また息抜きに書いてみました。
RoseliaとAfterglowが主役のストーリー。難しいけど、書きたかったので頑張ります。
また時系列も懐かしめですが、楽しんでいただけると幸いです。
それではどうぞ。
スタジオ併設型ライブハウス『
6人の少女……訂正。5人の少女と1人の少年が、あるバンドのライブを見ていた。
「はあ~、やっぱり凄いなー
「ああ! メチャメチャ雰囲気あって引き込まれるよな」
「私、時々息をするの忘れちゃってたよ。周りのお客さんも同じだったみたい」
「あたしの近くにいた人はものすっごく盛り上がってたよ~。終わったあと汗かいてる人も多かったしー」
「それねー。お客の引き込みと盛り上げを同時にやってるってホントに凄いよね。ねっ、
「え? うん……まあ確かに」
夏々は成り行きで蘭達5人が組んだバンド『
通ってる高校は違うが、夏々と蘭達は幼馴染みなのである。
「どうしたんだよ蘭。なんかすっきりしない言い方だな」
蘭の反応が気になった巴が言う。
「ほほ~う。そうだよね~。
モカの言葉を聞いた蘭がいちいちからかわないでよと返す。
「からかってなんかないってば~。ライバルっていうのはほんとの事なんだし~?」
「そんなんじゃないから! あたしはただ、あたし達の方が盛り上がるライブにできるって思っただけだから……」
そう蘭が言った時……
「AfterglowがRoseliaよりも盛り上がるライブを?」
「「!!!」」
「あちゃー……」
なんとRoseliaのボーカルである
「ゆ、友希那さん! それにあこちゃん達も。終演後フロアに来るなんて珍しいよね……?」
「あ……その、みんなが来てくれてるから挨拶しよっかなーって」
ライブの感想、聞きたかったし……と巴の妹である
「せっかくだしみんなで行こーって話になったんだけど、微妙なタイミングで来ちゃったみたいだねー」
「えっと、あの……ご、ごめんなさい! 私達そんなつもりじゃ……!」
「気にする必要はないわ」
「『自分達が1番ライブを盛り上げる事ができる』。誰しもそう思っていて当然だもの。私達は気にしていないから、謝らないでちょうだい」
「気にして、ない?」
「ええ。そもそも、
「それって、あたし達の事は眼中にないって意味ですか?」
「……(蘭ちゃん。友希那先輩が言ってるの、そういう意味じゃないよって、言いたいけどボクが言っても聞いてくれなさそー)」
友希那の『比べる必要もない』という言葉に蘭が噛みついた。彼女の様子を見た夏々はどうするかと思考を巡らせる。
「比べるまでもないって事は、当然RoseliaがAfterglowよりも上だと思ってるって、そういう事ですよね?」
「それは……」
「何その微妙な返事。それなら湊さんは、一体……」
「それ、どういう意味ですか?」
「おねーちゃんまで……」
友希那の反応に蘭だけでなく、巴もだった。まさかの姉の反応にあこも驚かざるを得ない。
「どういう意味もなにも、そのままの意味だと思いますが……」
「じゃあやっぱり、RoseliaはAfterglowを下に見てるって事じゃないですか」
「おおー。蘭、ヒートアップしてますな~」
「ら、蘭ちゃん落ち着いて!」
「あたしは落ち着いてるよ!」
「……(寧ろ悪化してる)」
つぐみが落ち着いてというが、明らかに蘭は落ち着いていない。夏々が見ても明らかだった。
「あなた達は、一体何を言っているの?」
「もしかして、こちらの意図が伝わっていないんじゃないですか?」
「ご、誤解を……解かないと……」
ここで紗夜。自分達が言ってる意図が伝わっていない事に気づく。
「……何、この騒ぎ」
「あ、
ある意味ちょうど良いタイミングで、夏々と同じく遠目から見たら、少女にも見えなくもない中性的な少年、
