ビルドNewWorld スーパースター!!   作:松兄

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第49話:決着!!

俺はビルドジーニアスに変身し、万丈と共にトールに向かっていく。万丈のパンチをトールは片手でいなし、反対側の手でカウンターパンチを狙ってくる。

 

クローズ「甘めぇ!!」

 

しかし万丈は首を振ってそれを躱すと、身体を反転させて回し蹴りを放つ。蹴りはトールの脇腹にヒット。トールは脇腹を抑えて後ずさる。

 

トール「やるね……なら!!」

 

トールは右手を前に突き出して叫ぶ。

 

トール「"超雷粒子砲(テラボルテックス)"!!」

 

トールの電撃光線が万丈に迫る。万丈もレバーを回して必殺技の体勢に入る。

 

【Ready Go!】

 

万丈も背中に火炎の翼を顕現させて右足に8体のマグマライズドラゴンを収束し、飛び蹴りを放つ。

 

クローズ「うらぁあぁあああっ!!」

 

トール「ハァあぁあああっ!!」

 

お互いの技がぶつかり合う。万丈の必殺技はトールの光線を裂きながらトールに向かって行き、

 

ドゴォオォオオォオオオオンッ!!

 

トール「きゃあっ!?」

 

クローズ「うおっ?!」

 

当たる一歩手前でお互いの攻撃エネルギーが臨界点を突破して爆発。両者ふっ飛ばされる。だが、トールの体勢は崩した!!

 

ビルド「上出来だ万丈!!」

 

俺はドライバーのレバーを1回、2回、3回以上回して必殺技のエネルギーを溜める。

 

【オールサイド!】

 

そしてエネルギーが溜まり、虹色のグラフが出現してトールを拘束。ライダーキックを叩き込む。

 

【ジーニアスフィニッシュ!!】

 

ネビュラガスを浄化する力を持ったジーニアスのライダーキックが、トールの身体に突き刺さり大爆発が起こる。俺はライダーキックの勢いのままトールの後方数メートルに着地する。

 

そして黒煙が晴れると……

 

バリィッ! バリッ!

 

トールの身体から稲妻が走り、エネルギーが漏出する。

 

トール「あっ、……ガッ……はぁアァあ……」バタン

 

そして、トールは気絶した。

 

ビルド「トール!!」シュンッ!!

 

俺は変身を解いてトールに駆け寄り倒れた体を抱き上げる。

 

すると、

 

シュォオオォオオオッ!!

 

トールの身体から青い光の粒子が漏れ出し、天へと登り消滅していく。その光景は、とても神々しく、幻想的な光景だった。

 

クローズ「やったのか?」シュンッ!

 

万丈も変身を解く。

 

すると、

 

かのん「き、桐生先生……? やったんですか?」

 

きな子「万丈先生……」

 

あっ、そうだ。皆逃げてなかったんだった。後で説教するとして……。

 

俺と万丈は皆の方を向き、親指を立ててサムズアップした。

 

Liella『やったーーー!!』

 

皆が喜んでいると、スマッシュを倒したのかドライブに変身した泊刑事と、マッハに変身した剛さんが会場に入ってきた。

 

ドライブ「トールは!?」

 

戦兎「シーーッ! 眠ってます。彼女の身体は、もう人間の女の子に戻ったはずです」

 

ドライブ「っ!? 良かった……」シュンッ

 

マッハ「一件落着かな?」シュンッ!

 

ドライブとマッハも変身を解除する。

 

すると、

 

トール「う、う〜……ッ!!」

 

目を覚ましたトールが急いで俺を突き飛ばして距離を取る。

 

トール「このっ!!」

 

トールは腕を前に突き出すが、攻撃は出ない。

 

トール「っ?! なんで!!」

 

戦兎「それは、君の身体が普通の女の子に戻ったからだよ」

 

トール「っ!! 戻っ……た?」

 

するとそこへ警官隊や追田警部達も駆けつける。

 

追田「やったのか?」

 

泊「ええ」

 

戦兎「もう君はトールじゃないよ。慈さん……」

 

慈「でも……っ! 私…いっぱい人を傷つけた!! 今更戻れたって…遅いよっ!!」

 

慈さんはそこらのガレキの破片を手に取り鋭く尖った部分を自分に向ける。

 

戦兎「!!」ダッ!!

 

カァンッ!!

 

俺は急いでダッシュで近づき、破片を蹴り飛ばした。

 

慈「なんで邪魔するの……っ?!」

 

俺は、慈さんを思い切り抱きしめた。今の彼女に必要なのは……、

 

戦兎「大丈夫。君は一人じゃない。何なら俺たちが新しい君の家族になる」

 

慈「っ!! それって……あたしの新しい家族になってくれるって事………? こんなに酷いことしたのに!!」

 

戦兎「大丈夫……」

 

万丈「ったく……」

 

すると、万丈も俺たちのところへ来て、俺と一緒に慈さんを抱きしめた。

 

万丈「俺たちは怒って無ぇから……。あんな事があったら、ヤケになる気持ちも分かってるよ。俺もそうだったから」

 

慈「うっ……うぁあぁああっ!!」

 

慈さんはボロボロと大粒の涙を流す。ようやく元の身体に戻ることができたが、これから色々苦労することになるだろう。だが、俺と万丈で精一杯サポートしていこうと思う。

 

すると、

 

進ノ介「慈さん……」

 

泊刑事が話しかけて来た。

 

進ノ介「事情がどうあれ、君のやったことは許されない。けど、俺たち警察がもっと早く君を見つけることができていたらこうはならなかったかもしれない……。ごめん。一応これから警察署で調書は取らせてもらうけど、君は色々特殊だからこれから戦兎さんたちに任せることになってる。大丈夫かな?」

 

慈「っ!」コクッ

 

慈さんはしっかりと頷いた。

 

進ノ介「取り敢えず君は保護観察処分ということになる。時々聞き取りに行く以外は普通に生活してくれて構わない。くれぐれも問題は起こさないように」

 

慈「はいっ!!」グスッ!

 

そしてトール……いや、慈さんは連れて行かれた。

 

そして数分後、会場に避難した人たちが戻ってきていよいよ東京大会結果発表になった。

 

ー 続く ー




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