OCU日本国召喚   作:Bu3og

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 読者の皆様。新年あけましておめでとうございます。
 今年も『OCU日本国召喚』をよろしくお願いします。


第71話

中央暦1640年 12月31日

-クイラ王国 首都バーダット-

 

 激動の年となったロデニウス大陸では大晦日を迎えた。

 

 戦乱に巻き込まれず。さらに経済活況に沸いているクイラ王国首都バーダットでは各地で年越しイベントが行われていた。

 

 バーダット北側には日本政府と企業が全力で建造しているコンビナートの従業員用団地が多く建築されている。

 その従業員用アパートの一室には、とある事情を抱える2人の女性のため、日本国外務省が用意したセーフハウスがある。ただ、そこに住まう2人の住人は活気に沸くクイラ国民と違い、慎ましく夕食を取っていた。

 住人の一人はルミエス・デリエラント・アルター。1年以上前に亡国となったアルタラス王国の王女である。

 もう一人は、母国脱出に際して唯一生存したアルタラス王国近衛騎士団所属のリルセイドである。

 

 2人は昨年12月にシオス王国の商船でクイラ王国に送られた。

 入院している間、お世話になった看護師や医師の医療知識。窓から見える母国では見ることが無い現代的な建物や乗り物など、目に入る多くのものに興味を抱き、それを作ったのが『日本国』であると知ると、退院した後大急ぎで日本大使館を訪れ、訴えた。

 

「我が王国はパーパルディアの侵略を受け、亡国の危機にあります。どうか祖国を救って頂けないでしょうか?」

 

 窮状を訴えられた野辺 冬也大使は話を聞いた後、本国と連絡し回答した。ただ、その回答はルミエスにとって残酷なものだった。

 

「ミス・ルミエスの祖国愛は理解しました。しかし、貴国と我が国に国交はなく。さらにパーパルディアは我が国にとって重要な相手です。残念ですが、そちらの言葉を聞き入れることは致しかねます」

 

 ルミエスは野辺の言葉に肩を落とすが、さりとてそこで諦めることはせず、日々の生活費を稼ぎなが可能な限り日本大使館に足を運んで救国を望んだ。

 それが1年。他に味方はおらず、何の切っ掛けも得られない日々が過ぎた。過ぎてしまった(・・・・・・・)

 

 2人は用意した夕食を食べ始めた。しかし、そこに和気あいあいとした団欒はなかった。

 

 沈黙に耐えかねたリルセイドが質問をひねり出した。

 

「……ルミエス殿下。来年も日本大使館へ足を運ばれるのですか?」

「もちろんです。たとえ10年掛かろうとも祖国再興を諦める気はありません」

 

 リルセイドは内心。“無粋な発言をしたな”と後悔した。

 目の前の王女は王国において恭しく箱庭で育てれたわけではなく、若いながらも王族の公務として外交職を務めており、自ずとポーカーフェイスを身に着けていた。そして、心の奥底で静かに燃やしている祖国奪還の想いを絶やしていないのだ。

 

「ーーリルセイド。確かに私たちはたった2人しかいません。しかし、祖国が生きた証は今でも残っています。それに、置いてきた国民は軟ではありません。私たちが諦めない限り、国民も諦めることはないと私は信じています」

「……そうですね。ルミエス殿下」

 

 ルミエスの言葉にリルセイドは大いに恥じた。自らが祖国奪還に折れかけていたことに。

 

 

 2人が静かに夕食を取る中、在クイラ王国日本大使館の一室では2人の行動が密かに記録され、報告されていた。

 

「ーー以上が例の2人の行動です」

「過激な行動を取る素振りは?」

「ありません。堅実に生活費を稼ぐ日々を送っています」

「王族と聞いているが逞しいな……下手にパーパルディアの目に留まらないよう。監視を継続してくれ」

「わかりました」

 

 報告に来た大使館員が執務室を後にすると、野辺はコーヒーカップに手を伸ばして一服した。

 