悠里は友希那が組んでるバンド『Roselia』の手伝いをしており、夏々が通ってる高校の先輩で、昔から兄のように慕ってる人物だ。ここに居るAfterglowのみんなも彼とは面識がある。
「…蘭ちゃん、どうかしたの? 友希那ちゃんに何か言われた?」
「いえ、もういいです。Roseliaがあたし達の事どう思ってるか、湊さんの言葉でよく分かりましたから」
蘭の言葉を聞いた悠里は近くに居た燐子に事情を訊き、夏々に視線を向けると、助けてくれとばかりに肩を落としていた。
「あたしはAfterglowがRoseliaよりも下だなんて思ってない。……って、言葉だけじゃ説得力ないですよね。だったら……」
「……(蘭ちゃーん、めんどーな事は言わないでよー?)」
頼む。余計な事は言わないでくれと夏々は必死に願っていたのだが……
「AfterglowとRoselia。どっちがより盛り上がるライブができるか……
「いいな、それ!」
夏々の願いも虚しく、蘭は『2マンライブ』で勝負という、とんでもない事を言い出したのだ。巴も乗り気である。
「いやいやいや、ちょっと待ってよ! 2マンライブ自体はすっごく楽しそうだけどさ、勝負って……!」
「少し落ち着いてください。こちらには決して、そんなつもりは……」
リサと紗夜もそんなつもりはないとないと言いかけたのだが……
「ええ、受けて立つわ」
「ちょ、ちょっと友希那、何言ってんの!?」
なんと友希那が受けてしまったのだ。そもそも誤解されてるだけなんだから、説明すればいいだけでしょとリサは言うが……
「必要ないわ。彼女達は2マンライブでの決着を望んでいる」
それなら、受けるのが礼儀だと答える友希那。それを聞いたリサは未だに納得していないが。これでいいのよと友希那は言う。
「悠里、なんとか友希那に言ってあげてよ……」
「ねえ~、夏々も蘭になんとか言ってよ~」
リサとひまりが友希那と蘭のストッパー役である2人に声をかけるが……
「「フフッ……フフフ……フフフフフフ……」」
悠里と夏々は不気味な笑い声を上げていた。表情が見えないので怖い。全員が凍りついていた。
「ゆ・き・な・ちゃん……?」
「ら・ん・ちゃん……?」
「「ひっ!?」」
小さい悲鳴を上げる友希那と蘭。他のメンバーも悠里と夏々の表情を見て怯えている。それもその筈、ニコニコと笑っているが、目が完全に笑っていなかった。
「夏々。僕らは後片付けが残ってるから戻るね? それと日程とかは、候補日を蘭ちゃん達みんなで決めて連絡してね?」
「はーい♪ 悠里兄、なんかごめんね?」
「僕の方こそ。ほんとは夏々もその気じゃないでしょ?」
未だに怯えてるRoseliaとAfterglowをよそに悠里と夏々は今後の予定を話す。
「湊さん、スケジュールが空いてないから無理なんて言い訳はなしにしてくださいね」
「もちろんよ。あなた達こそ、直前になって自信をなくして出られないなんて事、ないようにね」
「言ってくれますね。絶対に負けませんから」
「ええ。期待しているわ」
友希那と蘭が互いに煽りに近い事をやっていたので……
「「………………友希那ちゃん(蘭ちゃん)? いい加減にしよう……? ……ね?」」
「「は、はい……」」
悠里と夏々による冷たい笑顔の圧力により、友希那と蘭は大人しくなるのであった。
読んでいただきありがとうございます。
次回も頑張りますので、よろしくお願いします。
本日はありがとうございました。
※主人公の簡単なプロフィールです。
容姿イメージ:『らき☆すた』の岩崎みなみ
誕生日:12月12日、いて座
血液型:A型
一人称:僕
容姿イメージ:『艦隊これくしょん』の睦月
誕生日:12月17日、いて座
身長:157cm
血液型:A型
一人称:ボク