ビルドNewWorld スーパースター!!   作:松兄

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第38話:2つに割れる世論

ラブライブ予選のLiella!のステージでトールの襲撃があり、俺と万丈はネット中継も切れていないことも忘れて皆の目の前で仮面ライダーに変身してトールと戦った。

 

結果、結ヶ丘には取材陣や報道陣が連日詰め掛けるようになってしまった。

 

〜 2年生のクラス 〜

 

かのん「どうするんだろうね?」

 

すみれ「さすがに万丈先生と桐生先生が取材に丁寧に応えてハイ終了……とは、ならないわよねぇ……」

 

可可「中には生徒のためを思うなら辞めるべきとか言う下世話な記者もいるかもしれないデス……」

 

千砂都「ホントだよ。私達はそんな事望んで無いっていうのに……」

 

そう。この間テレビでどっかの偉そうな評論家が「生徒たちの安全を思うなら辞めるべきですねぇ」とか言いやがったのだ。

 

桐生先生たちは私達を守るために戦ったのになんでこんな扱いを受けなければならないのか……。

 

かのん「あーっもう!! イライラする!!」

 

すみれ「まぁ、先生たちに任せるしかないわよ。で、東京予選に出場するグループは出揃ったの?」

 

可可「うるさいデス。今調べてマスが、1番のライバルになるのは当然サニパ……ん?」

 

クゥクゥちゃんが慌てたようにスマホをスクロールする。

 

可可「そんな……バカな、いません。サニパ様が、いまセン!! 東京大会進出グループにサニパ様の名前がありません!!」

 

かのん「え?」

 

すみれ「まさか、予選で敗退したってこと!?」

 

可可「何を失礼な事を言ってるデスか? サニパ様に敗退はありえまセン!!」

 

すみれ「アンタが言ったんでしょ!!」

 

スマホを睨むクゥクゥちゃん。

 

かのん「どうして……「ブーッブーッ!」ん?」

 

かのんのスマホに着信が。相手は……

 

かのん「悠奈さん?」

 

そして放課後、部室でテレビ通話で話すことになった。

 

 

 

その頃外では、

 

記者「桐生さんと万丈さんにコメント貰えませんかね?」

 

先生「アナタ方はどうせ心無い一言を浴びせますからお断りです」

 

記者「学校としてはどうなんですか? 生徒たちの安全は……」

 

先生「安全を守るためにお二人を雇用しているんです!」

 

担当授業の無い先生たちが交代で記者の相手をしてくれていた。

 

 

〜 職員室 〜

 

戦兎「理事長……俺たちが直接応えた方が……」

 

理事長「ダメです。ここでアナタ達を失うほうがリスクが大きいです」

 

万丈「………………」

 

俺たちが黙っていると、

 

理事長「それに、本願寺さんや泊刑事たちがこの状況を放っておくと思いますか?」

 

 

 

すると外に、

 

進ノ介「警察です! 記者の皆さん、これ以上は学校や町内の皆さんのご迷惑になりますのでここまでにして下さい。あの2人に関しては警察の方でも把握して協力体制にありました。質問がある方は私達の方で分かる範囲で答えますのでどうか警視庁に!!」

 

その言葉で記者たちは「えっ!?」と反応を示し、大半の記者たちは情報が得られそうな警察署に向かった。

 

 

 

 

 

 

戦兎「泊刑事……」

 

理事長「言った通りでしょう?」

 

万丈「……………」

 

そしてその日は俺も担当授業をし、帰ろうかと思ったらかのんが呼びに来た。

 

かのん「桐生先生、万丈先生と部室に来てくれませんか?」

 

戦兎「え?」

 

かのん「お願いしますね?」

 

何だろう……?

 

取り敢えず職員室で万丈を拾い、俺たちはスクールアイドル部の部室に向かった。

 

戦兎「入るぞ?」

 

万丈「よう……」

 

かのん「あっ、先生!」

 

俺たちが部室に入ると、かのんたちは誰かとビデオ通話していた。

 

戦兎「誰と話してるんだ?」

 

俺の姿がパソコンのカメラに映ると、

 

悠奈『あっ! 仮面ライダー!!』

 

摩央『確か桐生さんと万丈さんと言ったかしら?』

 

パソコンの画面には見たことのない女の子2人。来ている制服からして他校性だが……

 

戦兎「誰?」

 

悠奈『あっ、名乗って無かったですね。サニーパッションの聖澤悠奈です!』

 

摩央『同じく、柊摩央です』

 

万丈「サニーパッションっていうと、前にお前らが言ってた去年のラブライブ優勝者の……」

 

可可「そうデス!!」

 

そして俺たちがこの場所に呼んだ理由をかのんたちに尋ねる。

 

悠奈『実はですね……、私達優勝候補なんて言われてるのに…予選で負けちゃったんですよね』

 

摩央『それで悠奈が、Liella!の皆が気にするからこっちから連絡しようって。それと、話題になってる2人を見てみたくて……』

 

悠奈『こんな時にスミマセン……』

 

戦兎「いや、それは良いけど……」

 

摩央『あまり気を落とさないで下さい』

 

万丈「えっ?」

 

悠奈『確かに、大人たちはお二人を悪く言う人もいるけど、アナタたちが救った人だっているんですから!! あの後、本土の都内の高校のスクールアイドルに連絡を取ったんです。そしたら、「怪物に襲われてもうダメだと思ったのを2人に救われた」っていう人や、その友達が大勢いたんですよ?』

 

戦兎・万丈「「!!」」

 

摩央『何も知らずに悪く言う人よりも、実際に目の当たりにしてアナタ方に感謝した人たちを、信じたらどうですか?』

 

 

……………ったく、勘弁してくれよ。 こんなの、めちゃくちゃ嬉しいに決まってるだろ。

 

戦兎「ありがとう」

 

悠奈・摩央『『どういたしまして!』』

 

メイ「アタシたちだって、先生たちには感謝してんだぞ?」

 

四季「先生たちは命を賭けて、身体を張って私達を守ってくれた」

 

夏美「そうですの!!」

 

恋「そうですよ! 記者たちは言わせておけば良いんです!! お二人は何も間違ったことはしていないんですから!!」

 

戦兎「ありがとな……」

 

悠奈『ふふっ、じゃあ話を戻して良いかな? 私達を負かした子を知りたいって話だったよね?』

 

かのん「はい」

 

摩央『アナタたちも会った事あるんじゃないかしら』

 

すると、画面に黒い衣装に身を包んだ桃色と紫色の中間色の様な色の髪をした女の子が映し出される。

 

可可「ああーーっ!! 代々木スクールアイドルフェスの!!」

 

かのん「マルガレーテちゃん!」

 

悠奈『凄かったよ? 歌った瞬間、しまったって思った。圧倒された』

 

可可「サニパ様が……」

 

かのん「圧倒されるなんて……」

 

すみれ「何なのよ……! どうしてこう強敵ばかり来るのよ!!」

 

悠奈『弱気になってる暇は無いよ!!』

 

摩央『昔と違って、今ラブライブは年に一回。つまり、高校生でチャレンジできるのは3回だけ』

 

悠奈『一回一回を、これが最後って気持ちで挑んだ法語良いよ? でないと…気づいたときには、終わってる……』

 

ここで、悠奈さんは涙を見せた。

 

結奈『っていうのが、お節介な先輩からのアドバイス!』

 

摩央『優勝、目指してね?』

 

悠奈・摩央『『じゃあね!!』』

 

そして通話が途切れ、部内には重苦しい空気が漂っていた。

 

ー 続く ー




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