ハイスクールD×D ~歌姫と罪の王~   作:黒樹

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第十八話  雑談とランキング

 

 

 

 さて、俺は勝ったとともに小猫にキスされた。一誠は血の涙を流し、リアス先輩といのりは微笑ましそうにその光景を見つめ、小猫は尻尾があったらゆらゆらと揺らしているだろうが、今はそんな事はどうでも良い。

 

 これで告白は何人目だろうか? 

 

 祭は俺が告白したのと同じとして、レイナーレは確実に俺が告白しただろう。いのりは何時からかそんな関係になってしまっていたため、覚えていない。

 

 小猫も可愛いから好きなのだが、あの黒猫がなんて言うかな? 確実に消し炭・・・・・・ではなく、仙術で体のあちこちをおかしくされそうだ。

 

「くそっ! 俺も小猫ちゃんに勝ったらキスされるのか!? ファーストキスは桜歌に持って行かれたけど、俺も勝ってキスをしてもらう!」

 

「イッセー先輩には、絶対にしません」

 

「何故だーー!! 桜歌のたらしめ! ライザーと同じじゃねえか!!」

 

 一誠は新たな目標を決めるも、小猫に一瞬で打ち砕かれた。相変わらずおめでたい奴だが、少しは小猫の気持ちを考えて欲しい。それと、俺はライザーとは違う・・・・・・ハーレム作ってるけど、一誠もそれかわらないからな? 目指してるもの、ライザーと一緒だぞ?

 

「桜歌先輩はあの焼き鳥と違って優しいです」

 

 そう言って俺の頭を撫でる小猫は、凄く嬉しそうだった。何だろうこの小動物? 届かなくて、必死に背伸びしているところが可愛いんだけど? 俺はそう思ったと同時に、小猫を抱き締める。

 

「桜歌先輩、こんな所で何を・・・・・・///」

 

「抱き締めてるだけだよ、小猫」

 

「そ、そうですか・・・・・・でも、嬉しいです」

 

 なにを勘違いしたのか、慌て出す小猫・・・・・・こんなところで襲うなんて、そんな事はしない。そんな事したら、確実にあの黒猫に殺される。ついでに一誠がいるし、羞恥以外のなにものでもないだろう。あの黒猫はところかまわず発情してくるけど。

 

「桜歌、あなたには小猫を頼むわ。まあ、この先は小猫に自分で話してもらうことね」

 

「桜歌・・・そろそろご飯作らないと、ダメ・・・小猫は許す」

 

 そう言って、リアス先輩といのりは修行をするためにどこかに去っていった。どうやら、王公認の関係になったようだ。それに『この先』と言われても、知っているために話しても良かったんじゃないだろうか? いのりとリアス先輩は俺が知っていることを知らないだろうけど・・・・・・。

 

「そうだ、桜歌。俺も今からお前のご飯づくり手伝うよ。試したいことがあるんだ」

 

「試したいこと? まあ、いいけど野菜を切るとかだけで良いか?」

 

「それで十分だ。絶対に完成させる」

 

 何時の間にか復活した一誠が、手伝うと言ってきた。なにをやるかは知らないが、野菜の皮むきとかならば、一応役に立つ。ただでさえ、人数が何時もの倍なのだから。

 

 

 

 

 

 それから俺と一誠、小猫は別荘のキッチンへとやってきた。そこにはアーシアもいて、同じく料理を手伝うとのことなんだけど、教会暮らしのアーシアって料理できるのだろうか? それだけが不安だけど、俺が全部作る予定なのでやらせない。まあ、一誠とくっつけとけば大丈夫だろう。

 

「そう言えば小猫、修行してなくていいのか?」

 

「私は怪力を使った戦闘しか出来ません。でも、桜歌先輩の柔の技を盗むことができれば、私の戦い方にもレパートリーが増えるはずです。それと、桜歌先輩はその・・・・・・」

 

 俺の技を盗むことができれば、か・・・・・・正直難しいよね。俺は教えるタイプではないし、これも結構ハードな方法で叩き込まれた技だ。例えば、何千回も何万回も向かっていって投げられるとかなんだけど、結構俺も楽しんでいたのを覚えてる。武術って、やってみると、意外と面白いものだった。

それも執事修行の一環だったけど。

 

 小猫は口ごもるが、何を聞きたいんだろうか? 小猫の聞きにくいこと・・・・・・俺が嫌がることか、

もしくは自分が嫌なこと・・・・・・それしかない。

 

