ビルドNewWorld スーパースター!!   作:松兄

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第5話:再会とハプニング

 

 

 マシンビルダーに乗って電気屋に向かった俺と万丈。俺の買おうと思っていたパーツを買い終わり、これから帰る所だ。

 

万丈「戦兎、これで全部か?」

 

戦兎「ああ。付き合って貰った礼にチラシのスーパー寄るからプロテインラーメン買ってこい」

 

 プロテインラーメンの何が良いのかは分からないけどな。

 

万丈「マジか!? サンキュー戦兎!!」

 

 そして俺と万丈がマシンビルダーに乗ろうとすると、

 

?「あっ、四季いたぞ!!」

 

四季「良かった……」

 

 ん? 俺が声のした方に目をやると、この世界で最初にスマッシュと戦った時に襲われていた女の子二人がいた。

 

四季「良かった。メイ、ナイス……」

 

万丈「戦兎、この二人誰だ?」

 

 2人を知らない万丈は俺に質問してくる。

 

戦兎「この二人は俺が最初にスマッシュと戦った時に襲われてた2人だ。俺が助けに入って逃したんだけどな」

 

万丈「あ~なるほどな……」

 

 するとメイと呼ばれた赤髪の女の子が頭を下げてきた。

 

メイ「あの時はありがとうございました!! アタシ、正直死んだと思いました……」

 

四季「私からも、ありがとうございました!!」

 

 恐怖を思い出したのか、二人が涙を見せながら俺に礼を言ってきた。2人の感謝の気持ちに、俺は嬉しくて顔がくしゃっとなる。

 

戦兎「二人が無事なら良いんだ。あの後何もなかった?」

 

メイ「はい! 何もなかったです。でも、逃げた後心配になって、貴方を探してたんです」

 

四季「でも、あんな事があって新聞に乗ったけど、写真や誰か死んだっていう記事が無かったから生きてるということは分かってたんですけど……」

 

 俺の事心配してくれてたのか……この2人凄くいい子だな!!

 

メイ「本当にありがとうございました!! それで……、」

 

 ん?

 

四季「あの後、どうなったんですか?」

 

 うっ、この質問はまずいな。心が痛むけど誤魔化すか。

 

戦兎「あの後メチャクチャ逃げまくってたらいつの間にかいなくなってた」

 

メイ「そうなんですか?」

 

四季「でも、無事なら良いです。で、後ろの人は?」

 

 四季さんと呼ばれた青髪の子がマシンビルダーの後ろに座る万丈のことを聞いてくる。

 

戦兎「ああ、俺の助手の万丈龍我だ」

 

四季「助手?」

 

万丈「誰がお前の助手だ!! ふざけんな!!」

 

 ギャーギャー喚く万丈。ちょっと黙っててくれないかな?

 

戦兎「ちょっと黙っててくれないかな?! プロテインラーメン奢ってやるから!!」

 

 すると万丈は親指をぐっと立てて大人しくなる。現金な奴め……。

 

メイ「プロテインラーメン……?」

 

四季「売ってるの見たことはあるけど……美味しいの?」

 

万丈「おう、美味いぞ! タンパク質もたくさん取れるしな!!」

 

 万丈が誇らしげに言う。お前の発明じゃないだろ? それに美味いとは思えん。

 

戦兎「一応言っとく。買わないほうが良いぞ?」

 

メイ「分かってる……」

 

四季「絶対美味しくない……」

 

 二人は苦笑いをすると、四季さんと呼ばれたほうが俺に質問してきた。

 

四季「そう言えば助手がいる「おい!!」って……、貴方何をしてる人なんですか?」

 

 おっ、聞いちゃう?

