ビルドNewWorld スーパースター!!   作:松兄

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第57話:留学へ……

かのんは、千砂都先輩に呼び出されて夜の学校の校内を歩いていた。

 

千砂都「夜の学校ってワクワクするね!」

 

かのん「怖いよ!! ん?」

 

かのんが目線を左に向けると、理事長室に明かりが付いていた。

 

かのん「理事長……?」

 

千砂都「終わるまで待っててくれるって。行こう?」

 

そして千砂都がかのんを連れてきた場所は、皆が共に過ごしたスクールアイドル部の部室だった。

 

かのん「電気付いてる…」

 

千砂都「入って?」

 

そしてかのんが部屋に入るとそこには……、

 

かのん「皆、それに桐生先生!」

 

戦兎とLiella!のメンバーが勢揃いしていた。

 

戦兎「遅いぞ?」

 

きな子「かのん先輩に会いたくて来ちゃったっす!!」

 

かのんが呆気に取られていると傍にいた千砂都が口を開く。

 

千砂都「ワガママ言ってゴメンね? かのんちゃんが考えて出した答えをもう一度確かめたくて……」

 

かのん「ううん、見透かされてるなって……。留学しないって決めたハズ何だけど……」

 

千砂都「私、やっぱりかのんちゃんに留学してほしい」

 

かのん「ちぃちゃん……」

 

千砂都「かのんちゃんは、皆を元気にできる。皆に勇気を与えられる。Liella!で1番のスーパースター。それって……"才能"だと思う!」

 

かのん「っ………」

 

千砂都「だから、その声をもっと遠くまで…もっともっと遠くまで響かせてほしい!!」

 

かのん「っ、……私、ここに来る前に決めてきた。留学、しようと思う。留学して、結ヶ丘の代表として…この学校がもっともっと有名になるように。そして、自分自身がもっと成長できるように…挑戦してみる! だから、皆とは……「かのん?」桐生先生……」

 

戦兎「かのんが留学しても、ここにいる皆がが仲間だっていう事は変わらないぞ? 過ごした時間は、消えることは無いんだから」

 

すみれ「良いこと言うじゃない。かのんがいたから、ここまで頑張って来られた」

 

恋「私もです」

 

可可「もちろんククもデス!」

 

きな子「きな子もっす!」

 

メイ「アタシも!!」

 

四季「me too !」

 

夏美「悔しいけど私もですの」

 

戦兎「もちろん俺もな?」

 

一人一人自分の思いを口にする。皆、かのん先輩がいたからこそ、挫けずにここまでやってこられた。皆同じ思いだった。

 

かのん「皆……」

 

千砂都「かのんちゃんがいないLiella!はLiella!じゃない。それが私達の出した答え」

 

かのん「っ………」

 

恋「ラブライブ!、優勝しましょう!!」

 

すみれ「それで、夢に向かって踏み出しなさい!!」

 

可可「かのんの夢は皆の夢デス!!」

 

きな子「かのん先輩には、思いっきり歌を響かせてほしいっす!!」

 

千砂都「……決まりだね?」

 

かのん「うん。でも、1つだけお願いがあるの!!」

 

お願い? 俺は予想はできてるが、皆が聞く体制を取るとかのんは願いを話す。

 

かのん「Liella!は続けてほしい。一人でも欠けたらLiella!じゃない。この9人でLiella!だっていうのは分かるよ? 私だってそう思う。でも、辞めて欲しくない……私にとってLiella!は青春、この結ヶ丘から私がいなくなる事でLiella!が無くなるのは嫌なんだ……」

 

きな子「でも考えられないっす!! かのん先輩がいないLiella!なんて……」

 

かのん「そんなことない……皆凄くキラキラしてる。すごく素敵……皆が結ヶ丘で歌っているって思えれば、離れていても勇気が貰える。Liella!を感じていられる!!」

 

千砂都「フム……全国大会が終わったらLiella!は解散かと思ったけど、辞められなくなっちゃったね?」

 

かのん「ちぃちゃん!」

 

夏美「せっかくならかのん先輩の後のセンターは私が奪いに行きますの!!」

 

戦兎「おっ、頼もしいな」

 

すみれ「あら? センター争いなら負けないわよ?」

 

可可「良く言うデス」

 

メイ「できるかな?」

 

四季「かのん先輩が背中を押してくれた」

 

きな子「きな子やるっす!! やってみるっす!!」

 

戦兎「かのんがいなくなった後は、俺も教師としてなにかするよ」

 

千砂都「分かった、約束する!!」

 

かのん「うん! ラブライブ!、必ず優勝しよう!!」

 

すみれ「それしか無いわね!!」

 

夏美「この9人で!!」

 

メイ「っ、………うおぉおおおっ!! なんか熱くなってきた〜っ!!」

 

四季「me too !!」

 

かのん「皆で、全力で歌おう!!」

 

そして、皆は指をVサインにして繋げ、ライブ前の掛け声の体勢を取る。

 

かのん「結ヶ丘のために! Liella!のために!! song for me! song for you!」

 

Liella!『song for all!!』

 

戦兎(本当に……いいチームだな)

 

ー 続く ー




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