今日は少しストーリーが進みます。
ただ、一個気になることがあるんですけど、閲覧数はそこそこあるのに、お気に入り登録が少ないのってなんか問題あるのかな…この小説…
いや、問題だらけか。
そして、きな粉云々は置いておいて、とりあえず今回の防衛任務の概要や、連携などについて話し合うことになった。
「んで、今ざっくり
「了解です」
「迅も使ってたエスクードの耐久力と、後お前の…えーっと…シールドじゃなくて…」
「レイガストです」
「そう!それ!それがあれば基本的に何がきてもお前なら死ななそうだしな」
防御能力を褒められたので、普通に嬉しい。何せ、攻撃手一位の太刀川さんに褒められるってことは、まあそんじょそこらの奴らよりかは防御能力が高いってことの表れだろうしな…多分。
にしてもすげえなレイガスト君。攻撃手一位の人にも認知されていないのか…
「ていうか、よくエスクード知っていましたね…あれめちゃくちゃ認知度低いトリガーだと思っていたんですけど…」
「まあ、あのトリガーたまに迅が使うんだよ。動きを制限するのに使ってきたりするから結構面倒臭くてな…あいつと戦っていればいやでも覚えるし調べるさ」
へえ…迅さんこのトリガー使っていたのか…未来予知に壁を生やすトリガーとか、普通に考えても相性良さそうだな…それを下して攻撃手一位になっているこの人って、よくよく考えれば何者なんだ?
「にしても…その太刀川さんの弟子ってどういう人なんです?いくら現地で集合って言っても、ある程度は知っておきたいです」
僕は興味本位でそう聞いてみる。
「ん?“上園”のことか?」
「名前知らないのでその人かどうか分からないですけど多分そうです」
「んー…あいつに関しては、俺があれこれ紹介するよりも、直接会わせる方が面白いんだよな…まあ、強いて今言うとすれば、“そこそこ強い”ってことくらいか?」
…なんだ直接会わせる方が面白いって…まあ、それは置いておいて
「太刀川さんが強いっていうんだから、それはめちゃくちゃ強いんでしょうね…」
「ま、あいつは色々工夫して攻撃力を俺並みに出せるからな…旋空の腕も単純な剣術の腕も俺以下だけど」
「へえ…」
太刀川さんクラスの攻撃力…か…それだけでもめちゃくちゃ強いのがわかる。太刀川さんは、“旋空”を当てる腕が尋常じゃない程高いことで有名らしい。弧月の専用オプショントリガーである“旋空”は、前にも言ったと思うが、弧月の刀身を伸ばすことで間合いを拡張するトリガーで、振り方によっては速すぎてまるで斬撃が飛ぶように見えたり、何かの衝撃波を飛ばすようにも見えることがあるらしい。
そして、そのトリガーの性質の中に“伸ばす時間と伸ばす距離はおおよそ反比例し、振り回されるブレードは先端に行くほど速度と威力が増す”と言うものがある。つまり、剣先ほど威力が高いと言うことだ。
で、太刀川さんは、その“旋空”を、しっかり動いている相手に、先で当てる技術がものすごく高いので、シールドやエスクードも簡単に斬り裂くとんでもない火力を持っているのだ。
今僕も太刀川さんの個人ランク戦の
「…その人って、ソロなんですか?それとも何処かの隊に入っているんですか?」
「今は確かA級の隊に入っていたと思うよ〜」
A級なのか…そりゃ強いだろうなあ…A級隊員の立場にいると言うことは、即ち上層部からも実力を認められているという証なのだから。
「え?ちょっと待ってください…その人がわざわざ自分の隊の人も引き連れずにソロで太刀川隊の任務に同行するってことですか?」
「そう言うことになるね〜」
「ええ…なんのための隊だよ…」
普通、防衛任務をスムーズにやりやすくするために、誰かと隊を組むもんなんじゃあないの…?それを無視して他の隊と合同で防衛任務するって無駄じゃあないのか?なんのためにその人は今の隊に入ってるんだよ…
「ま、あいつが入っている隊は次のランク戦の後には解散するらしいから、その時にソロになっても良いように今から色々な人と防衛任務とかして人脈広げようとしているだけだろ。それで、良い感じのソロ隊員がいたら、新しい隊にでも誘う気なんじゃあないのか?」
「そうなんですか?」
「まあ、勘だがな」
おい、勘なのかよ。にしても、もしそれが本当だとしたら、すげえ行動力だな…隊なんて、そう必死に作るモンでもないだろうに…
「じゃあじゃあ太刀川さん!もしそうなら上園ちゃんウチの隊に誘おうよ!」
「ん〜?それは無理だな」
「え〜なんで〜?上園ちゃん良い子で勉強も出来るからすごい頼りになるんだもん…それに、明るくて良い子だから、絶対隊にいた方がいいよ〜」
「だとしてもウチには入れたくないな。今入れたら女2人男1人で俺が居にくくなる」
国近さん…良い子2回言ってますよ…逆にそれくらい良い人なのか?にしても、今の発言的にその“上園”さんって、女なのか…ていうか、男女比率あなた気にしていますけど、男女1人ずつも中々にアレなのでは…?
