ハイスクールD×D ~歌姫と罪の王~   作:黒樹

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第五十話  ハーフヴァンパイア

 

 

 

 朝起きるといつも以上に暑苦しかった。時間的には朝の7時くらいで、今日も学校は無いから問題など皆無なのだが、何かが違う・・・・・・。

 

 誰かに抱きつかれている。

 

 そう確信するのには数秒もかからず、しかも人数的にこの感触は2人・・・・・・だけど、何時も感じるようなものではない。

さらに言うと、抱きつきなれた人でもない。

 

 この家の住人は皆様、俺に抱きつくのが癖になりかけているのでその感触は全て覚えているのだ。そしてあっちも抱きつきのスペシャリストとかしているのだが、違う・・・・・・。

 

 最初はいのりか真名かと思ったのだが、大きさが全く違った。何処とは言わない。でも、片方は完全に男の気配だからさらに疑問が大きくなる。何せ、この家に男など住んでいない。俺を除いては、アルゴと大雲さんが別宅に2人でいてたまに来る程度だ。

 

 そして、もう一つ・・・・・・

 

 片方は俺に甘えるように抱きつき、片や何故か俺を抱き締めている。普段は抱きつかれるはずなのに、抱き締められるといった感覚はあまりに縁がない。

 

 

 

 そろそろ現実逃避をやめようか。

 

 

 

「おはようございます、桜歌」

 

「ええ、おはようございます・・・・・・グレイフィアさん」

 

「そんなに顔を動かすとくすぐったいです」

 

「なら、離してくださいよ・・・・・・」

 

 俺は現在、視認できないがグレイフィアさんに抱きしめられて寝ている。視認できないのはグレイフィアさんが俺の頭を抱きかかえて眠っているからであり、俺から抱きついた訳じゃない。ましてや、こんな凶器のようなおっぱいを持った人に抱きついて理性が崩壊しない自信があるか? というか、魔王の嫁って時点で死ぬ。いろいろと精神的にヤバい、柔らかさの所為でいろいろとやばい、パジャマを着ているようだけどこれ死ねる。

 

 現状───顔がグレイフィアさんのおっぱいに押しつけられている。

 

 訂正───顔を埋もれさせられている?

 

 何故か思考が働かず、このような結果論しか出せなかった。というか、そろそろ離してほしいところなのだが、この人は分かっててやってるのか。

 

「・・・・・・ん・・・・・・そんなに欲情したいのですか?」

 

「だから、離してくださいよ・・・・・・」

 

 顔を動かしただけなのに、欲情したいと勘違いされた。こんなところで写真が撮られて送られたら、俺は簡単に死ねると思うよ。朝刊の見出しなんて

 

【『EGOIST』の桜歌が魔王サーゼクス・ルシファー様の妻と密会!! 人妻に手を出した、有名アーティストの真意は如何に!!? しかも、サーゼクス様はプロデューサー! 何時から関係があった!!?】

 

 これはもう凄い、兎に角はこの状況をやめてほしい。目の上のたんこぶが取れたって、上層部のおじいさん悪魔共は泣いて喜びそうだけど。

 

 全国民に狙われかねないレベルだから、俺の命なんて風前の灯火だから! 

 

 

「『だから』と・・・・・・肯定しましたね?」

 

「意味が違います!」

 

 俺の言葉を何時の間にかボイスレコーダーに録音したらしく、それを流すと同時に意趣の確認を取ってきた。見えないから何を持っているのかわからないから、すごく困る。今も、この人は何を持っているのか・・・・・・寝起きのビデオカメラはやめてほしい。

 

「ところで、今の状況を変えてくれないのはわかりました・・・・・・それで、なんでこんな奇行に移ったんですか」

 

 この状況になる前の話、それを知りたい俺はそう言った。これを解決するには原点に戻るしかないと、そう感じたからである。それに、この人はミリキャスともあまり家族で触れあえていないだろうから、家族としての付き合い方を知らないかもしれない。"ルキフグス"って"番外の悪魔"も一応はいい家柄だし、使用人が面倒見たりするから。