「赤の他人の窮状に手を伸ばす個人は居ても、国家はいない。無償を偽って手を伸ばすのは、お人好しか悪魔のどちらかだろうよ」

 

 ここで日本の事情を話そう。まず日本はパーパルディアと国交を締結したが、アルタラスとはない。

 どこかの別世界(原作)のように日本と皇国が開戦しているなら、アルタラスの政治的及び軍事的価値がある。しかし、現状日本は皇国と開戦しておらず、ましてアルタラスに対して何かしらの国益を見出していない。さらに、現状アルタラスは皇国の領域だ。

 日本と皇国は互いの政府上層部は緊張緩和を指向している。いくらロデニウス大陸内での動乱に皇国が関わっているからと言って、日本としては経済状況を悪化させてまで皇国と対峙する理由が見いだせないのだ。

 

 ルミエスと野辺はお互いの思惑を腹に抱きつつ、年越しに思いを寄せるのだった。

 

 

中央暦1641年 1月4日

-OCU日本国 首相官邸-

 

 

 転移から2年が経った東京都内。未だ物資統制が解かれることはなく、人々の往来はあってもクワ・トイネやクイラと比べると活気に欠いていた。

 

 首相官邸では恒例の年初めの会議が開かれようとしていた。

 

「明けましておめでとう」

「「「明けましておめでとうございます」」」

「昨年は激動続きだったが、今年も去年に限らず激動になると心得て職務に励もう。最初に財務省から」

「わかりました。昨年の歳出は昨年とほぼ同額で300兆を上回りました。しかし、歳入の方も20兆とあまり変わりません」

「300兆に対して20兆か……先は長いな」

 

 財務省の報告に大臣閣僚一同肩を落とした。

 

 

「……今後の歳入は回復しそうなのか?」

「残念ながら、昨年より多くなった理由は他国との交易が増えたことによる関税が殆どです。国内経済が回復しない限り、歳入が回復することはないかと」

「それも15対1の割合ではな……」

 

 枢木は用意された湯飲みに手を伸ばし、のどを潤した。

 

「次は経済産業省から」

「はい。まず食糧事情です。国内生産量は約400万tと昨年より2割落ち込みました。しかし、クワ・トイネを中心に諸外国との輸入が拡大し、総量は種類を問わず1500万t以上です。また、クワ・トイネ内の農業開拓団の生産量については、内乱があったということもあり残念ながら1300万tを下回りました。しかし、戦乱が収まったので今年も拡大が期待できます。

 経済産業省としては『特災時物資統制法』の食料分野において1週間の内1日乃至2日であれば、自由市場に戻しても差支えないと考えています」

「自国生産と輸入を合わせた国内供給量がだいたい3200万tか……。転移前が4000万tを超える量なら、もう少し緩和しても問題ないのではないか?」

「経済産業省としてもそう考えたのですが、電力供給が転移前の6割程度なので、生鮮食品の加工や保存が追いついていません。ですので、統制解除はまだ先になると考えております」

「食料品の統制だけでも解除できればいいんだがなぁ……。あぁ、次に鉱物資源各種を頼む」

 

 枢木の言葉に、少なからず参加者は同意した。

 

「わかりました。国内需給量の15%まで供給量は回復しています。さらに、クイラの油田や鉱山開発もまだまだ余力があり、引き続き開発を継続していきます。また、他の国との交易も少しずつ増えてきたので、供給量は今後も拡大が期待できます」

「国内経済の必要量まで先は長いな……」

「経済産業省からは以上です」

「わかった。次は外務省」

「外務省から報告します。現段階で17ヵ国と国交を締結。接触のみの国家が20を超えました。未接触の国も30以上あります」

「……あまりこう言いたくないが、パーパルディアやロウリアのような国家はいないよな?」

「今のところそこまで高圧的な相手はおりません。ただ、気になる国家がちらほらと……」

「気になる国家とは?」

「はい。まず昨年国交を締結した『ムー連邦』。そしてシオス王国の仲介で接触してきた『神聖ミリシアル帝国』です。この2か国はパーパルディア皇国より格上の列強国家というのが、他の国にとって常識のようです」