「それに…アイツは俺の隊に入れて一緒に戦うより、ランク戦とかで相手として戦う方が面白い」
「え〜?そうなの?」
「俺にとってはそう言うもんさ…どっかに良い感じの援護が上手い面白いC級かB級の男とかいないもんかな…」
「えー…でも…上園ちゃんいた方が、また課題手伝ってもらえる時に、絶対課題やるときもスムーズに聴けると思うよ〜?」
「あー…それはあるな…」
んー…この人すげえバトルジャンキーだな…味方にするより相手にする方が面白いから隊に入れない…ねえ…て言うか、さっきから入りにくい会話が多いな…対象の人物も詳しく知らんし、今日会ったばかりなのに、話に入り込みにくい隊に関する話だから会話に混じれないったらありゃしない。
なんと言うかさ…学校でもそうだけど、友達1人と、その友達の友達1人、そして自分っていう3人の環境になると、高確率で友達の友達もしくは自分が会話からハブられるんだよな…で、僕の場合なら基本僕がハブられる。こういう奇数の人数の集まりだと、高確率で誰かがハブられる現象なくなってほしい、この世から。
ていうか…ちょっと待って…?
「太刀川さん…その上園…?さんって何歳なんですか?」
「え…確か14歳だと思うが…急にどうした?」
「いや…その…太刀川さんって3歳年下の弟子に課題手伝わせてるんですか…?」
今の言い方的に、そう言うことにならない?だって、今また課題手伝ってもらう時…とか言ってなかったか…?それってつまりそうならない?
「おう、たまに手伝ってもらっているぞ?」
…それが何か?みたいな顔でこっち見ないでもらって良いですか?顔の横がなんか“キラーン”って光ってますけど、それめちゃくちゃ恥ずかしいしみっともなくないですか?
「あいつ、調べものとかすごい上手いから、レポートの時とかめちゃくちゃ手伝ってくれると捗るんだよな…むしろ、上園の方から“レポートとか課題手伝うから弟子にしてください”って言ってきたしな。そう言われたからには手伝わせない方が失礼だろ」
…どこから突っ込めば良いんだろう。いやそりゃさ、課題を手伝ってもらうって言うのは別に悪くないと思うのよ…だって、人間誰しも1人でなんでも出来るわけではないわけだから…とはいえ、何回も手伝ってもらうって、自分の成長にもつながらないだろうから誰のためにもならないんじゃないのか…?
しかも、相手は3歳年下…僕と多分タメ…この人、恥ずかしく思ってないのか…?て言うか、なんつー条件で弟子入り志願しているんだよ…
「それに、私もたまに手伝ってもらってるしね〜…すごい上園ちゃんの説明わかりやすいから、ついつい聞いちゃうんだよね〜」
「ええ…?」
何?この隊って、勉強できなくて羞恥心ない人しかいないのか…?しかも、なんだこの“それが何か?”って聞かれているような空気…何?これって僕が…僕がおかしいのか…!?
