ビルドNewWorld スーパースター!!   作:松兄

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第59話:開戦!!

ドラグニルが腰に巻いたベルトを見た俺は絶句した。

 

ビルド「そ、そのベルトは……?」

 

ドラグニル「安心しろ、似てるのは見た目だけだ」

 

そして、ドラグニルは2つの黒いフルボトルを振りドライバーに挿し込む

 

【ダークラビット!ダークタンク!ベストマッチ!】

 

そして、ドラグニルがレバーを回すと、禍々しい黒色のスナップライドビルダーが展開される。

 

【Are You Ready?】

 

ドラグニル「変身」

 

そして、ドラグニルをビルダーが包み込むと、そこにはビルドに似た、邪悪な雰囲気を纏った黒いビルドが立っていた。

 

【暗黒のメタルラビット! ラビットタンクダーク!ブラァッ!】

 

ビルド・クローズ「「っ!」」

 

あまりにも禍々しい威圧感に、俺と万丈は息を呑む。だが、

 

ビルド「行くぞ!!」

 

ドラグニル「最後の戦いに相応しい役者が揃いましたね。さあ、決着の時です!!」

 

どす黒いオーラを噴出するドラグニル。

 

オーラと同時に衝撃波が放たれ、付近の建物の窓ガラスが全て砕け散る。

 

それと同時に近くにいた人たちが異変に気づいて逃げ惑う。

 

ビルド「お前の思い通りにはさせない!俺は……俺たちはこの世界の全てを守る為に戦う!!」

 

酷似した風貌で構え、万丈も交戦の構えに入る。

 

ドラグニル「ふっ!」

 

ドラグニルも、持っていた【四コマ忍法刀】に似た剣を構え、向かってきた。俺はタンクフルボトルのレッグキャタピラを使って蹴りを繰り出し、ドラグニルの装甲を削りに掛かる。

 

ドラグニル「そうはいかない」

 

しかしドラグニルの剣で防がれてしまう。

 

クローズ「絶対に許さねぇ!!」

 

万丈も、怒号を飛ばしながら炎を纏った拳でドラグニルに殴りまくる。

 

しかし、その全てを奴の剣の刀身で防がれ、吸収されてしまった。

 

ドラグニル「お返ししますよ。この炎をですがね」

 

ドラグニルが剣を振るうと、火炎弾が一の字を形作るように飛来する。

 

ビルド・クローズ「「ぐあああああ!!」」

 

攻撃は全て俺たち二人の足下に着弾。

 

地面を抉り、俺たちを吹っ飛ばす。

 

ビルド「まさか、攻撃を吸収するなんて……」

 

クローズ「面倒な相手だな……」

 

俺と万丈はほこりを払いながら立ち上がる。

 

 

―――すると、

 

進ノ介「桐生さん!万丈さん!」

 

剛「加勢するぜ!」

 

泊刑事と詩島さんが駆けつけてくれた。

 

ビルド「アイツが今回の全ての元凶です!!」

 

進ノ介「なに!?」

 

剛「アイツが………?」

 

ドラグニル「ええ。私の組織が改造でトールを作り出しました」

 

ドラグニルは高笑いしながらそう言う。

 

進ノ介「お前が…………!」ググッ!

 

泊刑事が手を血が出るのではと言うほど握りしめる。相当怒り心頭なのだろう。

 

進ノ介「剛!」

 

剛「はいよ! 女の子に酷でぇ事する奴は仕置きしないとな!」

 

泊刑事はベルトさんのシフトキーを回す。

 

ベルトさん『スタート・ユア・エンジン!!』

 

そして泊刑事はシフトブレスにシフトスピードのシフトカーをセット。シフトレバーを引く。

 

進ノ介「変身ッ!!」

 

ベルトさん『ドラ〜イブ! タイプ・スピード!!』

 

泊刑事は仮面ライダードライブ、タイプ・スピードに変身した。

 

剛「行くぜ!!」

 

剛さんはマッハドライバーにシグナルバイクをセットする。

 

【シグナルバイク! ライダー! マッハ!!】

 

剛「レッツ! 変身!!」

 

剛がポーズを取り叫ぶと、仮面ライダーマッハに変身する。

 

そして、2人共変身が完了する。

 

ドラグニル「終わったようですね。では続きと……行きましょうかっ!!」

 

突っ込んでくるドラグニル。その中で、俺は考える。

 

戦兎(奴の持つ剣……確かに攻撃を吸収してはいたけど、それは万丈の炎だけ……)

 

俺の攻撃は、防がれてはしまったが吸収はされていなかった……。

 

ビルド「もしかしたら!万丈、泊刑事、剛さん!アイツの剣は多分、属性を持つ攻撃を吸収して力に変えられるんだ。その証拠に、さっきの万丈の攻撃は炎を吸収したけど、俺と万丈の攻撃自体の衝撃は弾いただけだった」

 

クローズ「なるほどな、対属性に特化した剣ってわけか」

 

剛「その情報だけでもありがたいぜ」

 

ドライブ「光線系の攻撃は辞めたほうが良いということか……」

 

万丈とは頷きながら手のひらで作った炎を握りつぶす。泊刑事と剛さんは使う攻撃手段を頭の中で吟味する

 

クローズ「なら直接叩くまでだ!!」

 

マッハ「乗った!」

 

万丈は火炎の翼を広げ、地面を蹴って奴の目の前まで飛ぶ。

 

剛さんも、ゼンリンシューターのタイヤを回してブレードモードを発動して突っ込む。

 

