"にわか"は言う「だから『推しの子』だって言ってんだろ!」   作:あるミカンの上にアルミ缶

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申し訳ありませぬ……昨日、忙しすぎて執筆が間に合わず……!
その分……今日二ページ投稿するんで、許しておくんなまし……!
※尚、18:00には間に合っていない模様







第164話

 舞台"東京ブレイド"が、本番を迎えた。

 人気漫画が原作という影響か、観客は大入りで開演を今か今かと待ちわびている。

 

「さぁ、開幕だ。全部出して来い」

 

 演出家の言葉で、舞台が始まった。

 原作者と舞台の制作側が揉めて一時は休止となった稽古。

 けれども無事に再開されて、こうして初演を迎えられた。

 稽古が再開する事となり、渡された脚本。

 その内容は、今まで稽古してきたものとは、かけ離れていた。

 説明台詞が限りなく削られ、登場人物のセリフが中心で、舞台上での動作を示す説明は舞台効果といった簡素な文章で纏められている。

 つまりはどう動くのか、そのセリフから次の展開にはどう動けば良いのかの判断を、殆ど役者の演技に丸投げした、凡そ見た事の無い脚本がそこにはあった。

 刷新された脚本を喜ぶ者、困惑する者、嘆く者。

 役者の中でも反応は様々だったけど、私は喜ぶ者に該当した。

 脚本の全てに対してではないが、こっちの脚本の方が良いと思えた。

 そう思った一番の理由。

 この脚本の方が、私が分析してきた"鞘姫"と、解釈が一致したから。

 そして説明の足らない脚本が、このセリフの時の鞘姫はどんな事を考えているのか、どんな動きをするのか。

 新しく出てきた情報に、考察のし甲斐があると思えた。

 だから新しい脚本の方が、鞘姫らしさがあって稽古でも思った様に演じても違和感を感じなくなったのだ。

 そして、私が思う鞘姫を作り上げる事が出来た。

 

 舞台上では、物語の序盤となる主人公が一振りの太刀を手にし、仲間となる"つるぎ"と闘い勝つシーン。

 負けたつるぎが命乞いをして、主人公の配下となった。

 そして更に勝っては、配下を増やしていく。

 その光景を見ながら、思う。

 やっぱり、かなちゃんは上手い。

 有馬かな。元天才子役。

 アイドルに転身してどうなるかとは思ったけど、演技の才能は未だに健在だった。

 稽古の時から分かってはいたけど、決して衰えてない。

 周囲に合わせて適切な演技を行う姿は、誰が対峙してもこの上なくやりやすい相手だと言えた。

 だからこそ、思う。

 あなたの世間での代名詞は、十秒で泣ける天才子役。

 でも十秒で泣けるだけじゃ、天才子役とは呼ばれない。

 大衆に分かりやすいキャッチフレーズが浸透しただけ。

 かなちゃんの本当の才能は、違う。

 今の様に、周りに合わせられる事が彼女の才能。

 違う。

 周りに影響されて……そこにいる誰よりも輝けるのが、本当の才能。

 だから、目立つ。

 でも、作品が破綻しない。

 それが意識しなくても出来るから、かなちゃんは天才と呼ばれた。

 その才能に、嫉妬した。

 その才能に、憧れた。

 その才能があれば――かなちゃんじゃなくて、私がカズヤさんの前で魅せる事が出来た。

 私がカズヤさんに心からの衝撃を受けた、あのドラマも。

 "明日から私は"の、ドラマも。

 その才能があれば。

 だから、嫉妬した。

 だから――。

 主人公であるブレイドが仲間を揃えるのが、第一幕。

 新宿に拠点を構えたブレイド達の前に、立ちはだかる敵。

 渋谷区を拠点にして徒党を組んだ、渋谷クラスタとの対立が、第二幕。

 

「……行こっか」

 

 出番に向け動き出す時に、隣に居た人物へと声をかける。

 

「……ああ」

 

 星野アクア。

 役柄上、私を守る人物。

 でも脚本上、守れない人物。

 私が定位置へと向け歩き出せば、彼もまた付き従う様に歩き出した。

 新しくなった脚本。

 その稽古が始まってから、彼はダメ出しを受ける事が多くなった。

 それは決まって、同じシーン。

 嬉しさ、喜びの感情をありのままに曝け出す場面。

 最後の稽古まで、彼はその課題をクリアする事は出来なかった。

 一歩後ろを歩く彼に、心の中で呟く。

 大丈夫だよ、アクアくん。

 きっと今日、君の課題はクリア出来るから。

 舞台セットへと座り、出番を待つ。

 私の少し前に立つアクアくんの背中を見る。

 その雰囲気はまるで、何かを必死に抑えているかの様。

 彼の心の内に秘めているもの。

 それが何なのかは、理解していた。

 私達、"渋谷クラスタ"がいよいよ出番を迎えた。

 配下の者が、"新宿クラスタ"の者と対峙し、一対一での勝負。

 それに勝ったが、続いて挑んできた"つるぎ"、その奥に控えるブレイドの強さを分析し撤退。

 拠点へと戻り、刀鬼と新宿クラスタについての会話をした後、二人がこちらへと向く。

 

