放課後、俺は一誠といのりと一緒に机を囲んでいた。いのりは少しだけ落ち着かな様子で、そわそわとしている。それに対して一誠は、いのりの姿を見て『どうしたんだ?』と言うような顔をしている。
この空気・・・・・・うん、耐えられないな。
俺はギターケースからギターを取り出して、ゆっくりと優しい音をはじき出した。それはこの教室にいる生徒たちの気を引くには十分だった。そして、俺はそのまま曲をひく。
周りはどうしたんだという風に、教室から出て行こうとしていた奴も止まった。そして、俺が引くギターの音に耳を傾けている。
いのりの方を見てみると、いのりは目を閉じて、ギターの音色を聞いていた。そして口を開くと、
ギターに合わせて歌を歌い出す。
───そして、数分後───
いのりが歌を歌い終わり、俺はギターをギターケースに戻す。それと同時に、周りから大きな歓声が沸き起こった。
「凄い! いのりさんと瀬戸君!」
「流石、軽音楽部!」
「くっ! 今ならいのりさんがお前を選んだ理由がわかる!」
「俺もギターなら引ける! だが、何故お前なんだ!」
それぞれ賞賛の言葉を述べてから、教室を出ていく。いのりは女子生徒に囲まれて、抜け出せなくなってしまった。
「いや~、凄いね。流石だよ、いのりさんと桜歌君」
「キャアーー!! 木場君よ!」
「木場君が歌姫の歌に誘い出されてきたわ!」
現れたのは木場祐斗、確か、隣のクラスの女子に人気な男子生徒だったはずだ。それがここまで来て、褒めてくる。多分、紳士なんだろうな。俺はそんなことを考えながら、礼を述べる。
「ああ、ありがとう。でも、何で此処に?」
「あっ、忘れてたよ。リアス・グレモリーの使いできたんだ。君達を今から部室に連れてくるように言われたんだ」
「そうか、分かった。じゃあ、行こうか」
俺はギターケースを担いで、いのりを女子生徒の群れから連れ出すために、近寄る。いのりはわかったのか、立ち上がって俺の横に来た。一誠は今だにぼーっとしている。
「おい、一誠。早く行くぞ」
「・・・・・・えっ? あれ、もう来たのか?」
俺は歩いていく木場について行き、一誠は慌てて追いかけてくる。そして、一誠が木場の横に並んで話しかけようとすると、周りから変な疑惑がたった。
「木場君が変態と一緒に!」
「これは・・・・・・ダブルデートよ!」
「違うわ。これは四角関係なのよ!」
なんて疑惑が立つが、一誠は気にせずに木場に話しかけた。
「なあ、お前がリアス先輩の使いって、本当なのか?」
「本当だよ。まあ、ついて来たらわかる」
会話はそれだけで打ち切られ、無言で歩く事になった。
それから数分後、俺といのり、木場と一誠は一つの扉の前に立っていた。此処は旧校舎の廊下で、
今は使われていない。だが、何故か此処にいる。というよりも、本当にこんな所にリアス先輩がいるんだろうか?