「小猫、仙術について聞きたいのか?」

 

「───っ!?」

 

 どうやら当たりのようで、小猫は驚いたような顔で硬直。トラウマに近い記憶だろうから、聞かないでおいたものなんだけど、確実にそれを習得したら強くなれる。姉が使えるのに、妹が使えないなんてことはない。

 

「桜歌先輩、今は気を体中に・・・・・・いえ、結構な時間はそれをやっています。それに、私との戦闘の時も最近のライブもずっとそれをやっていますよね? どうやって拾得したんですか?」

 

 ヤバいな・・・・・・答えによったら、小猫を傷つけてしまう。どうしようか? 本当の事を話すか、話を逸らす。話を逸らしたら確実に小猫なら話を戻そうとする。流石は姉猫を見てきたと言うべきか、

気の巡りをみれるらしい。

 

「えっと・・・・・・俺の式紙に教わったかな?」

 

「式紙? 使い魔と一緒ですか・・・・・・ということは妖怪、桜歌先輩には妖怪の使い魔がいるんですね」

 

 あれ? 結局墓穴堀かけてる・・・・・・? 小猫が姉を思い出したのか、シュンとして下を向いて俯いた。どうすればいいのか、俺にもわからない。姉のことを切り出したら、どういう反応するだろうかわからないが、狐親子で誤魔化そうかな? あれ、悪魔になるまでコスプレだと思ってたし。

 

 狐親子に式紙になると言われたときは、意味不明だった。いのりが使い魔と言う説明をしたとき、

狐親子が『使い魔じゃない、式紙じゃ』と訂正させられた。

 

「桜歌、この野菜の皮をむけば良いんだよな?」

 

「ああ、それを頼むよ。俺は他の物をやってるから」

 

 一誠が何故か目を閉じて、ジャガイモ片手に何かをしだした。そう言えば、朱乃さんにあの修行の後何かを聞いていたが、なにを聞いていたんだろうか? 聞いていなかったために、なにを考えているかわからない。

 

 そんな事を考えていると、ジャガイモの皮が飛び散った。一誠の手には、皮がむけたジャガイモが握られている。それを確認して、ある推測・・・・・・いや、もう確定だろう。ジャガイモの身を少し削りすぎているようだが、そのままの技で良いと思う。いや、これ以上上達したら確実に攻撃技じゃなくなる、ネタ技だ。

 

「一誠・・・・・・お前、まさか女の子の服を消し飛ばすとか考えてないよな?」

 

「なっ、なに言ってんだよ桜歌! 俺がそんな事をするわけ・・・・・・デヘヘッ」

 

「・・・・・・イッセー先輩、変態です」

 

「それを言うなら、桜歌も変態だ! なんせ俺の考えていることがわかったんだから!」

 

 どうやら当たりのようで、一誠が否定しながらも鼻の下をのばし始めた。横にいる小猫がそれを見て、一誠を変態扱い。それを聞いた一誠も、自分の考えがわかったからと言う理由で俺を変態扱い。

一誠の持論は『男は皆、変態』かな? いや、違う・・・・・・『男は皆、女の子が好き』だろう。それなら否定しない。

 

「桜歌先輩は変態じゃないです。むしろ、変態でも構いません。桜歌先輩にやられるなら、それはそれでいいので・・・・・・」

 

「小猫、フォローはいいけど・・・・・・もういいや」

 

「チキショウ!! 俺だけ変態扱いかよ!!」

 

「イッセー先輩の日頃の行いが悪いだけです。それに比べて、桜歌先輩は抱いて欲しい男の人ランキングの1位ですから」

 

「「なにそのランキング!?」」

 

 どういうことか、変なランキングもあるものだ。多分、桐生あたりが集計を行ったのだろう。

 

 俺と一誠は知らないランキングに驚き、小猫に聞き出す。どうやらいろんなランキングが決められているようで、俺はいい方のランキングの1位を独占。一誠率いる変態3人組は何をどうやったのかわからないが、同着で悪いランキング1位を独占していた。ちなみに、桐生が女の子のランキングも自分で集めたらしいが、それを一誠は公開しなかった。

 

「ついでに、桜歌先輩のカップルランキングは・・・・・・

 

 

 桜歌のカップルランキング

 

 第一位、楪 いのり  (もう既に音楽が趣味とか、二人のデュエット意外考えられない)

 第二位、塔城 小猫  (兄妹みたいでいい!!)

