ハイスクールD×D ~歌姫と罪の王~   作:黒樹

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今日はちょっと少な目・・・。


第四十話  レイナーレと仲直り

 

 

 

 コカビエルをボロボロにした俺は、家に転移魔法で帰ってきた。白龍皇とか知らない奴が出て来たが、今はその反応も近くにないので関係無い。それに、サーゼクスさん達も到着したようで、駒王学園には大きな魔力がある。

 

 実質、俺が駒王学園にいる必要も無いだろう。サーゼクスさんやグレイフィアさんの事を考えるあたり、俺が駒王学園にいる時点で心配はしてなかったと思う。それどころか、俺がコカビエルを倒したことに喜んでいるだろう。

 

 ───そう、今頃は・・・・・・。

 

 いのりと祭、レイヴェルはお風呂に入ってもう寝た。余程、疲れが溜まっていたのだろう。その際にレイヴェルが俺の方を見て、少し目を潤ませていたが今度一緒に寝ることで許してもらった。俺が何かしたわけじゃないが、コカビエルの言ったことがまだ抜けなくて怖いのだろう。

 

 それにしても、この家の住人はマイペース。今頃はリアス先輩達は駒王学園の修復中(主に俺が滅びの魔力の全体攻撃で壊した。木も枯れてるし、校舎も溶けている)だろうし、俺はそれを考えずに帰ってきた。

 

 いのりも祭もレイヴェルも、それをすっぽかして帰ってきた。綾瀬達の反応も駒王学園にはないから、家に帰ったのだろう。家の場所は仙術と魔力探知で、明日に会いに行けばいい。

 

 

 まあ、それよりも今はレイナーレの事だ。俺の聴覚が異常と言っても、本当にヤバいと思う。何がヤバいかというと、俺の現在地はリビング。レイナーレの現在地はレイナーレの部屋。そのレイナーレの部屋からは、小さな啜り泣きが聞こえてくる・・・・・・。

 

 風呂も入ったし、ご飯も食べた。その際に祭にレイナーレを連れてくるように言ったのだが、困ったことに『桜歌様は他の人といちゃつきながらでも食べてください。私はもう食べましたし、要りませんので。・・・・・・と伝えてください』と言って追い返した。

 

 選択を間違えた。やっぱり、自分で行くべきだったのだろう。それだけで拗ねてるのもわかる。謝罪して許してくれるだろうか?

 

 ドアも鍵がかかってたって言っていたし、俺の地獄耳スキルで全部会話内容が聞こえていたが、今までほったらかしにしていた俺が悪い。家に元から鍵を付けてなかったが、それも全部レイナーレが付けたのだろう。

 

 

「はぁ・・・・・・どうやって許してもらおう?」

 

 

 俺は誰もいないリビングで、そう独り言を呟く。レイナーレが喜ぶものと言ったら、何かわからないし困った。ただ、俺のファンだと言うことは事実なのだが・・・・・・歌を歌う──却下。

 

 何かおいしい物を作って、食べさせる──却下。第一、食べてもらえないほどに俺を拒絶していたら、作っても無駄。

 

 自分からデートの申し込みをする──却下。何か自惚れでいる気がするし、その発言はアウトだろう。というか、死ねる。それに、明日にサーゼクスさんやグレイフィアさんに何か用事とか言って邪魔されそう。

 

 何か形に残る物をプレゼントする──却下。まずは料理同様、受け取ってくれなきゃ意味がないだろうし、レイナーレは物でつれないと思う。

 

 結婚指輪をプレゼント──却下。他のいのりやら真名やら、祭やらレイヴェルやらと拗ねるだろうし、その場合はみんなにプレゼントしなきゃいけない。金額的には問題ないが、年齢的には問題が山済みである。

 

 

 と言う風に、考えてみたけど全滅。一番良いのは、レイナーレの部屋に強行突破でもして、日本の最高の謝り方をすることだろう。レイナーレが許してくれるまで、俺はレイナーレを寝かせるわけにはいかない───とまではいかないが、俺が不眠不休で謝るしかないだろう。・・・・・・いや、テコでも動かないぞ、俺は。

 