 

 ならば、この奇行は自分で考えたか? 有り得ない、まずはグレモリー卿に聞けば何とかなる。だが、それを聞いたとしてこれは無いだろう。

 

「奇行とは、何がですか?」

 

「え?」

 

「いつものように、私はミリキャスを抱き締めるようにしているだけです」

 

「そっちじゃないです、誘惑の方ですよ」

 

 言葉足らずだったか。そう思った俺はそう言ったのだが、余計に頭を悩ませる結果になってしまった。

 

「これはアドバイスをいただきました」

 

「誰にですか・・・・・・」

 

 何だろう、嫌な予感が・・・・・・

 

「上層部の方々です」

 

 見事に的中した。

 

 

 思えばこんな事喜ぶのは上層部の俺を嫌っている奴らしかいない。それはもう分かっていたのに、今まで気付かなかったのはバカなんだろう。聞かずとも分かるが、一応聞く。

 

「因みになんて?」

 

「『夫婦のように愛し合えば万事解決じゃ』と」

 

「確信犯だ・・・・・・」

 

「大丈夫です。もう裸は見られているので、心の準備は出来ています」

 

「しないでくださいよっ!?」

 

 グレイフィアさんの笑みは読めなくて怖かった。何時もは無表情なので、それが余計にからかっている事をリアルに隠しているのだ。わかってても怖い。

 

 

 

 

 

 それから朝食、昼食と食べて学校にやってきた。朝食は祭が作り、昼食はグレイフィアさんが一人で作るという交代で行われ、グレイフィアさんにいたっては張り切っていたのだが。どうやら俺とミリキャス、いのりと真名に手料理を食べさせたかったらしく、後はついでだと。

 

 メニューは何故か中華だったが、おいしかった。よくよく考えれば、俺は何時の間にか親が殺されているので親の手料理なんて久しぶりだった訳だが・・・・・・俺に家族の接し方を問うのは間違っている。

 

 

「今日は休みじゃないんですか~・・・・・・」

 

「それが、あのこはあなた達の大ファンなの。だから、ちょっとだけいてもらうわ」

 

 俺は愚痴を言いながらも歩き、リアス先輩は俺の疲れた姿を見て満面の笑み。今は旧校舎の一室に向かって歩いているのだが、グレイフィアさんとサーゼクスさんが俺の横を歩いていた。今からリアス先輩の僧侶の封印を解くらしく、この二人が必要なんだと。いのりは後ろから白音と一緒についてきている。

 

「ついたわよ」

 

 リアス先輩の言葉に俺は立ちながらも、ぼーっとしながらその扉を見た。その扉は『keep out』と書かれた刑事ドラマに出てきそうなテープで固められ、封印という言葉がしっくりこない。見た目がしょぼすぎて、封印されているようには見えないのだ。真名の時の方が封印されてるっぽい雰囲気があったのに。

 

「じゃあ、始めるよグレイフィア」

 

「わかりました」

 

 サーゼクスさんは壁に魔法陣を浮かび上がらせ、グレイフィアさんがその術式を一個一個潰していく。簡単な書き換えだけで、封印は解除された。

 

 そして、扉がゆっくりと開く。

 

「行くわよ」

 

「ギャー君、久しぶりです」

 

 リアス先輩から入り、朱乃さんが入り、白音が入り・・・・・・

 

『イヤアアアァァァァァァァァ!!!!』

 

 悲鳴が聞こえてきた。名前を事前に教えられていたので、白音のつけたあだ名がそれなのも分かる。だが、なんで悲鳴があがるんだろう?

 

「美少女の悲鳴が! 行くぞ、桜歌!!」

 

「え? わかった・・・・・・」

 

 そう思っている間に一誠が突入して、『うぉ! 金髪美少女!!』とか叫んで歓喜の声を声をあげている。

 

 だけど、疑問が一つ・・・・・・

 

 さっきの声、男だよね?

