ではどうぞ!!
泊刑事からドライバーを預かり結ヶ丘に戻って来た俺達。何とか昼休みが始まる前に戻ってこれたから良かったな……。
俺はマシンビルダーをビルドフォンに戻し、学校の中に入る。そして職員室に向かう。
戦兎「戻りました〜」
万丈「戻ったぜ!」
俺達を見た教師たちは一斉に安堵の表情。無事に帰ってきたことを喜んでくれていた。
良い人たちだな……。
そして俺と万丈は今朝学校に来る前にスーパーで買った弁当を部屋のレンジで温めて食べ始める。
久しぶりに俺の好きなアジの開きの弁当だ。
戦兎「美味い……」
万丈「美味いな……」
万丈は白米とサラダチキン、そしてゆで卵が入ったサラダを食べていた。中々考えるようになったじゃないか。まぁ万丈はクローズライザーを渡してから、毎日のように動画サイトの筋トレ系の動画の食生活動画を見てるからな。
以前の食生活がどれだけ不健康か分かったのだろう。
そして生徒たちも昼休みで各自昼飯を食べている中、俺と万丈は学校内を見回っていた。
昼飯を食べ終えたであろう生徒たちが話しかけてくるが、内容は俺と万丈の身体を心配する内容がほとんどだった。
マジでいい子ばっかだなこの学校。
万丈「なぁ戦兎?」
戦兎「なんだ?」
万丈「この学校どうなってんだ? 生徒も教師もいい人しかいないじゃんか。まぁお陰で楽しく働けるけどよ……」
戦兎「珍しく意見が合ったな」
そして俺達が旧校舎の2年生の階に来ると、話していたかのんさんたちが駆け寄ってきた。
かのん「桐生先生、万丈先生!!」
戦兎「よっ!」
俺はかのんさんに挨拶する。
すみれ「よっ!じゃないわよ!! どれだけ心配したと思ってるわけ!?」
恋「あんなケガをしてたのに病院にも行かないなんて何考えてるんですか!!」
おおう、凄え怒られるな……。
戦兎「悪かったよ……。こっちにも事情があるんだよ」
可可「どんな事情デスか!! 今にも死にそうに見えましたヨ!!」
万丈「まぁ、こうして生きてるしな!」
バカ! その発言は火に油を注ぐだけだぞ!!
かのん「生きてりゃ良いって問題じゃない!! あまり心配させないでください!!」
千砂都「あの場にいた皆、本当に心配してたんですよ? お二人が会場の皆を守るために怪物を引き付けてどっかいって……、助けに行こうとする人もいたんですから」
相当心配させてしまったんだな…。
戦兎「ゴメンな。気をつけるよ」
かのん「気をつけてくださいね?」
すると、もうじき昼休みが終わりそうだったので、俺と万丈は職員室に戻り、俺は授業の準備をして普通科2年生の教室に向かう。
戦兎「席につけ〜? ……もう着いてたか」
目を見れば分かる。皆が俺を心配している。良い意味で純粋すぎて泣きそう……。
そして授業を始める俺。1時間後チャイムが鳴り、
戦兎「今日はここまでだ。日直」
生徒「起立!礼!」
そして俺が教室を出ようとするとかのんさんが話しかけてきた。
かのん「桐生先生、私達この後体育館でライブをやるんです。万丈先生と一緒に観に来てくれませんか?」
ふむ、そのくらいの時間はあるか。
戦兎「良いぞ?」
かのん「やった!」
そして職員室に戻り、万丈にライブのことを伝えて体育館に向かう。もうたくさんの生徒が集まっていた。
そしてライブが始まる。聞いた所によると、このライブはこの間のフェスで応援してくれたみんなへの"ありがとうライブ"らしい。
万丈「頑張れ桜小路ーー!!」
万丈は前に自分に相談してきたきな子さんを応援する。まぁ気にかけたくもなるよな。
俺も応援するか!!
