俺の家に勇者が住み着いてしまったようです   作:大家さん

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幽霊の銀ちゃんがセカンドライフを満喫するよ。

そもそも普通の人間が勇者の慰霊碑に行けるのかな・・・?


三ノ輪銀

幽霊と同居して数日が経った。幽霊との同居してわかったことがある。

 

「聡太ー!イネス行きたいから身体貸してくれないか?」

 

「また・・・?」

 

そう、幽霊の三ノ輪銀は生きた人間に憑依出来るらしい。憑依出来た幽霊は食べ物の味がわかると銀本人が言ってた。

 

「聡太に憑依すればイネスのしょうゆ豆ジェラートが食べられるんだからな」

 

「ホントにセカンドライフ送ってるなぁ・・・」

 

銀が勇者だって事すっかり忘れてしまう。大橋にある歴代勇者たちの慰霊碑を見たら本当に三ノ輪銀の慰霊碑があった。

 

「そうだろ?幽霊も案外悪くないぞ」

 

「わかったよ。学校終わってからいくらでも食べさせてやるよ」

 

「ありがとう・・・聡太」

 

俺はいつも通り登校する。高校になっても学校は退屈だけど今は幽霊が付き添ってるからなぁ。

 

「おはよう」

 

『ここが聡太の通う高校か・・・』

 

教室に入るとクラスメイトたちが挨拶をしてくる。このクラスに幽霊がいるなんて誰も思わないだろう。授業中、銀は黙って俺の授業を見ていた。退屈そうな顔もしていたのを俺は見てたけど。昼休みになると弁当を持って屋上に向かう。

 

「屋上で食べるのか?」

 

「うちの学校。昼休みは屋上使えるからな」

 

「アタシもご飯食べたい!」

 

「そう思って弁当余分に作ってるから安心して?」

 

「聡太ナイス!いただきまーす!」

 

銀は俺に憑依してパクパクと弁当を食べていた。

 

『どうだ?』

 

「聡太の料理美味いよなー」

 

『そりゃよかった』

 

「うん!あ、そういえばさっきの授業寝てなかったね」

 

『授業つまらなかったか?』

 

「授業内容は全然わからなかったなぁ・・・生きていたら勉強大変そうだよ」

 

『生きていたらか・・・まぁその時は俺が教えてやるよ』

 

「・・・・ありがと」

 

『どういたしまして?』

 

銀は、ご飯を食べ終わり、俺の身体から出た。

 

 

✿✿✿✿

 

放課後になり、俺は帰り支度をしていた時だった。

 

『さぁさぁイネスに行こうぜー!』

 

はいはい・・・と俺は心の中で思った。帰ろうとしている最中、クラスメイトの女子に声をかけられた。

 

「前野・・・・部活の事考えてくれた?」

 

犬吠埼さんじゃん・・・多分勇者部の事だろうな。銀の事もあったからスカウトされていたの忘れてたわ。

 

「犬吠埼じゃん、いやぁ・・・やめておこうかな?」

 

『おぉっ!?なんだナンパか!?』

 

ナンパの方が嬉しいけどね?

 

「ごめん。今日ちょっと用事があるから・・・」

 

「そっか・・・まだアンタを諦めた訳じゃあないからね!」

 

クラスメイトである犬吠埼に別れを告げ、俺はイネスに向かった。

 

『部活いいのか?』

 

「犬吠埼とは同じ中学で勇者部には入ってなかったけど色々手伝っていたからな。ボランティア活動は勇者部じゃなくても別にいいかな?って思っただけだよ」

 

『そうなのか?』

 

「それよりもジェラート食いたいんだろ?」

 

『あっそうだった!早く行こうぜ~!』

 

そして俺達はイネスに到着した。店内に入り、店員さんに注文した。

 

「しょう油ジェラート2つお願いします」

 

「かしこまりました」

 

銀の分のジェラートを受け取り、席に座った。

 

『うぅんめぇええ!!やっぱりイネスのジェラートは最高だな!』

 

「良かったな?こうして食べられてさ」

 

『ありがとよ・・・・本当に』

 

銀を見て、俺は無言になっていた。その沈黙がしばらく続いた後、銀が口を開いた。

 

『聡太・・・聞いてくれるか?』

 

「なんだい」

 

『アタシさ・・・本当は生きたかったんだ』

 

三ノ輪銀の本音って事かな?本来なら銀の友達に会わせて成仏するのが生きてる人間のお役目かもしれないけど。

 

「・・・・・」

 

『アタシは勇者として満足に戦ったと思ってる。でも大切な友達はまだ生きてる・・・』

 

「それで?友達とは会ったのか?」

 

『生きてる人間になるべく関わりたくないのが本音かな』

 

「俺とは思い切り関わってるけどな」

 

『しょうがないだろ!?聡太が見えてるんだから!』

 

「それもそうだな・・・霊感無いのにどうして見えるのかな?」

 

『本当は霊感あったとか?』

 

「俺の家族は特別な一族じゃないけどね。突然変異?」

 

おばあちゃんから聞いたけど俺の家族はホント普通の家族で特殊能力とかそういうのは無かったとはっきり言った。あのアパートが何かあるのかな?

 

『やっぱりおいしいな~』

 

銀も食べ終わってそろそろ帰ろうかな?

 

『じゃあ、そろそろ帰ろうか』

 

「そうだな」

 

すると・・・・帰ろうとした時だった。

 

『須美・・・・園子・・・・』

 

「銀の友達?」

 

『そうだ。2人が、アタシの慰霊碑に来た以来だな』

 

銀の友達が偶然イネスに居たのだ・・・あれ、どこかで見たような?




前野聡太
オリ主で幽霊アパートの入居者その1 風先輩とは讃州中学での友達。

三ノ輪銀
原作キャラで幽霊アパートの入居者その2 幽霊さんで聡太に憑依する事が先代勇者様。

犬吠埼風
原作キャラで偶然、聡太と同じ高校になった元勇者で聡太を勇者部に勧誘しようとしてる。

どんな話見たい?

  • シリアスください!
  • ゆゆゆいみたいなお話
  • 勇者部視点!
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