 

 

 中に入ったらその原因がわかった。ダンボールに入っている人間らしき生物に、一誠とリアス先輩に朱乃さん、白音とオカルト研究部のグレモリー眷属が固まっていたのだ。それも、手を目の前で振ろうがピクリとも動かないし、見事にも目も動かない。

 

「サーゼクスさん、グレイフィアさん、何が起こってるんですか?」

 

「うん、いのり君と桜歌君、流石は力を持っているだけはあるね」

 

「ですが、リアスにはまだ無理でしたか」

 

 グレイフィアさんは残念そうに呟き、俺を褒めるように頭を撫でてくる。恥ずかしいのだが、リアス先輩に見られていないだけマシだった。

 

 しかも、動いてるのは俺といのり、ダンボールにグレイフィアさんとサーゼクスさんだけ。

 

 そこに、予想だにしない陰が一つ現れた。

 

「母さま、何が起こってるのですか!?」

 

「無事にゃん、白音!?」

 

「大丈夫、桜歌、いのり!?」

 

 訂正、3人だ。

 

 部室で待っているはずのミリキャスと黒歌に真名、その3人が黒歌の転位術で現れたのだ。これにはサーゼクスさんもグレイフィアさんも驚かざるを得ず、固まっている。

 

「どうして、ミリキャスが・・・・・・」

 

「桜歌、一体何を教えたのですか?」

 

 それに答えたのはミリキャスだった。嬉しそうに、俺を見るとグレイフィアさんのところに駆け寄ると抱き付く。

 

「えへへ、実は魔力を纏う方法を兄様に教えてもらいました!」

 

「なるほど、滅びの魔力を纏うことで実力をカバーしたのか・・・・・・滅びの魔力ならば、その力で打ち消すことも出来る。考えたね。魔王候補として、そのうち息子に追い抜かされそうだよ」

 

「それも兄様の教えです!」

 

「アハハ、リアスよりも滅びの魔力の使い方を熟知しているのか・・・・・・」

 

 遠い目のサーゼクスさんは何処か悲しそうなのだが、気にしているのはリアス先輩の滅びの魔力に対する過信。強き力ではあるが、それは高めることが出来る。まだ、リアス先輩の魔力は基礎の段階なのだ。その力を持て余してる、それが分かっているからこそサーゼクスさんはリアス先輩を悲しそうな目で見た。

 

「貴族は努力しない」

 

「己の力を過信し、それは油断へと繋がる・・・・・・全く、これではミリキャスに抜かれるのも時間の問題。いや、もう手遅れですね。どうやら、負けを知るのが一番のようです。ライザーに負けたことを、忘れたのか・・・・・・桜歌のお陰だと言うのに進歩しませんね」

 

 交互にリアス先輩の評価をする兄夫婦は、結構下の評価を下した。

 

 

 俺はその間にダンボール生物に目を向け、また向き直ると、サーゼクスさん達は呆れたような表情になっていた。

 

「それで、この現象はなんですか?」

 

「ああ、これは"停止世界の邪眼"だったかな? ギャスパー・ヴラディは神器持ちで、能力は時を止めること。その持ち主が他ならぬギャスパー君なんだけど、如何せん不安定でね。でも、木場君を禁手にさせた功績があるから解放してみることにしたんだ。それが彼だよ」

 

 そう言って、サーゼクスさんが指さす先にはダンボール生物───ギャスパー・ヴラディらしき人物がダンボールの中からこちらを覗くこともせず、ただ震えている。某有名ゲームの蛇のダンボールなら、もっと隠密性がますのだが、隠れられればそれでいいようだ。

 

「こんにちは、ギャスパー」

 

「ひっ! ・・・・・・あれ、この声は・・・・・・?」

 

 俺が近寄り、声をかけるとゆっくりとダンボールから顔を出した。服装が女子用の制服なのは、絶対に突っ込む必要はない。そのツッコミ役は一誠だけで十分だ。

 

「わぁ! EGOISTの桜歌様にいのり様だ!!」

 

