ビルドNewWorld スーパースター!!   作:松兄

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第17話:再戦

あれから数日が経ち、今日は結ヶ丘の終業式。この式が終わったら、生徒たちは各クラスに戻り、HRの後下校。夏休みとなる。

 

理事長「生徒の皆さん、あまり羽目を外し過ぎず節度を持って夏休みを過ごして下さい。以上です」

 

そして理事長の挨拶も終了し、司会の先生が式の終了宣言。各生徒は教室に戻っていく。

 

俺たちは教師ではなく講師であるため、職員室に戻り待機となる。

 

万丈「もう夏休みか……」

 

戦兎「俺は北海道に行くけど、こっちはお前と泊刑事で何とかしてくれよ?」

 

万丈「分かってるよ」

 

 

そしてしばらく待っていると、職員室に先生達が続々と戻ってくる。

全員が揃った所で、理事長が先生たちに話し始める。

 

理事長「先生方、取り敢えずお疲れ様でした。生徒たちが夏休みでも、先生方は仕事がありますができるだけ身体を休めて下さい。あっ、桐生先生はLiella!の1年生の引率で北海道に行くんでしたね」

 

戦兎「はい。そうですね」

 

理事長「生徒たちのこと、よろしくお願いします」

 

先生『よろしくお願いします』

 

他の先生たちも頭を下げる。当然全力でやるさ!

 

戦兎「分かりました!!」

 

理事長「こちら、東京の防衛は万丈先生と仮面ライダードライブ、泊進ノ介刑事が行ってくれることとなりました。万丈先生、よろしくお願いします」

 

万丈「おう!!」

 

理事長は先生方の顔を見回すと、

 

理事長「では話は以上です。皆さんお疲れ様でした」

 

先生『お疲れ様でした!!』

 

そして帰り支度をする先生方。俺と万丈も荷物を担いで駐車場に歩いていく。

 

駐車場につき、俺はビルドフォンにライオンフルボトルを挿し込んで投げる。

 

【ビルドチェンジ!】

 

ビルドフォンはマシンビルダーに変形。タッチパネルを操作してヘルメットを2つ取り出して片方を万丈に投げる。

 

万丈はヘルメットを被ってマシンビルダーの後ろに跨る。

 

戦兎「行くぞ!!」

 

帰ろうとマシンビルダーを発進させる俺。すると、

 

ピーーっ! ピーーっ!

 

スマッシュの探知システムが反応した。こんな日にも出るのかよ!!

 

戦兎「急ぐぞ!!」

 

俺たちは急いで現場に急行した。

 

 

 

 

現場は使われていない廃工場。だが妙だ。どこも壊れていなければ音もしない。静まり返っている。

 

万丈「なぁ、なんかおかしくないか?」

 

戦兎「ああ……妙だな。相変わらず探知システムは反応してるのに気配がしない……」

 

何か誘い込まれてるような……

 

戦兎「取り敢えず入ってみるか……」

 

そして工場の中に入り、探知システムを頼りに歩いていく俺と万丈。すると大きな部屋に出た。

 

 

戦兎「ここは……「あっ! 来たね!!」っ!!」

 

人影が上のスペースから降ってくる。着地した人影は、

 

戦兎「っ! トール!!」

 

万丈「なんでお前が!!」

 

トール「ん? あなた達は私が呼んだんだよ? スマッシュと同じ信号を出せば来ると思ったよ!!」フフッ

 

トールはクスッと笑う。何が目的だ?

