北海道のきな子の実家に到着した
荷物を部屋に置き、練習着に着替えた皆は早速ランニングを始める。行き先は、きな子から教えてもらったここから1キロほど離れたところにある神社だ。
きな子「行くっすよ〜!!」
きな子は皆を案内するように先頭を走っていく。その後をメイ、四季がついて行き、後続から俺が、道の反対側から夏美が撮影しながら追いかける。
戦兎「ん〜っ!! 走ってて気持ち良いな!!」
この、のどかな景色と美味い空気。自然豊かで穏やかな気持ちになってくる。
数分走っていると神社が見えてきて石段を登る皆。境内に出ると、軽いストレッチを始めて体幹トレーニングを始める。
ペアで行うメニューは人数が合わないので俺が手伝った。勿論、「触れたからってセクハラとか言うなよ?」と念を押した。
最近の女の子は少し触れただけで煩いからな。こういうのを手伝う以上必ず触れるだろうに……、まぁ皆はそんな娘じゃないと信じよう。
四季「じゃあ先生よろしくお願いします」
戦兎「おう」
メンバーが二人一組の交代で行うメニューの、四季のストレッチやトレーニングのサポートを行う俺。変なところを触らないように最深の注意を払う。
そしてメニューが終了してダンスレッスン。きな子に言われて"ワン・ツー・スリー・フォー!"と一定のリズムで拍を取る。それに合わせて皆はダンスし、夏美はそれを撮影する。
そして数時間が経過し、そろそろ戻ろうかという話になる。すると、
ピピッ!ピピッ!
マナーモードにしてあった探知システムが小音量で鳴る。
北海道にまで追いかけて来やがったのか!?
戦兎「ごめん皆! ちょっとここで待っててくれ!!」
きな子「えっ!? なんすか?」
夏美「いきなりどうしたんですの?」
俺の言葉に事情を知らない2人は困惑する。しかし後の2人は別。
メイ「っ! 分かった。すぐ戻って来いよ?」
四季「私達待ってるから」
きな子「2人共?」
訳が分からないといった感じのきな子と夏美。説明を求めようとしてくるが四季が遮る。
四季「先生にも色々ある。大人しくして」
戦兎「悪い2人共、行ってくる!!」ダッ!
そして俺は駆け出していった。
夏美「ちょっ!! 桐生先生!?」
メイ「ダメだって!」
四季「ここで待つ…」
夏美・きな子((この2人、何か知ってるんじゃあ……))
当然、2人は疑惑を抱いていた。
現場〜
現場では辺りに広がる農作物の畑を暴れまわって荒らしているスマッシュが。
本当は注入されたネビュラガスのせいで苦しんで理性をコントロールできないだけなんだけど……、このままにしておくわけにはいかない!!
離れた場所には、畑の持ち主と思われる夫婦が悲しそうな目をして見ていた。
戦兎「これ以上暴れさせる訳にはいかない!!」
俺はビルドドライバーを腰に巻き、振って成分を活性化させたラビットフルボトルとタンクフルボトルをセットする。
【ラビット!タンク!ベストマッチ!】
そしてレバーを回すと、スナップライドビルダーが展開。トランジェルソリッドとが流れ、ラビットタンクのアーマーを構成する。
【Are You Ready?】
戦兎「変身っ!!」
俺がシュートボクシングの様な構えを取り叫ぶと挟み込むようにアーマーが装着される。
【鋼のムーンサルト!ラビットタンク! イェーイ!!】
そして、ラビットタンクフォームへと変身が完了する。
ビルド「勝利の法則は決まった!!」
俺はスマッシュに向かっていく。畑で暴れるスマッシュをまずは畑から出さないとな!!
俺も畑に入る。持ち主さんゴメン!!
