"にわか"は言う「だから『推しの子』だって言ってんだろ!」   作:あるミカンの上にアルミ缶

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申し訳ナス……!
(一応、これでもね? 反省はしてます)







第168話

「はいっ、カズヤ君!」

 

 そう言って、カズヤ君の前に皿を置く。

 私を見上げて、座っていたカズヤ君が微笑む。

 

「ありがとう、ルビー」

 

 その言葉に、この上ない幸福感を抱く。

 カズヤ君の家に住む様になって数か月。

 気付けば、そんなにも時間が経っていた。

 時間を忘れる程に、カズヤ君と居られるのが幸せだった。

 

 

「はい、ルビーさんのも置いておきますね」

 

 

 この女さえ、いなければもっと。

 カズヤ君の隣にそう言って皿を置いた女に顔を向ける。

 優し気に微笑みを向けてから、テーブルの反対側へと歩き、そこに自分の分の皿を置いた。

 その姿に、嫉妬を抱く。

 苛立つ心を、何とか鎮める。

 けれども抑えきれない心。

 

「……もおっ、この天使ちゃんっ!」

 

 その感情を言葉に出せば、相手が慌てた表情を浮かべる。

 

「だっ、だから天使ちゃんって言わないでくださいっ」

 

 慌てて言い返してきた言葉に、それでも収まらない心を口に出した。

 

「天使ちゃん! 天使ちゃん! 天使ちゃん! 天使ちゃんっ!」

 

「やっ、やめてくださいっ! か、カズヤさん以外が呼んじゃ」

 

「あーあー! 聴こえない聴こえない! 天使ちゃん! 天使ちゃん! 天使ちゃん! 天使ちゃん!」

 

「だからその名前で呼ばないでくださいっ」

 

 そのやり取りを繰り返していると、不意に笑い声が聴こえた。

 揃ってそちらに顔を向けると、笑顔で私達を見てるカズヤ君の姿。

 彼が、口を開く。

 

「仲が良くて何より……あ、どうぞ続けちゃって」

 

 その言葉に、再び同じ内容を口に出す心は湧かなかった。

 これで私がまた言い始めたらなんか……子供みたいじゃん……!

