『この世界で運命に恵まれなかった“不遇”な存在』だって思うようになるんじゃないかって思う。

 

 運命…いや、未来から“優遇”された人間なら、大切なものを失う未来なんて来ないはずだから…まあ、これは個人の考え方だ。

 

 そして、そういう『“不遇”な人生を歩まされた人間は、みんな“弱い”人間』だと決めつけるようなやつまで出てくるかもしれない。

 

 

 

 

 気に食わない。そいつの全てを知らないくせに何を言っているのだと思う…そういう不遇なやつにも、人より優れていることが、能力が、“強さ”があるっていうのに…それを知らずに一方的に決めつけられて同情されるとか…僕が戦う理由は、一つ目に金、二つ目に“今を守る”こと、三つ目に、この定義を否定したいからだ。

 

 死がなんだ、運命がなんだ、未来がなんだ。人の死を、運命を、未来を、“武力”でねじ曲げて押し付けることを何とも思わない近界民共に、一方的に決めつける平和ボケした奴らに一喝してやるよ。

 

 

 

 

“不遇=弱いって誰が決めた?”って

 

 

◆◇◆◇

 

 

 

【神立 武治】

 

 

「悪いな…出水…“今の”レイガストって、死ぬほど重いんだわ」

 

 

 

【挿絵表示】

 

 

(背景イラストはイラストACからお借りしています)

 

PROFILE

 

ポジション :攻撃手

身長    :167cm

体重    :70kg代

年齢    :14歳

誕生日   :4月8日

星座    :はやぶさ座

所属    :ボーダー本部所属 六頴館中学校

血液型   :A型

階級    :B級隊員

職業    :中学生

すきなもの :不遇なモノ 鳥のたたき 特撮 イラスト

きらいなもの:チーズ(焼いていないもの) リア充 狭い上に汚いトイレ

特技    :特撮ヒーローの変身ポーズ全再現 

趣味    :イラスト制作 特撮鑑賞 読書 ゲーム

補足    :第二シーズン“新人王”

一人称   :僕

入隊時期  :原作時より三年前の5月

 

 

PARAMETER

 

トリオン :9

攻撃   :6

防御・援護:8

機動   :4

技術   :7

射程   :2

指揮   :1

特殊戦術 :5

 

合計   :42

 

 

TRIGGER SET

 

▶︎MAIN TRIGGER

 

レイガスト

スラスター

シールド

FREE TRIGGER

 

▶︎SUB TRIGGER

 

エスクード

FREE TRIGER

シールド

バッグワーム

 

 

 

RELATION

 

出水公平  ←同期にしてライバル

諏訪洸太郎 ←頼れる兄貴分

寺島雷蔵  ←いい人

東春秋   ←やばい人(いい意味で)

片桐隆明  ←いい奴…だがリア充(?)

桃園藤一郎 ←同情

烏丸京介  ←可愛い後輩

三上歌歩  ←“みかみか”(?)

鬼怒田本吉 ←偉そうだけどいい人

迅悠一   ←あんた…すげえよ…

 

 

出水公平  →同期にしてライバル

諏訪洸太郎 →いい後輩

寺島雷蔵  →変わった子 期待している

東春秋   →面白い子

片桐隆明  →友人

桃園藤一郎 →友人

烏丸京介  →尊敬できる先輩

三上歌歩  →弟みたいなクラスメイト

鬼怒田本吉 →心配・期待

迅悠一   →期待

 

DETALE

 

 不遇を愛し、不遇と共に生きてきた今作の主人公。

“神立武治”と言うこの名前は、作者が

 

“Kが入っているかどうか”

“王子からのあだ名をどうするか”

“弓場ちゃんが呼ぶときに苗字が言いやすいか”

 

 を考えてつけた。

 

 外見は、白髪の混じった髪と右側面と頭部頂点にある計3本の毛が特徴的であり、一部白髪なのは生まれつきの体質と勉強や“ある事件”のストレスによるもの。

 