 

戦兎「何が目的だ?」

 

トール「決まってるじゃん! 2人共あれから凄く強くなったみたいだから戦おうと思ってさ!!」

 

っ!! 俺と万丈は腰にそれぞれベルトを巻く。

 

【ビルドドライバー!】

 

【スクラッシュドライバー!】

 

俺はラビットタンクスパークリングをベルトにセット。万丈はドラゴンスクラッシュゼリーをドライバーに挿し込む。

 

【ラビット!タンク!ベストマッチ!】

 

【ドラゴンゼリー!】

 

俺はビルドドライバーのレバーを回す。するとスナップライドビルダーが展開され、トランジェルソリッドとベストマッチリキッドが流れる。

 

【Are You Ready?】

 

戦兎「変身ッ!」

 

万丈「変身!!」

 

万丈が掛け声とともにドライバーのレンチを捻る。するとケミカライドビルダーが展開され、頭上からヴァリアブルゼリーが流れクロスアーマーを構成する。

 

俺も赤と青、そして白のアーマーが挟み込むように装着されて換装する。

 

【鋼のムーンサルト!ラビットタンク! イェーイ!!】

 

【潰れる! 流れる! 溢れ出る! ドラゴンインクローズチャージ! ブラァ!】

 

俺たちはそれぞれ、ビルド〈ラビットタンクフォーム〉と、仮面ライダークローズチャージに変身する。

 

トール「へぇ、それがクローズの強化形態かぁ!! 楽しみ〜っ!!」ダンッ!

 

すると、トールはダッシュして一気に肉薄。俺に電気を纏わせた拳を物凄い早さで突き出してくる。

 

以前ならば当たって電流攻撃で大ダメージを受けていただろう。

 

だが!!

 

ビルド「ッ!!」

 

俺は拳を躱してトールにカウンターパンチを放つ。が、

 

バチィッ!

 

しかし稲妻が走りそれが障壁となってガード。

 

ビルド「くっ、やっぱりラビットタンクじゃだめか…。なら!!」

 

俺はドライバーからラビットフルボトルとタンクフルボトルを抜き取り、パンダフルボトルとロケットフルボトルを装填。

 

【パンダ!ロケット!ベストマッチ!】

 

ドライバーのレバーを回すと、スナップライドビルダーが展開されてトランジェルソリッドが流れて換装パーツを構築する。

 

【Are You Ready?】

 

ビルド「ビルドアップ!」

 

アーマーが挟み込む様に装着されて換装完了。

 

【ぶっ飛びモノトーン!ロケットパンダ! イェーイ!】

 

トール「〜っ!! 良いね!良いよ!! あなたはどうかな!!」

 

すると、今度は万丈に蹴りを入れるトール。これにも高圧電流が内包されており、当たったらタダでは済まないだろう。

 

クローズ「オラァっ!!」

 

万丈も蹴りを返し、足と足がぶつかり合う。トールの電流はぶつかりあった衝撃で霧散。トールは万丈の蹴りの勢いをモロに受けて軽く吹っ飛ぶ。

 

トール「うっ、とっと……っ。痛っつ〜!! 足が痺れちゃったよ……」

 

万丈「どうだ! 一撃入れたぜ!!(つっても、なんて力してやがんだコイツ……)」

 

その隙に、俺は左肩の大推力のロケットを吹かして高速突撃。右腕のパワークロー「ジャイアントスクラッチャー」でトールに斬り掛かる。

 

トール「っ!」

 

ドガッ!

 

爪の一撃でふっ飛ばされるトール。だが、トールは立ち上がると満面の笑みを浮かべ、

 

トール「アハハハハハっ!! 良い!良いよあなた達!! もっともっと楽しませて!! 〈放電(ヴァール)〉!!」

 

突き出されたトールの右手から電撃が拡散。周囲一帯に落ちて大爆発が起きる。

 

が、

 

ビルド「甘い!!」シュンッ!

 

クローズ「こんなもん!!」バッ!!

 

俺たちはそれをなんなく躱してトールに接近。連携して攻めたてる。

 

クローズ「オラァ!!」

 

万丈のパンチがトールの腹を捉える。しかし、

 

バチイッ!!

 

稲妻が障壁となってガード。拳が止められてしまう。

 

が、

 

クローズ「オラァアアァアアアッ!!」バリィイイインっ!!

