【本編完結】諏訪子様になった、負け戦を回避したい 作:洩矢廻戦
誤字報告いつも助かってます。
人は何故死ぬのか。
何故人が死を恐れる心を、
大地は神々の時代から変わらず、海は水を湛えている。
――何故、人間は死を受け入れなければならないのか。
そんな葛藤を抱えた神子にとって、霍青娥という異分子は、正に劇薬だった。
道教。自然宇宙の真理を理解、開拓して、その力を己の肉体の一部とする。
誰でも高みを目指せる、誰もが超人として名を馳せることが許される。
人間にとっては、その魅力的な宗教が蔓延すると、その果てにある力そのもの。正邪がないシステムは政治を崩壊させる。
だからこそ、自分たちはそれを利用する。
「…時は満ちた」
――もしも周りの誰かにバレれば、その時点で自分たちは終わる。
協力者は二名。
敵組織であった物部氏の一人、
そして以前から、神子のもう一人の門徒、
道教を持ち込んできた青娥を除けば、この三人のみが、不老長寿の為の計画を知っている。
強いて例外を挙げるとするなら、あの東風谷と名乗った若手の陰陽師だが、
出会って二日の関係だが、彼女から聞こえる"欲"には、裏切りの色はない。
(問題は……)
あれから、ただでさえ手を焼いていた都の異変。それに輪をかけて、またやるべきことが増えた。
物部氏との抗争も決着が付き、民に仏教を浸透させる為に、以前から幅を利かせていた
しかしその一件が、都に新たな異変のきっかけをもたらしたのだが――
「青娥」
「はぁい」
虚空に呼びかければ、いつから向こうで準備していたのか、間を置かず、すぐに壁を通り抜けて、彼女は隣にふわりと降り立つ。
時刻は0時過ぎ。
神子が以前から決行を予定していた、道教にある儀式の開始。それがとうとう行われるのだ。
「布都の様子は」
「問題なしですわ。肉体の劣化や腐敗もなし、眠るように死んで準備は万端。後はゆっくりと、元の肉体と依り代の皿が入れ替わるのを待つだけです」
「…そうか」
「後は、あなただけです」
僅かな沈黙。
神子は少し考えて、瞼を静かに閉じる。
「豊聡耳様」
「…どうした」
「怖いですか?」
勿論。
青娥の問いに、そう開き直って、笑うことも難しかった。
やはり自分は、どうしようもない臆病者の資質があるらしい。
「でも、今更だ」
「えぇ。今更です」
「それに、もうここまで来たら、腹を括るしかないだろう?」
「…………」
神子が今になって、ようやく
丹砂と称される、不老不死をもたらす妙薬を、道教の修練を兼ねて摂取したのをきっかけに、神子の肉体は異常を発するようになった。
未来では丹砂…硫化水銀と称される毒物を、神子は取り込んでしまったのだ。
尸解仙となる為の儀式、その決行日を大幅に短縮し、そして布都という実験台を経て、とうとうこれから…だというのに。
神子の表情は、まだ憂いを残したままであった。
「
「ご心配なく、それも既に、東風谷殿が動いています」
「………そう、か」
「やはり心配ですか?彼が」
「…………」
都の人々。
それが大きく変わったのは、ほんの数日前のことで。
その原因としか考えられない、部下のある男が成した偉業を、神子は今になって思い出す。
太秦は 神とも神と 聞こえくる 常世の神を 打ち懲ますも
――時の人は、
神子の忠実な部下の一人である男、
直接神を殺した訳ではない。それに
食物や酒を捨てさせ、虫を崇めて、福を求めた人間の姿は、本物の神が見ればきっと、失笑するであろう。
『
老化を恐れ、寿命を嫌い、死を拒絶する。
神子と彼らの違いは、道教か■■■の信仰か、それだけの違いだった。
もしもあの時、青娥が自分の元に来なければ――
「豊聡耳様、これを」
「……これは」
面だった。
青娥が差し出してきたそれは、間違いなく翁の面。
今日の昼、秦河勝に贈答した、能面の一つであり。
何故、それを今になって…
「これを、枕元に」
「…どういうことだ、私の依り代は宝剣だ。わざわざこれを置く意味がない」
「他ならぬ、東風谷殿からの命令です、これを傍に置いて眠れば、
「…………」
その言葉を聞いた最初の感想は、信じられない。だった。
どれだけ人員を揃えようと、どれだけ知恵を働かせても、原因の一片も捕らえられなかった異変。それがもう…?