戦兎「頑張れーー!!」
そしてライブが終了。俺と万丈は理事長に泊刑事のドライバー改良のことを伝えて早めに帰らせてもらった。
ー 拠点の倉庫 ー
倉庫に着いた俺たちは早速中に入り、俺はアイドルフルボトルとスクールフルボトルを取り出し、パソコンに接続されたマシンにセットする。
そしてパソコンから伸びたケーブルを泊刑事のドライバーに接続する。
戦兎「よし、始めるぞ!」
パソコンをいじる俺。2つのボトルの成分データを掛け合せたものをドライブドライバーにインストール。その間に俺のラビットフルボトルやその他のフルボトルも改良の準備を始める。
戦兎「万丈、お前のビルドドライバーとスクラッシュドライバーも貸せ」
そして順番にデータを書き換えて成分のデータをインストールしていく俺。すべて終わる頃には夜の8時になっていた。
戦兎「よし、終わった!」
万丈「終わったか?」
万丈が聞いてくる。
戦兎「ああ! じゃあドライバーを泊刑事に届けに行くけど来るか?」
万丈「ああ、待ってても暇だし行くぜ!!」
そして俺はビルドフォンをマシンビルダーに変形させ、泊刑事から渡されたメモの場所に走らせた。
キッ!
マシンビルダーを停車させる。そこには一軒の家。表札には泊と書かれていた。
戦兎「ここだな」
俺と万丈がマシンビルダーから降りる。そしてビルドフォンの形態に戻すと、インターホンを押す。
女の人『は〜い!』
インターホン越しに女性の声が聞こえてくる。
戦兎「桐生戦兎と言います。泊進ノ介さんはご在宅でしょうか?」
女の人『伺ってます! 少々お待ち下さい!』
そして家の扉が開き、泊刑事と同い年くらいの女性が出てきた。
女の人「初めまして。泊進ノ介の家内の泊霧子と言います。話は進ノ介から聞いてます」
戦兎「初めまして。桐生戦兎です」
万丈「万丈龍我だ!」
すると、
進ノ介「霧子〜? 二人が来たのか?」
泊刑事が出てきた。
戦兎「あっ、泊刑事! ドライバーのセッティング終わりました!!」
俺はドライバーの入った紙袋を差し出す。
進ノ介「ありがとうございます。お二人はもう晩御飯は食べましたか?」
戦兎「いえ、まだですけど……」
進ノ介「良かったら食べていきませんか?」
お誘い頂いた。だけど悪いな……。
戦兎「良いんですか?」
進ノ介「構いませんよ?」
万丈「お邪魔します」
戦兎「おいこら万丈!!」
霧子 クスッ「遠慮なくどうぞ」
はぁ、
戦兎「では、お言葉に甘えて…お邪魔します……」
家の中に入り、案内されてリビングに入る。すると3歳くらいの男の子が遊んでいた。
霧子「息子の
霧子さんが英志くんを抱き上げる。英志くんは俺達をじっと見てる。
戦兎「こんにちは!」
万丈「おう!!」
英志「…こーちは」
思わず笑みが溢れる。そして俺たちは晩ごはんをご馳走になり、これからの事を話し合った。
霧子さんが言うには、泊刑事が前にドライブとして戦っていた時の相棒、クリム・スタインベルト。通称クリムさんが使っていた研究所が、グローバルフリーズと呼ばれる事件の時に壊されたが、予備の研究所が生活スペースもそのままの状態で近くに残っているらしく、戸籍が手に入ったらそこに引っ越したらどうかと提案された。
それは願ってもない話なので都合が付いたら引っ越すことにしよう。
そして夜も遅くになり、俺と万丈は帰るためにビルドフォンをマシンビルダーに変形させる。
進ノ介「今日はありがとうございました」
戦兎「いえ、こちらも楽しかったです」
英志「りゅーが…」
万丈「おう! また遊びに来るな英志!」
すっかり仲良くなったなこの2人……。
霧子「ふふっ、英志嬉しそう」
万丈「いえ、こっちも楽しかったですありがとうございました!!」
戦兎「失礼します!」
そして、俺たちは倉庫に戻った。
ー 続くー
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