ビルドNewWorld スーパースター!!   作:松兄

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第42話:Liella強化合宿 in北海道

可可とすみれの一件から数週間が経ち学校は冬休みに入り、俺たちは今、Liellaと共に北海道にいた。

 

メイ「夏美ーーーっ! 何処だーーっ!!」

 

戦兎「いたら返事しろーー!! しかし、こうも視界が悪いと……」

 

今の俺たちの周囲は雪原のど真ん中で猛吹雪に見舞われていた。そんな中、夏美の姿が見えなくなってしまったのだ。

 

戦兎「参ったな……ん?」

 

すると、数メートル先に人影のようなものが薄っすらと見えた。俺が急いでそこに向うと、

 

夏美「……………」

 

夏美がスマホをセットした自撮り棒片手に固まっていた。

 

戦兎「夏美!! しっかりしろ!!」

 

俺が夏美を揺さぶる。すると、

 

夏美「こ…界……悪…と、……高が……」

 

戦兎「ん? 何だって?」

 

俺が夏美の口元に耳を近付けると、

 

夏美「こう視界が悪いと、撮れ高が……」

 

コイツ……、心配したのがバカみたいじゃないか……。

 

戦兎「ほら、夏美行くぞ!!」ガシッ! ズルズル

 

俺は夏美の防寒具の首部分の後ろ側を掴んで雪の中を引きずっていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そうして、きな子の家のペンションに到着。メンバーは泊まる部屋で集まり、俺と万丈はきな子の親に挨拶していた。

 

戦兎「またお世話になります……」

 

きな子母「いえ、きな子から電話で聞いていた万丈先生と桐生先生、お二人が仮面ライダーだったとニュースで見たときはびっくりしましたが、桐生さんは以前来たときも街を守って下さったんですね。お礼を言わせてください!」

 

そして頭を下げてくるお母さん。嬉しくて顔がくしゃっとなるな。すると、

 

きな子母「でも、2人でこちらに来て東京は大丈夫なんですか?」

 

戦兎「えっと……、犯人から予告があって。東京大会までは街への襲撃や人への攻撃はしないって。万が一の事はちゃんと考えて、東京にはロイミュード事件の時の仮面ライダードライブが残ってます」

 

きな子母「まぁ! それなら安心ですね。でも、それは東京大会が襲われるってことですか?」

 

察しが良いな……。

 

戦兎「はい、そう言ってました。けどその時には俺達も東京に戻ってますし、ドライブやこの間の詩島さんと俺たちの4人で戦うことになってます」

 

あの後、泊刑事から連絡があり、東京大会は警察や泊刑事、そして仮面ライダーマッハ〈詩島剛(しじまごう)〉さんが再びヘルプに駆け付けてくれるらしい。ありがたいぜ……。

 

戦兎「では、俺たちは部屋に戻りますね? 学校の皆も、他のスクールアイドルたちも、Liellaも…もちろんきな子さんも、俺たちは全力で守ります!!」

 

万丈「はい!!」

 

俺たちが決意を込めて言うと、きな子のお母さんは頭下げて「娘とその友達をよろしくお願いします」と託した。

 

絶対に皆を守り切る!!

 

そして俺たちがLiellaのみんなのいる部屋に行くと、

 

 

 

恋「晴れてさえいれば、いい景色なのでしょうね。……晴れてさえいれば」

 

かのん「でも、ここなら思いっ切り練習できるよ!!」

 

すると、千砂都がかのんに怒鳴る。

 

千砂都「もう! かのんちゃんの馬鹿!!」

 

急に怒鳴られてかのんは少し怯えて後ずさる。

 

千砂都「かのんちゃんが……あの時!!」

 

 

 

 

 

数日前、結ヶ丘のスクールアイドル部室で強化合宿をしようという話題が上がり、では何処でやろうかという話になった。

 

可可「ココは是非、ククの故郷上海に!!」

 

すみれ「そんな余裕無いでしょ?」

 

メイ「き、京都…とか」

 

四季「それ、メイが行きたいだけでしょ?」

 

メイ「ぐっ!」

 

色々な案が出るが、中々コレという場所が出ない。

 

万丈「きな子、どっか良い場所心当たり無いか?」

 

きな子「あるっすよ?」

 

Liella『えっ!?』

 

きな子の一言にきな子の方を一斉に向く皆。

 

きな子「夏休みに1年生合宿で使ったきな子の実家のペンション。前にかのん先輩が来た時に、お母さんいつでも来てくれって!」

 

かのん「本当に!?「どういうことかしら?」ヒッ!?」

 

2年生組がかのんを睨む。

 

すみれ「私、きな子の家行った事無いんだけど?」

 

可可「抜け駆けデスか?」

 

恋「……無連絡」

 

かのん「こ、これは違っ!! ほら、前にお父さんの忘れ物を届けに行った時に!!」

 

かのんは必死に言い訳するが、

 

千砂都「ふ〜ん……、そっか」

 

かのん「ちぃちゃん!?」

 

千砂都のドスの効いた低い声……。何?!怖いんだけど!!

 

すると千砂都はジト目でかのんにを振り向き、

 

千砂都「一言言ってくれなかった事が、ショック……」

 

かのん「ゴメンってぇ!!」

 

 

 

 

そんなこんなでLiellaの全体強化合宿は再びきな子の故郷である北海道に決まり、俺たちとLiellaは全員できな子の実家にやってきたのだ。 

 

かのん「でも、ここなら皆の距離も近くなって…いっそう練習に身が入る気がするんだ!!」

 

四季「一体感……」

 

かのん「うん! 今までは2年生で色々決めてたけど、今回は、1年生も一緒に!!」

 

そして、吹雪が止んだ翌日の朝から、Liellaはダンス、作曲、歌詞、東京大会に向けてのリモート会見会場の設営の4グループに分かれて行うことになった。

 

 

ダンス

千砂都・四季

 

 

作曲

恋・メイ

 

 

歌詞

かのん・きな子

 

 

リモート会見会場設営

可可・すみれ・夏美

 

それぞれの得意分野に分かれた適材適所なベストな人選だと思うぞ!!

 

そして、合宿の1日目が始まった。

 

ー 続く ー




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