「『ムー連邦』に『神聖ミリシアル帝国』か……詳細は?」

「はい。まず『神聖ミリシアル帝国』ですが、まず列強において最強の地位についており、保有する魔導技術も他の国家の追従を許さないほど高度に発展しているとのことです。パーパルディアも列強国ですが、比較しても明確に差があるとのことです」

「我が国からどの方向にあるかわかったか?」

「西に約1万km離れた所にミリシエント大陸という土地があり、その大陸において多くの国土を有しているとのことです。追って詳細は調査中です」

「国交は結べそうか?」

「在マイハーク大使館の報告では、いまいち反応が薄かったようです。以前のようにこちらから特使団を派遣したほうが先方の印象も変わるのかと思います」

「……周辺の情勢も安定してきた。特使団の再編成も考えてもいいか?」

「防衛省としても、巡洋艦1隻までなら対応可能です」

「では、『神聖ミリシアル帝国』に特使団派遣の準備を行うということでよろしいでしょうか?」

「それでいい」

「わかりました」

「そういえば、『ムー連邦』とは後日国交を結ぶ予定だったか?」

「そうです。内容だけなら『日パ和親条約』と大して変わりません」

「我が国との位置関係は?」

「『ムー連邦』は我が国から西へ2万km……ミリシアル帝国からさらに1万km先となります」

「2万km……地球基準で言うなら実質南米ほどの距離にあるのか……」

「彼の国はミリシアル……いえ、多くの国で魔導文明を用いる中、数少ない科学技術を国家の軸に据えているとのことです」

「使っている文明が同じだからと言って、話し合いができるとは限らないのではないか? その点は注意して外交にあたってくれ」

「……わかりました」

「いいか? 次に防衛省」

「はい。では防衛省から現状を報告させていただきます。まず昨年から計画している軍の再編計画ですが、転移前の戦略区分を見直し、戦闘正面を担当する陸海空軍という区分を本土領域の防衛に特化した三軍統合の『本土統合群』。第三国に常駐展開する『駐留群』。同じく第三国に臨時展開する『遠征派遣群』に区分を変更します。他の『軍需総隊』『技術研究庁』『情報庁』はそのままとします」

 

『陸上防衛軍旧編制※主要部隊のみ

 

 第1師団/関東地方

  中核連隊

   第11機械化連隊/第11機動連隊/第12機動連隊※1

  補助大隊

   第11戦術機甲大隊/第11防空大隊/第11空中機動大隊

  補助中隊

   第11通信中隊/第11特殊警備中隊※2

 

 第2師団/北海道

  中核連隊

   第21機甲連隊/第22機甲連隊※2/第21機械化連隊

  補助大隊

   第21航空打撃大隊/第21自走砲兵大隊/第21防空大隊

  補助中隊

   第21通信中隊/第21工兵中隊

 

 第3師団/九州地方

  中核連隊

   第31機械化連隊/第31機甲連隊※2/第31機動連隊

  補助大隊

   第31水陸機動大隊/第31空中機動大隊※1/第31地対艦誘導弾大隊

  補助中隊

   第31通信中隊/第31防空中隊

 

 第4師団/東北地方

  中核連隊

   第41機動連隊/第42機動連隊※1/第43機動連隊

  補助大隊

   第41重工兵隊/第41機動砲兵大隊※2/第41機械化大隊

  補助中隊

   第41機甲中隊/第42機甲中隊

 

 第5師団/北陸地方

  中核連隊

   第51機動連隊/第52機動連隊/第53機動連隊※1

  補助大隊

   第51重工兵大隊※2/第51地対艦誘導弾大隊/第51防空大隊※2

  補助中隊

   第51機甲中隊/第51通信中隊

 

