ビルドNewWorld スーパースター!!   作:松兄

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第4話:探知システム完成

 

 

 倉庫へ戻ると万丈は筋トレを始める。俺はスマッシュの現れた場所を特定するシステムを作っていた。

 

戦兎「さっき回収したボトルのデータを組み込めば……」

 

 キーボードを打つと画面にマップが表示された。俺は立ち上がり叫ぶ。  

 

戦兎「出来た! スマッシュの現れた場所を特定するシステムが!!」

 

万丈「本当か!?」

 

 筋トレをしていた万丈がトレーニングをやめて俺に駆け寄ってくる。

 

戦兎「ああ、これがそのシステムだ!」

 

 俺は万丈の方にパソコンのモニターを向ける。

 

万丈「これがスマッシュの現れた場所が分かるシステムか?」

 

 万丈が聞いてくるので俺は説明する。 

 

戦兎「そうだ! このシステムでスマッシュが現れている場所を特定できる。今は現れてないからただのマップだが、スマッシュが現れた時には正確な場所を知らせてくれるんだ! あとこのシステムはビルドフォンにインストールが出来るように作ったから、いつ何処に居てもすぐに分かるんだ!」

 

 これほどのシステムを作り上げた俺は本当に評価されるべきだと思う。

 

万丈「これが凄え事は分かったからよ! 少しは落ち着けよ……?」

 

 眉間に皺を寄せながら万丈は俺に話すが、俺はこのシステムの完成出来た喜びと高揚感に浸る。

 

 

 

 喜びと高揚感から落ち着きを取り戻した俺は、パソコンにビルドフォンともう1台の、バンドで腕に取り付けるタイプのデバイスを繋げ、スマッシュ探知システムをインストールする。

 

戦兎「システムが完成したのは良いが、次はビルドとクローズの強化アイテムの修復を少しずつやっていかないとな」

 

 呟くと画面にインストール完了と表示される。そのデバイスからケーブルを外し、バナナを食べている万丈の前に置いた。

 

万丈「なんだよ、これ?」

 

 万丈が聞いてくるのに対して答える。

 

戦兎「お前専用に作った携帯用デバイスだよ!」

 

万丈「マジか!?」

 

 万丈が驚きながらも携帯用端末を手に取る。

 

戦兎「いざという時にお前と連絡が出来ないとやばいから作ったんだ。名前はクローズライザーだ!!」

 

 俺は万丈に言うと万丈はクローズライザーを見て喜んでいた。

 

万丈「旧世界の時からケータイがなかったから困ってたんだよなぁ、マジでサンキューな戦兎!」

 

 万丈は感謝の言葉を言いながらクローズライザーを左腕に付ける。

 俺はクローズライザーはマシンビルダーに変形しない事を万丈に伝える。

 

戦兎「あと先に言っておくがお前のそれはバイクには変形しねえからな!」

 

万丈「なんで変形しねえんだよ!」

 

 万丈は喜びとは一転し眉間に皺を寄せて言ってくる。

 

戦兎「文句言うなよ! 変形に対応するボトルが1つしか無いんだから仕方無いだろ!? それにそんな形のをバイクにするのは無理だ!」

 

 

 

 

 

 夜、万丈が寝る中で俺はこの世界で回収したスマッシュボトルを詳しく解析しているが謎が一向に解明されていない状況だ。

 

戦兎「このボトルを浄化さえすれば少しは分かるかもしれないが、浄化する力を持ったジーニアスが使えない上にベルナージュが宿ったブレスレットもなければ無理だな……」

 

 俺がいかに天才であろうと無理なことはある。

 俺はスマッシュボトルを机に置き、ホークガトリンガーとビートクローザーと四コマ忍法刀とカイゾクハッシャーを取り出し机に並べるとビートクローザーから整備を始めた。

 万丈が持っている武器はビートクローザーとナックルだが、ナックルがエボルトとの戦いで壊れたので今はビートクローザーしか武器は残ってない。

 

 だからこそビートクローザーを念入りに整備する。

 

 ビートクローザーのボロボロになっている部分を工具を使い修復していく。

 

戦兎「筋肉バカの武器の整備も楽じゃないな……」

 

 

 

 

 

 

 

 翌朝、トーストにバターを塗ってコーヒーと共に食べていた俺たち。

 

戦兎「今日はかのんさんの家に行ってくる」

 

万丈「は!? なんで?」

 

戦兎「職を見つけられたのもかのんさんがあの物理法則を理事長さんに見せたおかげだからな。一応お礼を言いに行ってくる」

 

万丈「そういう事か……」

 

 いや、普通分かるだろ……。

 

 そして朝食を食べた後、マシンビルダーでかのんさんの家である喫茶店に着いた俺と万丈はヘルメットを外してマシンビルダーから降りる。

 俺はマシンビルダーをビルドフォンに戻し、喫茶店の入り口のドアを開けて中へ入る。

 

大人の女の人「あら、いらっしゃいませ」

 

 かのんさんの母親だろうか?