 第三位、校条 祭   (幼なじみは妹に盗られるっていう設定)

 第四位、姫島 朱乃  (もしかしたら、朱乃さんの甘えるところが見れるかも)

 第五位、ツグミ    (瀬戸君なら、ロリも行けるよね!)

 

 

 と言う風になってます・・・・・・///」

 

 小猫が少し嬉しそうに言い、携帯を見せてきた。どうやら更新日時は昨日らしく、この学校の裏サイトみたいなのは、桐生が運営しているらしい。・・・・・・うん、転校生がもう入ってるなんて、結構最近というかすぐにも程があるよ。

 

「ついでに言っておきます。男子はまともな集計結果を得られそうにないので、女子だけで投票しました。このサイトは女子だけしか入れません」

 

「そうだ、小猫ちゃん! せめて、俺がまともな上位に入っているランキングは無いのか!」

 

「・・・・・・あります」

 

 そう言って小猫が見せてきたのは『似合いそうなBLランキング』というもの・・・・・・十分にまともと言えないものだった。その中に、俺はランキングされていないが、木場は入っている。どうやら俺はまともな扱いを受けたらしい。

 

「何で桜歌がこのランキングに入ってないんだよ!?」

 

「それは桜歌先輩がいのり先輩と付き合ってるからです。それに、桜歌先輩は女子に凄く優しいのでBLが考えられないという結果になりました。ついでに、桜歌先輩のプロフィールとして可愛い物好きや料理上手など、いのり先輩と祭先輩からもいろんな情報が寄せられています。そこで女の子みたいで可愛いとか、女の子の心がわかってるなど───」

 

「わかりました。もう良いです。だから桜歌の自慢話は止めてください」

 

 どうやら一誠は諦めたらしく、土下座し始めた。それにしても、いのりと祭から俺の情報って何を勝手に流してるんだろうか? 俺の人権どこ行った? 

 

 俺の目の前には聞いている間にも俺が斬った野菜を山にされ、一誠がやるであろう野菜の皮むきもその間にやっておいた。これも執事修行で得た早技なのだが、役に立ちすぎだ。

 

 一日目はカレーでも作るかな? いのりはカレーであっても、ご飯はおにぎりを所望してくる。俺がご飯を作っている間にも、一誠はアーシアに慰められるのだった。

 

 

 

 

 

 俺は一誠がアーシアに慰められている間にも、ご飯を作り続けて完成させた。ご飯も炊けて、今はみんなが修行を終えて返ってくるだろう5時くらい。いのりに早めに切り上げて、この別荘に戻ってくるように言われたのは正解だと思う。俺には、夜にやらなきゃいけない修行など、いろいろと残っているからだ。ついでに、あの黒猫は一日に一回は会わないと無駄に発情してくる。

 

「あらあら、凄くいい匂いですわ。それと、桜歌君・・・・・・私、汗臭くないですか?」

 

「大丈夫です」

 

 うん、気にしてるんだったらくっつかなければ良い話しなんだけどな・・・・・・今、朱乃さんは後ろから俺にもたれ掛かるようにくっついている。どうやら、誰よりも早く帰ってきたらしい。まあ、最初からいる小猫と一誠、アーシア以外であればの話だけど。

 

「・・・・・・朱乃先輩、少し離れてください」

 

「うふふっ、小猫ちゃんは焼き餅焼きですわ」

 

 小猫は朱乃さんの胸の辺りを凝視して、言い放っている。それに対して、朱乃さんは胸を押しつける力を強くして対抗してきた。男にとっては嬉しいが、この状態どうしようか?

 

 一誠は血の涙を流し、『朱乃さんのおっぱいをあんなに弄ぶなんて・・・・・・!』とか言っているが、

遊ばれているのは俺の方だ。

 

「もう、朱乃も少し離れなさい。桜歌は修行時間を削ってまでご飯を作ったのよ? このまま桜歌の修行時間を減らして負けたら、私たちの所為よ」

 

「私は桜歌君の疲れを癒やして差し上げただけです。それに桜歌君も、動きに支障はありませんわ。

もう既にご飯は並べ終えたようですし」

 

 朱乃さんの言うとおり、俺は背中に朱乃さんをくっつかせながら料理を皿に盛りつけ終えた。そしてそれは魔法で机の上に全部置いておいた。朱乃さんも疲れているのか、何時もより力が出ていないので、放っておこう。

