いよいよ、ラブライブの予選当日。Liellaのライブ会場に行く前に、俺はクローズマグマナックルの最終調整に入っていた。
戦兎「これを……こうして…よし、できた!!」
遂に、クローズマグマナックルの修復が完了した。
戦兎「ほら万丈!!」
俺は万丈にドラゴンマグマフルボトルとクローズマグマナックルを投げ渡す。
万丈「おおっ! 遂にか!!」
戦兎「でも、前に言った通りお前の中のエボルトの遺伝子と感情が最高に高ぶらないと変身のロックが外れないから無理だ。だが、1度外れてしまえば後はいつでも変身できるがな」
万丈「分かったぜ! じゃあ今日はスクラッシュドライバーの他にビルドドライバーも持っていったほうが良いな」
戦兎「そうだな。トールの襲撃があるとすれば今日だと思うしな」
そして、俺たちはライブ会場になる表参道に向かった。
会場では、結ヶ丘の生徒たちが準備をしていた。カメラをセッティングしたり、ライブの背景になるLiella!の山車を運び込んだり。
俺たちも力仕事を手伝い、数十分後Liella!の皆が来てストレッチ等の準備運動を行い身体をほぐす。
千砂都「いよいよだね。かのんちゃん!!」
かのん「うん!!」
きな子「緊張してきたっす……!」
メイ「あ、アタシも……」
すみれ「練習通りやれば大丈夫よ!」
可可「そうデス! 皆の頑張りをククは見てマシタ!!」
きな子「クゥクゥ先輩!!」
そして予選開始の時間が迫り、Liella!の皆は中継カメラの前に立つ。
カメラ班も撮影の準備をする。
そして時間になり、ラブライブ予選開始。あっという間にLiella!の番になり、かのんが話し始める。
かのん「人と人が交わり、結ばれていく。結ヶ丘はそんな学校です!! その思いを胸に、私達は歌います!!」
この曲は今までのLiella!には無かった和ロックテイストの曲となっており、千砂都の半回転跳躍からの見得を切る様な振り付けやかのんの歌声を存分に活かす独唱パートなど、個々の持ち味を活かせる曲に仕上がっていた。
そして、曲が終わり……
かのん「Liella!の道が…結ヶ丘の道が、皆さんと…交わりますように!!」
そして、中継カメラを切ろうとした時……
ここの「あれ?」
やえ「どうしたの?」
ここの「中継が切れない!!」
ななみ「ええっ!?」
かのん「?」
? パチパチパチ「ふ〜ん、スクールアイドルね。キラキラしてて虫唾が走ったよ」
戦兎「っ! この声!!」
俺と万丈が振り向くと、
戦兎「トール!!」
恋「えっ、どなたですか?」
トール「キミたちは初めてだったね。悪いんだけどさ……死んで?」
すると、トールは右手から電気の弾丸をかのんに向けて放った。
かのん「えっ?」
万丈「危ないっ!!」バッ!
万丈が間一髪かのんを抱きかかえて跳び難を逃れる。しかし躱された弾が山車に当たり爆発を起こす。
生徒たちは驚きと恐怖に包まれ逃げ惑う。
先生たちは生徒たちを庇うように前に出る。
理事長「桐生先生、万丈先生……」
戦兎「おい…こんなみんなの目の前で襲ってくるとは思いたくなかったんだけどな。仕方ない、万丈やるぞ!!」
恋「危ないです先生!!」
可可「あの子人間じゃ無いデス!!」
きな子「万丈先生!!」
万丈「大丈夫。皆は俺たちが守る!!」
戦兎「ああ。その通りだ!」
そして、俺はビルドドライバー。
万丈はスクラッシュドライバーを腰に巻いた。
俺はハザードトリガーを起動する。
【マックスハザードオン!】
ビルドドライバーにハザードトリガーを差し込み、フルフルラビットタンクボトルを取り出し振る。
【ピョン!ピョン!】
ボトルを振って成分を活性化し、ボトルのフタを絞める。
【ラビット!】
フルフルラビットタンクボトル折りたたむと、ビルドドライバーに装填した。
【ラビット&ラビット!】
そしてレバーを回してハザードライドビルダーを展開する。
【ガタガタゴットン!ズッダンズダン!】
黒のアーマーが形成され、紅い装甲をした兎型のアーマーが俺の周囲に飛び回り電子音が鳴り響く。
【Are you Ready?】
ビルド「変身ッ!!」
【オーバーフロー!】
それに反応し、ハザードライドビルダーが挟み込むように俺にアーマーを装着させる。
すると同時に、ラビットアーマーが飛び空中で分離する。
俺も跳び、空中で分離したラビットアーマーを取り付け紅い装甲と紅い複眼になる。
【
万丈もドラゴンスクラッシュゼリーをベルトに挿し込む。
【ドラゴンゼリー!!】
万丈「変身!!」
万丈がスクラッシュドライバーのレンチを下げると、ケミカライドビルダーが展開され、ヴァリアブルゼリーが流れてクロスアーマーを構成する。
【潰れる!流れる!溢れ出る! ドラゴンインクローズチャージ! ブラァッ!!】
俺と万丈は、遂に結ヶ丘の全校生徒の前で仮面ライダーに変身した。
恋「桐生先生と……」
きな子「万丈先生が……」
可可・すみれ・千砂都・恋・きな子・全校生徒「「「「「『仮面ライダー?!』」」」」」
驚く皆。それをよそに、俺たちは戦闘を始める。
ビルド「行くぞ!!」
クローズ「うぉおおおっ!!」
俺がスピードを活かしてトールに攻めたてる。トールは俺の攻撃を何とか避けるが、それでも何発かは喰らう。
しかしトールも当然隙を見て反撃してくる。俺の方も攻撃を避けはするが何発かは貰ってしまった。
つまり、スピードは完全に互角だということだ。
だが、
クローズ「オラッ!!」
トール「ッ!」バチィッ!!