「…何故」
「細かい事は後で、とにかく…」
ふわり。
神子の瞼を降ろすように、青娥の手のひらが、神子の顔を覆い、そしてゆっくりと手のひらを下に動かす。
仙術の一つか、そう推測する時間すら与えず。まるで失神するかのように、神子の意識が急激に消える。
シャットダウンする意識の刹那。僅かに感じた肉体の脱力感と共に。
神子が、再び目を開けると。
「あなたが私の神様か?」
「は?」
「貴方に怨みは無いが、その欲望、希望の全て…私が頂こう!」
「…?」
「全ての人間の感情、特に我々の為に!」
「???」
多数の面を浮かべた少女。
それと一対一で、神子は蜃気楼に包まれた空間にいた。
「この作戦を、豊聡耳様に伝えてはいけない…?」
時は少し遡って、夜の10時。
突如として、東風谷に直接呼び出された青娥は、彼女の告げた作戦の概要、そして――異変の
都に巣食い、そして知らない内に、神子の傍に接近し、牙を研いでいた――
「都の規模は決して小さくない。平均的な村の一つや二つ、半径だけでもすっぽりと入るくらいだ。つまり何かしらの能力効果が作用している場合、かなりの"縛り"がいるだろう」
「効果対象を個人にではなく、範囲にしているとしたら?」
「それこそあり得ない。だってそれなら、範囲内にいる神子に青娥も、とっくに
青娥はその問いで、ようやくこの都に巣食う者…その正体の規模に、納得した。
…なるほど確かに、
「神子の面…あの"面霊気"もある意味では被害者。感じるんだよ、都に今もいる…その気配を」
「…なら余計に納得できませんね」
『十人の話を同時に聞くことが出来る程度の能力』
人間から妖怪、そして神霊でさえも、彼女はその欲望を聞き取ることができる。
その欲望から、その者の持つ本質を把握でき、それによって、その者の過去を遡って調べることすらでき、更に近未来の予知まで行うことができる。
聖人。その二つ名が彼女に与えられ、そして王として君臨するに相応しい、正に規格外の力。
そんな彼女でも、尻尾を掴むことすらできなかった。
それなのに、彼女は異変の正体を掴み、それをこれから暴くのだという。
疑問。
「あの方は妖怪人間関係なく、あらゆる"欲"を聞き取れる力を…」
「なら、
「…無?」
東風谷は続けて。
「たった数週間で滅び、忘れられた■■■。既に絶滅した空想上の…
「…だから、あの方でも"欲"を聞き取ることができなかったと?」
「そう、■■■でもそうなら、同じく今、無の欲望を携えた面霊気も、また同じ――」
東風谷は語る。
今回の事件。都の人々が変化した直接的な原因は、神子が持っていた面…そこに宿った付喪神、面霊気の種族特性。
だが、それを唆し、引き金を引いたのは――
「この作戦を神子に伝えないのは、"共振"があるからだ」
「…共振」
「付喪神としての命を手にし、人々の感情、特に欲望を求めた彼女は、正にかつて、人々に富と長寿を餌に、財産を放棄させた■■■の信仰のそれと同じ…二心同体とも言えるだろう」
「…つまり、その"共振"とやらで、私たちが■■■に気づいているのを、面霊気から■■■側に、無意識に情報が漏れる可能性があると?」
「うん」
――都の異変は、かつて秦河勝が滅ぼした■■■。
神として崇めるには、あまりにも短く、そして完全に忘れ去られるには、あまりにも遺恨が強すぎる者。
東風谷が言うには、今回の異変で警戒するべきは、あの面霊気のみであると言う。
「忘れられた神は、時に厄を溜め込んだ化身となる。産土神の成れの果てがいい例だね、だけど今回は、神としての格なら、■■■はそんな産土神より下だ」
「つまり今回の異変。最初の原因こそ、その神であり…」