 そう思い、思わず目が合った女から思い切り顔を逸らす。

 勢いのままにカズヤ君の隣に座るのだった。

 視界の端に、女もまた座ったのが見える。

 そして横から、小さな笑い声が聴こえた。

 それを耳にし、思わず頬の温度が上がった気がした。

 ……またやっちゃった。

 後悔と恥ずかしさで、思わず身を縮こまらせる。

 こうして一緒に暮らす様になって、徐々に徐々にだけど、嫉妬を抱いた時にそのまま言動を表す事は減らせる様になってきた。

 でもやっぱり、完全には無くせない。

 どうしてもまだ、嫉妬する事は多い。

 特に嫉妬してしまうのはやっぱり、この女に対して。

 料理や飲み物の作り方とか掃除とか、色々教えてくれる様になって暫く経つ。

 でも、やればやる程に、その壁の大きさを実感させられた。

 私が一つ覚えれば、彼女がその他に十のフォローをしてるのが分かった。

 そして私がまた一つ覚えれば、彼女がやはりその他に十のフォローをしてるのが、分かった。

 追いつく様で、全然追いつけない底の知れなさ。

 一つの料理を覚えれば、十の味付けを見せつけられる。

 一つの淹れ方を覚えれば、十の分量を見せつけられる。

 一つの掃除を覚えれば、十の磨き方を見せつけられる。

 一つの感謝を覚えれば、十のお礼を見せつけられる。

 届きそうで、決して届かない位置に……彼女は居続けた。

 だから嫉妬する。

 でも、嫉妬したら何か負けた気がする。

 でも何かしないと収まらない感情。

 やがて私が思い付いた方法。

 彼女がカズヤ君以外から呼ばれるのを嫌う、その名前を連呼してやる事だった。

 そうすれば彼女も普段の澄ました表情を崩して、慌てふためく。

 それを見て溜飲が下がる。

 でもその後に、ちょっと後悔する。

 何だか子供染みた反論みたいで、恥ずかしさが込み上げてくる。

 けど、それしか嫉妬の感情を発散する方法が見つからなかったから、ずっと続けてきてしまった。

 でもずっと見てて、分かってる。

 彼女が抱く、カズヤ君への想いを。

 カズヤ君の事が好き、カズヤ君の事を愛してる。

 それは間違いない。

 それは、私と同じ。

 でも、私と彼女の異なる点。

 それは……。

 

 

 幸せになるカズヤ君を見てるのが、自分の幸せ。

 

 

 そこだけが、決定的に違った。

 だってそれじゃ、私はダメだから。

 確かにカズヤ君が幸せになっている所を見るのは、私も幸せ。

 それは変わらない。

 でも決して、彼女の様に。

 

 

 他の人(私以外の誰か)によって幸せになるカズヤ君を見てるのが、私の幸せではないから。

 

 

 そこだけは絶対に、譲れないから。

 私が、カズヤ君を幸せにしてあげたいから。

 だからカズヤ君からどんな私を求められても良い様に、どんな私にもなれる様に今頑張ってる。

 だから、そこだけは絶対に譲りたくない。

 だから、どうしても嫉妬しちゃう。

 どんなに覚えても、更に上のレベルで同じ事をしてしまえる彼女に。

 でも、それが間違いだって事も、ほんとは知ってる。

 だって彼女は、カズヤ君から選ばれたくて、そんな事をしてるんじゃない。

 只々カズヤ君が幸せになる為に、尽くしてるに過ぎないんだから。

 (いち)から十まで全部が、カズヤ君の為だけに費やせる彼女が、本当に羨ましかった。

 天使ちゃんという名前もカズヤ君が付けた呼称で、カズヤ君が呼ぶのはもう認めたが、他から呼ばれるのは恥ずかしいから呼んで欲しくないと反論してるんだと、知ってる。

 カズヤ君だけに呼んで欲しい名前、という訳ではない。

 そう呼ばれるのが恥ずかしいからという理由だけで言い返してくるのも、分かってる。

 そこには何の独占欲も、ない。

 だから、情けなくなる。

 どうしても自分の為という、欲が生まれる自分(わたし)が、情けなかった。

 でも……しょうがないじゃん。

 だってカズヤ君の為に全てを費やして万が一、私以外の誰かがカズヤ君と結ばれる結果になっちゃったら。

 その不安がある限り、どうしても自分の為っていう欲が入ってきちゃう。

 ちらりと視線を向ければ、私が作った料理を口にするカズヤ君の姿。

 やがて飲み込み、視線が合った。

 

「ありがとう、ルビー。これ、めっちゃ美味いよ」

 

 笑顔で告げられたその言葉に、今までの鬱屈とした気持ちが吹き飛ぶ。

 幸福と呼べる感情が胸中を蹂躙し、それ以外の感情を心から消し去ってしまう。

 何だか少し恥ずかしくて、思わず顔を逸らした。

 カズヤ君に褒められただけで、簡単に私の心は塗り替えられてしまう。

 こんな単純な私。

 でも、こんなのはカズヤ君だけ。

 だって……好きだから。

 大好きだから、感謝の言葉に嬉しくなる。

 作った料理を食べてくれたら嬉しくなる。

 カズヤ君の為に頑張ったって知ってくれて、嬉しくなる。

 大好きだから、その笑顔が嬉しくなる。

 大好きだから、その本心に触れて、恥ずかしくなる。

 頬が熱くなるのを自覚して、顔を逸らしてしまう。

 大好きだから、嬉しくて、恥ずかしい。

 

 でもこれをきっと……"幸せ"って言うんだと思う。

 