 あるきっかけを元に“優遇”されたモノを“不遇”なモノで打ち負かすことに憧れており、彼のメインウェポンであるレイガストも“不遇”だったから使い始めたと言うのが大きい。

 

 彼にとっての“不遇”とは“ポテンシャルはあるのに活躍できる場が少ないもの”を主に指し、ゲームとかでも優先してそのキャラを使っている。

 ゲームの場合なら、必然的にそういうキャラは上級者向けキャラみたいな扱いになるので、それを扱う練習をしていくたびにゲームが上手くなっていくため、ゲーム全般がうまい。

 

 性格は、かなりの面倒くさがり屋だが、本質は優しく、ロマンチストでもあり、やる時はやる人間。物事を中途半端に終わらせたり、本気を出さずに中途半端な力でやって楽しようとしたりする悪いクセがある。

 スケジュール管理がかなり雑で、課題を一気に1日で終わらせることもしばしば。長期休暇後半になっても、宿題が中途半端に残っていたりするなど日常茶飯事である。

 

 友達に関しては頭の中で色々思うところがあるらしく、“遠慮なくモノを言い合ったり、悩みを打ち上げられるのが友達”と考えているため、誰にでも話しかけてきてくれるようなクラスメイトを友達とは思っておらず、一定の線引きをしている。

 

 別にコミュ力はあるのだが、そういう性格面などに難があって学校に友達は少ない。本人は、話すこと自体はとても好きなのだが、ある程度仲が良い相手じゃないと自分から話しかけるのが苦手なので、学校では陰の部類だと思われてしまって若干浮いている。が、出水を代表に、話せる友達はしっかりいる。学校のクラスメイトからも、浮いているとはいえ話したら面白いやつ…みたいな認識で置かれている。

 野球部に所属しており、その中にもちゃんと友達はいるので、完全なる根暗コミュ障ぼっちと言うわけではない。

 陰に分類される者の中では明るく、ムードメーカーになれるが、陽しか居ない環境だと一瞬で陰のようになって塞ぎ込む中途半端な人間。

 まあ、一言で言えば中途半端で面倒くさいアッパー系インキャ。

 

 友達が少なく、学校で若干浮いていることから避けられがちだが、それでも自分を友人として接してくれる人間には非常に甘く、とても親切にする。

 

 男女交際経験はない…というか、する気が今のところ無い。理由は、お金を稼ぐので忙しいから…である。モテたいという欲自体はあるのだが、あまり積極的ではない。ただ、高校卒業までには彼女を作りたいと思っており、自分よりそういうのが充実している人間は、たとえ自分にそういう欲が無かろうと殺意が湧くらしく、そういうリアルが充実した人間を羨ましがっている。

 

 何も知らない、何も出来ないのに一丁前に物事を一方的に決めつけたり、威張る人間を嫌っており、そのためか、中学生と言う若い身ながら、メディアの黒い部分やネット社会の黒い部分なんかを自覚しており、そこそこ嫌っている。後に、“何もできないのに決めつける、威張る”の部分で真木理沙と意気投合する。

 

 勉強面では、割と成績優秀な人間が集まる私立中学の六頴館中学校の上から2番目のクラスである“Bクラス”に所属しており、Bクラスの中ではトップから数えた方が早い成績を誇るため、割と勉強は得意な方である。

 数学が特に得意なのだが、古文や現代文が深読みをし過ぎて変な解釈違いを起こして毎回点が低いため、完全なる理系タイプである。

 

 実は鹿児島県生まれであり、好物の鳥のたたきはその出身に由来する。

 

 昔、変な汚い居酒屋でちゃんと処理されていない鳥のたたきを食ったことで食中毒を引き起こしたため、食いたい時はちゃんと評判の良いお店に行ったり、鹿児島からわざわざ取り寄せたりして食っている。

 

 悩んでいたり、考えるのが面倒くさくなった時はよくヤケになってご飯を食ったりする。

 