「そう。人々が時間を忘れ、刹那的な快楽を求めて暴走する原因…それは全部、あの面霊気の仕業だった」
「…………」
「だから、彼女には
その上で、彼女はこう言うのだ。
――神子に、面霊気の対策を任せると。
「尸解仙になる為の眠り。依り代の物質と元の肉体が入れ替わる時期は…なるほど、確かに
「そう、まだ面霊気はまだ実体を持っていない。でもだからといって、実体が持てるようになるのを待っていれば…その間に、都の人々に無視できない被害が発生してしまう。だからこの時を狙う」
「そして、豊聡耳様が彼女の欲を満たし、共振を防いでしまえば…」
「■■■の影響は、完全に断絶される。そして!神子に作戦を伝えないということは…」
「――他言無用。そういうことですね?」
彼女が操る祟り神を駆使し、万が一の被害を防ぐ陣形を構築すること。
更に万が一を重ね、神子にいつでも加勢できるよう、青娥の持つ道教の知識を使い、いつでも彼女の夢に侵入できるようにすること。
「任せてください。口の堅さは折り紙付きです」
とどのつまり。
全ては神子に任された…ということだ。
「ただ…」
ただ――
「純粋な欲ってのは、想像以上に厄介なんだよねぇ」
東風谷は虚空に視線を向けて、笑って言った。
「領域展開」
両手の親指同士、そして人差しを曲げ、残りの指を伸ばす形。
それは不空羂索観音。あらゆる衆生を救済する観音。それの象徴である掌印。
面霊気――
蜃気楼に包まれた心象風景。その色が変化する。
淡い桃色で染められた四方八方、全てに赤から青、七色の亀裂が虚空に発生し、そこから渦のような形で、領域に終わらぬ変化をもたらす。
――次に襲い来るのは、痛覚。
「ぐっ…!」
右腕に走る痛み。その後視界に移ったのは、まるで一筆書きのように、空中を漂う炭の線。
痛みからではなく、
(必中効果か…攻撃を避ける以前、気が付けば既に、そこに傷が付いている状態…)
あまりにも習得難易度が高く、人間は勿論、長く生きた人外でさえまともに使うことができないとされる。結界術の極み。
神子も書物から、領域に関するいくつかの知識は持っていたが、だからといって自分が使えるか、そう問われれば否。としか返せない。
己の心象風景を自覚し、結界を使わず、己の強烈な想像力のみで、意志の力で現実を侵食し、塗り潰す。
――あと一歩。せめて。
そう何度も悩み、そして結局、辿り着くことは叶わなかった。
統治の仕事、青娥が持ってきた道教の経典の解読、そしてそれと並列した不老不死の研究が、彼女に鍛錬という時間を許さなかった。
思えば、最後に自己防衛の為に覚えた知識と、技術は――
「ふぅ…」
小手調べ。
相手の攻撃は弱くはないが、逆に痛すぎるという訳でもない。
骨も無事。肉は表面の皮が僅かに切れて、血がポタリと垂れる程度。
――ならこの隙に。
「ッヅ…!?」
ザシュッ――
今度は本気の、領域内の必中効果が炸裂する。
神子の腕ではなく、今度は全身。
着物が裂け、
「あぁん?まだまだ暴れたりねぇなァ!」
抑揚のない、棒読みの声で、こころは叫んだ。
「なら見せてやるぜ、俺の本気のわ…?」
――僅かな鮮血。
秦こころ。生まれたばかりで、未だ感情を抑制する仮面を揃え切っていない、人間の欲を求めて動く暴走マシーン。
そんな彼女でも、目の前に立ったままの神子の姿を見て、僅かに育った理性が、警告を促した。
こころの領域、『儀軌伽藍堂』は必中効果として、自分が現在所有している仮面、全ての力を束ねて作った『暗黒能楽』を選択している。
本来、相手を包む目眩ましの闇を、"縛り"によって除外することで、その分殺傷能力を高めた技だ。
小手調べとして炸裂した初撃とは違い、今回は手加減無用、本気の斬撃だった筈。
(傷が浅い…?)
