模擬空戦当日にて
「さてさて……2対1…っか」
クソゲーにも程があるんやけど?
「ってまた…!」
一撃離脱されまくっておりますハイ()ま、ロール性のおかげでハルトマンとバルクホルンの攻撃を躱せておりますが……きついっす
「あーもうまた外れた!」
「焦るな!全く、あれが本当のzeke乗りか……」
32型の優秀なロール性能で躱す。一式戦『隼』やFw190よりかは低いが、一一型や二一型と比べるとロール性能は改善されている
ただ、今自分が持っている機関砲は九九式一号銃はパイロットからはションベン弾と呼ばれている程、弾道が落ちる。元の世界ではスイスのエリコン社製の20mm機関砲をライセンスした形となっている。ドイツのMGFFもライセンス生産して運用していた。
「こうなったら、賭けになるが……上昇」
ハルトマンが後ろに張り付いた状態での垂直上昇勝負だ。勿論何も考えずに上昇したわけじゃない
「へっへー。不利な状況で上昇しても無駄だよー」
と言って失速したところを狙う……はずだったが
「え?あんなに小回り効くの!?」
零戦もそうだが、扶桑の軽戦闘ユニットは他国のユニットよりも曲がる。熟練のウィッチがそれを操ると考えれば。それ程恐ろしいユニットに早変わりすると言う事になる
「しまった……!今度はこっちの速度が……」
……!殺気!
ギリギリで躱せた。バルクホルンからの射撃だった
「これで貸し一つだ!」
そう言いながら射撃を加えてくる。シールドを使って回避行動を繰り返す……きっツ…!
「チッ、ションベン弾の数が少なくなってきたな……」
装弾携行が少ない九九式一号銃。弾道も悪い上に弾数も少ないってなんなん?
こうして、シザース戦に持ち込んだ。そして、少しずつ追い込んで行き、射撃しようとしたが
「これで貸しは無しだよー!」
上を取ったハルトマンからの射撃。バルクホルンの被弾を間一髪で阻止した
「あれが本当に新人の機動なのか!?明らかにエースそのものではないか!」
バルクホルンが叫ぶように言う。新人なのは間違っていないが
「ハルトマン、もう一度行くぞ!」
「はいはーい」
地上でも、反応は同じだった
「あ、あれが……新人?」
「おいおい、ウルトラエースとやり合ってるぞ」
これで、新藤舞奈と言うウィッチがよく分からなくなっちた他のメンバー。
「おー新藤。どうだったか?」
汗だくの状態で帰還した新藤。息切れしていたが、まだ立っていた
「やはりとても強かったです……何回もチャンスがありましたが、逃したのは自分の射撃の腕ですね……」
「うむ、まあ、あの二人を相手とれるのなら、この後の戦いもやっていけるな。早く風呂に入ってこい」
よし、おっふろおっふろー。