 また、緊張するとお腹にくるタイプらしく、試験の時などの散々なタイミングでよく腹を壊してトイレに駆け込んでいる。

 

 読書は、新書を中心に様々な本を読み漁るが、海外小説はさほど読まない。

 

 野球を幼い頃からしてはいるものの、身体能力は平均に比べれば若干高いがその程度で、それ以外のスポーツはそんなに得意ではない。特に長距離走が苦手であり、スタミナが他の同期の選手に比べて格段に低い。が、走ること自体はそんなに嫌いではないらしく、本人曰く“走る前が死ぬほど嫌で面倒くさくて走りたくないのだが、いざ走り終えると達成感があって清々しいから”とのこと。

 

 特撮は、主に特撮ヒーローものを見るが、昭和の怪奇特撮やマシン特撮、戦争ものなど様々なジャンルを小さい頃から見ており、昭和の特撮ヒーローもののオープニングテーマの歌詞は空で言えるレベルの特撮愛好家。彼自身は気づいていないが、ボーダーに入って剣を振り回すときにそれが割と様になっているのは特撮ヒーローモノのアクションを無意識に参考にしているから…と言うのが大きい。

 

 また、絵が多少描け、自分のアイデンティティだと思っており、過去に文化祭のクラスの宣伝用ポスターを描く人に立候補しようとしたが、自分のクラスの、自分より遥かに上手く、人気な女子が立候補して、その役を奪われた経験から、絵を描く腕は隠すようにしている。

 

 野球で鍛え上げられた筋力や身体能力、小さい頃に数ヶ月間通わされていた古流剣術(及び古武術)道場で知った多少の本物の剣術、そして幼い頃から見続けている特撮ヒーローもののアクションから学んだ豊かな戦闘技術を元に、不遇トリガーの特徴を最大限に活かした変幻自在の戦法と、防御を主体としたカウンタースタイルを織り交ぜた変則的な戦闘を展開して戦う。

 

 防御力は上部の正隊員と比べても遜色ないレベルの高い防御能力を持ち、隊をまともに組んでいないのでまともな援護をしたことがないのにもかかわらず、「防御・援護」の値が“8”となっている。

 誰もが思い付かなかったような不遇トリガーの使い方で相手を翻弄して戦うこともしばしばあり、新人王の称号を取ったことで割と色々な隊員から注目されている。

 

 不遇トリガーを誰もが思い付かない方法で運用するなどしているため、柔軟的な思考ができるように見えるが、割と本人の思考は老害の如く凝り固まっている時がある。例を挙げれば、新しい特撮ヒーロー番組が出た際に、デザインと名前が気に入らないと言う理由で食わず嫌いして見なかったり、新しい方法を取り入れず、とにかく自分が思いついた方法をまず先に試そうとしたりなど、まあ色々である。

 

 割と流行とかそう言うものに全く興味がなく、話題のアーティストやファッションなんかをまるで知らない。クラスメイトの、動画配信サイトや、音楽配信サイトのマイミックスリストが、基本的におしゃれな流行の曲で埋まる中、一人だけ昭和の戦隊モノなどのOPテーマで埋まっていたりすることなど日常茶飯事である。

 

 第二話で三上に撫でられたことをきっかけに、男子にもかかわらず“みかみか”の概念を理解した上級者であり、数ヶ月後に真木と三上が百合百合しい光景を作り出していることを目撃し、再度何かに目覚める予定。

 

 トリガーセットにはまだ不満を抱いているらしく、今後どんどん変わる予定(じゃないと不遇トリガー救済できひんし…)

 

 

 ボーダーに“戻った”のは家計を支えるためというのが大きな理由。だが、きっかけは“未来視”のサイドエフェクトを持つ迅悠一に誘われたからである。

 

 

 彼の話し方的に、現在のボーダーが設立される前の“旧ボーダー”と関わりがあるらしく、本部長の忍田や、司令官の城戸も彼のことを知っている模様。何やら、何かの事件があったらしいが…?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◆◇◆◇

