最終的におっぱいが全てを解決する   作:星組

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疲れが吹き飛ぶ魔法の言葉

 星野アクアにとって自分の過去とは、罪と復讐。後悔と悲しみ。そして……秘密に塗れたものだ。

 それを誰かに聞かせるだなんて、自分は勿論のこと、相手にとっても拷問に等しい所業ではないか。少なくともアクアはそう考えている。

 

 ルビーには勿論言えなかった。

 彼女には明るい未来を歩んで欲しかったからこそ隠していた。話せば、きっと協力を申し出てくる。下手すれば早まった行動をするかもしれない。

 大切な妹の手を汚したくはなかったし、危険な目にあわせるなんて、アクアが許容できる筈もなかった。

 

 有馬もダメだ。

 自分が歩むのは、後ろ暗い道。そんなところにいることを……何故だか有馬には知られたくなかった。知られるのが嫌だったのだ。

 彼女の中での自分は、どのように映っていたのだろう? 弱い所は見せたくない。そんな見栄というか、カッコつけな感情があったから、言えなかった。

 

 あかねは……多分一番致命的だ。

 彼女はこちらの事情を察していたし、復讐を企てていることも知っていた。

 故に完全に全てを話してしまったら、アクアはもう、あかねを手放せなくなってしまいそうで。

 いや、もっと恐ろしいのは、復讐を彼女の為に踏みとどまってしまいそうなのが……怖かった。

 

 MEMちょにも。ミヤコにも。監督にも。斎藤社長にも。全てを話してはいない。

 にもかかわらず、今まさに目の前にいる女の子に……寿みなみには何故話そうと思ったのか。それは――。

 

「(まぁ、実際に寿さんの言う通りなんだよな。悪い意味ではなく、どうでもいい相手だから……)」

 

 もっとも、当の本人は気づいていなかった。普段のアクアならば、そんな相手には尚更過去を語るマネは絶対にしなかったということを。

 どうでもいい相手ということは、信頼がないということでもあり、そんな人間に自分のルーツや急所を晒すなど、言語道断……の筈だった。

 最大の問題は復讐が頓挫してしまったこと。この事実が無意識のうちに彼の判断力等を鈍らせてしまったことにある。

 あの雨の中で凍え死んでもいいか。

 何の気なしに思ったことだが、アクアは本当にそうなったとしたら、受け入れてしまっていた。

 つまり……本人が思っている以上に、ダメージは深刻だったのである。自暴自棄になっていたともいう。

 彼はまだ、真に己を蝕んでいたものの正体を知らない。だからこそ、ゆっくりと、今の“星野アクア”の事を語り始めた。

 その結果――。

 

 ※

 

「(アカンわぁ、この人。はよなんとかせんと……)」

 

 話を聞いた寿みなみは、内心で頭を抱えていた。

 他人の人生だ。正直、途中で適度に聞き流してしまう場面もあるのではないか。なんて危惧も密かにしていたのだが、それは全くの杞憂だった。

 役者の適性があるアクアが語り手ということもあり、最後までダレることなく、自然に内容は頭に入ってきた。

 これが仮に、みなみがアクアに恋した乙女だったのだとしたら、心地よい声質と大好きな人のエピソードということで、幸せな時間を過ごせていたに違いない。

 だが、生憎と二人はそんな間柄ではないので、ある意味で妙なフィルターなしで彼の過去と向き合う事が出来た。感想は……

 

「(濃すぎるねん! こってりやねん! 芸能界とはいえ、精神的な修羅場くぐり過ぎやろ! 神様おるなら、ちょっと非人道的やない?)」

 

 裏が幾重にもありそうな漫画か小説を10冊と少し、一気に読んだかのような気分だった。

 母の死を間近で見て。その温かさが消えていくのを肌に感じるなんて経験は、大人でもトラウマになってしまう筈なのである。復讐を決意しても不思議ではない。だが……。

 