 そう決めた俺はソファーから立ち上がり、重い足取りでリビングを出る。若干、レイナーレが許してくれなかったらどうしよう? という考えがあるが、仕方無い。

 

 リビングを出た俺は廊下を進み、階段を上る。今もレイナーレの艶めかしい声がちょっと聞こえるが、階段を上りきったところで、俺はまたレイナーレの部屋に向かって足を進める。

 

 廊下をゆっくりと歩き、レイナーレの部屋の前まで来ると、止まった。レイナーレの部屋からは啜り泣きとそれに混じった艶めかしい声が聞こえる。

 

 俺は意を決し、扉を軽く叩いた。

 

 

 ───コンッコンッ!───

 

 

 音が鳴り響き、レイナーレの部屋が静寂に包まれる。恐らく、外にいるであろう敵(俺)を警戒しているのだろう。

 

 そして、数分の沈黙・・・・・・。

 

 

「ダ、レ・・・・・・ですか・・・?」

 

 

 その声は数分後の静寂を破るように聞こえ、震えた声で、苦しそうな声で、問いかけてくる。

 

 今まで泣いていたのだろう。その原因は俺だが、俺はその数分間にも及ぶ沈黙をおいた後、部屋の中にいるであろうレイナーレに言葉を返す。

 

 

「レイナーレ、俺だ・・・・・・」

 

 

 俺の声を聞いた瞬間、部屋の中の空気がまた静まり返る。

 

 

 ───そして、また静寂・・・・・・。

 

 

 数分の静寂の後、部屋の中で擦れる布の音が聞こえてきた。恐らく、布団から起き上がったのだろうがちょっと長い。

 

「・・・・・・何しに来たんですか・・・・・・」

 

「レイナーレ、ほったらかしてごめん。悪気があった訳じゃない、訓練中も謝りたかったんだけど俺が悪い。約束を破ったし・・・・・・」

 

 俺は扉越しに謝り、この動けない状況で硬直する。レイナーレの声には震えと、熱が感じられたが何処か体調でも悪いのだろうか?

 

「・・・・・・入ってきて下さい」

 

 レイナーレがそう言うと、俺はゆっくりとドアノブに手をかける。そして、ゆっくりと回してドアを開けようとするのだが、一向に開かない。

 

「・・・・・・えっと、鍵を開けてくれないか?」

 

「自分でお開けになってください」

 

 少し怒った声音と共に、告げられる強行突破。鍵を持っていないと不可能だが、俺には氷の魔法があるので簡単に開けれる。

 

 ドアの鍵穴に人差し指を付け、魔力で氷の鍵を生成した。そして、ゆっくりと手を回すとドアの鍵が開いた──カチャッ!──という音が鳴る。

 

 鍵穴から手を離し、俺は再びドアノブを回した。開けると、ベッドに可愛い座り方をしているレイナーレが手を膝に置き、こっちをムスッとした顔で見ている。

 

 目は赤く、頬も赤い。今まで泣いていたのがわかるように、頬には涙の後が残っている。今すぐに近寄って拭ってやりたいが、今はケンカ中と同じなので不用意に近づけない。

 

 扉は後ろ手に閉め、俺は床に正座した。目はレイナーレの綺麗な瞳を見て、逸らされているがそれも指摘せずに俺は謝り出す。目を逸らそうと、言葉ははっきり聞こえる。

 

「レイナーレ、俺が悪かった」

 

「何が悪かったんですか?」

 

 謝る俺に、レイナーレが問いかけてくる。若干、部屋の中がレイナーレの甘くて不思議な匂いでいっぱいだが、俺はポワポワする精神を抑えつけながら、思ったことを全部口にした。

 

「まずは、レイナーレと寝る約束を破ったこと。今までほったらかしにしていたこと。全部俺が悪いです。ごめん」

 

「・・・・・・そう思うなら、何で帰ってきてくれなかったんですか?」

 

 レイナーレの泣きそうな声に、俺は答えられない。深くにレイナーレの言葉が刺さるが、これよりもレイナーレは悲しくて、寂しかったのだろう。

 

「───試験勉強中も、帰って来れましたよね? 桜歌様は転移魔法が使えます。それなら、簡単に帰って来れた筈です。やっぱり、私の事なんて・・・・・・!」

 