スマッシュ「グッ!?」
ビルド「ほら、お前はこっちだ!!」
俺は不意をついてスマッシュの顔面を3発連続でぶん殴り、よろけたスマッシュの胴体を相撲取りのように掴み畑の外に放り投げて叩き出す。
俺もすぐに畑から出る。
老夫「!! 誰だか知らんが早くその化け物を倒してくれ!!」
老婦「私達の畑をこれ以上荒らさせないで!!」
ビルド「分かりました!!」
スマッシュは立ち上がると怒ってこちらに向かってくる。スマッシュのパンチを掻い潜って躱して後ろに回り込み、背後からキックを喰らわす。
つんのめったスマッシュに、体勢が整う前に接近して追撃を食らわせる。
ビルド「おらっ!!」ドカッ! バキッ バキイッ!!
ビルドの連続格闘攻撃。スマッシュは地面に転がるがすぐに立ち上がってくる。
ビルド「ならコレだ!!」
俺がドライバーのレバーを回すと、ビルドの武器が構成される。
【ドリルクラッシャー!】
向かってくるスマッシュ。それを躱してドリルクラッシャーで斬りつける。
スマッシュ「グウっ!」
それでも向かってくるスマッシュ。俺はそれを見切り、連続で斬撃を与えていく。だが、あまりダメージは無いようだ。
ビルド「なら!」
俺はラビットフルボトルとタンクフルボトルを抜き取り、フェニックスフルボトルとロボットフルボトルを振って成分を活性化。ベルトに装填する
【フェニックス!ロボット!ベストマッチ!】
音声が鳴り、俺はドライバーのレバーを回してスナップライドビルダーを構築。トランジェルソリッドが流れ、赤と黒のアーマーを構築する。
ビルド「ビルドアップ!」
アーマーが挟み込む様に換装。ビルド〈フェニックスロボフォーム〉だ。
【不死身の兵器!フェニックスロボ!イェーイ!】
ビルド「ふっ!」ドゴォッ!
俺は左腕のパワーアーム「デモリションワン」でスマッシュを殴って吹き飛ばし、その隙に右腕の燃焼攻撃ユニット「フレイムリヴァイバー」から炎を畑に向けて放つ。
老夫婦「何を!!」
炎が消えると、畑の駄目になった野菜が元通りのきれいな状態に戻った。
老夫「!!」
老婦「これは……!」
老夫婦は驚いた様子だが大喜び。おれはデモリションワンで何度もスマッシュに打撃攻撃。フレイムリヴァイバーから今度は攻撃の炎を食らわせる。
スマッシュ「ぐ、がぁっ……」
すると、遂にスマッシュは膝をついた。俺はフェニックスフルボトルとロボットフルボトルを抜き取り、ラビットフルボトルとタンクフルボトルに戻す。
【鋼のムーンサルト!ラビットタンク!イェーイ!】
ビルド「勝利の法則は決まった!」
俺はドライバーのレバーを回すと、流れてきた数式とともにスマッシュをグラフが拘束。俺は跳躍し、グラフに沿ってライダーキックを叩き込む。
【ボルテックフィニッシュ!!】
大爆発が起こり、着地した俺がスマッシュを見ると、そこには残骸だけだった。
ビルド「スマッシュにされた人は無し…か」
俺はエンプティボトルをスマッシュに向けて成分を抜き取ると、畑の持ち主さんに終わりましたと声を掛けて皆の所に戻る。
すると、
老夫婦『畑を守ってくれてありがとう!!』
老夫婦からお礼を言われた。嬉しくてマスク越しに顔がくしゃっとなる俺だった。
そして人目につかない所で変身解除。皆の待つ神社に戻る。
戦兎「お〜い!!」
きな子「あっ! 桐生先生!! どこ行ってたっすか!!」
夏美「さっき、きな子さんのスマホにお母さんからこの辺りに化け物が出たと連絡があったんですの!! それで夏美たちも逃げようかどうしようかと話していたところですの」
メイ「で、怪物はどうなった?」
戦兎「ああ、仮面ライダーが来てたらしくてな。さっき倒したってさ」
きな子「本当っすか!?」
きな子がお母さんに連絡を取ると、怪物が倒されたとたった今連絡が来た。
田舎の近所ネットワークヤベーイ……
きな子「本当みたいっすね……」
メイ「なら大丈夫だろ?」
四季「先生と一緒に戻ろう?」
そして、皆できな子の実家に戻る。だが、
夏美(……………怪しい)
夏美は、
ー 続く ー
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