「(復讐……“だけやないんやろなぁ”)」

 

 サバイバーズギルトに近い観念も、アクアは持ち合わせているのだろう。自分が生まれたから母や自分達は狙われて、結果生き残ったという罪悪感。

 アクアだけの視点ならばルビーの母を奪ってしまった……いや、この分だと自分が刺されるべきだった。くらいは思っているのかも。

 それ故にあそこまでルビーには過保護になっていたに違いない。彼女の成功や幸せの為に動いたことは、一度や二度ではないのだろう。

 たとえ今のように、彼女に嫌われるようなことになったとしても。

 

「ホンマに、損な生き方。……ちゃうか。お兄さんは――」

 

 お人好しというか……優しいが過ぎる。

 そう締めくくったみなみに対して、アクアはほんの刹那だけキョトンとした顔をして。やがて自嘲するように笑いながら肩をすくめた。

 

「……そんな感想が来るとは思わなかったな」

「ウチはお兄さんの苦しみに……本当の意味で共感出来へんもん。辛かったねなんて、思いはしても、言えへんよ」

「……でも優しいはないだろ、間違いなく。復讐の内容も、その為に放った布石や打算も説明しただろ?」

「せやね。酷いわぁ。ルビーもイジメて。自分で全部やって。……最後にはルビーを一人にするって意味では、人の心ない奴やわぁ。……ああ、過程も聞いたらスケコマシもあてはまるやん。……お兄さん最低やな」

「お……おう」

 

 自分で優しくないとか言っておきながら、いざ罵倒されてみるとちょっとだけションボリするアクアを眺めながら、みなみはクスクス笑う。

 

「でも、女たらしで妹泣かせな酷いお兄ちゃんでも……そこに優しさがないか? って言われたら、それはちゃうやろ?」

 

 ルビーや周りの人達を不幸にしようとした訳では決してない。結果的に泣かせてしまったり、道を違えたりすることにはなったとして……それに苦悩しなかった訳ではないだろう。

 根底をザックリと言ってしまえば、アクアの本質は復讐を成し遂げるには優しすぎる。本当はそんなこと忘れたかった。それでも止まれなかったのは……。更に不幸なことに復讐を予定している相手が邪悪過ぎたことに尽きた。

 まだニュースで報道された情報だけしか、みなみは知らなかったが、アクアが独自に調べ上げた結果……神木プロダクションのCEOは真っ黒だったらしい。

 母を救えなかった後悔と罪悪感。復讐を望む自分と望まない自分。それが入り交じる所に……直接身内が。周りの大切な人が凶刃にかかるかもしれない。そんな恐怖まで加わったのだ。

 だから心を潰して。大切なものを突き放し、己の人生まで投げうつ覚悟を決めた。

 

「(狂わなかったのが、奇跡みたいなもんや。……いや、もしかしたらもう……途中から手遅れやったのかも)」

 

 だが、運命の悪戯か。復讐を完遂する前に対象は消えてしまった。残されたのは、何もかもを捨てて、仇諸共に去っていこうとした自分と……彼にとっての罪だけだった。

 

「……嫌やった復讐がのうなって、ホッとしてもうた自分が許せない。そうやないの?」

「…………っ、それは……!」

 

 怒りながら泣きそうになっている男の子を、みなみは初めて見た。難儀やなぁと心の中で呟きつつ、今の彼にしてあげられることが何も思いつかないのを、歯痒く感じてしまう。

 

「許されちゃ、いけないんだよ……! そんな簡単に……!」

「どうしてなん? もうお兄さんが手を汚さなくてもよくなったんやろ? 表から消える必要も……」

「後ろから……俺自身が責めてくるんだ……! 幸せそうにする権利があるのか? って。ましてや俺はもう、ルビーを失望させて……アイを……貶めてしまった……! 自分の復讐の為にだ! 必要なくなったから、なかったことにしようなんて……!」

