あの後、家族へ報告をし、泣かれた。この世界学徒出陣が当たり前のような世界だけど。
それとお守りを貰いました。北郷校長からは『武運長久』の扶桑刀を貰い受けました。…刀で何すればいいんだ?あれか、万歳突撃か?
横須賀港へ行き、扶桑皇国海軍所属空母赤城に乗艦し、ブリタニアへと向かっていた。ミッドウェー海戦では沈んだ空母だが、この1944年も現役みたいだ
飛行訓練をする坂本少佐を飛行甲板で見ている俺、甲板を掃除している宮藤って感じ
「あ、舞奈ちゃん、次そこ掃除したいから少しいいかな?」
「あ、すぐ退きます」
このコンビはちょっとした名物にもなっていたみたいだ。しっかり宮藤とも打ち明けていた
「仲良くしているようで何よりだ」
飛行訓練を終えた坂本少佐が言った。
意外と懐き度が高いのか、宮藤は気にせず接してくる。ただ、胸に埋まれている時があるが……
「ブリタニアまであと少し。何事も無いといいですね!」
「…あはは」
愛想笑いしかできない。この言葉は信用しない。この後何事も無かったことは一度も無い。上からXP–50が急降下してくるような時と同じで、ネウロイは待ってましたと襲いかかってくるのだ
固有魔法『魔眼』を持つ坂本少佐がその能力でいち早くネウロイを察知すると、赤城全体に響き渡るよう号令を掛けた。
「敵襲ーー!!」
俺は格納庫に走った。整備員がユニットの準備をしてくれていたが、問題は
「新藤軍曹、このユニットは零式練習戦闘脚ですよ!?」
どうやら二一型の配備が遅れたのか、航空機に例えると単座の零式練習戦闘機だった。だが、練習機とは言え性能は20mmが無い零戦とほぼ同じだ
「大丈夫です。練習脚でも、性能はオリジナルと一緒です」
と言い、九九式二号銃二型改を持ち飛行甲板でエンジンを吹かす。初の実戦だ。鍛えてきた空戦の腕無駄にはしない!
発艦すると、上空で先行迎撃にあたっていた零戦二一型がネウロイと空中戦をしていた。だが、劣勢である。艦艇からの対空射撃は全く歯が立たない。96式25mm機銃も装甲が厚いネウロイじゃなあ……
そして空母の方を見ると、空母の中央カタパルトが上がっていた。…まさか?
それをネウロイが狙った…が
「させない!宮藤さん発艦して!」
九九式二型改でネウロイをこっちに向かせる。
「飛べえええええ! 宮藤いいい!」
坂本少佐の激励を皮切りに、一気に引き起こして、宮藤は人生で初めて大空に駆け上がった。それもユニットの飛行経験の無い新人が
宮藤は初飛行初撃墜と遂げた。
「初戦果だな。流石先生のお気に入りだ」
「何ですかその言い方は……それよりも宮藤さんですよ」
宮藤の状態を見て、気を失っているだけと判断して戻ろうとしたが
「はっはっはっは!どうやらまだいて欲しいようだな!」
見事俺の服の袖を掴んでいる宮藤……下では水兵達が手を振っていた。零戦も2機生還した。
第501統合戦闘航空団『ストライクウィッチーズ』が駐留する基地、作戦室にて
「改めて、今日から皆さんの仲間になる新人を紹介します。坂本少佐が扶桑皇国から連れて来てくれた宮藤芳佳さんと、新藤舞奈さんです」
「宮藤芳佳です。皆さん、よろしくお願いします」
「新藤舞奈です。よろしくお願い致します」
「階級は二人とも軍曹になるので、同じ階級のリーネさんが面倒を見てあげてね」
リネット・ビショップに目をやる。後輩とは言え世話係は嫌なんだろうなと思っているんだろうね。自分?勿論嫌だよ()
そうこうしているとヴィルケ中佐から装備一式が渡された箱を渡された。自分は…
「P38か……」
ドイツの第二次大戦時の標準的な拳銃、ワルサーP38だった。ルパン三世が使ってるのもこのワルサーだったりする。宮藤は…ここは原作通り、手に取るのを躊躇している。
その後は宮藤は後ろから胸を揉まれる事態となった。勿論俺も…
「うーん、こっちは揉み心地最高!」
……アハハ。やり返したいってこういう時なんだろうね。素早くルッキーニから離れさっきのワルサーを突きつける。弾はさっき抜いた
「…宮藤さん、こういう時に役立つと思いますよ?なにしろ自衛戦闘は承認されますから……」
「あはは……」
「ウジュ!?ご、ごめんってば〜!」
ドス黒いオーラを出して言った為か、ルッキーニはすぐに離れてイェーガーの下へ逃げていった
「お!珍しくルッキーニが負けたな!」
原作通りここは楽しげな雰囲気の基地だ。やっぱり楽しいZOY!
この後は、それぞれの自己紹介が始まった
練習脚での戦闘はそういう設定(笑)です。零式練習戦闘機の単座型は尾翼の尾輪が剥き出しと二十mmが取っ払ってるぐらいで基本的な性能は零戦と同じだと思うんですよね