ビルドNewWorld スーパースター!!   作:松兄

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第60話:かつて無い苦戦

ホークガトリングフォームにチェンジした俺は翼で低空飛行しながら間合いを保ちつつドラグニルに銃撃を撃ち込んでいく。

 

泊刑事と剛さんも、レーザー系ではない、特殊な金属でできた銃弾を射撃で撃ち込んでいく

 

万丈は属性攻撃以外の遠・中距離の射程攻撃が使えないために棒立ちだ。

 

ドラグニル「っ、ふむ……あまりよろしくないですね」

 

すると、ドラグニルはダークラビットボトルとダークタンクボトルを抜き取ると、黒い缶のようなアイテムを取り出す。

 

クローズ「おい……まさか!?」

 

ドラグニルは缶の栓を空けてベルトにセットする。

 

【ラビットタンクダークネス!】

 

そしてドラグニルはレバーを回す。すると、形の違う黒いスナップライドビルダーが展開され、真っ黒い液体が走る。

 

【Are You Ready?】

 

ドラグニル「ビルドアップ」

 

【全てを呑みこむ!ラビットタンクダークネス!グルァアァアアッ!!】

 

ドラグニルは、俺のラビットタンクスパークリングと酷似した姿に変わった。

 

ビルド「なっ!?」

 

するとドラグニルはレバーを回し、真っ黒いホークガトリンガーを構築する。

 

【ダークガトリンガー!】

 

すると、ドラグニルはダークガトリンガーから銃弾を何発も乱れ撃ちで放つ。数発は躱したが、残りの数発は俺たちの体に当たった。

 

ビルド&ドライブ&クローズ&マッハ「「「「ぐぁあぁあああっ!!」」」」

 

俺は撃ち落とされて地面に落下。見ると、変身解除はされていないものの、銃弾が当たった所からホークガトリングのボディアーマーに亀裂が入っていた。

 

万丈や泊刑事たちもダメージが大きそうだ。

 

ビルド(っ!! これ、次当たったらヤバいぞ!?)

 

ドラグニル「ふふっ、驚いているようですね。私のコレはあなたの物より貫通力に優れていましてね。通常装甲程度なら一撃でヒビを入れるくらいのパワーはあるのですよ」

 

クローズ「マジかよ……」

 

ビルド(このままじゃあまずい!)

 

マッハ「こうなったら!」

 

剛さんはサイドカーが付いたバイクの様な形をしたシフトカーを握る。

 

マッハ「行くぜ、デッドヒート!」

 

【シグナル交換・ライダー!デッドヒート!!】

 

噴き出す蒸気と共に、マッハは赤と白が混ざり合ったようなフォーム、タイプデッドヒートに姿を変える。

 

ドライブ「俺も!」

 

ドライブは黒いオフロード車のシフトカーを取り出してシフトスピードのシフトカーを外して代わりにセット。シフトブレスを倒す。

 

ベルトさん『ド、ラ〜イブ!タ〜イプ・ワ〜イルド!!』

 

俺はタカフルボトルとガトリングフルボトルを抜き取り、ラビットタンクスパークリングを取り出すしてベルトにセットする。

 

【ラビットタンクスパークリング!】

 

そして俺がルテックレバーを回すと、トランジェルソリッドとベストマッチリキッドが流れる。

 

【Are You Ready?】

 

ビルド「ビルドアップ!」

 

俺が叫ぶとアーマーが挟み込むように装着されて換装する。

 

【シュワッと弾ける!ラビットタンクスパークリング!イェイ!イェーイ!】

 

ドラグニル「ほう、強化形態ですか。さすがにその形態は一撃で装甲にヒビを入れるのは難しそうですね」

 

ビルド「まぁな。行くぞ!」

 

クローズ「うぉおおおっ!!」

 

 

 

………戦いが始まってから十数分が経った。

 

 

中遠距離で攻撃しても、すぐに間合いを詰められ、4人で押し切ろうとしても、あっという間に返り討ちにされた。

 

ビルド「くっ、はあはあ……」

 

クローズ「くそぉおっ!! ガッ!」

 

マッハ「くっ、デッドゾーンが……!解除するしか無い!」

 

ここでマッハは、シフトデッドヒートを抜いてもとの通常マッハのシグナルバイクに入れ替える

 

ドライブ「くっ、ワイルドのパワーでも足りないか……」

 

ドラグニル「流石の貴方達も、この戦闘ダメージと疲労は相当こたえたようですね」

 

もう、俺のたちの身体には激痛が走り、ろくに動かすことが出来ない。

 

ドラグニル「ですが、こんなものでは終わりませんよ?」ドガッ!