「部長、連れてきました」
木場が扉を叩いてから、中に声をかける。それから一分ぐらいして、中からリアス先輩の声が聞こえてきた。何故かシャワーの音がするが、気のせいだろう。
「入って良いわよ」
木場がそれを聞くと、扉を開けて中に入っていった。一誠はその後ろを歩いていき、薄暗い部室の中へと入っていった。俺もいのりと一緒に、一誠の後についていく。
そして中にはいると、何処かの言葉で書かれた魔法陣らしきものが見えた。壁に寄りかかる木場と、ソファーに座って羊羹を食べる白い髪の女の子、さらには本当にシャワーを浴びているのか、白い布の向こうからリアス先輩の声が聞こえた。
「ごめんなさいね。昨日は一誠の家に泊まっていたから、シャワーを浴びれなかったのよ」
一誠は顔をニヤケさせて、リアス先輩がシャワーを浴びているであろう白い布を凝視している。それを見たのか、白い子が一誠に毒舌をはいた。
「・・・・・・嫌らしいです」
「・・・・・・えっ? えっ? なんで?」
困惑する一誠だが、自覚が無いようだ。俺は呆れて、ソファーに座る。その横に、いのりも座ると、俺は口を開いた。
「一誠、お前、さっき凄い気持ち悪い顔をしてたぞ。というか、変態せいがにじみ出てた」
「仕方ねえだろ! お前だって、このシチュエーションに興奮しないのか!? いや、男ならするはずだ! お前の愚息だって、今はフル稼働してんだろ!」
「アホか、流石にそれはないよ。というか、それはお前と元浜と松田だけだ。俺は少しでも興味のある奴だったらそうなるかもしれないけど、気にかけていない相手に興奮なんてしない」
一誠は今も何かがフル稼働中のようだ。俺と一誠が言い合っていると、シャワーの水が流れる音が止まり、その横に何時からいたのか、黒髪のポニーテールの女性がタオルを渡した。そして数分後に、リアス先輩が制服をきて、白い布の向こうから出てきた。
「ようこそ、イッセーに『EGOIST』のいのりと桜歌君。私のオカルト研究部へよく来てくれたわ。
それじゃあ、始めましょうか」
リアス先輩はもう一つの椅子に座って、俺といのり、一誠を歓迎する言葉を述べた。何故かは知らないけど、俺が『EGOIST』だと知っているようだ。じゃあ、いのりにつけてと言われた仮面、意味がないんじゃないだろうか?
「あの~、何で仮面をつけていたはずなのに、知ってるんですか?」
「それはね、いのりから聞いている。というか、お兄様よ。あなたのプロデューサーは赤い髪の男の人でしょう?」
「そうですけど・・・・・・って、お兄様?」
「ええ。私の兄が、あなた達のプロデューサーをやっているわ。会場設営、レコーディング、その他諸々はグレモリーがやっているのよ? まあ、こっちも分け前は貰っているけどね」
リアス先輩のお兄さんが、俺のプロデューサーか・・・・・・。うん、確かお兄さんの名前はサーゼクス・ルシファーだった気がするけど、気にしないで置こう。
「それじゃあ、話しにくいから自己紹介を始めましょうか。まずは私からね。私の名前はリアス・グレモリー。『元72柱』のグレモリー家の次期当主よ。これからはあなたたちにこの部活に入ってもらうからよろしくお願いね。・・・・・・あっ、一応言っておくけど、いのりと桜歌君は掛け持ちになるわね」
リアス先輩は簡単? な自己紹介をして、紅茶を飲んだ。その次に、壁に寄りかかっている木場が自己紹介を始めた。
「僕は木場 祐斗。リアス・グレモリーの騎士かな。これからよろしく頼むよ、イッセー君に桜歌君」
木場の自己紹介が終わると、次に白い髪の女の子が食べる手を止めて、こっちをみた。
「・・・・・・塔城 小猫です。一年で、戦車をやっています・・・・・・サインください」
「ごめんなさいね。小猫はあなたのファンなのよ。だから、あとでこの子にサインをあげてちょうだい。今は話が優先だけどね」
リアス先輩が小猫の最後の言葉を補足した。どうやら、この部室内にもファンはいたようだ。俺は軽く頭を下げると、次の自己紹介を待つ。そして、俺の前には紅茶が置かれたかと思うと、頭から肩にかけて、柔らかい二つの感触が伝わってきた。俺の首には、細くて綺麗な腕が回されている。
俺が誰だか確認しようとすると、一誠が血の涙を流して、俺を殴ろうとしているのが見えた。俺は手を前に出して、一誠の一撃を受け止める。
「このやろう! 2大お姉さまの1人、朱乃さんに後ろから抱きつかれるなんて、羨ましすぎるぞコノヤロウーー!!」
「朱乃! 何してるのよ!」
怒る一誠とリアス先輩・・・・・・あれ? いのりは?
