望まれぬ人に見切りの手を   作:砂糖の切り餅

2 / 7
吾輩は猫背である。

奈美「あ~、この子かわいいな~」ザッシピラー

 

あびる「奈美ちゃん、どうしたの?」

 

奈美「いやさ、このアイドル、背も高くてスタイルいいな~って思って」

 

あびる「そうかな?奈美ちゃんもスタイルいいと思うけど……」

 

奈美「そうかな?これでも特別なことはなにもしてないんだけどね。やっぱりスタイルいいかな?」

 

あびる「うざっ」

 

奈美「うざいって言うなー!」

 

望「猫背と猫スタイルですね」

 

奈美「あっ、先生」

 

あびる「先生、猫背はまだしも猫スタイルは意味がわかりません」

 

望「猫舌と同じですよ。猫舌の人は温度にたいして非常に敏感になります。それと同じようにある事柄に関して特に敏感なことを猫なんとかというのです」

 

奈美「つまり、私は身長を気にしていたから『猫背』で……」

 

あびる「私はスタイルを気に掛けたから『猫スタイル』ということですか?」

 

望「その通りです。まぁ、日塔さんは『猫平凡』で小節さんは『猫しっぽ』とも考えられなくもないですが、今のお二人は『猫背』と『猫スタイル』ということになります」

 

マリア「猫が逃げたヨ」

 

望「突然現れましたね。まあ、それはともかく、逃げた猫を追いましょう」

 

~~~~~

 

望「こ、ここは!!」

 

奈美「猫ちゃんが一杯だー」

 

あびる「幸せ~」フワフワ~

 

望「何のんきなこと言っているんですか!?ここはかの有名で恐ろしい……」

 

 

纒「ここは『猫屋敷』よ。話の流れからしていろんなことを気に掛けている人が集まっているはずよ」

 

奈美「へー」

 

あびる「安易な設定」

 

 

望「勝手に話を進めないでください!!それよりも常月さん、いたんですか」

 

纒「ええ、ずっと」

 

望「関内君、あの猫は大切なものなのですか?」

 

マリア「うん、あの猫いないと今日の晩御飯もらえナイヨ。だから見つけないといけナイ。」

 

望「それでは、仕方がありませんね。乗り込むとしましょうか」

 

~~~~~

 

望「それにしても、様々な『猫なんとか』がいますね」

 

奈美「呼び方、本当に『猫なんとか』なんだ……」

 

纒「先生!あれを見てください!」

 

あびる「高校球児みたいね」

 

望「あ、あれは!千葉君と西嶋君じゃあないですか!?」

 

あびる「知り合いなんですか?」

 

望「いえ、直接の面識はありませんが二人とも有名な高校球児ですよ」

 

奈美「あの二人が『猫なんとか』なんですか?」

 

望「いえ、あの二人と言うよりも、その回りの大人たちが『猫なんとか』です」

 

大人A「高校生でカットし続けるなんてスポーツマンシップを汚している」

大人B「あんな誰でも投げれるようなスローボールを投げて打ち取って、神聖な甲子園をなめているとしか思えない」

 

わんやわんや

 

奈美「うわーかわいそー」

 

あびる「たかが高校生二人に大人が寄って集ってみっともない」

 

望「今でもいるんですよね、甲子園は神聖だ!とか彼奴等はそれを汚した!とか言ってくる人達。実際、知り合いの野球部に聞いてみたら「あんなこと出来るわけがない」と答えられました」

 

あびる「3年間をそれに費やしてきたのにね……」

 

望「人よりも力がないから、人よりも速い球が投げられないから、そういったハンデを乗り越えるために精一杯努力してきたのに大人の好きな高校野球のためだけに弾かれてきたのです」

 

奈美「先生、あの人達はどんな『猫なんとか』なんですか?」

 

望「そうですねぇ、『猫甲子園のあるべき姿』とでもしますか?」

 

奈美「なんかしっくり来ないな」

 

あびる「長いなら『猫甲子園』とかどう?」

 

望「いいですね。それ、採用します」

 

~~~~~

 

望「ようやく、関内君の猫を見つけることができました」

 

奈美「ここまで長い道のりでしたね」

 

望「それはもう、原作に負けないくらいネタが冴えまくっていました。本編に載(ら)せれないのが残念なくらいです。例えば、こんな『猫なんとか』がいましたね」

 

・猫煙草

・猫経済

・猫紅茶

・猫言語

・猫手相

・猫血液型

・猫占い

・猫女子力

・猫女性の権利

・猫戦争

・猫平和

・猫宗教

・猫公務員

・猫国会議員

・猫地方議員

・猫子供

・猫モンスターペアレント

・猫筋肉

・猫先生

・猫歌唱力

 

望「こうやって毎度お馴染みの羅列ネタをしてみると『猫』と付くだけで何だか可愛く感じてきてしまいますね」

 

猫纒「本当ですね」

 

猫奈美「なるほど」

 

あびる猫「確かに」

 

望「何故、小節さんは名前の下に猫がついているんですか?」

 

あびる猫「二人は猫耳だけど、私は猫しっぽだから」

 

望「そうですか……」

 

~~~~~

 

猫マリア「ソレカラドウシタ?」

 

~~~~~

 

猫千里「これでいいの?」

 

あびる猫「うん、先生は『猫』とつけばなんでも可愛いって言ってた」

 

猫愛「私なんかがこんな可愛らしいもの付けてもいいんでしょうか?」

 

猫可符香「大丈夫だよ愛ちゃん。かわいいよ」

 

望「はい、席についてください。出席をとりますよ」ガラガラ

 

猫絶望少女「おかえりなさいませ、飼い主様」ニタァ

 

望「ギャーっ!!」バタン

 

猫マリア「何事もやり過ぎよくないヨ。適当ニ適当ニ」

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。