結ヶ丘の文化祭が終わって数日が過ぎ、生徒たちは日常に戻っていた。
とある放課後、俺と万丈は理事長室に呼び出されていた。
何やら頼みたいことがあるらしい。
戦兎「ラブライブ……ですか?」
万丈「確かきな子たちが目指してる」
理事長「はい。それで頼みというのは地区予選のライブの時に周辺警護をしていただけないかと。敵が襲撃のチャンスになるこんなイベントを逃すとは思えないので。代々木スクールアイドルフェスのときも狙われましたし」
ふむ、俺は万丈と顔を見合わせる。すると万丈は大きく頷いた。
だよな。
戦兎「分かりました。お受けします」
理事長「ありがとうございます。それと、1つ確認なんですが生徒たちの中であなた達のことを知っている人はどれくらいいますか?」
戦兎「4人だけです。1年生の米女さんに、若菜さんに、鬼塚さん、それと2年生の澁谷さんです」
理事長「全員スクールアイドル部ですね……分かりました。4人には私から話しておきます」
戦兎「分かりました」
そして俺たちは理事長室を出て教務室に向かう。すると、どこからかピアノの音が聞こえてきた。
万丈「ピアノ?」
戦兎「行ってみるか?」
そして俺たちが音楽室に行くと、メイが今まさに入ろうとしていた。
戦兎「どうした?」
メイ「あっ、桐生先生……。ちょっと恋先輩が気になってさ、様子を見に」
そしてピアノの音が消えてることに疑問を抱いた俺たち3人が中に入り葉月さんのところへ行くと、
恋「ああっ! またしても……」
メイ「ゲーム?」
恋「はい。深淵の王プニーロードです、此処から先が全く進めず……っ!?」
今気づいたのか、葉月さんがギギギと壊れた機械のようにこちらを振り向く。
恋「メイ…さん? 桐生先生に万丈先生も……」
万丈「お、おう……」
すると葉月さんはすごい勢いでこちらに頭を下げた。
恋「お願いします!! 誰にも言わないで下さい!!」
メイ「い、いやちょっと待…」
恋「そうだ、メイさんはスクールアイドル好きなんですよね!! 今からサニーパッションさんに連絡してサインを……」
メイ「いや、だから……」
恋「違うと言うのですかっ!? ハッ!分かりました。カルボナーラパンですね? 購買部に行ってまいります……」
そして購買部に向かおうとする葉月さん
メイ「ちょっ、待て! 待て待て!! 一体何があったんだよ!!」
そしてLiella!の練習終了後、俺たち3人は葉月さんの家の、とある部屋に通された。
戦兎「こ、これは……」
恋「スミマセン……」
通された部屋の中には、世界中の古今東西の様々なゲーム機、そしてソフトの山だった。
メイ「こんなゲームマニアだったのか……」
恋「いえ、最初は可可さんの家で遊んだのがキッカケです……」
サヤ『ゲーム?』
恋『はい。この間可可さんの家で遊んで気になってしまって……』
サヤ『良いと思います。お嬢様は最近少し頑張り過ぎていた様に思います。少し羽を休めて、趣味に興じて見ては如何でしょう?』
恋「初めは、少しだけと思っていたのですが、あまりにも面白くて気づけば時間を忘れて熱中してしまって……。それにお父さまが苦労をかけてしまったお詫びにと贈ってくださるゲームがどれもとても面白く……」
メイ「だからってやり過ぎだろ……」
恋「面目ありません……」
戦兎「大人っぽくてしっかりとした子だと思ってたけど、葉月さんも普通の子だったんだな」
万丈「俺も昔良くゲームしたな……。格ゲーだけど」
すると葉月さんはメイに鍵を差し出し、
恋「これ、預かっててくれませんか? この部屋の鍵です……」
メイ「なんで私?」
恋「お願いします! 地区予選が終わるまでで良いんです! ゲームさえ無ければ、元の私に戻れるのです! お願いします!!!」
メイ「分かったよ……」
恋「あっ、でも……後10分だけ………」
メイ「あのなぁ!!」
そして、メイに鍵を渡して葉月さんは自室に籠もった。
万丈「帰るか……」
メイ「まったく、面倒な事になっちまったな……」
戦兎「そう言いつつ約束はちゃんと守ろうとする米女偉いと思う」
メイ「うっせーーーっ!!////」
顔を赤くして照れる米女と途中で別れて家に戻った。
ー 続く ー
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