なのに。
「フーッ…」
今も尚、必中命令は下っている。
『暗黒能楽』の斬撃、それが肉体に炸裂していることは間違いない。実際に今も、神子の身体から、自分の妖力の残穢が確認できる。
肉を断ち、骨にまで届く筈の技が、効果を充分に発揮できていない――
「子供の頃、父上から習ってね」
皮膚に走る亀裂と、僅かに垂れる血液。
しかし、そこを保護するように包まり、そして定期的に、こころの領域の必中効果が炸裂すると同時に、それに合わせて強弱を切り替える、神子の神力。
顔を、全身に斬撃の跡が走り続ける中でも、神子は不敵に笑ってみせる。
「使う機会なんてとんとないと思ってたけど。…悪くないんじゃない?」
その技の名は、
「…簡易領域――!」
「残念。ちょっと違う」
――落花の情。
遥か昔。
一つは簡易領域。心象風景を具現化できない、弱者が強者に対抗する為に、領域が持つ必中命令から身を隠すため、己の霊力を練り、結界術を組み込むことで作り出した『弱者の技』。
ある陰陽師が作り出した、原典の技を参考に、門下の一人が更に、より使いやすく、学びやすくなるよう、門下生にのみ教えるという"縛り"を敷くことで、習得難易度、そして効力の二つを同時に解消させた、もう一つの簡易領域。
そして最後に、それらとは違う進化の道を辿り、そしてより厳しい"縛り"を…血族に限定した教えによって誕生した、術者の霊力、神力を操作し、自動的に領域の必中効果を弾く、王族秘伝の技。それが落花の情。
簡易領域は所詮、弱者の生み出した領域であり、出力も本物の領域には届かず、どれだけ優れた術者であろうといつかは負ける。
しかし落花の情は、極論領域を生まない。神子にとっては、ただの神力の操作プログラム。
例えば萃香の使う『増上慢愛染』や、神奈子の使う『瞻仰空無』のような、複雑な必中効果には手も足も出ない。が、諏訪子や今回のこころのように、斬撃というシンプルな能力効果が相手ならばかなり役に立つ。
だが無傷とはいかないのは確かだ。実際神子は、その身は既に聖人であり、昔のように霊力を使うわけではない。
それはつまり、神力と神力の掛け合わせによる、霊力では決して使えなかった回復技――反転術式が使えるのだが。
(不味いな…これ以上は怪しい)
だが、それでも所詮は時間稼ぎ。
この世界は現実ではなく、これから実体を持とうと、より魂の輪郭が確固としたものになったこころの――精神世界。
土俵のアドバンテージは向こうにあり、そしてこちらは、この領域世界を塗り替える術を持っていない。
何より、戦い自体に慣れていないのだ。
(さっきまで流暢に喋っていたのに…今は不気味な程に静かだ…何かある)
薙刀を片手に、直立したままのこころ。
その表情は、先ほど会話をした時と同じ、無表情のままではあるが、今の彼女は、それよりも更に異質だった。
瞬きもしない、視線も動かない、目に光がない、まるで人の形をした、陶磁器でも置いてあるかのような、気配と呼べる何かがない。
(どうする…青娥は、あの東風谷と名乗った陰陽師はこれに気づいていたのか?それに布都…屠自古も……)
――どうする。
腰に携えた宝剣。それに手をかけ、神子は全身から発せられる痛みを堪えながら、ゆっくりと一歩、前に歩き出す。
その度に、落花の情で軽減されたとはいえ、決して鈍くはない斬撃の痛みが炸裂する。
領域の必中対象としてカウントされていない無機物。宝剣――太陽を象った七星剣の刃を、ゆっくりと引き抜く。
そして、一気に――
「――ッ!」
ガギッ!と、金属同士がぶつかる太刀音が響く。
先ほどまで、両の手をだらりと下げて、呆けているように見えたこころだったが、神子の身体が近づいてきた次の瞬間、数コマ飛ばしたアニメーションのように、薙刀を思いっ切り振り上げた体勢に。
そして、一気にそれを振り下ろすことで、神子の刺突を防いでみせた。
