ファーン!
と、警笛を鳴らして青函トンネルから出てきたのは、函館発13時31分の特急「はつかり22号」が驀進して、青森へ向かった。
「やっと青森か、次は盛岡で新幹線に乗り換えて東京へ帰れるわ。」
16時38分、長谷川が乗った特急「はつかり22号」は定刻通りに盛岡駅に到着した。
もりおか―、もりおか―、盛岡です、東北新幹線はお乗り換えです。
と、駅のアナウンスが流れた。
「えーと、東京へ行くには次の東北新幹線「やまびこ8号」は17時56分か。長い旅になったわ。」
と、長谷川は言った。
長谷川の席は、窓側だった。
パフォーンキィーンと、走りだした。
東北新幹線「やまびこ8号」は盛岡を17時56分に発車し、途中停車駅は仙台只1つだけである、終着東京へは20時36分である。
18時48分、東北新幹線「やまびこ8号」は仙台に到着した。
「あっ、ここだ。」
「やっと、乗れたわ。」
と、2人の女子大生が言った。
「あら、あなた達もこの新幹線に。」
「ええ、今日は仙台へ行っていたんです。」
「あのー、あなたは。」
「ああ、私は札幌へ行っていたんです。」
「札幌ですか、行きは新幹線と特急で。」
「いいえ、上野から寝台特急に乗ってね。」
「そうでしたか。」
「はい。」
20時36分、東北新幹線「やまびこ8号」は定刻通りに東京へ到着した。
「どうも、ありがとうございました。」
「いえいえ、こちらこそ。」
「じゃあ、私たちはこれで。」
「じゃあ、お元気で。」
と、言って長谷川は二人の女子大生を見送り、東京駅を後にした。
そして、南は長谷川の住むマンションへ向かった。
「あのー、長谷川郁代さんですか。」
「ええ、そうよ、何か。」
「ちょっと、話を聞きたいことがあってね。」
「えっ、事件当日の事ですか。」
「はい、これは関係者に話を聞くことになっているんです。」
「ああ、その時私は札幌へ行っていました。」
「札幌ですか。」
「はい、16時ごろに寝台特急に乗って札幌へ行きました。」
「ほう、夜行に乗って札幌ですか。」
と、南は長谷川に言った。
「はい、やっと切符取れたので札幌へ行くなら夜行に乗って行こうと。」
「なるほどね。」
「後、仙台で女子大生と一緒だったわ。」
「それ、本当ですか。」
「ええ、本当よ。」
そして、南は高杉に報告した。
「ほう、事件当日彼女は札幌へ行っていたのか。」
「はい、16時ごろに上野に付底から夜行に乗って札幌へ行ったそうです。」
「うーむ、夜行に乗って札幌か。」
と、高杉は言った。
そして、第2の殺人が起きた。