俺の家に勇者が住み着いてしまったようです 作:大家さん
「最近、大家をしているアパートが大変なことになってる」
「おばあちゃん、原因は?」
俺はおばあちゃんが大家をしているアパートが大変なことになってると相談していた。
「それがね~出るそうなの」
「出る?」
「幽霊じゃ!神樹様が枯れたって噂が流れてから現れるようになってねぇ・・・入居者が全員出て行っちまった」
神樹様が枯れた・・・そんな噂本当なのだろうか?急に現れた壁の外の本州・・・・。この幽霊騒動と関係あるのかな?
「おばあちゃん、俺住むよ」
「やめときな?お前が幽霊に呪われたら先に絶たれたお前の両親に顔向けできない」
「でもさーその現象を解消しない限りは入居者なんて入ってこないだろ?おばあちゃんのアパートから学校は近いから大丈夫だよ」
「・・・・・わかった。ワシは孫の頼みには弱いからねー」
「ありがと、おばあちゃん」
という感じでおばあちゃんが経営しているアパートに引っ越しをした。
✿✿✿✿
「ここがおばあちゃんのアパートか・・・」
翌日、アパートに住む事になって荷物など置いといた。正直幽霊とか会ったことないからどんな感じなのだろうと内心ワクワクしてる。
「とりあえず、住めばわかるか・・・」
俺はとりあえずいつも通りの生活をした。学校に行き授業を受けて友達と話して帰宅するけど何も起きなかった。
「う~ん、なんだろう?ガセネタだったか?」
そう思いながら天井を見上げていた。
『あ、あの・・・』
「はぁ!?」
『アタシの事見えてるのか?』
どう見ても見えてるんだけど・・・この建物大丈夫か?
「うん、はっきりと見える」
『お邪魔してます・・・』
おばあちゃんの言っていた事が本当になった。空中を浮かんでいる女の子を見つけた。
「俺、霊感無いと思うけど・・・これは除霊した方がいいのかな?」
『アタシは悪霊じゃないから!除霊はやめてくれー!』
本当に幽霊屋敷になっちゃった瞬間である。確実に俺の声が聞いてる。
「どういう事か説明してもらうよ?」
「はい・・・」
女の子は正座して俺の前を見てる。幽霊の女の子と色々話した。そして俺はとんでもない事実を知った。それは神樹様が枯れた噂と繋がっていた。
「君は勇者でお役目を果たして亡くなったと?」
「ああ・・・簡単に言えばそうなるかも」
「へぇー大赦はそんなことを・・・」
大赦がやらかした事は、もう追求しても意味ないだろう。今は、この幽霊さんの事考えよう。
「幽霊さん、名前は?」
「三ノ輪銀だよ。アタシが亡くなったのが小6だから生きていたら中学3年生かな?お兄さんは?」
「俺は前野聡太、高校1年だ」
「先輩・・・ここはいい場所だな!」
「良い場所なのはうれしいけど・・・成仏しないの?」
「うーん成仏したいのは山々だけどさ・・・・出来ないんだよ」
成仏出来ない!?何か未練とか残ってるのか?じゃあこの世の未練を無くせば成仏出来るのかな?
「なるほど・・・この世に未練があるって事?」
「そうでもないんだよな。友達とはちゃんと会えたからそこで成仏出来ると思うんだけど・・・」
「それでも成仏できないの?じゃあ何が原因なんだ?」
「よくわからないからいつの間にかここに来ちゃったんだ」
幽霊でもわからないのか・・・・色々彷徨っていたらおばあちゃんのアパートに来た感じかな?
「原因不明ですか・・・もしかして神樹様のせい?」
「かもしんないなー」
「まあ、住む場所無いならいっその事住んじゃえば?」
「えっ・・・いいの?」
「まぁ何とかおばあちゃんに色々言い訳考えるさ」
「ありがとう!よろしくお願いします!」
こうして、俺のアパートに同居人が出来た。その子は、元勇者の幽霊なんだけどね。
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