◆◇◆◇
とまあ、色々あったけど、あのまま会話をしていたらいつの間にか時間が過ぎて、防衛任務の時間になった。
僕らはトリオン体に換装して、本部の周りの警戒区域にて待機していた。
相変わらず警戒区域は寂しい雰囲気がある…周りを見渡しても、荒地か雑草、ボロボロになった市街地しかないからな…
「んで、上園さん…でしたっけ?彼女まだ来てないですね…」
「まあ、あいついつも忙しいからな…時間通りにはまあ来るだろ。あと10分以上予定時刻まで余裕あるからな」
え?いつも忙しい人に課題の手伝い頼んでるの?なんだろう…誰が何でどう思っているのかは別にしてもよく分からなくなってきた…ああ、なんか日本語もよく分からなくなってきている…どうやらあまりにも頭が混乱しすぎているようだ…なんか、この二人の前では僕の常識が通用しないと考えた方が良さそうだ。
「にしても、今回ってトリオン兵がどのくらい出現するって話なんですか?僕、一応ヘイトタンクとして今回動くんで、種類とかも分かれば聞いておきたいです」
『えーとね…一応、7体分くらい機器のレーダーに反応が出ているんだけど、種類までは分からないかな〜…』
「了解です」
「別にそう言う情報とかお前程の実力があれば新型でも出ない限り、どうにでもなるだろ。
「まあ、そうですね…」
そうは言うけど、場合と相手によっては僕の武器構成的に詰むかもしれないから、そう言うのは早めに聞いておきたいんだよな…とはいえ、攻撃手一位の太刀川さんに、あともう1人太刀川さんが認めるクラスの隊員も来るわけだし、今日は簡単に終わりそうだな…
だが、この時の僕は、今日という日を甘く見ていた。
『計測機器に異常が発生しました。突発的な
『あr……………………』
「え?」
「ん?」
脳内に謎のノイズが響く…そして、その瞬間、目の前に
中から
だが、脳の中に聞こえた最後の文章と、予定時刻と違うトリオン兵の襲来、そして、謎のバムスターに、僕らは驚きを隠せなかった。
「おい、国近、どうなってんだ?目の前に予定時刻じゃないのにトリオン兵が現れたんだが…」
「しかも一匹だけ…?報告じゃ7匹だったんじゃ…?」
『……………………………………………………………』
「おい?国近?応答しろ…おい!?国近!?」
「国近さん!?どうしたんですか…!?」
脳内で何度も通信を行うが、全くもって返答がこない…どうなっているんだ…?
「(神立…これは何か不味い。明らかに何かが起きている)」
「(何かって…なんですか…?)」
「(俺に聞くな…通信の妨害、予定と違う時刻での門の出現、そして報告の数と違うトリオン兵…こりゃどうなってるんだ?)」
…そして、僕にはもう一つ引っ掛かる点が存在した。
(…あの“目”は…!)
そのバムスターの目は、
「(一先ず、このままあのトリオン兵を野放しにしとくのもやばい気がします…とりあえず奴を処理しませんか?)」
「(…なんか引っ掛かるものがあるが仕方ないな…何が起きても良いよう回避や防御のことも頭に入れてお……………………)くそっ、こっちの通信にも影響が出始めたな…ここからは口で話すぞ。とにかく、お前は油断せず何がきてもすぐ対応できるようにしながら詰めろ。俺が後ろから援護する」
「(か…………………)っ、神立、了解」
どうやら、脳内の通信機能をもイカれてしまったらしい。これは一体どうなっているんだ…?だが、悩んでいても仕方ないので、僕は武器を実装して駆け出す。
向こうは近づいてくるこちらを認識していないのか、攻撃の構えすらしてこない…普通ならここまで近づけば向こうのレーダーに引っかかってもおかしくないはずなのに…
「スラスター
「旋空…」
僕はバムスターの後方から飛びかかる…奴は基本的に正面方向からの攻撃しか出来ない…ここからなら奴は反撃できないはずだ…後ろには太刀川さんからの旋空による中距離攻撃もある…この攻撃で確実に仕留める…!
