第50話:結果とその後
トールの襲撃を退け、そしてビルドジーニアスの力でトールの身体を改造される前の元の普通の人間の女の子に戻すことに成功。
その後トールは事情聴取を受けるために警察に連れて行かれた。
そして東京大会結果発表の後、俺達も警察署に行って書類を書いてトール…いや、慈さんは俺と万丈と一緒に暮らすことになる。
そして今は大会の結果発表の後半に差し掛かった所。順位が次々と発表され、次は第二位。そこに映し出されたのは…、
ー 第二位 ー
ウィーン・マルガレーテ
ウィーン「なっ!?」
かのん「えっ、てことは……!!」
続いて第一位、ファイナリスト。映し出されたのは…、
Liella!
映し出されたのはLiella!の文字。
メイ「勝った……!」
すみれ「勝ったわぁーーっ!!」
千砂都「かのんちゃん! 次は全国大会だよ!!」
きな子「勝ったっす!!」
かのん「っ! うん!! やったぁ~っ!!」
喜びに湧くかのんたち。俺と万丈も観客席で思いきりガッツポーズしていた。
戦兎「よしっ!!」
万丈「やったぜ!!」
よく頑張ったな…皆。
しかしここで、この結果を受け入れられない者がいた。
ウィーン「納得できないわ!!」
ウィーンはズカズカと司会者に近づき、マイクを引っ手繰る。
ウィーン「私は、この結果を認めない!!」
敗北を受け入れられないウィーンはあり得ないと喚き散らす。
すると、
かのん「マルガレーテちゃん!」
ウィーン「ッ!」
かのん「この結果は、見てくれた皆が決めてくれた物だよ? スクールアイドルは一人じゃない。見てくれる人たちが応援してくれて、スクールアイドルもそれに答えようと精一杯やることで、2つで1つで輝くものだと思うの。それが分からないなら、もうマルガレーテちゃんには、ラブライブのステージに立って欲しくない!!」
ウィーン「っ! くっ!!」
ウィーンは、そのまま退場していった。
そして大会が終わり、かのん達はかのんの家の喫茶店で祝勝会をするらしい。俺と万丈も誘われたが、俺たちは慈さんを迎えに行かなければならない。
なので断ると、
かのん「ならその後で慈さんも一緒に来てくださいよ!!」
っ!?
戦兎「大丈夫なのか? あの娘を責めたり危害を加える気なら行かないぞ?」
いくらかのんたちでも流石に少し警戒する。
かのん「危害なんか加えないですよ!! 何言ってるんですか!!」
可可「先生たち、ククたちをそんなふうに思ってたデスか?」
いや、だって……
すみれ「私達もあの娘のこと知りたいのよ。変なことは絶対に言わないから」
万丈「………信じて良いんだな?」
Liella『はい!!』
戦兎・万丈「「分かった」」
そして俺と万丈は警察署に向かう。俺たちが案内されて部屋に入ると、ちょうど聴取が終わったところだった。
慈「あっ……」
慈さんは顔を背ける。俺はそっと慈さんの頭を撫でてやる。
慈「ッ///」
すると、俺と万丈、慈さんは泊刑事に呼ばれて別室に入る。すると、それぞれ1枚ずつ書類が置かれていた。
進ノ介「コレを書いてもらえれば正式に手続きは完了だ。慈さんの両親はすでに親権を放棄してるからな。その分手続きは簡単で済む。桐生さんか万丈さんのどちらかに養子に入る形でな」
万丈「戦兎が良いんじゃないか? 俺バカだし……」
戦兎「そうだな。分かった」
そして俺たち3人は書類を書き、慈さんは俺の養子に入り義理とはいえ俺の娘になった。
進ノ介「慈さんにはとうぶんの間
慈「はい……」
進ノ介「心配しなくても変な人は行かせないから。多分元特状課のメンバーが行くはずだよ? そう言う特殊状況には慣れてるからさ。じゃあ、今日はもう大丈夫かな? ゆっくり休みな」
戦兎「ありがとうございます。行くよ?」
慈「…………」ギュッ
慈さんが俺の着ているコートの裾を掴む。俺はそっとその手を握ってやって一緒に警察署を出ていく。
そして、
戦兎「ちょっと寄るところあるから」
慈「?」
そしてかのんの家に行く。どうやらまだ祝勝会をやっているようだ。
慈「ッ!!」フルフル!!
慈さんは入りたく無いと抵抗する。
戦兎「大丈夫。信じて……」
慈「っ! ………ギュッ」
そして、俺たちは喫茶店に入る。
かのん「あっ! 桐生先生!」
きな子「万丈先生!!」
メイ「それと……」
皆が視線を慈さんに集める。
慈さんは俺の後ろに隠れてしまった。すると、
かのん「慈ちゃん? 一緒にお話しよう?」
慈「っ!!」
可可「ククたちは誰も怒ってまセンよ?」
慈「でも………っ!」
メイ「ったく、ほら!」
四季「こっち来て?」
メイと四季が優しく慈さんの手を取り中へと入れる。
恋「改めて見ると中々綺麗な方ですね」
きな子「ト…、慈ちゃん可愛いっす!」
今言いかけたな。
すみれ「こうやって人と話すの久し振りだろうし無理はさせちゃダメよ?」
千砂都「分かってる!!」
夏美「慈さん? はい、飲み物ですの!」
慈「あ、ありがとう…」
そして、俺と万丈も飲み物を取る。
かのん「じゃあ、祝勝会を再開しようか!!」
そして、かのんたちは慈さんに色々と話し掛ける。慈さんが言葉に詰まるとすみれがストッパーになってくれて……、何だかんだやっぱりすみれは頼りになるなと感じた。
そして、それからしばらくして夜も遅いので、俺たち3人は研究所に帰った。
戦兎「ただいま」
慈「お、おじゃまします……「違うよ?」えっ?」
万丈「ここはもうお前の家でもあるんだから、"ただいま"で良いんだよ」
慈「っ! た、ただいま!!」
俺と万丈は笑顔になり、
戦兎・万丈「「お帰り!!」」
1年ぶりの"お帰り"。慈さんは泣き崩れてしまい、万丈に世話をさせてその間に俺は風呂を掃除してお湯を張る。
戦兎「今風呂いれてきたから、はいったら先入っていいぞ?」
慈「分かった……その、お…お父さん///」
戦兎「っ!! おう!」
そうだ。もう戸籍上は俺の娘なんだよな。結婚する前に娘ができるとは思わなかったな。
戦兎「取り敢えず明日慈さ…いや、慈の学力検査をさせてもらうから明日はいてくれよ? 理事長さんが、「学力に問題がなければ、慈さえ良ければ来年度から結ヶ丘に通っても良い」って言ってるからさ?」
慈「分かった…」
そして、風呂に入った後で俺たちは寝たのだが、俺が寝る前に慈が俺の部屋に入って来て、"一緒にいてくれ"と言ってきたので一緒に寝た。
戦兎(
ー 続く ー
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