 

戦兎「俺は天才物理学者の桐生戦兎。今はちょっと訳アリで仕事してないんだけどさ、この春から結ヶ丘高校って所で物理の講師として働かせて貰う予定」

 

四季・メイ「「結ヶ丘!?」」

 

 ん? 何この反応……

 

メイ「実は、アタシたちもこの春から結ヶ丘に通うんです……」

 

四季「me too……」

 

 へぇあっ!? これは凄い偶然だな……

 

戦兎「そうなのか。因みに万丈も手伝いとして働くから会ったらよろしくな?」

 

 二人は顔を見合わせ、

 

メイ・四季「「はいっ!!」」

 

 元気よく返事した。

 

 

 

 

 

 二人と別れたあと、マシンビルダーを走らせてプロテインラーメンが安売りしてるスーパーへ。

 先程万丈に奢ってやると言ってしまったので俺は万丈に千円札を2枚持たせる。

 

戦兎「釣りは要らんけど、これで買える範囲な?」

 

万丈「サンキュー戦兎! 行ってくるぜ!!」

 

 そして上機嫌でスーパーの中に入っていく万丈。そして数分後、袋を大量にぶら下げて戻ってきた。

 

戦兎「買いすぎだバカ!!」

 

万丈「バカってなんだ!! せめて筋肉ってつけろって言ってんだろ!!」

 

 はぁ、頭が痛い……

 

 俺はマシンビルダーのタッチパネルを操作して万丈の買ってきたプロテインラーメンを電子空間にしまう。

 因みにさっき俺が電気屋で買った部品や工具も同じところにしまってある。

 

戦兎「さっさと乗れ!」

 

 万丈がヘルメットを被ってマシンビルダーに跨ると、俺は拠点の倉庫に向けてマシンビルダーを走らせる。すると、

 

ピーーっ! ピーーっ!!

 

 スマッシュの探知システムが反応した。どうやらスマッシュが現れたらしい。

 

戦兎「万丈、スマッシュだ!! ここから近い。行くぞ!!」

 

万丈「マジか!! 分かった!!」

 

 そして俺たちは大急ぎで現場に急行する。

 

 

 俺達が現場に到着すると、円柱型の頭を持った装甲が硬そうなスマッシュが一体いたが、辺りに人はいなかった。

 でも死体がないところを見ると皆無事に逃げたらしい。

 

戦兎「今日はビルドドライバー持ってきてるだろうな?」

 

万丈「おう!! さすがにこんな短期間で同じミスはしねぇよ!!」

 

 そして俺と万丈はビルドドライバーを腰に巻く。そして俺はラビットフルボトルとタンクフルボトルを振って成分を活性化。ベルトに装填する。

 

 万丈もクローズドラゴンをドライバーにセットする。

 

【ラビット!タンク! ベストマッチ!】

 

【ウェイクアップ! クローズドラゴン!】

 

 万丈のドライバーの反応音が聞こえる中で、俺はラビットタンクと反応し、レバーを回す。すると、瞬時にスナップライドビルダー展開され、スナップライドからトラルジェルソリッドが流れ赤と青のハーフボディアーマーを形成する。

 

【Are You Ready?】

 

 俺と万丈のドライバーの電子音が鳴り響くと俺はシュートボクシングのような構えをして答える。

 

戦兎「変身!」

 

万丈「変身ッ!」

 

 俺と万丈が同じタイミングで叫ぶと、スナップライドビルダーが俺を挟み込むようにアーマーを装着させる。

 

 

【鋼のムーンサルト! ラビットタンク! イェーイ!】

 

【Wake Up Burning! Get CROSSーZ DRAGON!Yeah!】

 

 ビルドに変身した俺は万丈の方を向くと万丈はドラゴンを表した蒼いアーマーが装着された姿、仮面ライダークローズへと変身していた。

 

戦兎「問題なく変身できて安心したぞ……」

 

万丈「ああ……! この間とは違って、力が湧き上がってくるぜ!!」

 

 変身完了と同時にスマッシュが向かってくる。俺と万丈も戦闘態勢に入り向かっていく。

 

クローズ「うおりゃぁあぁあああっ!!」ドガアッ!!