俺がそう思って隣をみると、いのりはいつも通りの表情で、俺を見ていた。そして口を開くと、悪魔についての説明が行われた。
「桜歌・・・悪魔は一夫多妻。それに、桜歌はモテるから仕方ない。これまでも、桜歌は争っているはずの堕天使や天使からもファンがいるし、分け合うのは仕方ない」
「一夫多妻・・・ねえ~。あれ? 堕天使や天使の人もライブに来るけど、争っている? ライブに来る人たちって、そんな風に見えないんだけど?」
俺といのりのライブには、いろんな人たちが来る。黒い羽を生やした人だったり、ドラゴンって言う人だったり、他にもいろいろ。まあ、今まで信じていなかったから、知らないけどね。
「そう、あなた達のライブにはいろんな種族が来てるわ。上はあなたたちを、和平の為の最初の梯になると考えているのよ。まあ、次のライブからはわからないけどね」
リアス先輩が意味深い言葉を言って、俺と俺に抱きついているであろう人を見ている。それにしても、次のライブは『わからない』か・・・・・・。俺、悪魔になったしな。
「それと、朱乃は早く自己紹介をしなさい」
「あら、桜歌君の体がたくましすぎて、忘れてしまっていましたわ。私は姫島 朱乃。部長の女王を勤めています。これからは女王どうし、仲良くしてくださいね?」
朱乃さんはそういって、俺から離れていった。それにしても、女王? 木場や小猫もそんな自己紹介をしていたが、どういう意味だろうか。今はそれよりも大事な話があるために、あとで聞くしかない。もう既に、一誠がそわそわとし始めていた。
「じゃあ、今度は俺かな? 俺は知ってのとおり、瀬戸 桜歌。2年で、冥界でアーティストをしている。次、一誠だぞ」
俺は話すことが殆どないために、一誠にまわした。
「俺は兵藤 一誠! 好きなものはドラグ・ソボール! 桜歌と同じクラスだ。・・・・・・えっと、いのりさんお願いします」
一誠が勢いよく発射・・・・・・ではなく、立ち上がって自己紹介をしたと思うと、いきなり離すこともなかったのか、しゅるしゅるとソファーに戻っていった。
いのりはそれを見て、深呼吸をしてから話し始める。
「私は・・・楪 いのり。上級悪魔で、アンドロマリウス家の次期当主。それから桜歌のご主人様・・・だよ?」
「そう、俺はいのりの眷属か・・・・・・なるほど、女王の理由は知らないけど、わかった」
俺は間違えた解釈をすることなく、理解した。だがその言葉を聞いて、他とは違う反応をした馬鹿が1人いる。
「いのりさんがご主人様!? まさか・・・・・・桜歌、お前は夜な夜なSMプレイに目覚めてたのか!
しかも、いのりさんがサディストな側に!!」
「ちょっと黙れ、一誠。俺にそんな趣味はない。俺はノーマルだ!!」
俺は一誠の頭を叩いて、机にのめり込ませた。頭から突っ込んだが、一誠のことだから、頭が割れるなんて日常茶飯事だろう。まあ、割れるわけがないが。
「お前、なにすんだよ! 主従関係なんだろ!!」
一誠が机から顔を出して、俺に詰め寄ってきた。そこにリアス先輩が主従関係の説明をしだす。
「イッセー、さっきの祐斗や小猫の言っていた『騎士』と『戦車』は覚えているわね?」
「え? あっ、はい。それがどうしたんですか?」
「ん~、難しいところなのだけど、私たち悪魔は主従関係で成り立っているのよ。王が駒を使って人などを転生させ、眷属にする。それで王に転生させられたものは、その人の僕になるわけ。だからあなたは、私の下僕ね。まあ、酷い扱いを受ける悪魔もいるけど、安心して。私はそんな事しないわ」
なるほど・・・・・・そうなるのか。リアス先輩はいのりの言葉では足りなかった説明をして、紅茶をまた飲もうとするが、中にはもう入っていなかったようだ。朱乃さんはそのカップを受け取って、どこかに消える。
