『『ボコしRTA』』
『今日ボコしにいくのは残念イケメンことイケメンくん』
『あまりにも早いNTRで有名なあのイケメンくんですね』
少し、前世で見た残念イケメン討伐RTAの事を思い出していた今日このごろ。俺は声を大にして言いたい。
「私は記録更新するぞ! 絶対に!!」
ゲーム内時間は早くても4日掛かってたから、この2日は破格だろう。そうだろう。
は? 煽ってんのか? ふん、いいだろう。ここは秘密基地で誰もいない。
「ほら、しゃべり放題」
くはははははは、フィーバータイムだ!!
「どうしたんです? 行きますよ」
「…………はぃ」
今にも消え入りそうな、そんな声しか出せなかった。
場所は分かっている。ヤツノネ城という所にボスは大体いる。学ばずに他のボスも住み始める。
馬鹿なのかな? では突撃ー! の前に。
「今日……君たちの任務は……足止め……以上。質問を許可」
1人の女子がこちらに質問があることを手を上げ主張する。
「失礼を承知で言います。どうして今回の作戦、私たちは外されるのですか? それとなぜ足止めなんですか?」
ほうほう、面白い質問ですね。とかそこまで面白くないが質問を許可したからには答える。
「私が……出る。それともう一つの……方、あなた達を出すと……相手に、取り込まれる」
「……ッ!?」「中隊長が出るだと」
では今度こそ、突撃ー!
「というわけで……私達、は気にせず……進めばいい」
「教kッ!?」
「
いきなり火の玉が飛んできたー。わーびっくりダナー。前にもこれやった気がするな。
「池様のために!!」
そう言って櫻樹ちゃんが現れた。へー池って言うんだあの残念イケメン、略して残メン。
「ありがとう。理緒」
「池様♡」
「オエ」
気持ち悪すぎる。ゾワッとしたもんゾワッと。……さっさと潰さないと。(使命感)
あれは生かしておいちゃいけないものだ。
「どうやって君、あー」
「袙瑠さんです」
「そう袙瑠ちゃん。袙瑠ちゃんはどうやって俺のイケメンから逃れた?」
「さあ? 魅力がなかった……せいじゃない?」
おーおーそんなにお怒りなすんなって。死に顔が醜くなるぜ?
そーんな会話を出来ているのは、主人公くんが残メンと櫻樹ちゃん以外を相手取っているからだ。
「君面白いね。あー「袙瑠さんです」そうそう。袙瑠ちゃん、今から君を捕らえて固有スキルを君“1人”にじっくり掛けてあげよう!」
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「ッ!? 教官!?」
教官が敵と牽制し合っていた場所から轟音が鳴り響く。僕がその轟音のした方向へ首を傾けると。
そこには絶望と言ってもいい状況。
袙瑠教官が倒れ伏していた。教官に言われていた事が頭の中を反響する。『私が、倒れたら……回収して……撤収』
さっきの彼奴の口振りからして時間を掛ければ教官も効果を受けるのだろうか?
僕は怖くなり、教官の方へ走り出していた。
「「させない!!」」
さっきまで周囲には殺意しかない風と氷塊しかなかったが、今は雪が振り始め暴風が吹き荒れる。
そのような状況が瞬時に出来上がっていた。
雪が僕を固めるようにまとわりつき……凍っていき身動きがとれない状況にされてしまった。
だけど完全に動けなくなる前に。出来の悪い物語のように。
そこに希望の光が。いや、声がした。
「…………
だから僕は負けてられないと脱出を試みる
暫くして思い出す『lv.2解散。てスキルを取ると、より強くなれる』その教官の言葉を思い出してlv.2解放を取得し脱出を再度、試みる。
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「…………
よしっ! 倒れたフリしての詠唱成功! さあ、ここからは俺のステージだ!
元凶を叩けば終わりだぁぁあああ! あっちょっ待って邪魔。邪魔ですお客様!
邪魔だ。あまりにも邪魔だ。
元凶を叩こうとしても氷に阻まれ避ければ火の玉(複数)がそれに紛れて風の刃が。
うんクソゲー、いやクズゲーだったわ。
元凶叩くの辞めた、一人一人いこう。まずはいつもどうりに────ん?