 だからもっとこの幸せに触れて、慣れたい。

 慣れるくらいもっと成長して、恥ずかしがらずにカズヤ君の本心を受け止められる様になりたい。

 だからやっぱり……それが出来る人に嫉妬する。

 十年以上もそれを受け止めてきた彼女に、嫉妬する。

 嫉妬するけど、認めてもいる。

 だって彼女のお陰で、こうしてカズヤ君から感謝される様になったのは、本当だから。

 だから彼女の凄さも認めてる。

 私に足りない部分があるのも、自覚してる。

 まだまだ成長しなきゃいけない部分も見えてる。

 彼女と私の違いも、理解し始めてる。

 根本が違うのだから仕方ないとも、認識してる。

 でも。

 でも……やっぱり、嫉妬しちゃう。

 嫉妬するのは、私が未熟だからだろうか。

 それとも、カズヤ君と結婚したいという心の違いだからだろうか。

 じゃあ、カズヤ君と結婚したいという心がある場合は、どうするのが良いんだろうか。

 その答えを、彼女は持ってない。

 だって彼女は、カズヤ君と結婚したいという心が、限りなく無いに等しいんだから。

 だからその答えは、彼女以外から吸収しなきゃいけない。

 だからまだ、その場合の嫉妬の抑え方を、私は知らない。

 

「天使ちゃんも、ルビーと一緒に作ってくれてありがとね」

 

「いえいえっ、殆どルビーさんが作りましたから」

 

 だからまだ……その場合の嫉妬の抑え方を、私は知らない。

 

「……天使ちゃん天使ちゃん天使ちゃんッ!」

 

「ふぇっ、だ、だからっ、その名前で呼ばな」

 

「天使ちゃん! 天使ちゃん! 天使ちゃん! てっ、んっ、しっ、ちゃっ、んーっ!」

 

「やっ、やめてくださいっ」

 

「ヤダっ! 天使ちゃん天使ちゃん天使ちゃん! この天使ちゃんっ!」

 

 そこにまた、笑い声が聴こえた。

 そして私の頭に、何かが乗った感触が訪れる。

 

 

「どーどー、落ち着きなさいな。ルビーが作ってくれたご飯が美味しいって思った俺の言葉だけじゃやっぱ、足りないかな?」

 

 

 その言葉と頭を撫でる感触に、嫉妬の気持ちが霧散した。

 何も言えず、ただ黙る。

 やがて静かに、首を横へと振った。

 それでも撫で続けてくれるカズヤ君の手の感触に、意識が集中する。

 こうされるだけで、嫉妬がなくなる。

 カズヤ君と結婚したいという心がある場合の嫉妬の抑え方を、私は知らない。

 ……でも。

 カズヤ君と結婚したいという心がある場合の嫉妬の収まり方を、私は知ってる。

 だから今は、こうしてもらうしかない。

 何れ分かるであろう抑え方を知るその日までは。

 頑張って成長するから。

 頑張って身につける様にするから。

 だからその日までは、迷惑をかけちゃうかもしれない。

 でも、迷惑をかけない様になるから。

 だからその日までは、甘えさせて?

 カズヤ君のその優しさに。

 その愛に。

 絶対に、お返しするから。

 ううん、お返しなんて思わないくらい、カズヤ君に尽くすからさ。

 自分の欲を一切持たずに、カズヤ君へと尽くす。

 カズヤ君と結婚したいという心。

 その両者が綺麗に混じり合うのは果たして。

 

 カズヤ君と結婚する前に出来るのか。

 それとも結婚出来たらなのか。

 

 そんな事を考えながら、カズヤ君が食事を再開するまでの間、その手の感触に身を寄せたのだった。

 

 

 

 

「ユーチューブテコ入れプランその(いち)! PVを撮ろう!」

 

「PV!」

 

