夏休みが明け、それから更に1週間が経った。生徒たちが学園祭の準備をしている間も街でスマッシュが暴れる日があり、その度に俺と万丈は出動してスマッシュを倒していた。
そして今日、いよいよ学園祭当日だ。
戦兎「午後からLiella!のライブありま〜す」
万丈「あっ、チラシどうぞ。良かったら見に来てくれよな?」
中学生「はい! 後で行こうっと!!」
中学生「そうだね〜」
俺と万丈は現在、理事長とLiella!の皆に頼まれてチラシ配りをしながらライブの宣伝をしていた。
既にそれなりに知名度もあるLiella!。興味を持つ者は多い。
万丈「腹減ったな……」
戦兎「チラシ配りがてらどっかで飯食うか? 確かかのんさん達の2年2組が喫茶店やってた筈だし」
万丈「良いな! 行こうぜ!!」
そして俺と万丈はチラシを配りながら2年生の教室にやって来る。
戦兎「ちわ~す」
かのん「いらっしゃいませ〜! って桐生先生、万丈先生!!」
戦兎「腹減ったから何か食いに来た。っと、かのんさんメイド服似合ってるね?」
かのん「そっ、そうですか…?///」
恥ずかしいのか顔を紅くするかのんさん。
すみれ「あっ、お二人共食べに来たんですか? 席に案内しますね?」
万丈「サンキュー!」
すみれさんは巫女服を着ている。似合うな……。
2年2組の出し物はコスプレ喫茶。色々なコスプレをした女の子たちが接客してくれるのだ。
普通なら男性需要が天元突破だが、ここは女子校なので男子は入れない。
知られたら世の男性方に怨まれそうだな。
可可「イラッシャイマセ〜! 何にしますカ?」
戦兎「俺はブルーベリーパンケーキにしようかな」
万丈「俺は桃パンケーキで。後コーヒー」
可可「畏まりマシタ〜」
走っていく可可さん。因みに可可さんは浴衣姿の和装だ。
しばらくして食べ物が運ばれてきたので食べ始める俺と万丈。
万丈「美味ぇ!!」
戦兎「美味いな……」
かのん「おお、良い食べっぷり」
???「ふふっ、こんなに喜んでくれると作った甲斐があるよね?」
かのん「あっ、ななみちゃん」
戦兎「あっ、七草」
ななみ「こんにちは!」
そしてしばらく談笑し、忙しくなる前にお金を払って俺たちは退散した。
勿論去り際に「宣伝しっかりやるからな!」と、伝えて。
そして次は1年生のクラスに来た。来る途中も、女子校の学園祭に男がいることを「アレ?」と思ったのか見てくる人がいたが腕につけてる〈関係者〉の腕章のお陰で何とかなった。
興味を持って話しかけてくる子もいたから、そういう子にはチラシを配るのを忘れずに……。
そして1年生の教室に来ると、きな子さんたちのクラスは祭りの娯楽屋台のような出し物をしていた。
輪投げ、射的、(何故か瓦割り)があった。
俺たちがクラスに入ると、生徒たちが「やって行きませんか?」と、誘ってきた。
戦兎「じゃあ射的やらして貰おうかな。万丈は……」
万丈は見ると瓦割りに一直線。アイツ……
メイ「おっ、来たな万丈先生! ルールは簡単。この木の板を拳で割れたら景品だ。でも、先生は男性だししかも大人だ。この板じゃあ簡単すぎるからプロの格闘家が使う板を使わせてもらうぞ?」
四季「はい」
そしてコンクリートの台の上に板をセットする。
万丈「おっし!」
万丈が気合を高めると、生徒たちがじっと見守る。
戦兎「万丈? 程々にしろよ?」
万丈「格闘家の血が騒ぐぜ……。でりゃぁあぁああっ!!」
バキィイイぃいいぃいいいいいっ!!
万丈の渾身の拳が板に叩きつけられる。板はいとも簡単に真っ二つにへし折れた。
メイ「おお、スゲェ!! おめでとうございます! これ、景品な?」
きな子「実はこのコーナーは万丈先生のために用意したっす! 景品は好きって言ってたプロテインっす!!」
万丈「マジか!! サンキュー!!」
戦兎「やれやれ……よっと! 終わり」
夏美「す、凄いですの。全弾命中ですの」
戦兎「まあ射撃は日常茶飯事だしな」
夏美「そうでしたの……」
戦兎「じゃあ俺たちは行くよ。しっかり宣伝するからな!」
四季「お願いします」
そして場所を変えながらチラシを配っていると、ライブの時間になった。
万丈「見に行こうぜ戦兎?」
戦兎「ああ。行くか!」
ライブ会場に着くと、ライブが始まる。今回は夏美が仲間になって初めてのライブ。
そして夏美がセンターの曲になっていた。
戦兎「夏美スゴイな」
万丈「ああ、周りに負けて無え!!」
強烈な個性を持つ中に放り込んでも、まるで自分の魅力がうすまることは無い。むしろ完全に
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
ライブ、及び学園祭が終わり皆片付けに入っている。俺たちも手伝っていると、中庭の木のところにLiella!のメンバーが集まっていた。
夏美「最高だった、ですの……。見つけたかも、私の……夢!!」
そして、Liella!は正式に9人になった。
ー 続く ー
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