「まあ、それ云々の話はまた今度。イッセー、あなたは聞きたいことがあるのでしょう?」
「あっ、そうです! 昨日俺がデートした子! あれ、何でみんなの記憶にないんですか?」
「それはこの子でしょう?」
一誠の質問に答えるかのように、リアス先輩は何処からか一枚の写真を取り出して、一誠と俺に見せてきた。そこには、昨日、俺と一誠を刺す前の夕麻ちゃんの姿が写っている。
「この娘は堕天使 レイナーレ。あなたを殺した理由は、あなたのその手にあるわ。まずはそうね、
自分の中で一番強いイメージを浮かべなさい。そうしたら、現れるわ」
一誠がリアス先輩に言われた通りにするために、目を閉じた。そして、手を片手で掴んだと思うと、天井に向かって手を突き上げた。
「ドラゴン波!!」
そのネタ、女の子にはわかりにくいよ・・・・・・。
俺が一誠の叫びを聞いて、堂々と天に手を突き上げている一誠の腕をみると、何か赤い籠手のようなものが手を覆っていった。一誠はそれを見て、『うおぉぉーーーー!!』と声をあげている。
「ふ~ん、なるほど・・・・・・それがあなたの神器ね。あなたはこれから、それが武器となり、危険から身を守るのよ。次は桜歌君ね」
どうやら、俺にも何かあるようだ。俺が首を傾げていると、リアス先輩がお礼を言ってきた。
「それと桜歌君、今朝はありがとう。イッセーはあなたがいないと、死んでいたわ。しかも、堕天使相手に一発入れてくるなんて、驚いたわよ。戦い方も知らないのに・・・・・・私があなたを眷属に欲しかったくらいだわ。でも、いのりが女王の駒を使わないといけないほど、レアだったようだから私では無理だったでしょうけど」
「それに、桜歌君には膨大な魔力がありますしね。これは将来に期待ですわ」
リアス先輩と朱乃さんが褒め称える中、俺は疑問を浮かべていた。そこでいのりが補足するように、俺を転生したときの説明をした。
「私が桜歌を転生させたとき、桜歌からリアス以上の魔力があることに気づいた・・・。それ以外に、桜歌には能力があるんだよ・・・? 転生させたとき、ある能力をあなたに渡した・・・」
「ある能力・・・・・・? それって、俺も戦えるの?」
俺が聞くと、それに答えたのはリアス先輩だった。いのりは少し、動揺しているみたいだ。
「その能力はね、桜歌君。選ばれたものにしか使えない能力なのよ。それが、あなたを転生させた駒に宿っていた。それは神さえも相手にできる、凄い能力よ。神が作ったとされる神器より、あなたの中にある【王の能力】のほうが強いわ。まあ、使い手次第だけど・・・・・・」
「桜歌・・・桜歌の力はね、【王の能力】って呼ばれてる・・・。人の中の心を武器にして、戦う能力。その取りだした武器は、『ヴォイド』って呼ばれてる・・・。・・・・・・桜歌・・・脱いで?」
・・・・・・あれ? 今、いのりはなんて言ったのだろうか? 確か、『脱いで?』って言ったような気がする。いや、気のせいか・・・・・・。
「えっと、いのり・・・・・・もう一度、言ってくれない?」
「うん・・・わかった。桜歌・・・脱いで?」
「そうか・・・・・・じゃあ、脱ぐよ」
俺が聞き間違いじゃないと確認すると、上着に手をかけて脱ごうとする。だが、そこで一誠の制止の声がかかった。
「ちょっと待て! お前、なんで普通に脱ごうとしてんの!?」
「いや、いのりが脱げと言ったから、脱ぐだけだけど?」
「お前、おかしいとは思わないのか!? こんなとこで脱げって、どんな羞恥プレイだよ!?」
一誠が何か慌てているが、上を脱ぐくらい普通だろ? こいつは何を考えてるんだ? 俺がそんなことを考えていると、いのりが何かを忘れていたように話し出した。