 事務所でB小町のメンバーが集まっていた。

 唐突に告げられたMEMちょの言葉に、思わずテンションが上がる。

 だってPVとは如何にもアイドルらしく、前世を含めて沢山見てきた。

 アイドルが可愛らしく歌い、踊り、そして愛を届ける。

 それらの理想の形だけを詰め込んだのが、PVなのだから。

 つまりはもっと、カズヤ君の目を奪えるアイドル(嘘吐き)としての私を、魅せる事が出来るんだ。

 仕事が忙しくてデビューライブ以外来れてないカズヤ君に、もっと私のアイドル(嘘吐き)を見て貰える最高のチャンス。

 だからMEMちょの言葉に、テンションが上がってしまった。

 MEMちょが得意げに笑みを浮かべる。

 

「楽曲PVが一番、アクセス数稼ぎやすいからねー!」

 

 そう言って、彼女が説明を始める。

 

「"B小町ch"にも(いち)動画くらい再生数百万超えの動画が欲しい! そしたらその再生数をサンプルにして各所に営業も掛けられる!」

 

 やっぱこれよぉ! と自信満々に告げたMEMちょ。

 確かに、徐々にユーチューブでも人気が出てきてる中、確実なヒット動画があればどんどんと仕事が増えるかもしれない。

 仕事が増えたら、もしかしたら……カズヤ君との共演も、出来ちゃったりなんかしちゃって……!

 ケチんぼな佐山さんはカズヤ君と一緒の仕事くれなかったしさ。

 自分達の力でカズヤ君と共演を果たせれば、きっとカズヤ君もやりやすい筈。

 そこで、言っちゃうのかな……?

 "ルビーが一番の推しの子ですね"って。

 "もし結婚するならルビーの様な女性が良いですね"って。

 皆の前で、カメラの前で、カズヤ君が私への愛を隠し切れなくなって……!

 それを見た人達も、お似合いな二人だよなって認めたりしちゃってっ!

 また別の仕事で共演した時に"今回もカップルで共演ですね!"なんて紹介されちゃったりして!?

 …………。

 キャー!

 思い浮かんでしまった未来予想図に頬に手を当てて身をくねらせていると、一緒に話を聞いていたかな先輩が口を開く。

 

「撮影場所はどこ?」

 

 先輩の言葉に、MEMちょがスマホを見る。

 ハッ! 確かに、カズヤ君の目を奪うには最高のロケーションが良い……!

 だってそうしなきゃ、"誰よりも輝いて(嘘を吐いて)る私"には、ならないだろうから。

 それに私の未来予想図を実現させる為にも、最高の作品にしなくちゃいけない。

 MEMちょがスマホを操作する。

 やがて、口を開いた。

 

 

「宮崎」

 

 

 その言葉に、鼓動が高鳴った。

 宮崎。

 それは、私が生まれ育って――死んだ場所。

 でもそれ以上に……大切な場所。

 私に生きる力を与えてくれて、魅了し続けてくれた、"アイ"と出会った場所。

 そして、入院してる私を最期までずっと面倒を見てくれた。

 私が"大好き"な――せんせ(おにいちゃん)と出会った場所。

 ……そして。

 入院してる私のもとにいきなり現れて、私を"嘘吐き(アイドル)"呼ばわりして。

 訳の分からない事を言って、私の頭の中を混乱させて、酷く乱して。

 プレゼントなんか全然持ってこなくて……でも最後にちゃんと持ってきて。

 

 

 結婚するって言ってくれて指輪を薬指に嵌めてくれた――カズヤ君と出会った場所。

 

 

 今の私の全てが形成された、大切な場所。

 理想の、ロケーション。

 そこにまた、行くんだ。

 そこにまた、行けるんだ。

 昔、聞いた言葉を思い出す。

 あの場所に……もう一度、訪れるんだ。

 鼓動の速まりが抑えられない。

 あの言葉はきっと、この時の為だったんだ。

 絶対に、行きたい。

 誰と?