 

 クローズの先制パンチがスマッシュの頭部に直撃する。スマッシュは少しよろけたが、見た目通りあまりこたえて無いようだ。

 

ビルド「はぁっ!!」

 

 ビルドの蹴りが、クローズの攻撃でよろけてるスマッシュの胴体に炸裂。瞬間、足のキャタピラが周りスマッシュを削り取る。

 

スマッシュ「グォオオッ!!」

 

 しかし少し黒く焦げただけで大したダメージは入っていない様子。

 

 今度はこちらの番と言わんばかりにスマッシュが攻撃してくる。

 しかし攻撃リズムが単調で、ビルドとクローズは簡単に捌き、連携しながら反撃を加えていく。

 

 

 ―――だが、

 

 

スマッシュ「グゥウウッ!」

 

クローズ「硬ってぇな!! なんだコイツ!?」

 

ビルド「なら!!」

 

 するとビルドはラビットボトルを抜きゴリラボトルを挿し込む。

 

【ゴリラ!タンク! Are You Ready?】

 

戦兎「ビルドアップ!!」

 

 亜種形態のゴリラタンクに換装。攻撃力を高める。

 

ビルド「うらぁっ!!」ドゴォッ!!

 

 パワーが上がり、凄まじい威力上昇を得たパンチに、今度はしっかりとダメージが通る。

 

ビルド「行くぞ万丈!」

 

クローズ「おう!!」

 

 ビルドとクローズのコンビネーションが、次々とスマッシュに刺さっていく。

 スマッシュは蓄積ダメージで膝をついた。

 

ビルド「勝利の法則は決まった!」

 

クローズ「今の俺は負ける気がしねえ!」

 

 俺はレバーを回して必殺技の力を溜めていく。クローズも後ろから蒼い炎の龍、クローズドラゴンブレイズが現れ電子音が鳴り響く。

 

【Ready Go!】

 

【Ready Go!】

 

 すると白いグラフが形成され、スマッシュが立ち上がった瞬間にスマッシュをXの所で拘束。

 俺はグラフの最高地点に跳躍してグラフを高速で滑りながらライダーキック。

 すると、同じタイミングでクローズドラゴンブレイズが蒼い炎の火炎放射。

 万丈はその勢いに乗り一直線でライダーキックする。

 

【ボルテックフィニッシュ!】

 

【ドラゴニックフィニッシュ!】

 

 俺と万丈の最高威力のライダーキックをスマッシュの体に同時に叩き込む。

 スマッシュが爆発すると、俺と万丈はスマッシュの背後数メートル先の所に着地した。

 

ビルド「決まったな!」

 

 俺は爆発した方へ振り向く。すると今回のスマッシュは残骸ではなく、どこも欠損が無い状態で倒れていた。

 

クローズ「お、おい戦兎これって!!」

 

ビルド「ああ……」

 

 俺はエンプティボトルをスマッシュに向けて成分を抜き取る。すると、スマッシュの倒れていた場所には30歳くらいの男性が。

 

クローズ「スマッシュにされた人間……!!」

 

ビルド「ああ……。どこの誰かは知らないが、この世界でも同じ事をしようとしてる奴がいるみたいだな」

 

 すると、

 

?「あの変わった格好の2人……、マニーの予感ですの……」

 

 ん? 声のした方を見ると、黄色とピンクのグラデーションの髪をした高校生くらいの女の子がこちらを撮影していた。

 

クローズ「おい! なんだお前!!」

 

?「貴女たちこそ何やってるんですの? そこに倒れてる人はなんですの?」

 

 マズイな……、

 

ビルド「この人が目を覚ましたら聞け! 逃げるぞ!!」

 

クローズ「お、おう!!」

 

?「あっ! 待つですの〜!!」

 

俺は急いでビルドフォンにライオンフルボトルを差し込んでマシンビルダーに変形させて万丈と共に走り去った。

 

 途中で隠れられそうな場所で変身を解除し、倉庫に戻った。

 

 

 

 

 

?「ふ〜ん。誰かは知らないけど、スマッシュが3体もやられてたとはね。対策考えるべきかな?」

 

 

 

 

ー 続く ー




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