「で、でもっ……! お兄さんにだって幸せになる……」

「俺にその権利は……ない」

 

 堰を切ったように、己の気持ちを吐き出すアクアに、みなみは何も言えなかった。

 同時に、さっきの言葉は寄り添うというより、彼が封じていた本心を暴いてしまったのではないか。という失敗も悟ってしまう。

 お兄さんだって愛されてる筈! そんな言葉を伝えたくても、今のみなみが言った所でアクアに響かなければ意味がない。

 

「(アカン、どないしよう……! 完全にもう自分を投げ出す気になっとる……)」

 

 話を聞くだけでも少しは楽になる。だなんて傲慢が過ぎた。

 話すことで嫌な方に舵を切ってしまうこともある。なんてことを、みなみは想像すらしていなかったのだ。

 それほどまでにアクアが抱える心の闇が深かったことも。

 やがて部屋に沈黙が流れる。いつの間にかアクアとみなみは、肩を上下させて息を切らしていた。

 

「っ、すまなかった」

「あっ――」

 

 我に返ったかのようにアクアが立ち上がる。思わずみなみもつられそうになるが、アクアはそれを手で制した。

 

「どうかしてた。本当にごめん。寿さんはなんの関係もないのに、ただ俺の為に話を聞いてくれただけなのに」

「ち、ちゃうやろ……それはウチが……」

「服、乾燥機かけてくれてありがとう。もうほぼ乾いただろうから……帰るよ」

「待っ……」

 

 振り切るようにアクアは脱衣室に向かう。この後何処へ行くつもりなのか。何故だかそれがみなみにはとても恐ろしく思えた。

 引き止めなきゃ。でもどうやって? アクアと親しい人なら彼をちゃんと癒やしてあげられただろうか? 涙を共有出来たのだろうか?

 何を……こんな時にどう話しかけるのだろう?

 みなみは、何もわからなかったし、想像も出来なかった。

 だからだろうか? 不知火フリル。ルビー以外で、唯一ともいえる共通の知り合いとのやりとりが、頭に浮かんできたのは。

 

 

 

 ※

 

 

 

 ――それは、とある昼休みの出来事だった。

 

『ねぇ、みなみ。お願いがあるの。貴女にある台詞を言って欲しいんだけど、いい?』

『……台詞?』

『うん。私が一生に一度くらい、可愛い女の子に言われたいベスト5に入る代物』

 

 仕事で肉体的にも精神的にも死ぬほど疲れてる。もう不知火フリルはめちゃくちゃなんだ。

 だから……癒やしてほしいな。

 彼女はそう言った。フリル曰く、それを言われたなら、たちまち元気になる自信があるのだという。

 

 ……その日私は、何も考えずに「ええですよ〜」と言ってしまい――、盛大に後悔したのを覚えている。

 これが癒やしになる訳がない。そう言う私を見ながら、フリルは分かってないね。とシニカルに笑っていた。

 

『どうしようもない時に、試しに言ってみなよ。勿論見ず知らずの奴にはNGだけど、大事な知り合いが落ち込んでいる時とかなら、きっと助けになる筈。……というわけで、私にも言って。プリーズ!』

『言わへんよ!? 絶対言わへんからな!』

 

 

 何気ない日常の記憶。そして……間違いなく役に立たないと言える知識(?)だった。

 ましてやこんな場面で言う事じゃない。……その筈だった。

 

 

 

 ※

 

 

 脱衣所にて、年頃の男女が二人。今まさに修羅場を迎えていた。

 

「アカンて、お兄さん! ちょっとでええから冷静になって!」

「冷静だよ。俺は……星野アクアはもうめちゃくちゃなんだ。だから寿さん。寝覚めが悪いとか、気にしなくていい。所詮は他人事だ。……大丈夫だよ」

「――っ、お、お兄さん……」

 