「違う。俺は本気でレイナーレの事が好きだ・・・・・・! ずっと試験勉強中も、レイナーレの事を考えていたよ」

 

 悲痛に叫ぶレイナーレに、俺は小さく叫ぶ。

 

「・・・・・・それなら、私の近くに何で来ないんですか?」

 

「いや、レイナーレが怒ってるから、近づいちゃダメ、かなと───」

 

「もしまだ私を好きなら、私の所まで来て下さい」

 

 俺がレイナーレの問いに答えると、最後まで言わせずにレイナーレが言葉を遮った。その震えた声は、嫌われるのを恐れていると言った感じだろうか?

 

 正座している状態から立ち上がり、俺はレイナーレの座っているベッドまで歩く。そして、俺はレイナーレの前に───ベッドの上に座った。

 

 レイナーレの頬は上気して桜色に染まり、俺の顔を見上げている。レイナーレの甘い匂いが俺に漂ってきて、頭が変になりそうだ。

 

 

「・・・・・・私のこと、桜歌様はどう思ってますか・・・・・・?」

 

 

 潤んだ瞳、頬を桜色に染めたレイナーレが荒い呼吸で、黒いパジャマの胸元を握り締めながら俺に聞く。その様子は苦しそうで、俺はその姿が可愛いと思ってしまった。

 

「・・・・・・好きだよ」

 

「・・・・・・じゃあ、行動で示して下さい」

 

 レイナーレは真剣な瞳で、頬を赤くしながら言った。桜色を超えて、レイナーレの顔が段々と熱くなっていく。

 

 俺はそんなレイナーレを軽い力でベッドに押し倒して、キスをした。

 

「ふぁぁ・・・桜歌ぁ・・・様ぁぁ・・・んぅっ・・・ぁぁ・・・」

 

 それは長いキス。レイナーレの口の中に自分の舌を入れて、レイナーレの舌に絡める。激しく、長いキスを・・・・・・レイナーレは甘い声を出し、俺に甘えるように舌を動かす。

 

 数分後、俺はレイナーレから舌を抜くと銀の粘っこい橋がかかった。レイナーレの口と俺の口、両方をその橋が繋ぎ、やがて消える。

 

「レイナーレ、本当に良いのか?」

 

「・・・・・・はい、桜歌様」

 

 レイナーレはそう言い、手を顔の横になげだす。弱々しく力を手に入れては、軽く握るようにして俺の方を見ている。

 

 俺はレイナーレのそんな様子に興奮し、パジャマに手をかけた。ボタンをゆっくりと外し、上から脱がせていく。レイナーレの豊満なおっぱいが、ボタンを外す度に露わになった。

 

 下もゆっくりと脱がし、俺はその両方をベッドから追い出すようにおく。

 

 その時、レイナーレは可愛らしく目を瞑っていた。脱がされる感覚に、恥ずかしさで耐えられないのであろう。

 

 パジャマを脱がせ終えると、レイナーレはゆっくりと目を開けた。レイナーレは黒の下着だけの姿で、俺の目の前に仰向けに寝っ転がっている。

 

 豊満な胸、投げ出された綺麗な四肢、太股はムッチリとしている。肌は綺麗な白で、日焼けなどの跡は一切ない。

 

「可愛いよ、レイナーレ」

 

「ふぁぁ・・・桜歌様」

 

 俺は次にレイナーレのショーツに手を伸ばし、レイナーレに触れた。そこは凄く湿っていて、完全にびしょ濡れ状態・・・・・・。

 

「あぁ・・・桜歌様・・・そんな所・・・ふぁぁ・・・触っちゃ・・・!」

 

「レイナーレ、もしかしてさっきまで───」

 

「桜歌様がいけないんです! 桜歌様、エッチだし、ほったらかしにされていて寂しかったんです!」

 

 甘い声を漏らしたレイナーレは、顔を真っ赤にしながら俺の言葉を遮る。

 

 俺はレイナーレのそんな可愛いところを堪能しながら、朝日が昇るまで休むことなく、お互いの肌を重ね合った。




はい、微エロ展開・・・・・・。
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