「なにを……しているの?」
「それは俺が答えよう! 俺は彼女達の力を一時的にだが俺の力として集めることが出来るんだ」
「……な!?」
は? そんなのゲームにはなかったぞ? なかったよな? 最後にやったの前すぎて全然覚えてない。
というか特に何もさせずにぶっ飛ばしてた気がする。
まあいいどうせその程────
「お゙?」
「どうだい? 素晴らしいだろう?」
軽い衝撃が腹に一撃。俺は蹲り呻く、一回状況を確認しよう…………殴られた?
……いつの間にこんな近くに? 固有スキルを起動している状態でも目に見えない程速い?
だとすると絶望的な状況だ。
ん? !? はは、戦場はコロコロと状況が変わるものだと教えられたが、今か。今主人公くんがlv.2を解放したらしい。上限が取り払われたのを感じる。
だが少し遅い感があるなあ。
「教官! 教官!?」
――あぁ、主人公くんが氷? 固められた雪からやっと出てくる。
「さあ、準備はいいかい? 俺の虜になる準備をさ!!」
――ここでゲームオーバーだ。
どんな感じなのだろう精神干渉を受けた経験はあるが(生徒会長)あれは情報の共有に使っていたし。
エ◯同人みたいな精神操作は初だ。
──人格の上書きが開始されます
─────────────────────────
僕は見ていた。敵が教官を手駒に加えようとしている瞬間を。
僕は見ていた。過去仲間だったものに取り押さえられて。
僕は見ていた。…………いや、僕は見ている、目の前の神話的な光景を。
僕は………………それをただ全てが終わるまで見ていることしか
僕が雪? 氷の拘束から逃れた時すでに教官が捕まっていて、一瞬教官は皆んなと同じ様に雰囲気が甘くなった……が、更に雰囲気が変わった。
「……きょう……かん?」
いや、もう雰囲気とかじゃない、教官からナニカが出てきて……教官が聞いたこともない詠唱のようなナニカを初めて…………………………。
─────────────────────────
――人格の上書きが完了しましたたたったttttttttttERRORERRO─────────File10(suppression)にERRORを検出─────
─────────再ダウンロードします──────────────完了しました─────出力が想定値を突破─────接続します─────成功────更新します──────────────完了しました────警告:接続が不安定です、早急なメンテナンスを推奨します─────人格保護システムを終了します。
「……痛た」
何だったんだ、さっきの頭痛は。お? さっきまでの変なの消えたな。
ん? なんだコレ、知らないのに解かる感覚、固有スキルか! これは間違いなくゲームにはなかった。どうなってんだ! 教えは!!
…………まあいいやっ使おっと。
「
詠唱が終わると固有スキルを起動した時に体中を循環している力が外に溢れ出し、狼とストールの形を模していく。
かわいい。
使役獣みたいなものかな? 取り敢えず。
「ごー」
「ガルル」
狼が目の前の敵を喰らわんと襲い掛かる。
「なんだこの犬は!? あとお前はなんで敵対するんだよ!!」
奴は狼ちゃんを殴り飛ばしこちらに向かってくる。
この新たな力(ドヤ顔)のおかげか視える普通に目で追える。
でこのストールはなんだ? おっ固くなるこれ。
固くなるのを確認したのでストールの端を持ち残メンに向かい特攻!!
殴るぜヒャッハー、わっ斬れた。これ斬れるんすか。
「ッ! …………ゴホッ」
残メンは口から血を吐き雑に捨てられた雑巾の様に倒れた。
「終わったよ…………帰ろう」
「……………………はいっ!!」
終わった1章が終わった。
残メンお前それは許されんぞ。
裏話ですが残メンの名前誠にしようか悩みました。今年で1番悩みました。
感想お願いします。
あっ! そういえば基本的に投稿は月曜の18時にすることになりました。
次回日常回です。
狼の名前どれが良いんでしょうか?
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ポチ
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タマ
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ビス
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玄狼(くろう)
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