 因みにこの時点で、みなみは冷静ではなくなった。

 奇しくもフリルが言っていた、相手が落ち込み、めちゃくちゃな状態。そんな中で焦りながら必死に解答を探した結果……悲劇(彼女にとっての)は起こる。

 覚悟を決めたみなみは、意外と大きなアクアの手をぐっと胸元ギリギリまで引き寄せると――。

 

「ほ、ホンマに大丈夫? ウチのおっぱい揉む?」

「……………………………………はい?」

 

 ……外で大きな雷鳴が轟いていた。

 途端に発言した当のみなみは頭が真っ白になり……次の瞬間、内心で泣き叫んだ。

 

「(や、やってもうたー! フ、フリルのアホォ! ウチのアホォー!)」

 

 なお、アクアはというと、予想外過ぎるヘヴィブローを喰らう形になり。完全に活動を停止していた。

 

 

 

 ※

 

 

 ひょっとして、この子結構バカなのか?

 アクアは真剣に妹の友人が心配になった。そりゃあチャラい役者にナンパされるわけだ。

 だが不思議なことに、そのバカみたいな発言が、アクアの動きを止めたのも事実だった。

 

「ち、ちちち……ちゃうねん! これは、その! フリルが言われたい台詞ベスト5で……元気になる言うて! でもウチよくよく考えてみたら何言うてはるのって……」

 

 顔を真っ赤に染めて、みなみはアワアワと慌てふためく。その様子があまりにも必死だったからだろうか。

 

「――――ブフッ、なんだそりゃ」

 

 思わずアクアは吹き出してしまう。規模でいえば数年ぶりなレベルで……彼は純粋な笑みをこぼしていた。

 

「お前っ……あんなアホみたいな台詞でっ……てか、フリルの奴、言うこと面白いなっ……! いや、一番面白いの寿さんだけど」

「なっ――! も、元はと言えばお兄さんが悪いんやないの! ウチの話ぜんっぜん聞かへんし!」

「……そりゃあ、そんな親しくない奴の言葉とか簡単に響くわけないだろ」

「……身も蓋もあらへんけど、その通りやなぁ」

 

 口を尖らせながらも、みなみがアクアの手を解放する。痛いくらいに握りしめられていたからだろうか。まだ少しだけ、掌が熱かった。

 

「ねぇ、お兄さん。今すぐ自分を許せなくてもかまへんから、もうちょっとだけ……せやな。お休みするつもりで過ごしてみいひん?」

「……お休み?」

 

 今度は何を言い出すのか。そんな不思議な興味が芽生えはじめている自分がいて、アクアはますます戸惑いを覚えた。

 そんな彼を知る由もなく、みなみは話を続けていく。

 

「お兄さん、色々と気を張りすぎやったんよ。だから少し休んでから、これからのこと決めても……バチは当たらへんやろ?」

「それは……」

「ちょっとだけ。ちょっとだけやん。もう復讐急ぐ必要もあらへんし、危ない相手もおらんのやろ? 自分許せへんなら、自分へのお仕置きをあげてもええ。……死んだりしない方向で」

「いや、そんな自分へのご褒美みたいな……」

「――っ! ええやん! 自分へのご褒美(罰ゲーム)! ルビーやお母さんに酷いことしたのは事実やもん! 償い考える方がお得やん! まぁ、ルビーも後半お兄さんに心配かけてたけど……これは可愛いもんやし?」

「……酷い贔屓を見た」

「そら友達とその兄なら……なぁ?」

 

 話す必要はなく、さっさと帰るつもりだった。何処か遠くに行ってしまおうかと。幸せを手にすることなく、自分の幕引きの地を探そうと思っていた。

 だが、まくしたてるように。必死に自分を引き戻さんとするみなみの姿に……アクアはある種の光を見た。……もしかしたら目の錯覚かもしれないけど。

 それでも、あの瞬間にアクアは確かに救われていたのだ。

 