 

 

 

 

「あーあ…モールモッドとバンダー送り込んでみたけど、割と対応されてるじゃん…」

 

 

 どこかの一室で、ある少女がそんなことを呟く。

 

 

「ふーん…盾みたいなトリガーに、弾がばら撒くタイプの銃…それに、遠距離砲台に…キューブ状の弾…色々あるねえ…」

 

 

 送り込んだモールモッドの目に仕込んだカメラから手に入れた情報をもとに、玄界の軍事組織…いや、防衛組織のデータを見るが、どのトリガーも近界のものに比べれば質は悪い。だが、一年前の技術とは大違いなのは間違いがなかった。

 

 

「ふーん…でも、人…しかもこれ、結構若いな…人を防衛に回しているあたり、まだトリオン兵ぶんかは発達していないのかなー?」

 

(もしトリオン兵技術が発達しているのならば、わざわざ人員を回さなくてもトリオン兵を回して防衛させるはず…何せ、貴重なトリオン源を失うわけになるんだからねー)

 

 

 何とも()()()らしい考え方だが、その意見は概ね当たっていた。ボーダーには、トリオン兵開発技術を研究してはいるものの、まだ実践段階に入るほど優れているものではなかった。

 

 

(にしても…この“カメラ”って言うのはいいね〜…学んで再現した甲斐があったってもんだよ…故郷のアホどもじゃあトリオントリオンって騒いでこんな便利なもの作る柔軟性すら欠けていたからね〜)

 

 

 少女は、機材にそのまま手をつけながら情報収集に精を出す。玄界は想像以上の技術発展を成し遂げている…遊ぶつもりだったが、少しだけ本気を出した方がいいのかもしれない。

 

 

(君を使う羽目になるかもね〜)

 

 

 そう言って、彼女が振り向くと、またそこにある少女がいた。

 

 

「………様、私は…次はどうすれば」

 

「うーん…そうだなー…玄界に侵入でもしてみる?ていうか、今話しかけないでもらっていい?邪魔」

 

「…はい」

 

 

 そうケラケラ笑いながら玄界のトリガーを解析する。その少女の目は、何かを楽しむような…子供によくみられる無邪気なものであった…しかし、その内容は戦争のことに関することではあるが…

 

 

(玄界にも()()()()はいっぱいいるわけだし…別にこのまま攻め込んでもいいけど、それだと時間かかるしつまんないな〜…なら…)

 

 

 彼女は機材をちょっと動かして、不気味に微笑んだ。

 

 

(さあて…やってみせてよ玄界のお猿さん達…これからおっもしろいことになるぞ〜!)

 

 

 侵攻の時は…まだ遠いかもしれない…が、着々と近づいてきていることに変わりはなかった。

 





3本の矢、3本の謎毛、3個の謎
『たけはる』
不遇トリガー同士の力を掛け合わせて大きな力を発揮させる、テンションがよくわからないオリキャラ主人公。妹に冷たくされても動じない兄の力を持っていると思えば、例の“みかみか”に完全撃沈するなど、色々とよくわからない主人公である。ほとんど全ての勝負を不遇トリガーによる初見殺しで勝ってきているため、そう言う意味ではちゃんとした勝利を収めていない物語的に卑怯な男。ちなみに、3個の謎とは、彼の親とかボーダーでやらかしたことなどの過去の詳細、謎のトリオンキューブや、彼が東隊服に似たような服を着ているイラスト内の謎、最後に作者の文章がたまにわかりにくくなることである。








うーん…何だろうこのもっと書くべきだった感…次のお話から原作キャラが続々登場して、不遇トリガーの救済が本格的に始まると思います。

鉛弾に関しては、貫通しない設定でいこうと思います。

あと、昨日の夜間違えて一瞬このお話を即日投稿しました。すいません。

感想、評価お待ちしています。

エスクードって救済できていると思う?

  • できてるだろ…
  • いや、まだまだだな…!
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