TSウィッチになって戦う話   作:東ドイツ空軍航空部隊

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脱走

 

 

 

基地浴場

 

 

「宮藤~自室禁固だって?それで済んでよかったなぁ!」ガシッ

 

「はわっ!はわわ」

 

シャーリーに抱き着かれ宮藤は顔を赤くする。

 

「シャーリーなんて、五回も禁固刑喰らってるもんねぇ♪」

 

「馬鹿言え!四回だ四回!」

 

「私、六回!にゃはは~!」

 

皆の笑い声が浴場に響いた

 

「エイラ?」

 

「どうしタ?」

 

「ううん。でも今のエイラ。元気無さそう」

 

「…心配ナンダ。新藤の事」

 

エイラは新藤の心配をしていた

 

「後で、行ってみたら?」

 

「ウン……そうするヨ」

 

何かあげようかナ……さっきの言い過ぎた件も含めてとエイラは心の中で言った

 

 

 

 

基地宿舎

 

 

「いいな、宮藤軍曹。必要なとき以外は外出禁止だ」

 

 

自室の扉には鍵をかけられ、宮藤はベッドにうずくまっていた

 

(どうして、誰も信じてくれないの?あれは間違い?…ううん、きっと違う…私、どうしたら良いんだろう)

 

ベッドに倒れるように横になり、目を瞑る。だが、やはりあの人形ネウロイが気になってしょうがなかった

 

(やっぱり、確かめたい)

 

 

 

 

 

 

医務室にて

 

「…少佐殿は、飛ぶ事に執着していたみたいですね」

 

今考えて言える事はこの言葉だ。

 

「聞いていたのか?ミーナとの話を」

 

「…えぇ、たまたま」

 

盗み聞きをしなくても分かってはいたが、取り敢えずは聞いといた方がいいんじゃねぇの?(適当)

 

「知っていたのか……」

 

「はい……申し訳ありません」

 

「いや、謝る事は無い…いつかはバレることだった。だが、まだ私は飛ばねばならない……」

 

飛ぶことはまだ諦めてはいなかった。

 

すると、医務室の扉が開いた

 

「新藤〜。ちゃんと安静にしてるカ〜?」

 

とリンゴを持ってきたエイラがいた

 

「えぇ…リンゴ?」

 

「まァ……お腹が空いてると思ってナ」

 

「私にも一つくれないか?」

 

「リョーカーイ」

 

と、器用に剥いで、切っていき、爪楊枝をリンゴにぶっ差していた

 

「ホ、ホラ…アーン」

 

「???????」

 

なぜかあーんさせようとしてくるエイラ。

 

「エイラさん?何故こんな事を?」

 

「そ…それはダナ……『さっきの謝罪…』」

 

「え?」

 

「なんでもイイダロ!?大人しくアーンしてろ!!」

 

理不尽すぎるだろと思いつつ、アーンすることとなった…坂本少佐は、リンゴを美味しそうに食べていたが

 

「そういえば、ユニットはどうなったんですか?海中に没してなければいいんですが」

 

「あー、ちゃんと回収したぞ。格納庫にある」

 

「成る程…少し行きます」

 

「もう立って大丈夫なのカ?」

 

「今度は横腹に風穴は開きませんよ」

 

と笑えない冗談を言った

 

 

 

 

 

そして格納庫に着いたのは良かったのだが

 

「…宮藤のユニットが無い」

 

…あ…ヤッベェ……忘れてたよ…宮藤脱走……

 

 

 

 

 

 

 

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