「……まぁ、死にぞこないらしく、時間だけはあるからな」

「――! じ、じゃあ!」

「考えてみるよ。もう許されないかもしれない。一生ルビーとは仲違いしたままかもしれない。……想像するだけで吐きそうだが、それでも……そうなったなら、きっとそれが罰なんだ」

 

 だから、心の底からホッとした様子の彼女に、安らぎを覚えるくらいは許して欲しい。アクアは自分自身にそう言い聞かせた。

 

 

 

 ※

 

 

 

「本当に世話になった」

 

 玄関まで見送りに来たみなみに、アクアは改めて礼を言う。だが、当の彼女は何故か落ち着かない様子だった。

 

「あの……ホンマに……大丈夫なんですよね?」

「心配性だな。ついさっき言っただろ? ちゃんと償うって」

「……さっきは、ああ言うたけど。お兄さんが酷い人でも、幸せになっちゃアカンなんてこと……ないんやで? ウチの言葉じゃ響かんかもやけど……」

 

 尻すぼみにみなみの声が小さくなっていく。こっちが言った言葉を気にさせてしまっている様子に、アクアは思わず頬を搔いた。

 

「響いてるよ。もうとっくにな。だからありがとうって言ってるんだ」

「……お兄さん」

 

 ほんのりと目を潤ませるみなみに、アクアは苦笑いする。

 自分の周りには眩しい女の子が多すぎるな。そんな事を思いながら、彼女に背を向けてドアノブに手をかける。

 ……それはそれとして。救われっぱなしも悔しいので、取り敢えず少しだけ茶化しておくことにはしたけれども。

 

「なにせ、現役グラドルに胸まで揉まされそうになったからな。フリルじゃないが、元気は出たよ」

「ア、アレは忘れて言うたやろ! お兄さんのアホォ!」

 

 ポカポカと背中を叩く心地よい感触を味わいながら、アクアは外へ一歩踏み出した。まずは……ルビーと真正面から話し合ってみよう。今まで隠してきたことなども含めて。

 何年かけてでも、謝り続けよう。自分はそれだけのことをしてきたのだから。

 

 風が吹き荒れる。きっとこれから先も、困難が待ち受けて……。

 

「……………………うわ」

「……………………はわぁ」

 

 耳を支配するのは叩きつけるような雨風や雷の音。

 雨はいつの間にか……嵐に変わっていた。

 そもそも帰宅が困難らしい。

 

「…………えっと、申し訳ないが、傘を貸してくれたり」

「いやいやいや! 危ないやろそんなん! アカンて!」

 

 しかし、ならどうしろというのか。ダメ元でタクシーでも頼むか? アクアがそう考えていると、控えめに服の裾を引っ張られる。

 見るとみなみがうつむきながら、口をモゴモゴ動かしていた。

 

「寿さん?」

「…………ええやん」

「………ん?」

「と、泊まっていけば……ええやん」

「……………………………………………………は?」

 

 やっぱりこの子、バカかもしれない。いや、バカだ。

 アクアはそう確信した。

 

「いいのか?」

「………う、はい」

「……………揉むだけじゃ、すまなくなるかもしれないぞ?」

「え? ……――っ!? うぇえ!?」

「冗談だ。悪い。謝るからそんな怯えるな」

 

 心配だ。ただでさえルビーもチョロ……純粋なのに、この子までこうなのか。

 内心で頭を抱えながら、アクアは再びみなみの部屋に足を踏み入れる。

 かくして、僅かながらわかりあった少年少女……。二人きりの長い夜が始まった。

 

 尚――。

 

「(ア、アカン! アカンアカンアカン! どないしよ! 取り敢えず可愛い下着とパジャマに……って、ちゃう! そうやなくて……! 勢いでウチ、またとんでもないこと言ってもうたぁ……!)」

 

 誘った張本人たる寿みなみは、現在盛大にテンパっていた。

 

 




※勿論、前世ネタなどは話していません
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