そして、なんの問題も起きずに、バムスターが斬り裂かれて機能停止した。
「…!?終わった…?」
「呆気ないな…目が赤いから新型かと思ったが、そうでもないのか…?」
レーダーから、トリオン兵の反応が消えた。即ち、これはこの目の前にいるバムスターの討伐が完了したと言うことの証である。どうなっているんだ…?またあの時みたいに何かあると思ったのだが…
「太刀川さん…通信が戻るまで待機するか、本部に戻るか…どっちにします?」
「戻るぞ。通信障害を見る限り、本部でも何か起こっている可能性が高い。この通信状態が復旧する目処が立っていない以上、何が起きているか分からない状態でここで二人きりで孤立するのは不味い。もうここで緊急脱出するぞ…だが、そのバムスター…なんか色々やばそうではある…多少外から異常がないか調べてから飛ぶぞ」
「神立、了解」
そう思って、バムスターの死骸に目を落とした瞬間だった。
数個の光が目に写った
「えっ…?」
「っ!?まずっ…
瞬間、眩い光が目を包み、僕に向けて数本の紫色の線が伸びた。それと同時に、僕の周りに大きめのシールドが2枚展開される…これは…太刀川さんの…!?
「ぐっ…!?」
太刀川さんの展開してくれたシールドによって、致命傷は免れた…が
(脇腹を掠めたか…!)
シールドで防ぎきれなかったビームが、僕の横っ腹を数発突き抜けたらしい。傷の数はおよそ3…かなりのトリオンが漏れ出してしまっている。
「太刀川さん…そっちは…!っ…!?」
慌てて目を太刀川さんに目を向けると、そこには…
「ま、生きてるぞ」
所々かすり傷からトリオンを漏らしつつ、かろうじて立っている
「なっ…!?太刀川さん!それって…!」
「気にすんな…にしても、やらかしたな…利き腕が持っていかれた」
そうか…今さっき僕に2枚シールドを展開したせいで、太刀川さんは防御に回る事ができなかったのか…!僕なんかに比べれば、太刀川さんの腕一本の方がどう考えても大事だろ…!
「これは…一体…?」
「っ…構えろ神立…目の前に厄介なのがいるぞ」
「はっ?」
慌ててレイガストを構え直しつつ振り返ると、バムスターの死骸の中に
「これは…!」
そこ佇んでいた存在は、この事態が、文字通りの以上事態であることを察するのには十分なほどの存在だった。まさか…あのバムスターを蓑として隠れていたとでも言うのか…?
僕らが武器を構えると、奴はこちらをゆっくりと見据えてきた。
空気が震えるような感覚がする…日常生活ではまず感じないこの雰囲気に、僕は圧倒されてしまっていた。
『蟇セ雎。繧堤匱隕区判謦?r髢句ァ九@縺セ縺』
そこにいたのは、2mほどはあるだろう、記憶にない、
-太刀川こんなヘボ攻撃で被弾しねえだろ
-理由しっかりあります。詳細はまた後ほど。まあ、現段階で言えることだけ話しますと、今の太刀川さんは一応シールドがない以上敵からの攻撃を、ほぼ全て体をかすめる程度に全て留めている状態です。そして、ある事情から右腕に1発モロにもらってしまっています。シールドは、全部神立への援護に使ってしまっていたので、太刀川さんは会費に頼らざるをえず、数発被弾してしまったと言うわけです。
ちなみに、参考程度に言っておきますと、現段階の神立だとシールドなしなら全てモロに被弾して死んでます。事情アリの右腕以外を掠める程度に抑えた太刀川さんが割と化け物です。
それに、原作三年前だし、多少は原作時より弱いでしょうし…
-トリオン兵…喋ってない?
-喋りましたねえ…一体何がどうなっているんでしょうか
次回は戦闘回です。感想、評価お待ちしています。マジで遠慮なく書いてもらって良いです。