「鞘姫……ご決断を」

 

 それは、新宿クラスタの面々が攻めてくるという事。

 それに、どの様な対処をするのかという事。

 天幕の下、只座り、目を閉じる。

 可能ならば、戦いを望みたくはない。

 目を開け、静かに顔を逸らした。

 

「刀を、抜けば……血が流れる」

 

 本当は口に出すべきではない、心情を吐露する。

 しかし、言わずにはいられない想い。

 けれどこれが綺麗事だと、理解もしている。

 理解をしなければ、いけなかった。

 静かに手を伸ばし、傍にある刀に指を触れる。

 これを、掴みたくはないという想い。

 けれど、掴まなくてはいけないという現実。

 望む為には、願いを叶える為には、現実を思うしかない。

 僅かな逡巡。

 掴み、ゆっくりと持ち上げたそれを、身に寄せる。

 俯きながらも意識をして、その鞘を強く握りしめた。

 

「……ですが、戦わねば守れないものもあるのでしょう」

 

 静かに、けれども確かに口にした本心。

 それに伴い、自分の中にあった理想が、泡となりそして消えていく。

 心の向きが固まった。

 ここからは、稽古では見せなかったアドリブで、魅せる。

 鞘姫がこれに込める想いは、考えは、感情は考察出来ていた。

 けれどその決意を表現するには、私じゃどうしても力量不足だと思えた。

 稽古でこのシーンを演じる度に、その思いが強くなっていく。

 だから、私の中での覚悟が足りないなら。

 私の中にある覚悟が、鞘姫の決意に足りないのなら。

 その覚悟を……誰かから借りれば良い。

 誰かを守る、死なせないという覚悟を、借りれば良い。

 そんな覚悟を持った人を、私は知ってるから。

 

 ――俺がこれから言う言葉を本気で聞いて欲しい――"絶対に茜ちゃんを見失うな"、って。

 

 カズヤさん。

 あなたに魅了されてからずっと続けてきた研究の成果を今日ここで……全て、使わせてもらいます。

 あなたの光と闇を知った私の全てを、全力で出します。

 かなちゃん、私はあなたに嫉妬してる。

 カズヤさんに本気を出させた、あなたを。

 でも私だって、例え望まない形でもカズヤさんに本気を出させたんだ。

 

 だから――今日、かなちゃんに勝つ。

 

 刀を立て、鞘を掴む手とは反対で、柄を握った。

 カズヤさんがいれば、私は覚悟出来る。

 

 

「――――ならば刀を抜きましょう。合戦です」

 

 

 私の言葉に二人が、そして観客が、会場が静まり返った。

 静寂の中、私は正面を見続ける。

 やがて配下達が全員、手に持った刀を勢い良く頭上へと掲げた。

 同時に響き渡る彼らからの、私の覚悟に応じる歓声。

 稽古と本番では、芝居が異なる事もある。

 けれどこれ程、舞台の上という事を忘れているかの様な雄叫びは、聞いた事がなかった。

 でも、これで良い。

 こうでなきゃ、いけなかった。

 こうならなかったら、私はカズヤさんに近付けていないという事だから。

 私の命を助けてくれたカズヤさんの覚悟を、理解出来てないという事になるから。

 全力だけど、まずは小手調べ。

 さあ、かなちゃん。

 次は、真っ向勝負で戦おう?

 

 

 新宿クラスタと渋谷クラスタの面々が舞台上で相まみえる。

 眼下での総力戦を、高台から見下ろす。

 そこに、一人の人物が階段を駆け上がって来た。

 つるぎ(かなちゃん)

 鞘姫とつるぎの直接対決。

 そのシーンを迎えた。

 視界に捉える彼女の顔は、真剣。

 そこから見える輝きは、稽古では決して見られなかったもの。

 そうでなくちゃ、全力を出した意味がない。

 つるぎと対峙しながら、そんな事を考える。

 刃を抜かず、鞘に収めたままの刀を手に、つるぎへと身体を向けた。

 そこで気付く。

 かなちゃんは、真剣。

 でもまだ、周りに合わせる演技をしていた。

 その姿に、思わず落胆する。

 それじゃダメだよ……?

 ついそんな事を思ってしまうのも、無理はなかった。

 

「刀を抜きなさいッ!」

 

 つるぎの言葉に、その姿をただ見つめる。

 かなちゃんの才能は、それじゃない。

 あなたの本気は、そこじゃない。

 まだ周りに合わせてる様じゃ、ダメ。

 まだ――周りに合わせるっていう意識を持ってる様じゃ、話にならない。

 ゆっくりと、鞘に収まったままの刀を持ち上げる。

 そんな意識を持たなくたって、かなちゃんは合わせられるでしょ?

