MOTHER2×SPY   作:ハヤモ

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超能力者繋がりで。
作者は にわか、無知です。 間違いもあると思いますが宜しくお願いします。


ネスとアーニャ

東国オスタニアと西国ウェスタリス。

 

戦争が終われど仲の悪さは続き、今では互いに裏で腹を探り合い、時に血を流す任務が水面下で繰り広げられている大冷戦時代だ。

 

大人も子供もお姉さんも、誰かしらはスパイかも知れない、そう隣人に震えながら生きている者もいるだろう。

 

そんな戦々恐々のオスタニアに少年が1人。

 

リュックを背負い、バットを斜めに挿し、赤い帽子に青と黄色のストライプの服と特徴的な格好だ。

 

これだけなら少し目立つ程度の野球少年かな、程度で済んだが、当人は酷く混乱している状態だった。

 

 

「ここ、どこ だろう?」

 

 

少年は迷子であった。

気が付けば見知らぬ土地にいたのだ。

 

幸か不幸か、とある大きな冒険を終えた後だったから急ぐ用事は無いのだが、それにしても置かれた状況には多少なりとも不安になる。

 

と、ここで邪悪な気配を感じた少年はバットを手にして周囲を警戒。

 

背丈の大きな大人達が大通りを往来する波の向こう、薄暗がりから漂ってきた。

それに混じり、誰かが襲われている気もしたから少年は迷う事なく駆け出した。

 

少年は心が優しかった。

優しさ故か、動物の声も聞こえるし、なんなら"ココロのチカラ"も使えるのだ。

 

そのチカラで世界を救った、なんて言ったら、どれくらいの大人が信じてくれるだろう。

 

 

 

 

 

ピンク髪に小さな体、アーニャ。

普通に可愛らしい無垢な少女は今ピンチ。

 

アーニャは実はエスパーで、心が読める少女であり、その能力故にピンチにもなる。

だからこその苦労もしたし、幼心なりに誰かを救おうともしてきた。

 

これからも、きっとそうする。

どんな危険が待ち受けようと挑む事だろう。

秘密を抱え合う、自分のちぐはぐ家族がそうである様に。

きっと、自分もヒーローになれる。

 

けれど少女は見た目通り"無力"だった。

心は読めても、純粋な暴力に抗えない。

 

 

「知られたからには生かしちゃおけねぇ」

 

 

(アーニャ、絶体絶命!)

 

 

アーニャ、偶然拾った心の声に釣られて悪のアジトを発見、そして構成員に見つかり始末されようとしていた!

 

身体能力は見た目相応しかないアーニャ。

あっさりと鷲掴みにされ空中ブランコを味わわされては、嫌でも実感するしかない。

 

が、そこに。

 

 

「PK.フラッシュ!」

 

 

声が聞こえたと思えば、眩い光が襲い来る。

突然の事にアーニャも悪党も目が眩む。

 

 

「ぐああっ!?」「な、なんだぁ!?」

 

 

視界が真っ白になり何も見えない。

 

唯一頼りになる聴覚に頼り始める時、ボコッ、ボコッという鈍器で殴った様な音が聞こえ始めると「グゥ」という音。

 

やっと目が慣れてきて、薄目を開けたなら、周囲の悪党共は地面に倒れ伏せ、代わりに1人の赤い帽子の男の子が、アーニャを守る様に立っている。

手にはバット1本。 それだけで体格差のある大人達を圧倒したというのか。

 

自分より少しお兄さんな少年は、アーニャに優しげな笑顔を向けると気さくに話してくれる。

 

 

「ぼく はネス。 ケガはなかったかい?」

 

 

ネス。

そう名乗る少年は、さっきの光より眩しく映る。

 

純粋なココロから投げかけられる言葉は、ココロを読み取らずとも伝わってくる。

今までの嘘や欺瞞に満ちた大人達の上面だけの言葉より綺麗で穏やかに聞こえた。

 

 

(格好良い! アーニャ、ドキドキ!)

 

 

頷いて肯定しつつ、目を輝かせるアーニャ。

その様子にネスも安堵すると、取り敢えず一緒に大通りに逃げようとして……。

 

 

「おうおう逃すと思うかぁガキ共!」

 

 

取り巻きが道を塞いできた!

手にはナイフ、明らかに子供に対してオーバー過ぎる凶器を見せびらかし恐怖を煽る。

 

 

「おのれ、やってくれたな……!」

 

 

先程倒した筈の悪党もフラフラとやってくる。

 

 

「ね、ネス……!」

 

 

アーニャは少年の背後に隠れた。

無意識にきゅっ、とネスの裾を掴む。

 

 

「大丈夫だよ」

 

 

ネスは敵から目を逸らさず言った刹那、手から別の、温かくも強い光を放つ!

 

 

「PK.ヒーロー!」

 

 

瞬間、強い衝撃波が悪党を纏めて吹き飛ばした!

 

 

「ぐあああ!?」

 

(えええええ!?)

 

 

アーニャも悪党も何が起きたかも分からず、遂に悪党は地に伏せ気を失った。

暫く起きて来れないだろう、その間にネスはアーニャの小さな手をとり、光の当たる世界へと導いた。

 

 

「今のうちに!」

 

 

その手は温かく、どこまでも優しかった。

 

 

(ネスはヒーロー! アーニャ、感激!)

 

 

この後、アーニャは無事に親元……スパイの父ロイド、殺し屋の母ヨル、未来予知犬ボンド、その偽装家族フォージャー家に届けられ、同時に行く当ての無いネスは、そのまま お世話になる事となる。

 

そうして想像だにしなかった大人達の陰謀や国家に巻き込まれていくのだが、それはまた別の話である……。

 

 

(同じ屋根の下! アーニャ、ドキドキ!)

 

「アーニャさんに結婚は まだ早いです!」

 

(アーニャは渡さないぞ!)

 

「普通の少年、なのか……?」

 

 

はてさて、どうなることやら。




ポーラ:Σ(-᷅_-᷄๑)「歳上ハンターの筈では?」
ボンド:(出番取られた!?)
ネス:白くて大きな犬。 チビ元気かな
アーニャ:ネス、かっこよかった!

続かない(殴
羞恥心で消すかも(殴
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