 

戦兎「ちょっとかのんさんに用事がありまして来ました」

 

 俺はかのんさんの母親らしき人に言う。

 

澁谷母「かのんにですか? 失礼ですがどちら様で……?」

 

 かのんさんの母親らしき女性は首を傾げる。接点が思い浮かばないんだろうな。

 

戦兎「俺は桐生戦兎。こっちは万丈龍我って言います。実は前に来たときに少し話した事と、お礼を言いにきたのが理由です」

 

 俺はかのんさんの母親に伝えると母親が驚いていた。

 

澁谷母「かのんにお礼ですか?」 

 

戦兎「娘さんに俺が書いた物理法則を渡したら、それを学校の理事長さんに見せたらしくて。理事長さんから俺に電話で、「会っていただけますか?」と言われて会いに行ったら、理事長さんに結ヶ丘で物理講師として働いてもらいたいと言われたので。俺はそれを引き受けて結ヶ丘の物理講師として働く事になったんですよ! ちょうど仕事を探していたのでそのお礼に」

 

 かのんさんにに物理法則を渡していなかったら色々と苦労していたのは目に見えてるから本当に感謝をしている。

 

澁谷母「そうだったんですか。かのんが居たら喜ぶんですが今日は友達と出かけていまして……」

 

 かのんさんの母親は娘が今居ない事を教えてくれる。

 まあ居ないんじゃ、しょうがないから母親に伝えてもらうように頼むか。

 

戦兎「そうですか。なら娘さんに伝えてもらって良いですか?」

 

澁谷母「はい、伝えておきます」

 

 心よく引き受けてくれる母親に俺は感謝する。

 

 

 かのんさんの家である喫茶店を出た俺と万丈は倉庫に戻る。

そして俺はホークガトリンガーを整備し、万丈は相変わらず筋トレをしていた。

 ホークガトリンガーの整備が終わりコーヒーを淹れ、万丈の方へ振り向くとまだ筋トレをしていた。

 

 筋トレで汗を流す万丈を見て髪を掻きながらコーヒーを飲み、四コマ忍法刀の整備を始めた。

 

 

 〜 戦兎と万丈が喫茶店を訪れて数時間後 〜

 

かのん「ただいま〜」

 

千砂都「おじゃましまーす」

 

澁谷母「お帰りかのん。ちぃちゃんもいらっしゃい。あっ、かのん?さっき桐生さんっていう人と万丈さんっていう人が来てね? なんかかのんにお礼を言いたかったんだって」

 

かのん「えっ、戦兎さんが?」

 

 なんだろう?

 

澁谷母「なんでもあなたが理事長さんに物理法則を見せたら、それを見た理事長さんが桐生さんに学校で働いてもらえないか頼んだらしくてね? ちょうど仕事を探してたから助かったって言ってたわよ?」

 

かのん「あっ、そういう事か……」

 

 わざわざお礼を言いに来てくれるなんて……、ホントに良い人みたいだね!!

 

千砂都「桐生さんって前にかのんちゃんが言ってた天才物理学者の人?」

 

かのん「うん、そう言ってた。じゃあ私たち私の部屋にいるから」

 

澁谷母「分かったわ……」

 

 

 

 後日、俺はここ数日で四コマ忍法刀とカイゾクハッシャーの二つの武器の整備を終わらせた。

 ここ数日で武器の整備や万丈のクローズライザーに色々と部品等を使ったから先に買いに行かないといけない。

 俺が椅子から立ち上がると万丈がチラシを読んでいた。

 

戦兎「お前何でチラシなんか見てるんだ?」

 

 俺は万丈に話かけると万丈はチラシを置いて振り向く。

 

万丈「プロテインラーメンが載っていたから見ていただけだよ。安売りしてるらしい」

 

 プロテインラーメンの何が良いんだかは分からないが、コイツにも手伝ってもらうか。

 

戦兎「そうか。今からちょっと発明品や武器の整備とかに必要な部品等を買いに行くからお前もついて来い」

 

 俺が万丈に言うと、万丈は上着を着て準備する

 

万丈「分かった」

 

戦兎「じゃあ行くとするか」

 

 俺は万丈に言うと、この間買ったフードが付いてるベージュ色のコートを着て倉庫の扉を開け外に出る。そしてビルドフォンにライオンボトルを装填させて投げる。

 

《ビルドチェンジ!》

 

 ビルドフォンが瞬時にバイクへと変形されマシンビルダーになる。

 俺はマシンビルダーに跨がりタッチパネル部分を押してヘルメットを取り出して被ぶる。

 

万丈「少しは俺に合わせてくれても良いじゃねえか!」

 

 万丈は俺に文句を言いながら倉庫の扉を閉じてマシンビルダーに近づいてくる。

 

戦兎「お前が遅いだけだろ?」

 

 ヘルメットを万丈に投げて渡すと万丈は上手く受け取る。

 

万丈「遅くねえよ!」

 

 万丈はヘルメットを被りマシンビルダーに跨がると俺はマシンビルダーのエンジンをかけてスタンドを上げアクセルを入れて街に走り出した。

 

 

ー 続く ー




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