 だからそんな意識はさっさと捨てて、昔みたいに自分が輝く事だけに集中してよ。

 

「貴方には……これで十分です」

 

 じゃないと……すぐに負けちゃうよ?

 

「舐めて……くれてッ!」

 

 その言葉で、余計な意識が少し無くなったのが分かった。

 そうこなくっちゃ。

 弱いかなちゃんに勝ちたいんじゃない。

 全力のかなちゃんに勝たないと、意味がない。

 だからもっと、輝かないとダメだよ。

 ……絶対に。

 絶対に、負けないよかなちゃん。

 あなたからすれば、私のこんな思いは気にも留めないんだろうけど。

 カズヤさんの前で輝き続けたあなたにはどうせ、分からないんだろうけどさ。

 ずーっと……ずっと。

 何年も。

 ……私は、この時を待っていた。

 かなちゃんも、きっと辛い悩みは沢山あったんだと思う。

 天才子役って言われながら、でも少しずつ仕事は減っていって。

 演技じゃなくて歌とかの方がお金になるから、そっちにばっかり注目を浴びて。

 でも大人がそれを褒めてくれるから、そっちに合わせるしかなくて。

 自分を見てもらうには、必要とされるには、そうするしかなかったんだよね?

 柄を握り、鞘に収めたままの刀身を向ければ、つるぎが僅かに後退する。

 かなちゃんにはかなちゃんなりの悩みがあった。

 でも今は、そんなの関係ない。

 私は……。

 カズヤさんの本気を出させたあなたがあの時に見せた、まるで太陽の様に大きく輝いたあの時のかなちゃんと、戦いたい。

 ……なのに。

 後ずさったつるぎが、意を決して攻撃をしかけてくる。

 それを鞘で受け止めた。

 そんなの、駄目だよ?

 こんなの全力じゃないよね。

 だから、もっと本気出してよ。

 

 じゃないと……後悔するよ?

 

 柄を握る手に力を入れて、つるぎを押し返す。

 僅かに距離が離れたその時、目を瞑った。

 かなちゃん、早く本気出してよ?

 全力を出さないかなちゃんは、かなちゃんじゃないよ。

 もし周りの芝居に気が散って、輝けないって言うんなら。

 静かに、目を開ける。

 他の役者達の、スタッフ達の、観客達の視線が私へと向いたのが分かった。

 目の前でつるぎ(かなちゃん)が、目を見開いた。

 刀を握る腕を横薙ぎに払えば、鞘に収められていた刀身が姿を現す。

 その姿を、全員に魅せつけた。

 私が一番、目立つ様にする。

 だからかなちゃん、余所見してないで私だけを魅て?

 大丈夫だよ。

 作品を食うやり方は――知ってるからっ。

 本気を出さないと、私に食べられるよ?

 その意思を込めて、一歩踏み出す。

 私の行動に、つるぎ(かなちゃん)が先程と同様に一歩、後ずさる。

 

 事はなかった。

 

 刀を強く握りしめたかなちゃんはその場に留まり、笑っていた。

 その姿に、鳥肌が立つ。

 ……これが、かなちゃんの本気。

 思わず後退しようとした身体を、無理やり引き留める。

 これが、かなちゃんの……本気。

 心が、昂るのを自覚した。

 心臓が、高鳴るのを抑えられなかった。

 やっと、やっとだ。

 両手で持った刀を構えながら、僅かに前のめりの体勢になったかなちゃんを見て思う。

 やっと……全力で勝負が出来る!

 正々堂々と、真正面から戦える!

 気付けば、笑みを浮かべている自分がいた。

 もうすぐ、もうすぐあの時のかなちゃんに会える。

 鼓動が速まる。

 もうすぐ、あの時のかなちゃんと戦える。

 絶対に、勝つ!

 かなちゃんの動きが、思いとして伝わる。

 散々やってくれたわね、黒川あかね。でも、もう負けないわよっ!

 何故だか自然と、そう言ってる様に思えた。

 前傾になったかなちゃんに、こちらも同様の体勢を取る。

 かなちゃん、私も負けないからね?

