かのんが留学の決意を固め、残される皆もLiella!を続けてかのんの夢を応援しようと決めたその日から、ラブライブ!全国大会までの間、皆は毎日必死に練習した。
皆は絶対に優勝してかのんを笑顔で送り出す為に、かのんは優勝して皆との最高の思い出を残すために。
皆それぞれの思いを抱えて、毎日必死に練習の日々を送っていた。
Liellaが校外にランニングに出ると、
「頑張ってーー!!」
「ファイトーーっ!!」
沿道から皆が応援の言葉を毎日の様にかけてくれる。それが、Liellaに次から次へとやる気を与えてくれていた。
メイ「くーーっ、寒みぃ……」
四季「頬の感覚無い」
きな子「温かいっす……」
すみれ「本当に? さすが北海道出身ね?」
きな子「そうじゃなて、皆の応援が温かいんす!!」
すみれ「っ! …確かに、そうかも!!」
ダンス練習も四季と千砂都が中心になり
四季「7、8、1、2、3、4、5、6、7、8!!」
四季の掛け声に合わせてダンスのリズムを覚える皆。一旦休憩を取ると、
慈「はい水、寒くても身体は凄く水分消費してますからしっかりと飲んてくださいね? はい、千砂都さん!」
千砂都「ありがとね?慈ちゃん!」
慈はあれからすっかりLiellaのマネージャーといった感じになっていた。
慈「ほらメイさんも!」
メイ「おう。サンキュ!!」
きな子「万丈先生〜っ!」
万丈「おお、どうしたきな子?」
すると、きな子が突然万丈に頭を差し出す。
万丈「お、おいきな子?!」
戦兎「撫でてほしいんだろ?」
万丈「そういう事か…」ナデナデ
万丈がきな子の頭を撫でてやるときな子の顔はフニャッとなり幸せそうになる。だが、
可可「万丈先生!きな子さん!!教師と生徒がイチャイチャしない!!」
怒られてしまった……。
万丈「イチャイチャなんかしてねぇよ!!」
フィジカルアップの筋トレ中も、
夏美「ナッツーー!!」
夏美は足がもうパンパンだが気合でスクワットを続ける。意気込みは充分だ。
千砂都「後10秒!!」
可可ときな子も体幹を鍛えるために腹筋を使って身体をV字にしてバランスを取って耐久する。
可可「ク〜っ……き、きついデス!!」
きな子「でもやるっす!!」
かのんと恋とすみれは校外にランニングに出る。
「かのんちゃ〜ん!!」
「ライブ見に行くよ〜っ!!」
全校生徒皆が、そして地域の人まで応援してくれている。皆の暖かさが心に染みた。
合間を縫っては、可可とすみれが共同で全国大会のライブ衣装のデザインを考える。
そして数日後、全国大会での衣装が完成した。
かのん「うわぁ〜〜っ!! ステキ!!」
可可「こんなに早くできるなんて!!」
かのん「ありがとう!!」
やえ「学校の皆、協力してくれてるから!!」
ここの「他にもやれることあったら何でも言って!!」
恋とメイも共同で曲作りの最終調整。夏美のオニナッツチャンネルにも、Liella!を応援するコメントが大量に届いていた。
理事長「決めたのね?」
かのん「はい!! 皆や桐生先生たちが背中を押してくれて…だから決断できました! 歌で世界を幸せにしたい。世界に歌を響かせられる様に、精一杯頑張ります! それがLiella!の、結ヶ丘の未来にも繋がって行くと思いますから!!」
理事長「ふふっ、いい顔をしてるわね。行ってらっしゃい」
そして月日は流れ、いよいよ全国大会当日になった。開園は夕方の4時から。俺は念のために自分のドライバーと慈の変身アイテムを持ち、2時に会場に到着した。
戦兎「そろそろスクールアイドルたちが会場入りする時間だけど……」
周りには、各県の代表のスクールアイドルたちが集結。続々と会場入りしていた。
慈「楽しみだね!!」
慈はLiellaのペンライトを持って応援スタンバイオーケーだ!
するとそこへ……
謎の男「楽しそうだな……」
戦兎・万丈「「!?誰だ!!」」
俺と万丈が警戒する。すると慈はガタガタと震え、とんでもないことを言う。
慈「こ、コイツだ…コイツが、一年前、私がトールにされた時に、私を拐った奴だよ!!」
戦兎「なっ!?」
俺は男の方を見る。コイツが……
謎の男「ほう、覚えていたか。わたしの名前は"ドラグニル"財団Xの幹部であり、この世界、平行世界17支部のリーダーだ」
万丈「っ!! 財団X!? 前にエグセイドの世界にいたときに最上に協力していた組織か!」
ドラグニル「ああ。エニグマの件では世話になったな」
戦兎「っ!! 知ってるってことはやっぱり!!」
ドラグニル「我々はいずれ全ての並行世界の怪人の力を使い、全ての世界を支配するつもりだ。お前たちも我々に協力しないか?」
俺と万丈は顔を見合わせ、
戦兎・万丈「「断る」」!!
戦兎「皆の生きるこの世界は、俺たちが守る!!」
そして、俺と万丈はビルドドライバーを腰に巻く。
俺はラビットフルボトルとタンクフルボトルを振って成分を活性化。ベルトに挿し込む。
【ラビット!タンク! ベストマッチ!】
万丈もクローズクローズマグマナックルにドラゴンマグマフルボトルを挿し込む。
【ボトルバーン!!】
そのナックルを新たに腰に巻いたビルドドライバーに挿し込む。
【クローズマグマ!!】
そして俺と万丈がボルテックレバーを回すと、俺にスナップライドビルダー、万丈にマグマライドビルダーが展開される。
【Are You Ready?】
戦兎「変身!!」
万丈「変身ッ!!」
俺の身体を挟み込む様に赤と青のハーフボディアーマーが装備される。
万丈も、マグマライドビルダーからヴァリアブルマグマが流れて万丈を包み込み冷えて黒く固まり、8つの黒い龍の頭を作り出す。
そしてそれが砕けると、中からオレンジと黒のアーマーを纏った万丈が姿を現した。
【鋼のムーンサルト!ラビットタンク!イェーイ!】
【極熱筋肉!クローズマグマ!! アーチャチャチャチャチャチャチャチャチャアチャー!!】
ドラグニル「残念だ……」
そして、ドラグニルもベルトを腰に巻いた。それは、ビルドドライバーによく似た、漆黒のビルドドライバーだった。
ー 続く ー