望まれぬ人に見切りの手を   作:砂糖の切り餅

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あざとい瀬名か

望「さて、本家の連載が終了しアニメ化の話もなかなか来ないわけですが……」

 

千里「そろそろ諦める訳にはいかないのですか?」

 

望「原作の終わり方として意見のある方は多々いるとは思います。しかし、それまでの伏線などを回収した最終回までの10話はよいものであったと思っています」

 

千里「良作は必ず評価されます。もう少し我慢しましょう。」

 

望「良作が評価されるですって?」

 

千里「はい。例え過去の作品であろうともそれがよいものであるならば必ず評価されます。例え、昭和以前の作品であろうとも名作と呼ばれる作品は現代でも評価され続けています。」

 

望「それならば「電波女と青春男」の2期はどうしたんですか!?キャラクターデザイン、台詞回し、op、edどれをとっても素晴らしいものだったではないですか!?」

 

千里「アニメ化した話以降、原作が迷走していましたので難しいと思います。」

 

望「迷走?それは貴女の意見でしょう?」

 

千里「世間一般の評価です。迷走でないなら評価されているはずでしょ?」

 

望「評価されているものがよいものであるというのがそもそもの間違いなのです!よいものが評価されているのではなく、評価されているものが世間でのよいものなのです!」

 

・モンドセレクション金賞受賞→たいして美味しくない

・グッドデザイン賞→ダサい

・この漫画がおもしろい→この漫画が売れればいいな

・流行語大賞→流行ればいいな大賞

・○NE PIECE→グランドライン前の方がおもしろかった

・NARUT○→ロック・リーv.s.我愛羅が最高

・BLEA○H→ソウルソサイティ前が一番おもしろい

 

望「このように評価されているものが必ずしもよいというわけではないのです」

 

晴美「わかります!!」

 

千里「晴美!?」

 

晴美「私にはわかります。打ち切られてしまった悲しき名作たちよ」

 

・タカマガハラ

・勝手に改蔵

・etc.

 

望「意気揚々と出てきたわりには羅列が少ないですね……」

 

晴美「打ちきり漫画ってなんかおもしろかったなって思うことはあるけど結局タイトルまでは思い出せないものが多いのよ。連載期間短かったし……」

 

望「悲しいかな、打ちきり漫画はいくら面白くても扱いは打ちきり漫画なのです」

 

千里「面白くなかったから打ち切られたんでしょ?」

 

望「くっ。皆まで言わないでください!」

 

千里「で、」

 

望「なんでしょうか?」

 

千里「少々話が脱線しています。話を戻しましょう。」

 

望「そうでした。再びアニメ化のチャンスを獲得すべく我々も努力してみようと考えたのです」

 

千里「はぁ……」

 

望「そこで……万世橋君!!」

 

万世橋「キー!」

 

望「皆さんには彼から必ず人気のでるキャラ付けを学んでいただきたいと思います」

 

万世橋「わかったか?俺への返事に『yes』も『no』も求めない。『わかったよ、お兄ちゃん』これだけだ!わかったか!」

 

可符香「わかったよ、お兄ちゃん!」

 

千里「何であなたはこうも乗り気なのよ……」

 

万世橋「まずは、木津千里お前からだ。お前は生真面目、センター分け、そして気も強い典型的な委員長キャラといっていいだろう。しかしだ!お前は実は妹!何だかんだ言っても頼りたい、弱い一面を見せることでギャップを狙うことができるだろ」

 

千里「あなたって思っていたよりも頼りになるのね。これからも頼っていいかな?」

 

望「おお!流石です万世橋君!!この調子でどんどん行きましょう!」

 

あびる「ごめん、包帯が絡まっちゃって……ほどくの手伝ってもらってもいい?」

 

奈美「あなたの普通じゃ嫌なの。あなたにとっての特別になりたいの。……ダメかな?」

 

カエレ「ずっと一緒にいるって言っただろ!次手放したら訴えてやるからな」

 

霧「温かい……あなたがいればもう毛布は要らないかも……」

 

美子「目一杯貢いで貰いますよ。……その分幸せにして上げますから」

 

晴美「男同士の恋愛も好きだけど、普通の恋にも興味あったりするんだよ。……意外?」

 

可符香「私と一緒に宇宙人を探しに行きましょう!見つかるまで帰しませんよ」

 

久藤「読書家の根暗男子はお嫌いですか?」

 

……

 

望「おお!流石です万世橋君!!これで人気も上がり、完結話まで映像化されること間違いなしです!」

 

万世橋「いえいえ、彼女らは元々素晴らしいものを持っていました。私はそれを私の好みになるよう磨いただけです」

 

可符香「んー」

 

望「風浦さん、何かお困りですか?」

 

可符香「いえ、少しあざとすぎないかな~と」

 

望「今の時代、少々あざといくらいでないと人気が出るのは難しいのです」

 

・こりん星からイチゴの馬車に乗ってきました

・○○○○17才です

・私よく天然って言われるんです

・これかわいい~

 

望「様々なメディアからライバルが登場する昨今、「少しやり過ぎたな~」と思うくらいでないと他の強烈なキャラクターの前に埋もれてしまうのです!」

 

望「ゲームでも、操作性やストーリー性よりもかわいい女の子が出るかどうかで売り上げが変わってしまうです」

 

可符香「でも……」

 

望「まだ何か?」

 

可符香「あざとさでいうなら先生もなかなかではないですか?」

 

望「私……ですか?」

 

可符香「はい、お坊っちゃまで、男兄弟のなかでは末っ子、せめて妹である倫ちゃんにはいいところを見せようとするもからかわれる始末、長身、色白の細身で読書家、幼少期は女の子に間違えられる程の美形、気弱な性格で周りの人間に振り回されがち、そして何よりも……」

 

望「そして何よりも……」ゴクッ

 

可符香「眼鏡!」ピシャッ

 

望「なっなんだってー」

 

可符香「そしてさらに……」

 

望「さらに……」

 

可符香「声が声優の神谷さんにそっくり!」

 

望「たっ確かに……」

 

可符香「これらのことを踏まえて……とある業界の言葉で一言で表すとすれば……」

 

晴美「望総受け!」

 

望「……」

 

可符香「はい、先生!あざとく一言!」

 

望「私、こういうのあまり慣れてないので……何と言ったらいいのかわからないですけど……あまり厳しくしないでくださると嬉しいです」

 

……

 

おまけ

 

「まだ、時間かかるから……先に帰っててもいいよ」(涙声)

 

「そんな泣きそうな声出すなよ。いつまでも待っててやるから、側にいるから、ずっと見守るから……」

 

「そ、そんなに無理しなくていいよ遅くなったのは自分が悪いんだから、自分でやるから……」

 

「俺とお前は一心同体だろ?待ってやるよ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

太郎「漫画家って大変なんダナ」

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