隙をついて万丈がパンチを繰り出す。しかしトールを守る雷の障壁に阻まれる。何とか突破はできるものの、受け止められている僅かな時間にしっかりと回避行動を取るトールに避けられてしまう。
クローズ「やっぱりクローズチャージじゃだめなのか!!」
ビルド「俺が隙を作る。その間にお前は必殺技で狙え!!」
クローズ「分かった!!」
俺はボルテックレバーを回し、フルボトルバスターを取り出し、ブレードモードにする。
ビルド「はぁっ!!」
トール「っ!!」
バチィッ! ドカァッ!!
トール「キャアっ!!」
トールは剣の威力に弾き飛ばされて地面に倒れる。
ビルド「今だ!!」
クローズ「よし!!」
万丈はツインブレイクスロットにクローズ・ドラゴンをセットする。
すると、万丈の背後にクローズドラゴンブレイズが姿を現し、ツインブレイカーのパイルの先端に蒼い炎のエネルギーが集まる。
クローズ「行くぜぇっ!!」
万丈はトールに向かっていき、その身体にパイルの一撃を叩き込んだ。
【レッツブレイク!!】
ドガァアァアアァアアアンッ!!
大爆発が起こり黒煙が上がる。すると、黒煙の中から何が飛んできた。
っ!!
ドシャッ!
黒煙の中から飛んできたのは、変身解除に追い込まれ傷だらけの万丈だった。
ビルド「万丈!!」
きな子「万丈先生っ!! 恋先輩離してくださいッス!!」
恋「きな子さん危ないですっ!!」
きな子「万丈先生ーーっ!!」
万丈「くっ、ううぅ……」
俺は急いで万丈に駆け寄る。よし、大丈夫そうだな
ビルド「大丈夫! ダメージが大きいだけでちゃんと生きてる」
きな子「っ!」
きな子は一安心した様に崩れ落ちる。
にしても……
トール「危ない危ない……」
ビルド「……どうやったんだ?」
トール「簡単だよ? パイルの一撃を寸前で躱してカウンターでフルパワーの攻撃をがら空きの胴体に叩き込んだだけ。あの爆発はあの攻撃が私じゃなくて地面に当たって起きた爆発だよ」
ビルド「くそっ……」
トール「私を生け捕りにするんじゃなくて殺しちゃえば早いのに……」
トールはケラケラと笑う。
ビルド「殺せるわけ無いだろ!!」
トール「っ!!」
俺が叫ぶと、トールは面食らった様にたじろいだ。
ビルド「俺だって、以前ある組織に捕まって人体実験をされたことがある…。でも、それでも俺を受け入れてくれるやつはいたんだ!!」
かのん「っ!? 人体実験……?」
万丈「戦兎の言うとおりだ……旧世界で、
すみれ「! 殺人犯の冤罪?」
きな子「じゃあ、以前きな子に話してくれた万丈先生が憧れてるヒーローって……」
可可「それより旧世界ってどういう……」
トール「じゃあ何? もしかしたらどこかに、こんな身体にされた私でも受け入れてくれる人がいるかもしれないって言いたいの?」
ビルド「ああ! もしいなくても、俺たちの境遇は似たもの同士だ。俺たちに頼ってくれればいつでも助けてやる!!」
トールは黙り込んだ。
トール「うるさい!! そんなの信じられるか!!」
ビルド「トール!!」
万丈「聞き分けの無い…駄々っ子だな……」
万丈は何とか立ち上がる。
きな子「万丈先生!! その身体じゃあ無理っす!!」
万丈「言っただろきな子……俺が、皆を守るって!!」
その瞬間、万丈のポケットに入っていたドラゴンマグマフルボトルとクローズマグマナックルが光り始め、そして弾けた。
万丈「っ!?」
ビルド「っ!! 万丈!! ナックルに挿せ!!」
万丈はドラゴンマグマフルボトルを振り成分を活性化。クローズマグマナックルに挿し込む。
【ボトルバーン!!】
そしてスクラッシュドライバーを外し、そのナックルを新たに腰に巻いたビルドドライバーに挿し込む。
【クローズマグマ!!】
そして万丈がボルテックレバーを回すと、マグマライドビルダーが展開される。
【Are You Ready?】
万丈「変身ッ!!」
すると、マグマライドビルダーからヴァリアブルマグマが流れて万丈を包み込み冷えて黒く固まり、8つの黒い龍の頭を作り出す。
そしてそれが砕けると、中からオレンジと黒のアーマーを纏った万丈が姿を現した。
【極熱筋肉!クローズマグマ!! アーチャチャチャチャチャチャチャチャチャアチャー!!】
きな子「万丈先生っ!!」
クローズ「力が
ビルド「行くぞ!!」
クローズ「もう誰にも、止められねぇ!!」
ビルド・クローズ「「うぉおおぉおおおっ!!」」
そして、俺と万丈はトールに向かっていった。
ー 続く ー
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