 第6師団/中国地方

  中核連隊

   第61機動連隊/第62機動連隊/第61機械化連隊

  補助大隊

   第61機甲大隊※1/第61防空大隊/第61空中機動大隊

  補助中隊

   第61通信中隊/第61地対艦誘導弾中隊

 

 第7師団/近畿地方

  中核連隊

   第71機械化連隊※1/第71機動連隊/第72機動連隊

  補助大隊

   第71機甲大隊※2/第71防空大隊/第71空中機動大隊

  補助中隊

   第71重工兵中隊/第71特殊警備中隊※2

 

 第8師団/南西諸島

  中核連隊

   第81機動連隊/第81空中機動連隊※2/第81地対艦誘導弾連隊

  補助大隊

   第81航空打撃大隊※1/第81機械化大隊/第81通信大隊

  補助中隊

   第81水陸機動中隊/第81防空中隊

 

 第9師団/中部地方

  中核連隊

   第91機械化連隊※1/第91機動連隊/第92機動連隊

  補助大隊

   第91空中機動大隊※2/第91航空打撃大隊※2/第91機甲大隊※2

  補助中隊

   第91通信中隊/第91重工兵中隊

 

 第10師団/四国地方

  中核連隊

   第101機動連隊/第102機動連隊※1/第103機動連隊

  補助大隊

   第101機械化大隊※1/第101重工兵大隊/第102重工兵大隊

  補助中隊

   第101通信中隊/第101防空中隊

 

 第11師団/北海道・東北地方

  中核連隊

   第111機甲連隊/第111機械化連隊/第111重工兵連隊※2

  補助大隊

   第111戦術機甲大隊※1/第111自走砲兵大隊/第111空中機動大隊

  補助中隊

   第111通信中隊/欠

 

 第12師団/関東・中部地方

  中核連隊

   第121機械化連隊※2/第121機動連隊/第121重工兵連隊※2

  補助大隊

   第121地対艦誘導弾大隊/第121通信大隊※2

  補助中隊

   第121戦術機甲中隊/欠

 

 第13師団/関西・中国・四国地方

  中核連隊

   第131機動連隊/第132機動連隊※1/第131機械化連隊

  補助大隊

   第131機動砲兵大隊※2/131戦術機甲大隊/欠

  補助中隊

   第131防空中隊/第131空中機動中隊

 

 第14師団/九州・南西諸島

  中核連隊

   第141水陸機動連隊/第142水陸機動連隊※2/第141機動連隊※2

  補助大隊

   第141戦術機甲大隊※2/第141通信大隊/欠

  補助中隊

   第141航空打撃中隊/欠

 

 空挺団

  中核連隊

   第1機動連隊※2/第2機動連隊/欠

  補助大隊

   機械化大隊/欠/欠

  補助中隊

   機動砲兵中隊/欠

 

 特殊作戦群

  中核連隊

   欠/欠/欠

  補助大隊

   第1機動大隊/第2機動大隊/第1空中機動大隊

  補助中隊

   前線中継通信中隊/航空打撃中隊

 

 航空陸戦群

  中核連隊

   第201連隊/第202連隊/第203連隊※1

  補助大隊

   第201戦術通信大隊※1/第202戦術通信大隊/第203戦術通信大隊

  補助中隊

   第201前線中継中隊/第202前線中継中隊

 

 教導群

  中核連隊

   戦術機甲連隊/戦術通信連隊/欠

  補助大隊

   欠/欠/欠

  補助中隊

   特殊警備/欠

 

 警務隊

  中核連隊

   欠/欠/欠

  補助大隊

   機動大隊/欠/欠

  補助中隊

   保安中隊/通信中隊

『海上防衛軍旧編制※機動部隊のみ。地方隊等含まず

 

 艦隊母港

 横須賀/呉/佐世保/舞鶴/大湊/沖縄

 