 心の中でそう返し、踏み出そうと力を入れた。

 その時。

 

 

 かなちゃんの笑みが消え……一歩、その身を引いた。

 

 

 それを見た瞬間。

 認識した瞬間。

 戸惑いよりも先に――――失望が訪れた。

 心に抱いた熱が、消え失せる。

 ……なんだ、かなちゃんの想いって、そんなものだったんだ。

 心に抱いていた嫉妬が、消え失せた。

 シナリオ通りに刀を振るえば、それを刃で受け止めたつるぎが飛び退いた。

 ただ静かに、つるぎは刀を構え直す。

 それを見て、どうでも良くなった。

 かなちゃんは、ライバルなんかじゃなかった。

 ライバルですらなかった。

 カズヤさんの前で、画面の中で私に魅せた、巨星の様な圧倒的な輝き。

 その輝き(大切な思い出)よりも、有象無象を気にする彼女には、興味が無くなった。

 展開を進め、脚本通りに一旦舞台袖に下がる。

 その時にはもう、彼女の事を考える思考はどこにもなかった。

 私の中では既に関心の無い事柄となり、思考は別の事を考えている。

 それは。

 

「……あかね」

 

 名前を呼ばれ、顔を向ける。

 

「どうしたの? アクアっ」

 

 私の言葉に、彼の表情が驚きに満ちた。

 

「あ……いや、その、何でもない」

 

 そう言ってどこか気まずそうな表情を浮かべつつも離れていく背中を見つめる。

 この舞台の稽古中、彼が変貌を遂げた場面があった。

 

 ――そんな事、させる訳が無いだろ。

 

 稽古中の一幕。

 感情演技が上手く出来ずにダメ出しされたアクアくん。

 そんな彼は、その原因をかなちゃんに指摘されて、アドバイスを求めた。

 それに答える様に、かなちゃんが彼の耳元で囁いた一言。

 

 ――アクアくん……もし、お母さんが死んじゃったらどうする?

 

 この言葉で、アクアくんの雰囲気が一変した。

 固まり、戸惑い、不安になり、恐怖し、否定し、恨み、そして激しい怒りの順で、彼の感情が移ろいだ。

 初めて見る彼のそんな姿にも驚いたが、それ以上に。

 それ以上に、激情を押し殺した様な、その声に驚かされた。

 だって。

 だって、その声は。

 

 

 カズヤさんと同じ、"力"を持っていたから。

 

 

 稽古が終わってから、その事を思い返しながら、考察した。

 アクアくんが、カズヤさんと同じ"声の力"を持っている理由。

 カズヤさんから"今ガチ"の時に、推しだと言われたアクアくん。

 だから、以前から二人は何らかの接点があるのだと思っていた。

 彼がカズヤさんの事を"カズヤ君"と呼んでいる事も、その根拠を裏付けていた。

 だってアクアくんは他の人の事を君付けで呼ばないから。

 その時点で、彼にとってカズヤさんとは、特別な人物なんだと理解出来た。

 故に、二人は非常に縁が深い間柄だという事を念頭に、彼が豹変した内容を分析する。

 事の発端は間違いなく、かなちゃんの言葉。

 ――アクアくん……もし、お母さんが死んじゃったらどうする?

 その言葉から、アクアくんが変わった。

 カズヤさんと同じ、"()"を発した。

 彼は演技への情熱は無いと断言していたし、行動や芝居のパターンから考えてもそれは間違いない。

 ならば何故、カズヤさんと同じ"声の力"を使えたのか。

 私の様に研究して身につけたのか。

 けれど、今まで一度もそんな素振りは見せなかった。

 稽古中も、"今ガチ"でも。

 例え見せずとも、片鱗さえあれば私が見逃す筈が無い。

 なのに、見せなかった。

 アクアくんが酷く後悔していた――何をしてでも必ず手中に収めるとも思える雰囲気で、私に告白しキスを迫った"今ガチ"の最終回の時でさえ。

 私が断って、我に返った彼は慌てた様に私から離れて、酷く後悔していたのだ。

 アクアくん以上にカズヤさんの力を使える私にはあまり効かないけど、あの場面の彼の印象を考えればあそこで使わないのは明らかにおかしい。

 だから使わないのではなく、使えなかったという結論に至った。

 なら、何故急に使える様になったのか。

 それは彼がその時に見せた、異様なまでの感情の昂りが原因じゃないかと考えている。

 極度の感情の昂りによってリミッターが外れた事により、彼に備わっていた本来の力が呼び覚まされた。

 つまりは、元々持っていた。

 では、何故元々持っていたのか。

 そこで出てきた考察を、私は何度も否定した。

 けれど何回分析し直しても、その結論になってしまった。

 偶々、似た能力を持っていたのか? 違う。

 似てるんじゃない、全く同じ力。

 偶然、同じ能力を持って生まれたのかな? 違う。

 そんなほぼあり得ない偶然を考えるより、同じ力が使える理由として十分に考えられる方法がある。

 カズヤさんの力をアクアくんが使えた理由。

 それは全くの別ルートから、同じ力を手にした訳じゃない。

 二人が、一本のルートで繋がってるから、同じ力を使えた。

 カズヤさんの力を……アクアくんが、受け継いだ。

 つまり。

 

 

 

 

 アクアくんは――――カズヤさんの子供。

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