生まれ変わったら後の死王子だった件   作:Another2

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導入部分だけなんで短いです


【序章】黄金の始まり
絶望しか見えぬ第二の人生


 突然だが貴公達、諸君等は死んだ後はその生物はどうなると思う?あぁ待て待て何も怪しい宗教の話ではない、単純な質問に過ぎないのだから帰るのはやめてくれ、まぁ俗説では冥土、あの世に行くとされている、定説ではあの世には二種類あるらしく罪人が向かうとされ刑罰を施されるという“地獄”、もう一つは罪無き者が向かうとされる“天国”だ。

 そしてそれを決めるのは彼の閻魔大王とされているらしい、そして天国も地獄も共通しているのはそこで一定の年数を過ごし次の肉体への生まれ変わり、つまりは輪廻転生をすることによって生命は巡るのだと言われている。

 …まぁ中には何も無い真っ暗な空間があるんだとか言う者もいるがね、あくまで一説だ一説。

 

 さてと、何故そんなことを私が言い出したのかと言うとだな…私は日頃から己が死んだ後の感覚はどういうものなのか気になっていたのだ、そしてそれが()()()()()()()()、まぁ有り体に言えば今し方死んだのだ、私は日本で過ごしていた極々普通の人間だった、普通に生まれ普通に育ち、普通に学業を納め職につき社会に従事していた、まぁ所謂ツマラナイ人間である、まぁ人並みにサブカルチャーや娯楽の類は嗜んでいたとは思うがそれでも一般人の領域をはみ出ることはないだろう。

 

 だからそう…そんな普通の人間だったからこそ今の自分の状況は分布不相応だと思うのだ…何故私は新しい生命として生まれ変わっているのか、そしておそらく両親であろうこの2人に見覚えがあるのは何故なのか私の記憶違いでなければこの2人…某会社が出していた死亡ゲーム最新作でボスを張った者達ではなかろうか、となれば今の私はあのキャラに成り変わったというか生まれ変わったというかそういう立ち位置にいるのではなかろうか、いやまだ断定はできない、というかしたく無いから別人であるように──。

 

「おぉ!遂に産まれたのか!私達の子供が!」

 

 声でか。(推定)父よ声がでかい、もう少しおさえてくれんか一応寝起きならぬ産まれ起きの我が身にはかなり堪えるのだ、肩にいる獅子らしき物も困った顔をしているでは無いか*1

 

「私の王よ我らの子が生まれたことを喜ぶのは良いが声を抑えるように、今の私に其方の声は響くのだ」

 

 そうだそうだ言ってやれ(推定)私の母よ、赤子の身にも大声はかなりくるものがあるのだぞ私は今喋れないから母が意思疎通をしてくれねば忽ち私は耳亡き者になってしまう。

 

 …ふぅそろそろ現実から目を背けるのはやめにしようか。えぇと…つまりこの2人は…そのだな、やはり例の人物達であるらしいな、いやまぁ私も前世で画面越しにしかみたことがないのだけど、主に父の方、母に関しては殆ど磔にされた動く石像みたいになってたしどちらかというと彼の赤髪のアレの方が印象深い、蘇生ポイントとして機能する母の姿を模した像は至る所にあったが。

 

「エルデの王ゴッドフレイ、及び女王マリカの名の下に、今日から其方の名は()()()()()()とする、私達の愛しい子よ、逞しく、強く成長するのだぞ」

 

 おぉう…神よ、寝ておられるのですか、いやこの地の場合神は我が母であるからして…いやそれでもなぁ…ワンチャン本編じゃ存在しなかった10人目のデミゴッドとして生まれるのかと思ったらまさかの1人目、しかも後の死王子。こんな絶望しか見えない第二の人生もそうあるまいて。

 いやまぁそもそも記憶持ち越して第二の人生を歩むってのもまずそうそうないんだが…いやぁ…どうしたものか。

*1
気のせいです




エルデン小説増えろ増えろ…
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