クローズマグマの力を取り戻した万丈と、トールに向かって行く俺たち。
俺はスピードを活かしてトールに連続パンチを繰り出す。
ビルド「はぁっ!!」
しかし、トールはそれを防ぎ俺の隙をついて電撃を込めた拳で殴ってきた。
トール「吹っ飛べ!」ドガァッ!!
ビルド「ぐあっ!!」
俺が地面に叩きつけられ、トールが追撃の雷弾を放とうとすると、そこに万丈が攻撃して邪魔をする。
クローズ「させるかっ!!」ドガアッ!!
トール「きゃっ?! (なんてパワー……こっちの障壁が役に立たない!!)」
そう。万丈のマグマを纏った炎の拳がトールの電気の障壁を粉砕。トールに直撃の拳をお見舞いした。
トールがたたらを踏むと万丈は連続で渾身の一撃を叩き込みまくる。
クローズ「オラオラオラオラァッ!!」ドカッ、バキィ、ズガァッ!!
トール「きゃっ! があっ!?」
ドサッ!
トールは倒れるが、立ち上がると怒りを込めて万丈を睨み向かってくる。
トール「くっ、こんのーっ!!」
トールの雷を込めたフルパワーの一撃が万丈に繰り出される。
しかし、怒りからかトールの動きが直線的すぎる。
クローズ「甘ぇっ!!」ガシィッ!
万丈はトールの拳を見切り掴んで止め、カウンターで回し蹴りを放った。
クローズ「オラァあああッ!!」
ドゴォオォオオォオオオンッ!
トール「キャアっ?!」
回し蹴りがトールの脇腹に直撃し、トールは街路樹に叩きつけられる。
トール「くっ、くそぉおおおっ!!」
クローズ「今の俺は、負ける気がしねぇ!!」
万丈はレバーを回して必殺技のエネルギーを貯める。
【Ready Go!】
万丈は背中に火炎の翼を出現させて空高く飛翔。それと同時に8体のマグマライズドラゴンも飛び上がり、身を翻してキックと共に落下してくる万丈の足に収束する。
トール「このままやられてたまるかっ!!
トールは落下してくる万丈に向けて電気を収束させた光線を放つ。
だが万丈のキックはその光線を2つに割きながら、勢いを落とさずに落下してくる。
トール「う、うそっ!?」
【ボルケニックフィニッシュ! アチャー!】
ドガァアァアアァアアアンッ!!
トール「キャアァアァアアアアッ!!」
万丈の必殺技で大爆発が起こり、黒煙の中からトールが後ろに吹っ飛んで倒れる
トール ドサッ「ぐっ……、うぅう………」
きな子「やった!万丈先生たちが勝ったっす!!」
喜ぶ皆。その中でトールは何とか身体を動かし、逃亡を図ろうとするがダメージが大き過ぎる様だ。
ビルド「……」シュンッ
クローズ「……」シュンッ
俺たちは変身を解除する。
可可「? トドメをささないデスか?」
戦兎「ああ。そんな事はしない」
トール「殺しなさいよ! でないと、また何度でもあなた達の前に現れるわよ!!」
万丈「上等だよ。ムシャクシャしたり嫌なことあったらいつでも来い。話し相手でも戦闘でも、相手してやっから」
トール「っ! ……バカにしてっ!!」シュンッ!
そして、トールは最後の力を振り絞ったのか姿を消した。
万丈「ふぅ、で? どうすんだ戦兎?」
戦兎「それが一番大変だよなぁ。まぁ、説明するしか無いか」
俺たちがそんな事を話していると、
きな子「万丈先生〜っ!!」ギュ~ッ!!
きな子が万丈に駆け寄ってしがみついた。
万丈「きな子……」
きな子「怖かったっす……!! 万丈先生がやられた時、生きた心地がしなかったっすよ!!」
万丈「悪い。心配かけた……」
恋「まさか、桐生先生と万丈先生が仮面ライダーだったなんて……」
可可「前にククとレンレンが襲われた時に助けてくれたの、万丈先生だったんデスか?」
万丈「そんな事もあったな」
すみれ「じ、じゃあ! 私とかのんときな子を助けてくれたのは!」
戦兎「俺たちだよ……」
皆が驚いていると、
メイ「遂にバレちまったな先生……」
四季「これから大変」
きな子「!? まさか知ってたんすか!?」
夏美「ええ。夏美と四季とメイ、あとかのん先輩は知ってましたの」
千砂都「ええっ!? かのんちゃん知ってたの!?」
かのん「うん。前に見ちゃって……」
Liella!の皆が知っていた組を追求しようとしていると、
戦兎「皆気になってると思うから俺と万丈の事を話したいんだけど……聞く人いる?」
全校生徒『聞きます!!』
まぁそうだよな……
戦兎「じゃあ、まずは俺と万丈の出会いから」
そして、俺と万丈は旧世界の事や万丈との出会い、仮面ライダーの事、エボルトとの戦いの末新世界を創造し、その創造された世界がこの世界であること。
ついこの前まで戸籍が無かったことや、自分たちはこの世界では異物と言って良い存在であることを明かした。
皆想像を絶する物語の数々に言葉も出ない。
かのん「この世界を作ったって…まるで桐生先生神様みたい」
俺は力無く笑う。
戦兎「神様…か。俺はそんな立派な物じゃないよ」
そして、この世界で戦っているさっきの少女、トールのことも現時点で分かっている範囲で教えた。
かのん「謎の組織に、あんな身体に改造されてしまった元々は普通の女の子……」
すみれ「オマケにそのせいで両親からも捨てられたって……、そんな事があったらヤケになって当たり前よ……」
皆、トールの境遇を聞いて笑うどころか涙を流す。
本当に優しい人たちだな。
恋「で、先生たちはこれからどうするんですか?」
戦兎「そうだな……正体も全員にバレちまったし、学校には居られないかな?」
すると、
きな子「い、嫌っす!! お二人にいてほしいっす!!」
万丈「きな子……」
かのん「私も先生たちに、来年の私達の卒業を見届けて欲しいです!!」
戦兎「かのん……」
すると、
理事長「桐生先生? 万丈先生? 私は貴方たちをクビにする気はありませんよ? どうやら生徒たちもそれを臨んでいる様ですし」
俺と万丈が皆を見ると、
ななみ「そうですよ! 行かないでください先生!!」
ここの「あの子も助けて、皆で一緒に笑って終わりましょうよ!!」
やえ「先生!!」
他の生徒たちも涙目で俺達を見ている。
戦兎「……良いのか?」
すみれ「当り前じゃない」
恋「これからも、私達を守ってください!」
メイ「アタシたちがラブライブで優勝するところを見届けてくれよ!!」
……ったく、
戦兎・万丈「「分かったよ!」」
そして、俺たちは再び結ヶ丘と共に歩むことを決めるのだった。
ななみ「あっ、今までの全部中継されてた」
戦兎・万丈・Liella!・全校生徒・先生「「『『『ええっ!?』』』」」
どうやら、俺と万丈のことは結ヶ丘どころか世間にバレてしまっていたみたいだ。
ー 続く ー
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