暗黒の滅竜魔導士   作:エルドラス

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今回は、オリキャラの一人が登場します。


予選

ここは、大魔闘演武が行われる。フィオーレ王国首都、クロッカス。

 

大会出場選手は、この街の特定の宿に決められた時間までにはいることが義務付けられている。逆にいえばその時間までは、何をしていても良いと言うことだ。

 

その宿のうちの一つ、蛇姫の鱗の一同が止まっている宿に彼、ラルド・フレーリアはいた。

 

今彼は、大会に向けて、自身の武器の手入れをしていた。

 

そうしていると、紫色の毛をし、黒い革ジャンを羽織った二足歩行の猫が話しかけてきた。

 

レイル「相変わらず、その剣を大事にしているのですね」

 

彼の名は『レイル』ラルドが、妖精の尻尾を抜けて少し経った頃に拾った卵から生まれた『エクシード』だ。

 

ラルド「まぁね、戦いには必要だからね」

 

そうしてラルドが自分の相棒と話していると、扉を叩く音が聞こえてきた。

 

ラルド「はーい、今出まーす」

 

そう言って、ラルドはドアを開けた。するとそこにいたのは、自身の恋人であるシェリアだった。しかも、彼女は今白いワンピースを着ていたのだ。

 

自身の恋人の姿に見惚れていたラルドだったが、レイルに肩を軽く叩かれたので、一度呼吸を挟み心を落ち着かせ、質問をした。

 

ラルド「どうしたのシェリア、その服は?」

 

その問いに関してのシェリアの答えはこうだった。

 

シェリア「折角のお祭りだもん、だからラルドとデートしたいなぁって思ったの」

 

自分の彼女の可愛さに、思わず立ちくらみを起こしそうになったラルドだったが、なんとか堪え、シェリアと話を続けた。

 

ラルド「でもその格好、これから戦うのに良いの?」

 

シェリア「大丈夫だよ、少し早めに帰って、宿で着替えるから」

 

ラルド「…分かった。じゃあ、デートしようか」

 

シェリア「うん♪」

 

ラルド「あっ、レイルは…」

 

ラルドがレイルも連れて行こうかと、聞こうとするがレイル本人がそれを止めた

 

レイル「ご心配なく、私はここで待ってますので、どうぞお二人で楽しんで来てくださいな」

 

それなら大丈夫かと思ったラルドは、シェリアの提案にのって、デートを楽しむ事にした。

 

因みに、それを見ていたレイルは、相棒の幸せそうな顔を見て、安心するのだった。

 

〜街中〜

 

シェリア「ふんふふーん♪」

 

ラルド「嬉しそうだね、シェリア」

 

シェリア「だって、ラルドとデートができたんだもん嬉しいに決まってるよ……ラルドは違うの?」

 

シェリアがそう言うと、ラルドはニコッと笑いながら言った。

 

ラルド「そんなことないよ、俺も、シェリアとデートができて楽しいから♪」

 

そうして、二人はその後も、食べ歩きをしたり、洋服を見に行ったりなどをして、デートを思いっきり楽しんだのだった。

 

 

 

 

その日の夜、デートを終えた二人は宿に戻っていた。

 

シェリア「あー、楽しかった♪また今度デートしようね♪」

 

ラルド「勿論、シェリアか良ければいつでも♪」

 

二人はお互いに顔を見ながら少し笑うと、そっと顔を近づけ、キスをした。(唇を重ねるライトキス)

 

ラルド「じゃあ、一旦部屋から出るね。シェリアも着替えたいだろうし」

 

レイル「では、私も、外に出てますね」

 

シェリア「うん、すぐ終わらせるから」

 

会話を終えると、ラルドとレイルは一旦部屋から出たのだった。

 

因みに、シェリアは着替えながら「ラルドはいてもよかったのに」と、少し残念そうにしながら着替えるのだった。

 

 

 

 

それから暫く時間が経ち、夜になるとリオン達も、宿に帰ってきた。

 

リオン「ラルド、シェリア、デートは楽しめたようだな」

 

ラルド「まぁね……そう言うリオンもなんだか嬉しそうだけど、何かいいことでもあったの?」

 

ラルドがそう質問すると、リオンは嬉しそうに答えた。

 

リオン「あぁ、今日は俺にとって素敵な日になったよ……運命の出会いをしたのだから」

 

ラルド「……えっ?どゆこと?」

 

ラルドは、リオンが何を言っているのか理解できず、困惑していた。

 

すると、外から大きな鐘の音が鳴り響き、何事かと外を確認すると、カボチャの被り物をした男の立体映像が浮かんでいた。

 

カボチャ頭の男「これより、参加チーム113を8つに絞るための予選を開始しまーす」

 

カボチャ頭の男の発言に、ラルドは驚いていた。何故なら、今までは予選など行われなかったからだ。そもそも、予選があるなら最初に伝えるべきなのに、それすらなかったのだから。

 

リオン「12時とは、予選開始の時間だったのか」

 

ジュラ「113もあるギルドを、一気に8つに絞るとはのぉ」

 

リオンとジュラがそう喋っていると、カボチャ頭の男は、話の続きを語り始めた。

 

カボチャ頭の男「ま〜いとしさ〜んかギルドが増えて〜、内容が薄くなってるぅ↑、との指摘を頂きぃ、今年は本戦を、8チームのみで行うことになりました〜。予選のルールは簡単」

 

カボチャ頭の男かそう言うと、次の瞬間、宿が揺れ始め、変形し出した。

 

ラルド「うっ、気持ち悪るっ」

 

因みに、ラルドは滅竜魔導士である為か、変形していく宿に酔ってしまっていた。

 

カボチャ頭の男「これからぁ皆さんには、競争をしてもらいます。ゴールは、本戦会場、『ドムスフラウ』先着8チームの本戦出場となります」

 

カボチャ頭の男がそう言うと、宿の窓際から、階段のような物が出現し、それが空中に向かって伸びていた。

 

カボチャ頭の男「魔法の使用は自由、制限は、ありません。早くゴールした順位8チームのみ、予選突破となります。……ただし、5人全員でゴールしないと失格、それとぉ↑迷宮で命を落としても、責任は取りませんので」

 

ラルド「迷宮?」

 

すると、空に大きな球体状の何かが浮いていた。

 

カボチャ頭の男「大魔闘演武予選、空中迷宮(スカイラビリンス)開始!」




今回は、少しばかりデートのお話を挟んでみましたが、いかがだったでしょうか。

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