 

さらに俺の腹部に、それも痛みがより激しい右腹に正拳突きが突き刺さる。

 

攻撃箇所を庇うようにうずくまってしまい、隙を見せたところに、今度は回し蹴りを食らわせられる。

 

クローズ「やめろぉっ!」

 

万丈が奴に殴りかかる。

 

が、その拳が顔面に直撃しても、ドラグニルは微動だにしない。

 

クローズ「何!?」

 

ドラグニル「無駄です。貴方の攻撃など、避ける必要もありません」

 

そう言いながらドラグニルは万丈の腕を掴み、自身の顔から離していく。

 

そして俺にした時と同じように、腹部に拳をめり込ませた。

 

クローズ「ぐあああっ!!」

 

「そうでした。貴方たち二人のフルボトルを回収しなければいけませんね。やはり世界は我々に支配されるためにあるのですよ」

 

カツンカツンという足音が、俺の方へと近づいてくる。

 

奴はこの数々のフルボトルの力を使ってとんでもないことをしようとしている。

 

ドライブ「させるかぁっ!!」ガッ!!

 

泊刑事と剛さんが立ち塞がった。

 

マッハ「お前みたいな奴に渡す訳にはにはいかねぇよ!」

 

ドラグニル「ふん!」

 

ドライブ&マッハ「「ぐああっ!!」」

 

吹き飛ばされる2人。俺は体中を駆け巡る凄まじい痛みに耐えながら、立ち上がる。

 

ドラグニル「さっさと楽になってしまえばいいものを……」

 

ビルド「かもな……。けど、ここでそれを選んだら、後で死ぬほど後悔する。いや、死んでも後悔する。だから、これはお前には渡さない!!」

 

俺はビルドジーニアスフルボトルを取り出し、スパークリングを抜いてベルトにセットする。

 

【グレート! オールイエイ! ジーニアス! イエイ!イエイ!イエイ!イエイ!!】

 

すると、巨大なステージ型のスナップライドビルダー、"プラントライドビルダーGN"が出現し。黄金のビルドマークが戦兎に重なると同時にスーツが出現する。

 

【Are you ready?】

 

戦兎「ビルドアップ!!」

 

戦兎の声と同時に、コンベア上を流れる無数のフルボトルがスーツに刺さり変身が完了する。

 

【完全無欠のボトルヤロー! ビルドジーニアス! スゲーイ!モノスゲーイ!】

 

俺は、ビルドの最強の力、ビルドジーニアスに変身した。

 

ドライブ「俺たちもだ剛!」

 

泊刑事はシフトブレスにシフトトライドロンをセット。シフトレバーを引く。

 

【ファイア! オールエンジン!!】

 

ドライブ「変身っ!」

 

ベルトさん【ドラ〜イブ! タイプ・トライドロン!!】

 

俺はタイプワイルドからタイプトライドロンにシフトチェンジする。

 

マッハ「俺も行くぜ!」

 

剛もシフトライドクロッサーをマッハドライバーにセットする。

 

【シグナル交換!ライダー!!】

 

マッハ「Let’s 変身!」

 

【マッハ!チェイサー!!】

 

そして、剛もチェイスの力とマッハの力を掛け合わせた形態、マッハチェイサーに姿を変える。

 

ドラグニル「無駄だと言うのに……」

 

奴も同じく、黒いジーニアスボトルを取り出しベルトにセット、低音の変身音を響かせる。

 

【カモン! オールダーク! マッドロスト! 漆黒!闇!暗黒!深淵!!】

 

黒い"プラントライドビルダーGN"が出現し、漆黒のビルドマークがドラグニルに重なると同時にスーツが出現する。

 

【Are you ready?】

 

ドラグニル「ビルドアップ」

 

【全てを染める究極の闇!ビルドマッドロスト!ブラァッ!グルァアァアアッ!!】

 

俺とは違い、黒いジーニアスフォームに変身した。

 

ビルド「うおおおお!!」

 

初めに動いたのは俺。

 

ドラグニルに向かって走り出し、ドリルクラッシャーを生成。武器を振り下ろし、奴はその一撃を同じく黒いドリルクラッシャで受け止める。

 

ドラグニル「流石のパワーですね。先程と比べてまた強くなっている。しかし、それはわたしも同じこと!」

 

鍔迫り合いで俺がドラグニルをその場に押し留める。その隙を狙い、泊刑事はシフトトライドロンのボタンを押す。

 

【カモン!フレア!スパイク!シャドー! タイヤカキマゼール!! アタック1・2・3!!】

 

泊刑事はマックスフレア、ファンキースパイク、ミッドナイトシャドーの3つのタイヤの力をかき混ぜて1つに凝縮。それを思い切りドラグニルに放つ。

 

ドライブ「喰らえっ!!」

 

エネルギーの塊がドラグニルに迫っていき、そしてぶつかり大爆発が起こった。

 

ドラグニルが黒煙に包まれる。俺は衝撃波で飛ばされるが着地。――だが、ドラグニルは無事だった。

 

クローズ「はあ!!」

 

