ビルドNewWorld スーパースター!!   作:松兄

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第54話:留学

かのんが行ってしまった後、皆も後を追い屋上にて練習を始める。そして今日の分の練習が終了しかのんは先に帰っていった。

 

戦兎「かのん今日どうしたんだろうな……?」

 

万丈「何か用があるのかもな……「かのんちゃんはいる!?」な、何だ?!」

 

部室に七草、八雲、九重の3人が飛び込んできた。

 

可可「3人ともそんなに慌ててどうしたんデスか?」

 

ななみ「ら、ラブライブ!が終わったら…かのんちゃんがウィーンに留学するって本当なの!?」

 

すみれ「はい?!」

 

やえ「学園中で噂になってるわよ!! 世界最高と言われる音楽学校から留学の話が来たって!!」

 

千砂都「うそ、そんな話聞いて……、もしかしてさっきの理事長との話は……」

 

メイ「とにかく追いかけて話を聞こう。そうしないと始まらねぇぞ!?」

 

戦兎「そうだな。行こう!!」

 

そして俺たちはかのんの家に向かった。だが、

 

 

 

すみれ「なんか面と向かって聞くの聞きづらいわね……」

 

ここまで来て及び腰になる皆。どうする気だよ……。

 

可可「じゃあどうするって言うデス!」

 

きな子「とりあえずかのん先輩の様子を伺えれば……」

 

すみれ「じゃあ4人でメイと夏美ときな子とを肩車しましょう。三人がその上から四季を肩車して。四季、あの高さを観察できる縦型双眼鏡ある?」

 

四季「ある」

 

四季はバックから双眼鏡を取り出した。

 

千砂都「なんでそんなの持ち歩いてるのさ……」

 

すみれ「じゃあ3人は私達に乗って。私達が重さを分散するように支えるから」

 

千砂都「分かった!」

 

恋「分かりました!!」

 

可可「了解デス!!」

 

そしてすみれたち4人にメイと夏美、きな子が乗る。そしてそのタワーを四季がよじ登り双眼鏡を使ってかのんの部屋を覗こうとする。

 

千砂都「桐生先生たちも手伝ってよぉ!」

 

戦兎「なに言ってんだ! 俺と万丈は男! お前ら女!肩車なんかしたら何も知らない人が見たらセクハラしてるって言われるだろ!!」

 

可可「それはそうデスけどぉっ!!」 

 

しかし騒ぎ過ぎたのか、かのんに見つかってしまい、びっくりしてタワーは崩れてしまう。

 

可可・すみれ・千砂都・恋・メイ・きな子・四季・夏美「「「「「「「「痛たた……」」」」」」」」

 

戦兎「大丈夫か皆?」

 

メイ「あ、ああ………」

 

するとかのんが家から出てきた。

 

かのん「皆大丈夫!? いったいどうしたの……?」

 

意を決してきな子が口を開く。

 

きな子「留学するって、本当っすか!!」

 

かのん「はい!?」

 

恋「学園中で噂になってるんです!」

 

メイ「かのん先輩、ラブライブ!が終わったらウィーンに留学するって!!」

 

 

 

皆が話すとかのんは、

 

かのん「……大丈夫。行かないよ?」

 

可可・すみれ・千砂都・恋・きな子・メイ・四季・夏美「「「「「「「「えっ?」」」」」」」」

 

かのん「オファーがあったのは本当だよ? でも、今の私の夢は、高校生活を、このメンバーで一緒にスクールアイドルやり切ることだから」

 

きな子「じゃあ、行かないんですね……?」

 

夏美「ずっと一緒にやれるんですのね…?」

 

かのん「うん!」

 

可可・すみれ・千砂都・恋・きな子・メイ・四季・夏美「「「「「「「「良かったぁ〜〜!!」」」」」」」」

 

皆は緊張の糸が切れて脱力する。その様子を見たかのんは、

 

かのん「もしかして、それで心配して来てくれたの?」

 

きな子「当たり前じゃないっすかぁ!!」

 

四季「かのん先輩が一緒じゃないとやだ」

 

メイ「Liella!はこのメンバーでLiella!なんだから当たり前だろ!!」

 

夏美「かのん先輩がいなかったら、他の先輩ではイマイチ信頼度が……「なんか言った?」いえ何も……」

 

かのん「皆………心配かけてごめんね? ありがとう」

 

恋「本当に良かったです……」

 

千砂都「そうだね……ん?」

 

千砂都は目線の先に人影が見えた。

 

千砂都「あ〜喉乾いて来ちゃった。ジュース買ってくるから待ってて!!」

 

かのん「ちょっ、ちぃちゃん!?」

 

そして俺と万丈と慈は別れて帰った。

 

 

 

 

 

千砂都は見えた人影を追って走る。そしてその人影の腕を掴み、

 

千砂都「待って! 話があるの!!」

 

ウィーン「離してよ!! こっちには話すことなんか無いわ!! 答えは聞いた!」

 