 第1艦隊(OCU第2艦隊)/横須賀

  第11戦隊/横須賀

   CV『剛鳳』/DD『朝日』/DD『峯風』/FF『常願寺』※1/FF『柳瀬』

  第12戦隊/大湊

   CG『愛鷹』/DD『夕日』※1/FF『六角』/FF『柿田』

  第13戦隊/呉

   CG『石鎚』/DD『江風』/FF『夕張』※1/FF『熊野』

  第19戦隊/横須賀

   SSN『丁鎚』/SSN『鋸』

 

 第2艦隊(OCU第5艦隊)/呉

  第21戦隊/舞鶴

   BB『磐城』/DD『黒潮』/DD『朧』/FF『小矢部』/FF『亀島』

  第22戦隊/佐世保

   CG『櫛形』※1/DD『旗風』/FF『物部』/FF『大栗』

  第23戦隊/横須賀

   CG『鷲羽』/DD『春風』/FF『鈴鹿』※1/FF『馬淵』

  第29戦隊/呉

   SSN『甚平』※1/SSN『葦切』

 

 第3艦隊(OCU第8艦隊)/舞鶴

  第31戦隊/佐世保

   CV『雷鳳』/DD『澤風』/DD『曙』/FF『網走』/FF『松浦』※1

  第32戦隊/呉

   CG『針淵』/DD『初風』※1/FF『田名部』※1/FF『日野』

  第33戦隊/沖縄

   CG『茶臼』/DD『荒潮』/FF『真駒内』/FF『巴波』

  第39戦隊/呉

   SSN『頬白』/SSN『大口』

『航空防衛軍旧編制 主要部隊のみ

 

 第1航空団/関東地方

  戦闘機 20機 攻撃機 4機 無人戦闘機 16機

 

 第2航空団/九州地方

  戦闘機 20機 攻撃機 8機 無人戦闘機 12機

 

 第3航空団/北海道

  戦闘機 24機 攻撃機 4機 無人戦闘機 16機

 

 第4航空団/南西諸島

  戦闘機 24機 攻撃機 4機 無人戦闘機 16機

 

 第5航空団/中国地方

  戦闘機 20機 攻撃機 4機 無人戦闘機 12機

 

 第6航空団/東北地方

  戦闘機 20機 攻撃機 8機 無人戦闘機 16機

 

 第7航空団/中部地方

  戦闘機 24機 攻撃機 8機 無人戦闘機 12機

 

 第8航空団/四国地方

  戦闘機 16機 攻撃機 8機 無人戦闘機 16機

 

 第9航空団/四国地方

  戦闘機 24機 攻撃機 8機 無人戦闘機 12機

 

 第21航空団/中部地方

  空中警戒機 13機 空中給油機 8機

 

 第31航空団~第35航空団

  艦載戦闘機 32機 艦載電子戦機 4機

 

 第41航空団

  偵察戦闘機 24機 無人偵察機 32機

 

 第81航空団

  輸送機 32機

 

『本土統合軍新編成→鋭意再編中』

 

「現在の対外展開の状態は?」

「対外展開の現状についてですが、まずロデニウス大陸に1個師団3個旅団及び1個基地隊。哨戒の艦艇3隻に空軍の航空隊が1個飛行隊が展開。フェン王国とト―パ王国はそれぞれ1個基地隊が常駐しています。ロウリアとの戦争が終結したのでロデニウス大陸全体の展開戦力を1個師団級戦闘団。空軍は2個飛行隊。海軍は2隻にまで縮小。他の国は重工兵と警備部隊なので現状維持とします」

 