あまりにも凄まじい超反応。いくら神子が戦いに慣れていないとはいえ、こちらは神力を使った、身体能力の強化向上があった筈。
それなのに、力の拮抗が成り立たず、一方的に、刺突とはいえ、力の流れを変えられた。
必死に、地面に埋もれた七星剣を取り出そうと、力を込めて持ち上げようとする。
右手では足りない。ならば左を添えた両手で――
「悪いが」
その瞬間、振り下ろされた薙刀に、こころが右足を無造作に乗せる。
全体重をかけ、神子の剣を絶対に逃がさないよう、そして神子の唯一の勝ち筋すらも消し――
「あなたに恨みはないが、全て貰うぞ」
こころの声は相変わらず無機質で、何の抑揚もなかった。
が、聞こえてくる"欲"は、本物だった。
瞬間、突如として薙刀を振り上げ、神子の身体に自由が戻る。
僅かな浮遊感と、平衡感覚を失ったのも束の間、目の前で、先ほどの神子と同じように、刺突の構えに移行したこころ。
全身に、恐怖の鳥肌が立ち、神子は七星剣を盾にするように構え、その刺突を受け流す。
ガキンッ!と、先ほどより更に甲高い、刃と刃がぶつかる音が響き渡る。
じっと、こころは神子の顔を覗き込む。
「今日が、私の誕生日」
今まで透明だった、面を作り上げ、そして常に手に持っていた時に感じていたのであろう、透明な欲望ではない。
そこにあったのは、生まれたい、生きたいという、誰しもが持つ色の欲。
仮面、付喪神。そんな括りに収められる程の規模ではない、とても大きく純粋で、太陽のように輝く欲望。
表情は変わっていないが、彼女の周りに浮遊する、『喜』の面が、その心の在り様を示しているようだった。
そしてそれは、神子にとってはもしもの…いや、過去の姿。
道教を知り、不老を手にする目処が立った時の、あの日の自分と同じ。
「あなたの姿を、不老を求める姿を経て理解したんだ」
「……まさか!」
「私の本当の…剥き出しの魂を!!」
無防備になった神子の腹を蹴り飛ばし、こころは叫ぶ。
あまりの衝撃に、胃液を吐く暇すら与えられず、神子は何十mも転がりながら、再び領域の必中命令に晒される。
(今までに相手してきた"欲"とは違う…!こんなに純粋な、悪意のない色は初めてだ…!)
体勢を崩し、下がった落花の情による抵抗出力。
『暗黒能楽』の斬撃がより深く、そして鋭く炸裂する。
次に神子を襲ったのは、右目の切断だった。
「ぎッ…!?」
「でも、仕上げはこれから」
金に目がくらんだ者。
名誉を求めて堕落した者。
色に狂い、親愛を失った者。
様々な者がいた、色々な形の、様々な色をした欲望があった。
――だが、今目の前にいるのは。
「あなたの全てを貰い、初めて私はこの世に生まれ堕ちる」
――そこにいたのは、どこまでも人間。
自分と何も変わらない、死を恐れ、生きたいと願う。人間そのものだった。
■■■
忘れられた者、史実を調べると一発で出てきます。
最終章でもしかしたら…
秦こころ
■■■と神子の不老を望む欲に共振して暴走中。ただし彼女に悪意はない。
領域解説
儀軌伽藍堂
①儀軌→ 密教で、仏・菩薩・諸天などを念誦・供養する方法や規則。また、それらを記した典籍。
②伽藍堂→ 僧が集まり住んで、仏道を修行する、清浄閑静な場所(伽藍から)。
こころの二つ名である『表情豊かなポーカーフェイス』にかけ、典籍や僧が集まる賑やかな場所である『伽藍』と何も無い『がらんどう』をかけた命名。
三ヶ月程前。読者の中にこころの領域を見たいと言ってくれた方がいたので、それを拾って急遽参戦。
名前もノリノリで考えられて楽しかったです。
ちなみにアンケートでエロが書くことが決定した場合は諏訪子×てゐのドチャシコ初夜シチュエーションのR18ガチ官能小説が投稿されます。
投稿時間は何時がいいか
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