 

「それより、みんなおなかが減っているようなので早く食べてください。冷めてしまったら、美味しくなくなりますよ」

 

「あなた、今完全に執事モードね・・・・・・まあ良いわ。朱乃、早く座りなさい」

 

「では、桜歌君は私と女王どうし仲良く座りましょうか」

 

「朱乃は私の隣よ」

 

 朱乃さんが俺の隣に座ろうとついて来るが、リアス先輩が引き離した。朱乃さんは『あら、残念ですわ』と言いながらも、ニコニコしながらリアス先輩の隣に座る。

 

 もうみんなは座っているので、俺もいのりの隣の席に座った。見るからにみんな、疲れたような顔で目の前のカレーライスを見ている。

 

「それでは、食事を始めましょうか」

 

 リアス先輩のその言葉と同時に、みんなが一斉にスプーンを手にカレーライスを食べ始めた。

 

 

 

 

 

 夕食を食べ終え、俺たちはそれぞれの席に座っている。今からは修行の成果の報告会とか、悪魔のお浚いやライザーの特徴を話して、レーティングゲームに備えるようだ。実際、ライザーを相手にするには一撃で消し飛ばす威力の攻撃が必要・・・・・・それも、指一本残しても再生可能で戦闘不能判定にはライザーはならない。

 

「部長、それじゃあどうやって勝つんですか? 不可能ですよ」

 

「そうね、でもライザーにも痛みはあるわ。再生すると言っても、魔力の限界があるだろうしそれが狙いどころよ。痛みを受け、痛みがなくなるまで回復するわ。もしくは、戦闘不能の判定の消し飛ばし方をする。それ以外に方法はないわ」

 

 一誠の顔は引きつり、さらにリアス先輩がライザーのレーティングゲームの結果を全部言うと、さらに一誠の顔が引きつった。正直俺も、勝てる見込みなんて知らない。ただ、いのりの剣で斬れば何とかなるだろうという風にしか考えてない。

 

「桜歌、あなたに秘策はあるかしら?」

 

「斬るだけです。もしあるとしたら、確かライザーの眷属に妹いましたよね? その子に、対戦中に聞くしかないですよ」

 

「全く、無計画にも程があるわね・・・・・・私の計画しかないわ。私の計画は朱乃、私、いのりの魔力を一斉にライザーにぶつけること、それしかないわ。勝てるとしたら、この3人が生き残らないと不可能よ」

 

 リアス先輩の作戦も単純なものだった。俺を無計画と呼ぶには、リアス先輩の作戦も無計画と言える程・・・・・・1人でも外したら終わりだね。

 

「兎に角、私達の魔力で消し飛ばすしかないわ。じゃあ、解散。みんなでお風呂に行きましょう」

 

「お風呂ですか!?」

 

 切り上げようとしたリアス先輩の『お風呂』発言に、一誠は反応して椅子から飛び上がった。

 

「あら、一誠まさか私たちと一緒に入りたいの?」

 

「入りたいです! 是非とも入らせてください!」

 

 一誠はさっきまでの真剣な顔を捨て、何時もの通常モードに戻った。リアス先輩はクスリと笑い、

俺の方をみる。

 

「リアス先輩、俺はいいです。遠慮します」

 

「あら、あなたも興味があるかと思ったのに・・・・・・じゃあ、朱乃達はどうする?」

 

 なにを考えているんだろうか、この先輩は・・・・・・サーゼクスさんもお気楽だが、それ以上のお気楽な人だと思う。普段は真面目に見えるのに。

 

「私は桜歌君が入らないのは残念ですけど、良いですわ」

 

「私は嫌です。桜歌先輩に見られていない以前に、生理的に嫌です」

 

「じゃあ、決定ね。ごめんなさいね、イッセー」

 

「そんなぁ~、桜歌、これはお前がいれば良いと言うこと! だからお前も───」

 

「悪いけど、俺は修行するから無理だ。リアス先輩、少しヴォイドを貸してください」

 

 俺は引き留めようとする一誠を置いて、リアス先輩の弓形の紅いヴォイドを借りてその場を離れるのであった。




地味にランキングがつけられている桜歌達・・・・・・。
そして、次は桜歌の修行回にしましょうか。
一誠はやっぱり混浴できないですね。
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