 

万丈の拳は障壁を叩き割り、トールの腹部へ……しかし、

 

トール「おっと!」

 

しかしトールは障壁が一瞬受け止めた間に飛び退く。万丈のパンチは空振った。

 

クローズ「っ! クソっ!」

 

ビルド「なら!!」

 

俺はレバーを回すと、全ロケットパーツを合体させ、突撃ロケット「コスモビルダー」としてミサイルのように射出する。

 

トール「つ!」

 

ドゴォオォオオォオオォオオオンッ!!

 

ミサイルが着弾し、大爆発が起こる。が、

 

走った稲妻に一瞬受け止められてその隙に退避されてしまう。

 

後一歩、パワーが足りないのか…!!

 

するとトールは口を開き、

 

トール「本当に驚いたね……。あなた達、凄く強くなったよ……!!」

 

ビルド「そりゃあどうも……っ!」

 

戦いは互角に見えるが、分が悪いのはこっちだ。トールは稲妻の障壁のお陰でこちらの攻撃は全て紙一重で回避できる。

こっちは攻撃を躱してはいるが、トールの攻撃は稲妻を纏っているため、掠るだけでコチラにチクチクダメージが入りかねない。ダメージ量が小さくとも、それが積み重なればジリ貧だ。

 

するとトールはとんでもないことを言い出した。

 

トール「君たちに敬意を払って、少し本気を出そうかな!!」

 

ビルド「っ!!?」

 

クローズ「嘘だろ!? これで本気じゃなかったっていうのか?!」

 

トールが目を閉じる。するとウィイインと、何か駆動音の様なものが聞こえた気がした。

 

ビルド「なんの音だ?」

 

クローズ「どうした?」

 

ビルド「いや……」

 

気のせいか……?

 

すると、トールの身体が発光したかと思ったら、稲妻を纏ったオーラのようなものに包まれる。

 

トール「行くよ?」ドンッ!!

 

ビルド「っ! 早っ!?」

 

トールは、ロケットパンダでは反応できない早さで接近。

一瞬の内に懐に潜り込まれ、ボディアッパーを喰らってしまった。

 

バリィイィイイィイイイッ!!

 

ビルド「ぐがぁあぁああぁああっ?!?!!」

 

トールの一撃を喰らい、高圧電気ショックが流れる。俺は変身解除に追い込まれた。

 

戦兎「ぐっ、あぁ……っ!!」

 

クローズ「戦兎!! この野郎!!」

 

万丈はトールに拳の連撃を何発も放つが、トールはそれを全て捌き切る。

 

パワーだけじゃない……!スピードも桁違いに上がってる!!

 

そして万丈の攻撃のタイミングの合間を突かれ、

 

ドゴォオォオオォオオンッ!!

 

クローズ「うぁあぁああぁああああっ!?!!?!?」

 

トールの蹴りに吹き飛ばされて万丈は建物の壁に叩きつけられ変身解除。

 

っ!! 強すぎる!!

 

するとトールは先程のオーラを消した。通常状態に戻ったのか?

 

トール「う~ん……まぁ、こんなもんか! でも、もう少し時間があればもっと強くなりそうだし! 今回はこれで帰るね? バイバ〜イ!!」シュンッ!

 

そして、トールは姿を消した。

 

戦兎「っ……、クソっ!!」ダンッ!!

 

俺は拳を地面に叩きつける。また、敗けた……ッ!!

 

万丈「戦兎……ッ、くっ…大丈夫か?」

 

万丈がフラフラになりながら歩いてくる。

 

戦兎「ッ、悪い…起き上がるの待ってくれ。身体中が痛てぇ……」

 

万丈「俺もだ……」

 

そしてしばらく休み、何とか身体を動かせるようになってから倉庫に戻った。

 

 

戦兎「そういえば、なんで泊刑事来なかったんだろう?」

 

ふと浮かんだ疑問と共に、今日は就寝した。

 

明後日からLiella!1年の北海道合宿の引率だ。

 

 

ー 続く ー




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