万丈はボルテックレバーを回し必殺技のエネルギーを溜めて再び飛翔し。空中から右足にマグマライズドラゴンを収束させて飛び蹴りをドラグニルに向けて放つ。

 

【ボルケニックフィニッシュ! アチャー!】

 

ドラグニル「無駄だと言っているでしょう!!」

 

黒いドリルクラッシャーで万丈の蹴りを受け止め、弾き返そうとする。

 

だが、万丈はそれを堪えていた。

 

ドラグニル「何……?」

 

それだけではない。

 

黒いドリルクラッシャーを介して、万丈の右足と繋がっているドラグニルの右手が震え出した。

 

それは、ドラグニルが力を込めている証拠。

 

つまり、万丈は奴に全力の力を出させているということ。

 

クローズ「人のことを見下しやがって、いちいち癇に障るんだよ! よく見も知りもしないクセに、過小評価するのはやめやがれ!!」

 

空いている手でゼロ距離で拳に火炎を纏い、それを投げつけて浴びせる万丈。

 

炎の勢いに負け、ドラグニルは後方に押されていった。

 

俺は万丈の隣に駆け寄って並ぶ。泊刑事と剛さんも来た。

 

クローズ「大丈夫か戦兎?」

 

ビルド「なんとかな。けど、これでアイツの逆鱗に触れたみたいだな」

 

マッハ「何言ってんだ。アイツは初めから俺たちの逆鱗に触れてただろ」

 

ドライブ「ああ。アイツのしたこと許すわけにはいかないし、この世界を支配させる訳にもいかない!いくぞ!!」

 

俺と泊刑事と剛さんは地上から、万丈は火炎の翼を広げ空から、ドラグニルに向かっていく。

 

一方のドラグニルも、立ち上がり応戦の構えを見せる。

 

衝突する拳と拳。

 

放たれる火炎とエネルギー、背筋の凍るような冷気。

 

雲を切り裂く斬撃。

 

俺たち5人の力が交わっては離れて、大気を、大地を震わせる。

 

やがて、雨粒が俺たちの体を打ち、稲妻が轟き始める。

 

天災すら起こしかねない次元にまで、戦いは激化していった。

 

ドラグニル「ただの人間の身でありながら、わたしとの戦いについてこられるとは思いませんでしたよ!」

 

ドラグニルはは黒い冷気を発生させ、恐らくヘリコプターフルボトルに相当するボトルの力を使いこちらに放ってきた。

 

俺と万丈、泊刑事と剛さんはそれを避けてドラグニルに接近。

 

4人で連携攻撃を仕掛ける。

 

 

 

慈「パパ……、おじさん、私に、なにかできることは……」

 

その頃、会場内……

 

きな子「万丈先生……」

 

かのん「頑張って……!桐生先生!!」

 

騒ぎを聞いたLiellaのみんなは、避難場所から2人の無事を祈っていた。

 

 

俺の攻撃を回避したドラグニルに、万丈が攻撃を当てて、万丈が奴を止めている間に泊刑事と剛さんが攻撃に移る。

 

コチラの攻撃は何度も躱され、弾かれ、奴を捉えることは無かった。

仕掛ける度にダメージを負ったのは俺たちの方。

 

「一人で無茶するな」、そう言う万丈、泊刑事も剛さんに声をかけて鼓舞しドラグニルに立ち向かうが、戦況は一向に良くならない。

 

寧ろ、俺たちが不利な状況に傾き始めていた。

 

クローズ「どうする?このまま戦っても、こっちが消耗するだけだぞ」

 

ビルド「分かってる!」

 

ドライブ「なにか打開策は……」

 

いつかは負けてしまう。

 

俺もともに戦っているのだから、そんなこと分かってる。

 

そしてその時は、そう遠くないことも。

 

どうすればそうならずに済むか、

 

ビルド(せめて後一人でも、俺たちと同じくらい戦える味方がいたら!!)

 

すると、

 

慈「パパ!!」

 

っ!?

 

ビルド「慈……?」

 

ドライブ「慈さん?」

 

マッハ「何を……」

 

慈「もう……、ただ見ているだけなんて嫌だ!!」

 

すると慈は、俺の作ったライジングドライバーを腰に巻いた。

 

ドラグニル「ほう?」

 

戦兎「ッ!? バカ止めろ!!」

 

慈構わず、ドライバーにトールフルボトルとライジングプラグを挿し込む。

 

【トールライジング!!】

 

そして慈はレバーを回す。するとドライバーから慈を挟み込むように巨大な発電機が出現して慈を囲う。

 

【Are You Ready?】

 

慈「変身っ!!」

 

すると、発電機から大量の電気が流れる。そしてヴァリアブルエレキが物質化しアーマーを構成する。

 

【雷帝の神子!トールライジング!ゴロゴロドッカァーン!!】

 

全ての因縁を断ち切るため、俺と万丈を守るため、一時的にとは言え、慈は再び、トールの力を取り戻した。

 

ー 続く ー




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