「うん、桜歌だけど・・・・・・?」

 

 目の前ではダンボールに入ったギャスパーがそのまま飛び回り、凄く嬉しそうに手を握ってきた。ぶんぶんと腕がもげそうになるほど振り、ワナワナと震えている。

 

「それで、これは何時解けるんですか?」

 

「うん、そのうち」

 

 なんとも適当な魔王様だった。

 

 

 

──────

 

 

 

「あれ、桜歌、何時のまにそこに移動したんだ?」

 

「ああ、やっとか一誠」

 

 それから数分は解けずに待っていたわけだが、俺は紅茶を出して魔王一家とティータイムを満喫していた。一誠がそう喋ると同時に、朱乃さんや白音、木場、ゼノヴィア、リアス先輩が動き出す。

 

「やっぱり、桜歌は動けたのね」

 

「リアス弛みすぎです。ミリキャスは動けましたよ」

 

「ええ、嘘!?」

 

「どうやら本当みたいですわ」

 

 リアス先輩は口を開くとグレイフィアさんに説教されはじめ、朱乃さんは驚くこともなく口元に手を当てて微笑んでいる。リアス先輩に関しては滅びの魔力の応用性など、使い方など、ただの砲撃じゃ使い勝手も威力も低くなるだの、恐ろしい程にリアス先輩が大人しくなる説教だ。

 

「サーゼクスさん、あれが通常モードですか」

 

「うん、僕もあれには頭が上がらないよ。見たこと無かったっけ?」

 

「ああ~、そう言えば、メイドさん達に・・・・・・」

 

 思い出してみると、グレモリー邸で働いているときはあんなのだった、と思い出すものだ。しかも、執事修行のことも思い出してしまう。

 

 実に地獄だったよ・・・・・・

 

「あれって、通常モードだったんですか・・・・・・」

 

「うん。僕の眷属は全員が恐れるからね」

 

 眷属の人にはあまり会ったことがないが、容易に想像できるのだった。なんて言うのか、母性が逆らえなくしているというかなんというか、そんな感じだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 3時───おやつ時・旧校舎前の芝生

 

 

 俺といのり、ミリキャス、いのりの眷属、俺の眷属、このメンバーでお茶会を呑気に開いている。暑いからアイスティーを淹れたのだが、みんな満足しているようすでこっちも嬉しくなる。

 

「兄様、すごくおいしいです!」

 

「うん、ありがとう」

 

 正直言うと人数分を淹れるのは疲れたが、みんな喜んでいるようで、目の前の光景を眺める。

 

「イヤァァァーーーー!!!!」

 

「待って、ギャー君、好き嫌いしてると強くなれない」

 

「ほら、逃げるんだ! そうしなければ聖剣の餌食だぞ!!」

 

 どっからどう見ても虐めにしか見えないこれは、ギャスパーの神器をコントロールするのに必要な特訓だそうだ。生き生きしている白音、嬉々として聖剣を振りかざしながら追い回すゼノヴィア、

 

 うん、今日も平和だな・・・・・・。

 

「私、桜歌様の眷属で良かったかも」

 

「まあ、あれはな・・・・・・荒療治にも程がある」

 

 イリナはかつての同僚の凶行に呆れたように溜め息をつき、哀れみの視線をギャスパーに送る。再認識させられたのか、胸に手を当てて目をつむる。

 

 ちなみに、サーゼクスさんとグレイフィアさん、木場に朱乃さん、リアス先輩は会場の下見のために生徒会長のところへと行ったので、ミリキャスの面倒を俺が見ているのだ。

 

 まあ、それは置いといてイリナはイリナで祈りを捧げてはダメージを受けてと、毎度のごとく繰り返しているから心配になってくる。現在も、祈ってはダメージを受けているのだ。初期のアーシアもこんなのだったと、記憶の片隅に記憶されている。

 

「ああ、私は幸せ者───って、痛い!」

 

「ハッハッハ! 随分と熱心だな、まだ信仰は捨てられねえか?」

 