「桜歌・・・早く、上脱いで? じゃないと、確認できない」
「わかってる。誰か、そのうるさい馬鹿を沈めてください」
俺はそう言って、上の服を脱いだ。その時に、周りが赤い顔をしながら、俺の上半身を見て、ため息のようなものを漏らした。
「これは・・・・・・凄いわね///」
「ええ・・・・・・これは、凄いですわ///」
「・・・・・・桜歌先輩、アーティストって何ですか?」
「ははは・・・・・・僕より筋肉があるね」
「えっ!? 何この筋肉!?」
俺の上半身は筋肉で覆われており、無駄な脂肪はいっさい無かった。それをみたいのり以外の部員がそれぞれ、俺の身体を褒めた。
そして、いのりはペタペタと俺の身体に触れて、何かを探し始める。そして見つけたかと思うと、
俺の方をみた。
「桜歌・・・これが印・・・『王の刻印』」
いのりは俺の肩を指差して、言った。それを見るために、俺は腕を上げて肩を見る。そこには、綺麗な印が刻み込まれていた。どっちかというと、浮き出ている。
「それじゃあ、桜歌・・・私を使って?」
「そうか・・・・・・なるほど、わかった」
俺はいのりに近づいて、手をいのりの胸の中心あたりに触れさせる。そうすると、俺の腕といのりの胸の中心あたりが輝き、中に沈んでいった。
「えっ! 何がどうなってんの!? と言うか、桜歌がいのりさんを刺した!?」
「違うわ、イッセー。これが、能力よ。まあ、見ていればわかるわ」
俺の心は至って冷静。いのりは目を閉じて、引き出されるのを待っている。俺の右手は暖かくて、
いのりの心臓の鼓動が聞こえてきそうだ。
俺は一呼吸して、いのりの体から何かを掴んで、引き抜いた。その手には、何かの結晶体が棒状に繋がって出てきた。そして、弾けると共に、中から美しい刀身の剣が現れる。
「これが・・・・・・心? ヴォイドって、不思議だな。なあ、いのり?」
俺が声をかけると、いのりは不思議そうに自分の頬を抓っていた。
何をしてるんですか、いのりさん・・・・・・? 夢なんて見てませんよ?
「桜歌・・・なんで、私の目が覚めてるの?」
「いや、俺に聞かれても知らないよ。というか、取り出したら何かあるの?」
「気を失う。でも、桜歌が取り出しても、気を失わなかった」
どうやら、取り出されたら意識が飛ぶ筈のようだ。いのりは首を傾げて、自分のヴォイドを見ている。
「じゃあ、次は一誠のヴォイドを取り出して?」
「うん、わかった。じゃあ、一誠・・・・・・覚悟してね?」
「ちょっと待て! なんで俺まで!」
「ごめん、俺はいのりのペットだから」
「こんなとこで主従関係を利用すんじゃねえよ!?」
俺は一誠の胸の中心に手を当てた・・・・・・あれ? なんで取り出せないんだ?
俺の手は光らず、一誠も驚いている。それどころか、一番驚いているのはいのりだ。首をさらに傾げて、わからないというような顔をしている。
「男女両方取り出せるのに、一誠から取り出せない・・・・・・リアス、協力して?」
───それから数十分───
俺はこの部室にいる全員に、能力を試した。その結果は、なんとも悲惨というか、ご愁傷様と言った方がいいようなものだ。なんと、一誠と木場からはヴォイドが取り出せなかったのだ。こうして疑問を残したまま、今日の部活は終わりを告げるのだった。
《王の能力》
女性からだけ、ヴォイドを取り出せる。
年齢制限は無し。
《ヴォイド》
人の心を具現化した武器。
通常はコンプレックスなどから作られるが、
人の心の強く思っているところが武器になる。
今だにコンプレックスは具現化します。
《王の刻印》
王の能力所持者に現れる刻印。
桜歌には右肩に現れた。