 決まってる。

 カズヤ君と。

 

「もうすぐ"東ブレ"も千秋楽でしょ? 撮影は一日で終わらせて、慰安も兼ねて二泊三日とかどう?」

 

 MEMちょの言葉に、想像が膨らむ。

 つまり、空いた時間はカズヤ君と過ごせるという事。

 そしてあの日見た、言ってた場所に、二人で訪れたい。

 そこでまた、改めて言うんだ。

 私と結婚してって。

 他の女に嫉妬する事はあっても、それをぶつける事は殆ど無くなった。

 カズヤ君と他の女が二人でいるとこを見ても、しょうがないなぁって感想で済む様になってきた。

 考え方を変えれば、簡単だった。

 カズヤ君と結婚するのは私って、もうとっくの昔に約束してるんだもん。

 だから他の女が幾らカズヤ君にちょっかいを掛けたとしても、それが変わる事は無い。

 そう考えたら、表に出ちゃう程の嫉妬にはならなくなった。

 ……いや、そう考えられる様になったって言った方が、正しいのかも。

 そう思える様になったのも、認めたくは無いけど間違いなく。

 

 カズヤ君に"ありがとう"って言われ続けてた、あの女のお陰。

 

 彼から"ありがとう"って言われたいから、あの女の真似を始めた。

 そうするのが一番手っ取り早かったから。

 そして考え方も、徐々に理解出来る様になってきた。

 従って、私の根底に根付いてきた考え。

 嫉妬を見せるのは三流。だって、それじゃあ嫉妬してる相手と同列だって自分で認める事になるから。

 嫉妬を隠してこそ二流。だって、カズヤ君は私が嫉妬する事を望んでないんだから。

 そして。

 

 嫉妬を別の形で提供出来たら、一流。

 

 そう思った。

 嫉妬してしまったのなら、嫉妬してしまった相手への嫉妬が浮かばなくなるくらい、カズヤ君に尽くせばいい。

 嫉妬を抱かなくなるくらいカズヤ君に尽くしているという自覚があれば、そもそも嫉妬が浮かばないんだから。

 嫉妬するくらいなら、まずは自分が嫉妬する必要がないくらいカズヤ君の為に行動すれば、格下への嫉妬なんか浮かぶ筈が無い。

 そう気付いた。

 でも、やっぱり嫉妬はしちゃう。

 そこが私とあの女の大きな違い。

 私はカズヤ君の一番になりたい、でもあの女はカズヤ君の一番を狙ってない。

 だからこそ、その点での成長の仕方をあの女から理解するのは無理だった。

 だから嫉妬は今でもしちゃう。

 でも大分と、嫉妬はしなくなった。

 厳密には、嫉妬を隠せる様になってきたが正しい。

 けど、カズヤ君が望まない形での嫉妬の出し方は、しなくなってきた。

 だからその点でも、成長してる実感が持てた。

 でも嫉妬しちゃうなら、やっぱり嫉妬をしない環境を整えるべきだと思う。

 嫉妬をしなくて済む環境。

 

 それは――カズヤ君と、結婚する事。

 

 今はまだ約束の段階。

 だからまだ嫉妬しちゃう自分がいる。

 でも、結婚しちゃえば大丈夫だから。

 宮崎で。

 カズヤ君が私の為に言ってくれた、あの場所で。

 カズヤ君も絶対に忘れてる筈が無いあの言葉で。

 どんな関係でも、から…………この関係になる。

 だから絶対にカズヤ君も、宮崎に行ってくれるから。

 そこで言うんだ。

 ……結婚しよって。

 

「詳しい日程決まったらまた教えるねー」

 

 宮崎に行くのは、"東ブレ"の舞台が終わってから。

 だからカズヤ君もまだスケジュールを調整出来る可能性が高い。

 カズヤ君なら絶対、私の本当(気持ち)を分かってくれるから。

 思い出の場所で、関係をハッキリとさせる。

 今はまだ……婚約者。

 その響きも良いけど、これじゃまだ嫉妬しちゃうから。

 だから私はそこで。

 

 

 カズヤ君の"お嫁さん"に、なるんだ。

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