ドラグニル「ふっ!」

 

だが万丈と剛さん攻撃は簡単に躱され、逆に剛さんは蹴りを貰い、建物まで吹き飛ばされた。

 

ドライブ「剛!」

 

ビルド「クソッ!はああああっ!!」

 

俺はレバーを回してドリルクラッシャーを生成。泊刑事はハンドル剣を出して構えながらドラグニルに接近。

 

自分たちの武器と奴の剣を衝突させる。

 

ドラグニル「ビルド、あなたのその観察眼は大したものです。先程の推測は半分正解ですよ」

 

ビルド「へぇ、それじゃあもう半分は何なんだよ?」

 

ドラグニル「その手には乗りません。わたしはそんなに単純ではありませんので」

 

ビルド「だよな……」

 

ドライブ「くっ、2人分の力を……!」

 

ドラグニルは俺たちの武器を弾き、剣の横薙ぎで俺たちへ攻撃を加えようとするも、二人ともなんとか紙一重で躱すことに成功する。

 

そこからは攻撃と攻撃の応酬。

 

しかし、斬っては弾かれ、蹴撃や打撃を躱し、お互いに決定打を決められてはいない。

 

ビルド「なら必殺技だ!」

 

鍔迫り合いから、ドラグニルの剣を弾いて距離を取り、ドリルクラッシャーにライオンフルボトルを挿し込む。

 

【ライオン!】

 

刀身に黄色のエネルギーを纏いドリルクラッシャーを構えた。

 

【Ready Go!】

 

ビルド「勝利の法則は決まった!!」

 

刀身のエネルギーが最大に高まり、俺は猛スピードでドラグニルに一気に接近。ドリルクラッシャーの斬撃を向かわせる。

 

【ボルテックブレイク!】

 

エネルギーがライオンの牙のようにスマッシュを襲いかかる。が、その寸前で防ごうとした奴の剣をフェイントで躱し、ガラ空きの腹部に必殺技を叩き込む。

 

ドラグニル「ぐっ……!?」

 

ビルド「よし!」

 

ドラグニルが退いたところに、さらにドリルクラッシャーの斬撃を飛ばして追撃を食らわせた。

 

ドライブ「やった!」

 

追い詰めるべく、俺は奴に近づいていく。

 

ドラグニル「おのれえっ!!」

 

怒りに満ちた声で黒い4コマ忍法刀を真一文字に振ったドラグニル。

 

その一撃は俺の胴体に叩き込まれる。

 

ビルド「ぐわあっ!! くっ!」

 

受け身を取りながら着地し、ドリルクラッシャーを構えながら膝立ちになる。

 

すると背筋の凍るような冷気を発し、地面を凍り付かせるドラグニル。

 

その氷は俺の方へと向かい、脚を拘束する。

 

ビルド「っ……ヤバい……!」

 

クローズ「戦兎!!!」

 

俺はラビットフルボトルとタンクフルボトルを抜き取り、ハリネズミフルボトルと消防車フルボトルを挿し込みレバーを回す。

 

【ハリネズミ!消防車!ベストマッチ!】

 

【Are You Ready?】

 

ビルド「ビルドアップ!」

 

【レスキュー剣山! ファイアーヘッジホッグ! イェーイ!】

 

「はああああっ!」

 

俺はマルチデリュージガンを使って炎を出して脚の氷を溶かす。

 

だが、脚の自由を奪おうとする氷に気を取られ、奴の剣の特性を失念してしまっていた。

 

ドラグニル「ちっ……はあっ!!」

 

灼熱の風刃が三度にわたって放たれ、一発目を泊刑事が、二発目は万丈が火炎弾を出して防ぎ、三発目は剛さんが弾いてくれた。

 

――だが、

 

ドラグニル「ふん!!」

 

そして追撃のドラグニルの一閃で、俺たちは吹き飛ばされてしまった。

 

俺は変身解除される前に急いで、今度はパンダフルボトルとロケットフルボトルを挿し込む。

 

【ロケット!パンダ!ベストマッチ!】

 

【Are You Ready?】

 

ビルド「ビルドアップ!」

 

【ぶっ飛びモノトーン!ロケットパンダ!イェーイ!】

 

俺は今度はロケットパンダでドラグニルと退治する。

 

ドラグニル「さあ、次はどのベストマッチで来ますか?いずれにせよ、キミたちが持つフルボトルは我々の役に立ちますからね。回収させてもらいますよ」

 

俺は左肩の大推力のロケットを吹かして高速突撃。右腕の「ジャイアントスクラッチャー」ですれ違いざまに敵を殴りつける。

 

ドラグニル「つ! ほう?」

 

ビルド「これもどうだ!」

 

俺はロケットパーツを合体させ、突撃ロケット「コスモビルダー」をミサイルとして射出する。

 

ドラグニル「フンッ!」ザンッ!

 

だが、ドラグニルの持つ黒い4コマ忍法刀で切り裂かれてしまう。

 

ビルド「奴を間合いに入らせるな!」

 

クローズ「分かった」

 

マッハ「オーケー!」

 

ドライブ「油断するな!」

 

俺は、今度はタカフルボトルと、ガトリングフルボトルを振ってドライバーに挿し込む。

 

【タカ!ガトリング!ベストマッチ!】

 

【Are You Ready?】

 

ビルド「ビルドアップ!!」

 

【天空の暴れん坊!ホークガトリング!イェーイ!】 

 

俺は、ホークガトリングフォームにチェンジして、再びドラグニルと対峙した。

 

ー 続く ー




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