『クワ・トイネ遠征派遣群  

 ↓→マイハーク基地隊

 ↓  ↓→第6師団第61後方通信中隊

 ↓  ↓→第6師団第61防空大隊/補給中隊

 ↓  ↓→航空陸戦群/第201連隊/第2大隊

 ↓  ↓→第4師団/第41重工兵大隊

 ↓  ↓→警備大隊

 ↓  ↓→基地設営隊

 ↓  

 第21任務師団※3

 ↓→第6師団/第61機動連隊

 ↓→第4師団/第41機動連隊

 ↓→第4師団/第41機械化大隊

 ↓→第1師団/第11戦術機甲大隊

 ↓→第10師団/第101重工兵大隊

 ↓→第4師団/第43機動連隊/整備中隊

 ↓→第3師団/第31機動連隊/第3大隊防空中隊

 ↓→第7師団/第72機動連隊/第2大隊防空中隊

 ↓→第8師団/第81機動連隊/第1大隊防空中隊

 

『第22任務旅団※4

 ↓→第111機械化連隊

 ↓→第111重工兵連隊

『第23任務旅団※4

 ↓→第11機械化連隊

 ↓→第2師団/第22機甲連隊

 ↓→第131機動砲兵大隊

『第24任務旅団※3

 ↓→第61空中機動大隊

 ↓→第71空中機動大隊

 ↓→第21航空打撃大隊

 ↓→第91航空打撃大隊

 ↓→特殊作戦群/空中機動大隊

 ↓→航空陸戦群/第202戦術通信大隊

『フェン王国支援群

第5師団/第51機動連隊/前線指揮中隊

 ↓→第51機動連隊/第1大隊/第1中隊

 ↓→第51通信中隊

 ↓→第51重工兵大隊

 

『トーパ王国緊急派遣軍

第2師団/第21機械化連隊/前線指揮中隊

 ↓→第21重工兵中隊

 

「ロデニウス大陸の部隊を1個師団まで縮小するのはわかったが、ロウリア側から脱走兵の反乱と分離独立の可能性が示唆されている。それを加味して足りるのか?」

「ロウリア側からの懸念は既に統合軍参謀部でレポートが出されており、脱走兵に関してはロウリア側が対処する予定です。仮に分離独立勢力が現れた場合。空軍の攻撃機隊を送り込み都市を爆撃する予定です」

「……それは、戦時条約に反していないかね?」

「戦時条約で適用されるのは国軍正規兵か民兵です。国家から分離した軍閥は特例がない限り含まれません」

「……仮に攻撃するにしても、民間人の被害は極限したい」

「ーー大臣の懸念は理解しました。攻撃に際し、事前にビラを散布することで対処します」

「ーービラだけで矛を収めるなら、分離独立なんて考えんだろう」

「はい。なので、軍としては北の港の横に軍用飛行場を設営し、ヘリボーン部隊と近接航空支援機を展開させる予定です」

「……そういえば、『シンジケートF』はどうなっている。最近続報を聞いた覚えがないぞ」

「……『シンジケートF』の最新情報ですが、おそらくロウリア王国南東地域に逃走したと思われます」

「なぜ思われます何だ?」

「『シンジケートF』が逃走したクワ・トイネ南西地域には、『聖地リーン・ノウの森』という森林地帯が広がっています。この地域は地磁気が強く。高空のコンパスは影響しませんがレーダーやセンサーによる信号が乱され、森林内の生命体や熱源を補足できません」

「地上部隊は送れないのか?」

「該当範囲が広く、追跡部隊を送っても捕捉は困難と思われます。なので、該当地域の周りを2機の無人機で監視しています」

「しっかり頼むぞ。『シンジケートF』は見捨てられたとはいえ、クワ・トイネはパーパルディアにご立腹だ」

「わかっております」

「さて、次の議題だがーー」

 

 ほんの少しだけ前より良くなった日本の指導者たちは、今日も今日とて未来を考えた。

 

 

転移により全損

転移により一部欠員

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転移により一部欠員

転移により一部欠員

転移により一部欠員

転移により全損

転移により全損

転移により全損

転移により全損

転移により全損

転移により全損

転移により全損

転移により全損

転移により全損

転移により全損

転移により全損

第104駐留師団として統合再編

クワ・トイネから撤収予定

クワ・トイネから撤収予定

第104駐留師団として統合再編




 解説はありません

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