千砂都「答え?」

 

ウィーン「かのんよ!! 留学はしない、ここに残るんでしょ!?」

 

千砂都「どうして、留学の事を……」

 

ウィーン「あなたには関係ない!」

 

そしてウィーンが行こうとするが千砂都は腕にしがみついて離さない。

 

千砂都「教えてくれるまで離さない!!「なんで!?」教えて!!」

 

ウィーン「……………」

 

ウィーンはついに根負けし、千砂都に話す。

 

ウィーン「今日、家族から連絡があったの…かのんがウィーンに留学するなら、私も一緒に戻ってきて良い。かのんのもとで歌を学びなさいって……」

 

千砂都「かのんちゃんのもとで……?」

 

ウィーン「かのんに連れられて戻るのはシャクだけど、それで学校に入れるなら……それでも…」

 

千砂都「かのんちゃん、そんなに評価されてるんだ……世界一の音楽学校に……」

 

ウィーン「……っ、離してよ! 言っとくけど、私の考えは変わらない。かのんがダメなら、自分の力だけで夢を叶えて見せるわ!!」

 

そして、ウィーンは行ってしまった。

 

千砂都(かのんちゃん………)

 

 

◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

 

研究所に帰ってきた俺たち。慈と万丈が一緒に作った夕飯を3人で頂いたあと、俺は研究室に籠もってあるものを作っていた。

 

慈「パパ、何を作ってるの?」

 

慈が聞いてくる。

 

戦兎「ん、慈のドライバーと変身アイテム。あくまで護身用だけどな」

 

万丈「何言ってんだ戦兎? 慈はもうトールじゃなくなったんだからスマッシュはもう……」

 

戦兎「いや、まだ慈をあんな身体にした黒幕が残ってる」

 

万丈・慈「「!!」」

 

戦兎「泊刑事の話では慈が脱出した時に研究員は感電死していたと言うが、黒幕は全く別の安全な所に居たんじゃないかと思ってる」

 

万丈「…なんでそう言い切れるんだよ」

 

戦兎「自分自ら危ない現場に降りてくる上の立場のやつがいるか?」

 

慈「それは……」

 

二人は返答に困る。言われてみればその通りだと思っているからだろう。

 

戦兎「まぁ考えすぎなら笑い話で済むしな」

 

慈「うん……」

 

 

 

 

 

翌日、本日の授業を終えた結ヶ丘高校では、

 

 

 

〜 理事長室 〜

 

 

理事長「後悔しないのね?」

 

かのん「はい。やっぱり…ピンとこなくて……せっかくのお話だというのは分かるんですけど……」

 

理事長「……決めるのは、あなたよ? 良いのね?」

 

かのん「はい。失礼しました」

 

かのんが出ていったあと、

 

 

コンコン

 

 

理事長「ん?」

 

ガラッ

 

理事長「嵐さん?」

 

千砂都「あの………」

 

その頃、練習のために屋上に集まっていた皆だが、

 

すみれ「うぅ、寒い……って、アンタたち……」

 

『はぁ〜///』

 

万丈「おい、なにこたつなんか持ち込んでんだよ!!」

 

四季「こたつではなく体温回復機……」

 

きな子「ぬくいっす……」

 

すみれ「どう見てもこたつでしょうが!!」

 

恋「これがこたつなのですねぇ……」

 

メイ「というか先生たちもう普通にいるな……嬉しいけど」

 

それはどうも。それより! 誰かこのだらけきった生徒会長たち、いや…コタツムリ共をなんとかしろ!!

 

すみれ「本当にこたつ知らないの!?」

 

すると練習着に着替えたかのんが屋上に到着。張り切って練習だ!!と、気合充分だ。

 

メイ「ひぇええ……」

 

夏美「見てるだけで寒いんですの……」

 

可可「さすがのククも、ややドン引きデス……」

 

かのん「だめだよそんなんじゃあ! 気合い入れて皆で練習していれば、寒さなんか気にならないよ!!」

 

するとかのんはこたつを持ち上げて思いきり剥ぎ取る。

 

きな子「さ、さささ寒いっす………!!」ガチガチ

 

そこに今度は千砂都が到着。

 

かのん「あっ、ちぃちゃんメニューできた?」

 

千砂都「かのんちゃん……ううん、皆も、話があるの」

 

皆がなんだろうと言う顔をしながらも千砂都の言葉を待つ。

 

千砂都「反対されるのは分かってる。けど、正直な気持ちだから…ハッキリ言うね? 私、かのんちゃんに…留学してほしい」

 

かのん「ちぃちゃん……」

 

可可・すみれ・恋・きな子・メイ・四季・夏美「「「「「「「「え、えぇええええーーーーっ!!?!?」」」」」」」」

 

戦兎(マジか……)

 

万丈(どうなるんだ…コレ?)

 

慈(………………)

 

 

 

ー 続く ー




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