「「「「ッ!?」」」」

 

 突然、声のした方を探すもみんなは見つけられていない。此処が戦場ならば死んでいたが、その前に俺が特攻をかけていたので大丈夫だろう。俺の隣に、その人物はいた。

 

「気配消して忍び寄るなんてセコイことしますね」

 

「おいおい、お前は気付いてて教えない分、そっちの方がわりぃだろ」

 

 俺の隣に立つ人物───アザゼルだ。前と同じように着物を着て、堂々と立っている姿からは覇気が感じられないが、油断をしているわけでもない。まして、悪魔の檻の中に単身で突っ込んだのと一緒なのだ。

 

「それで、今日はなんのようですか? サーゼクスさんなら、もうすぐ来ますよ」

 

「まあ、ちょっと神器を見たくてねぇ・・・・・・【赤龍帝の籠手】【黒猫の監視者】【道化師の切り札】【魔剣創造】【聖母の微笑】【機械人形】さらには禁手となった【双覇の聖魔剣】と【禁断乙女の聖域】。まるで楽園みたいだぜ、それにそこの吸血鬼は【停止世界の邪眼】ときたもんだ」

 

 語り続けるアザゼルはスッゴい笑顔でみんなを見て、それに応じて警戒心を高めるゼノヴィアにイリナ、二人は染み付いた習慣がそうなったのだろう。

 

 そして、アザゼルが動く・・・・・・

 

「───おっ、なんだこいつは!? 見たことねえぜ! 神器がひとりでに意志を持って、動くところなんて! なんだ、

こいつは!?」

 

「ひっ・・・・・・!」

 

 一瞬で愛歌の目の前に移動したアザゼルは愛歌の手を取り、興味深そうに腕を上げさせたり、降ろしたりと観察を始めたのだが、誰も動けず、愛歌は涙目で怖がっていた。というより、触られることに不快感を覚えたようで、嫌悪と涙で動けずに怯える。

 

「そこまでにしてください」

 

「ちょっ、こいつ研究させてくれ!! 金ならいくらでも───」

 

「ダメです。嫌がってるじゃないですか。それに、愛歌には意志があり、心がある。実験動物にでもするつもりですか?」

 

 俺はアザゼルの手を掴み、移動したことを悟られなかったからかアザゼルは驚く。

 

「ああ~、こんな面白そうな奴がいるのに・・・・・・」

 

 だが、言葉は最後まで続かなかった。

 

「───来てみれば何事ですか?」

 

「もう来たのかい、アザゼル」

 

 グレイフィアさんとサーゼクスさんが後ろから現れ、アザゼルも興が冷めたのか愛歌から渋々と手を離し、着物の中に手を突っ込んで立つ。下がりはせず、堂々とした振る舞いで物怖じはしていなかった。まだ興味は消えていないようで、ちらちらとこっちを見ているが、それもグレイフィアさんに睨まれて顔を逸らさずにはいられない。

 

「噂通り、神器に興味があるようだね」

 

「ああ、なんせおもしれえからな。それも、こんな面白そうなメンツが揃ってんだ。研究者としての血が騒いじまって、少しやりすぎちまったな・・・・・・わりいな」

 

 謝るアザゼルにグレイフィアさんは警戒を解き、周りにまとわりついていた威圧感はなくなる。周りもいつの間にか、グレイフィアさんの作り出す空気に飲まれていたようだ。安堵の息とともに、緊張感から解放された。

 

「じゃあ、俺はこれで帰るぜ。見るもんも見られたし、今度ちゃんと見ればいいしな」

 

 

 

 

 それから俺はミリキャスに頼まれて修行に付き合った。頑張ることを疑問に思わないミリキャスは教えたとおりに魔力を操作し、メキメキと上達していく。その時に一誠達は、帰り際にアザゼルがしたアドバイスに従い、ギャスパーの特訓を行っていた。 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




キャラが多いと混乱するよね。
喋っているのはごく一部だけ。
ミリキャスは急成長してます。
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